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第二章 新天地と始まり
第三十四話 用事は武具店で
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長期間の休載、本当にすみませんでした。当初のプロットだと一章が長くなりそうでしたので、修正していました。ついでに次の次の章に使う資料についても勉強していました。言い訳になってしまっているのは重々承知しています。拙作をお待ちいただいた方には本当に感謝しています。申し訳ない気持ちと感謝でいっぱいです。本当にありがとうございます。
それと今年もファンタジー小説大賞に応募しましたので、今月中に五万字(約二十話)投稿します。今章はあと三話くらいで終わり、閑話を挟んで次章となります。よろしかったら読んでください。
それから今回は新作を加えた三作品を応募していますので、そちらも読んでもらえたら嬉しいです。おもちゃの話です。
本文再開です
↓↓↓
==============
ギルドを出た俺たちはまだ時間も早かったため、用事を済ませてから残りの解体作業を行うことにした。
「こんにちはー!」
「これはこれは! ようこそいらっしゃいました!」
俺たちは数日前に爆買いしたアーマード武具店
に来ていた。数日前に頼んでいたことの確認と、鍛冶職人の紹介を頼むためである。
「それで早速ですが例の頼んだ件ってどうなりました?」
「それがですね……北の方で大きな盗賊が暴れているらしく被害がすごいようですね。それでお客様が頼んでいた商品も大量に買い足されてしまい、品薄状態ということでした。お力になれず申し訳ございません!」
「大丈夫ですよ。頼んだ数も問題でしたしね。それよりも盗賊は討伐されないのですか?」
一瞬、俺たちの試験用に取っておいてあるのかと思ったが、被害が大きいのなら即座に依頼を出さなければいけないだろう。だが、依頼ボードに貼られていなかったし、ギルド内でもそんな話は聞かれなかった。
「それが代官様は辺境伯領の代官らしく武官の出なのですが、最近政治に興味があるようで内政よりも中央を気にされているご様子で、盗賊の被害については守護者ギルドに丸投げ状態です。ですが、この辺境に優秀な守護者がいるはずもなく、盗賊討伐については手つかずの状態です。盗賊たちもそれを分かっているのか、大なり小なりいくつかの盗賊がこの街周辺に陣取っている始末です」
「大規模動員で各個撃破していけばいいのでは? 特にその大きな盗賊団は」
「それがですね……ちょうど国境に当たる部分を根城にしているらしく、代官様が教国に遠慮して討伐をしないんですよ。こっちから追いかけると教国に逃げ、教国での仕事が終わるとこちらに逃げてくるといった感じで、居場所も不定で見つけることも困難と言われています。このまま被害が大きくなれば商業ギルドが王都に救援要請するでしょうね」
「えっ? 辺境伯領の領都じゃなくて王都なんですか?」
普通は直属の上司である辺境伯家に頼んで兵を出してもらったり、この街より大きな街で活躍している守護者を呼んで討伐してもらうはず。わざわざ遠くの王都から救援を呼ぶよりは現実的である。
「……ここだけの話、各辺境地帯最弱の兵を持っているのがここの辺境伯様です。このレーヴェニア王国は世界五大国と呼ばれるほどの大国ですが、そのせいで大まかに分けて四つの戦闘多発地帯があります。一つは海。こちらは公爵家が担当しています。次に無能帝国との国境沿い。そこは無能帝国の元貴族である侯爵家が担当しています。続いて南の『霊場』。そちらはこことは別の辺境伯家が担当しています。そして最後に太陽教国への入口であるここです。元々世界中立国を自称している教国ですから、基本的に防衛が上手な辺境伯様が領地を任されました。ですが、それは先代までで現在の領主様は兵の増強も疎かで武具の買い控えもなさっております。ですから、たとえ無礼な行為だとしても王都への要請は間違っていないのです」
周囲をキョロキョロと見渡した後、誰にも聞かれないように小声で話し出す店主。その表情からは切実さがにじみ出ていた。
「そうなんですか。でももうすぐ守護者ギルドで昇級試験がありますから、いくつかの盗賊は討伐されると思いますよ」
「いくつかのではなく一つだけですね。お客様はまだお若く今回が初めてなのでしょう。この店に来るお客様で、合格できずに何度も受けている方がいらっしゃいまして、詳しく話を聞いたことがあったのです。それによると、毎回受験者を一つに集めて合同で討伐試験を受けるようです。討伐ーーつまりは人殺しですが、それが可能かどうかということと、護衛依頼を受けたときに協力して戦えるかというところを審査するようです。
ですから、受験パーティーが二つ以上出たら探索依頼を出して見つけてもらい、そのまま監視して討伐対象として試験が始まるそうです。もし短期間に二つ以上のパーティーが現れなかったら、別の街と合同で受けることになるそうです。当たり前のことですが、探索と監視はギルド職員同行の上で専門または上級パーティーが行います。もちろん受験者は盗賊討伐の拾得物に関しては山分けですね。それを見越してあらかじめ商人と取引を交わしている人もいます。……お客様もその予定がございましたら、是非わたくしをご用命ください!」
なるほど。やけに詳しく説明してくれるなって思っていたら、儲け話を期待していたのか。まぁ誠実な対応をしてくれてるし、ヴァルを店に入れても嫌な顔一つせず「凜々しいお姿ですね」と褒めている。無闇に触ることもせず、従魔の扱いも詳しいようだ。それに商人なんだから儲けを考えるのは自然なことで、逆に儲けを考えず近づいてくるヤツの方が信用できない気がする。
「分かりました。例の件で力になってもらいましたし、これからも頼むことがありますから、いいものがありましたらこちらに持ってきますよ」
「ありがとうございます! 心よりお待ちしています!」
話が一区切りしたところで、もう一つの用事を済ませてしまうことにする。
「早速お願いがあるんですが、この街に腕のいい鍛冶職人はいませんか?」
「うーん。私がおすすめしたい方はいるのですが、とある事情で職人ギルドの一部から圧力がかけられる可能性もあって勧めにくいのです。お客様のことですから、きっとおもしろそうなことをなさるのでしょう? そういう新しいことが好きで口の堅い方は私が知る限りその人物しかおりません! いかがいたします?」
「是非、その人でお願いします!」
少々の事情などで驚くことはありえない。俺の体の事情や創造神の事情などに比べたら、ギルドの一部から圧力がかけられる程度の事情などないに等しいのだ。
「でしたら職人街の入口近く、ちょうど『岩窟熊の安らぎ亭』裏にある店が彼の店ですよ。看板はありませんが、入口近くに鎧が載った荷車があればそこが彼の店です。一応紹介状をお渡ししますが、私の名前を出していただいて構いません」
「あっ! 『岩窟熊の安らぎ亭』なら今泊まっているところだ!」
「さすが! お目が高いです! あそこは代官様御用達の宿屋を除くとこの街一番の宿ですからね。代官様御用達の宿屋は、宿泊客含む様々な点で優遇されておりますからね。値段設定も良心的でサービスも良いという完全に実力だけで上級宿を営んでいるのです。熊さんも可愛いですしね」
あれ? やけに詳しいな。それにロックのことも知っているとは。
「詳しいですね」
「ええ。あそこは食事のみの営業もしていますので、家族や店の従業員とよく行くのです。そのうち店の名前の由来を聞いて熊さんを遠目に見たりしたものですから。さすがに怖くて触りはしませんでしたが、寝ている姿は可愛いと家族にも好評でした」
まぁ触ったというよりもモフモフした人なら目の前にいますよ。俺と店主が話している間、店の商品を見たり店の奥からきた女性に鹿料理について質問したりしていたリアたちは、友達のロックの話が出ると俺たちの元に移動してきたのだ。
ヴァルはロックが褒められているからか、とてもご機嫌そうに喉を鳴らしながら頷いている。
「では、この紹介状をお持ちください。それから遅ればせながら私の名前は『ブルーノ』と申します。今後ともどうぞよろしくお願いします!」
「こちらこそよろしくお願いします。俺はアルマでリアとヴァルカンです。鍛冶職人のところに行ったらまた来ますので、またよろしくお願いします!」
お互いあいさつをしっかりした後、俺たちは店を出た。位置的には解体倉庫の方が近いため、先に解体してしまうことにした。
「それじゃあ今日も張り切って解体しよう!」
「おぉぉぉぉー!」
「ガルルゥゥゥウ!」
それと今年もファンタジー小説大賞に応募しましたので、今月中に五万字(約二十話)投稿します。今章はあと三話くらいで終わり、閑話を挟んで次章となります。よろしかったら読んでください。
それから今回は新作を加えた三作品を応募していますので、そちらも読んでもらえたら嬉しいです。おもちゃの話です。
本文再開です
↓↓↓
==============
ギルドを出た俺たちはまだ時間も早かったため、用事を済ませてから残りの解体作業を行うことにした。
「こんにちはー!」
「これはこれは! ようこそいらっしゃいました!」
俺たちは数日前に爆買いしたアーマード武具店
に来ていた。数日前に頼んでいたことの確認と、鍛冶職人の紹介を頼むためである。
「それで早速ですが例の頼んだ件ってどうなりました?」
「それがですね……北の方で大きな盗賊が暴れているらしく被害がすごいようですね。それでお客様が頼んでいた商品も大量に買い足されてしまい、品薄状態ということでした。お力になれず申し訳ございません!」
「大丈夫ですよ。頼んだ数も問題でしたしね。それよりも盗賊は討伐されないのですか?」
一瞬、俺たちの試験用に取っておいてあるのかと思ったが、被害が大きいのなら即座に依頼を出さなければいけないだろう。だが、依頼ボードに貼られていなかったし、ギルド内でもそんな話は聞かれなかった。
「それが代官様は辺境伯領の代官らしく武官の出なのですが、最近政治に興味があるようで内政よりも中央を気にされているご様子で、盗賊の被害については守護者ギルドに丸投げ状態です。ですが、この辺境に優秀な守護者がいるはずもなく、盗賊討伐については手つかずの状態です。盗賊たちもそれを分かっているのか、大なり小なりいくつかの盗賊がこの街周辺に陣取っている始末です」
「大規模動員で各個撃破していけばいいのでは? 特にその大きな盗賊団は」
「それがですね……ちょうど国境に当たる部分を根城にしているらしく、代官様が教国に遠慮して討伐をしないんですよ。こっちから追いかけると教国に逃げ、教国での仕事が終わるとこちらに逃げてくるといった感じで、居場所も不定で見つけることも困難と言われています。このまま被害が大きくなれば商業ギルドが王都に救援要請するでしょうね」
「えっ? 辺境伯領の領都じゃなくて王都なんですか?」
普通は直属の上司である辺境伯家に頼んで兵を出してもらったり、この街より大きな街で活躍している守護者を呼んで討伐してもらうはず。わざわざ遠くの王都から救援を呼ぶよりは現実的である。
「……ここだけの話、各辺境地帯最弱の兵を持っているのがここの辺境伯様です。このレーヴェニア王国は世界五大国と呼ばれるほどの大国ですが、そのせいで大まかに分けて四つの戦闘多発地帯があります。一つは海。こちらは公爵家が担当しています。次に無能帝国との国境沿い。そこは無能帝国の元貴族である侯爵家が担当しています。続いて南の『霊場』。そちらはこことは別の辺境伯家が担当しています。そして最後に太陽教国への入口であるここです。元々世界中立国を自称している教国ですから、基本的に防衛が上手な辺境伯様が領地を任されました。ですが、それは先代までで現在の領主様は兵の増強も疎かで武具の買い控えもなさっております。ですから、たとえ無礼な行為だとしても王都への要請は間違っていないのです」
周囲をキョロキョロと見渡した後、誰にも聞かれないように小声で話し出す店主。その表情からは切実さがにじみ出ていた。
「そうなんですか。でももうすぐ守護者ギルドで昇級試験がありますから、いくつかの盗賊は討伐されると思いますよ」
「いくつかのではなく一つだけですね。お客様はまだお若く今回が初めてなのでしょう。この店に来るお客様で、合格できずに何度も受けている方がいらっしゃいまして、詳しく話を聞いたことがあったのです。それによると、毎回受験者を一つに集めて合同で討伐試験を受けるようです。討伐ーーつまりは人殺しですが、それが可能かどうかということと、護衛依頼を受けたときに協力して戦えるかというところを審査するようです。
ですから、受験パーティーが二つ以上出たら探索依頼を出して見つけてもらい、そのまま監視して討伐対象として試験が始まるそうです。もし短期間に二つ以上のパーティーが現れなかったら、別の街と合同で受けることになるそうです。当たり前のことですが、探索と監視はギルド職員同行の上で専門または上級パーティーが行います。もちろん受験者は盗賊討伐の拾得物に関しては山分けですね。それを見越してあらかじめ商人と取引を交わしている人もいます。……お客様もその予定がございましたら、是非わたくしをご用命ください!」
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「分かりました。例の件で力になってもらいましたし、これからも頼むことがありますから、いいものがありましたらこちらに持ってきますよ」
「ありがとうございます! 心よりお待ちしています!」
話が一区切りしたところで、もう一つの用事を済ませてしまうことにする。
「早速お願いがあるんですが、この街に腕のいい鍛冶職人はいませんか?」
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少々の事情などで驚くことはありえない。俺の体の事情や創造神の事情などに比べたら、ギルドの一部から圧力がかけられる程度の事情などないに等しいのだ。
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あれ? やけに詳しいな。それにロックのことも知っているとは。
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まぁ触ったというよりもモフモフした人なら目の前にいますよ。俺と店主が話している間、店の商品を見たり店の奥からきた女性に鹿料理について質問したりしていたリアたちは、友達のロックの話が出ると俺たちの元に移動してきたのだ。
ヴァルはロックが褒められているからか、とてもご機嫌そうに喉を鳴らしながら頷いている。
「では、この紹介状をお持ちください。それから遅ればせながら私の名前は『ブルーノ』と申します。今後ともどうぞよろしくお願いします!」
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お互いあいさつをしっかりした後、俺たちは店を出た。位置的には解体倉庫の方が近いため、先に解体してしまうことにした。
「それじゃあ今日も張り切って解体しよう!」
「おぉぉぉぉー!」
「ガルルゥゥゥウ!」
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