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第二章 新天地と始まり
第二十五話 ゴブリンは偉大である
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嫌な予感が当たってしまったか……。
受付の阿呆な報告のせいで意味不明な言いがかりをつけられてしまった。
「初めまして、アルマといいます。こちらはリアトリスです。まず始めに、そちらにいる受付の理解力が乏しいせいで誤解をしているそうですね。あぁ、ゴッズさんは悪くありませんよ。不正をしたと報告を受けたのなら、正確に報告しなかった彼女が悪いですからね。まさか副ギルドマスターともあろう方が、部下からの報告をねじ曲げるはずはありませんものね? おや? どうされました? あまり歯を食いしばると血が出てしまいますよ?」
今回に限って言えば、俺は挑発していない。事実を話しているだけである。報告があったから話を聞いていると言っているのなら彼女が悪いし、正確に報告したのに信じたくないからねじ曲げているのならゴッズが悪いのだ。俺たちは一切悪くない。
「続けますね。守護者ギルドに登録する前に討伐したので、この二日間の話ではありません。さらに、どれほど実力があっても最初は新兵からスタートするので、いちいち驚いていたら仕事になりませんよ? それに実利主義の守護者ギルドは過程を無視して結果を重視するのでしょう? だったら、あなたたちがやることは手続きをすることだけでは? その年になっても仕事の基礎も知らないで、何で副ギルドマスターなんですか? ギルドマスター呼んでください。あと買い戻しは中止にします。どうぞ、貴族様とのお話を楽しんでください!」
警備兵もそうだったが、王都から離れて国王の目が届かなくなると怠けるヤツが多くなるのかもな。
「キィィィサァマァァァッ」
「顔色悪いですよ。受付嬢と長話のしすぎで寝不足なんですか?」
「なぁっ!」
ここまで時間をかけてくれた上に、理解力が乏しい受付嬢が応接室まで同行していたのだ。スキルを使わないわけがないだろう。要するに、今回は二人とも悪い。
「お話がお好きなんですね。まぁ肉体的コミュニケーションはほどほどにしないと、お仕事中にお昼寝をしなければならなくなりますよ? ねぇ?」
最後に受付嬢の方を向き、同意を求めるように話し掛ける。
「何故だ……! まさか……君が……?」
「ち……違います! 私は何も……」
「では、何故君の方を向く! 私を笑いものにしようとしたのであろう!」
後ろめたいところを突かれて動揺しているところに、多少でも疑わしい者がいれば、その者はあっという間に『黒』になる。
まぁあれだ。浮気してないのに悩んだだけで浮気したことにされるのと同じだ。俺はまだその機会に恵まれていないから分からないが、テレビでよく見るパターンである。
「おやおや? 話し合いが痴話喧嘩になってしまいましたね。このままでは邪魔になりますので帰りまーす!」
「アルマ、いいの?」
「いいのいいの。ボア肉を獲りに行く方が大切だからね!」
「やったー! ロックにも食べさせてあげたいから絶対獲らなきゃ!」
だからリアは張り切っているのか。それなら俺も餌付け作戦を試してみよう。
◇
応接室から出てギルドのホールに戻ってきた。まずは依頼を確認しに依頼ボードに向かう。
まぁそうだよなぁ……。予想はしてたけど、新兵にできる仕事なんてたかが知れている。雑用の依頼がほとんどで、薬草の採取依頼が混じっている程度だ。
俺たちが狙うビッグボアの依頼は戦士の依頼であり、最低でも兵士になる必要がある。
さらに俺たちはパーティー登録をしているため、ランクアップに必要なポイントが二人分必要なのだ。つまり、百ポイント以上のポイントが今すぐに必要だった。
「仕方ない。あの依頼に賭けよう」
俺が見つけた依頼は常設依頼のゴブリン討伐である。五体で三ポイントという、新兵の依頼の中ではポイントが稼ぎやすい依頼だった。
「リア、ロックのためにゴブリンに賭けよう。無理ならウルフも出す!」
「うん! この間のお姉さんのところに並ぼう!」
「そうしよう!」
さっきはいなかった優秀な受付嬢の列に並び、俺たちの守護者デビューのときを待つ。初めての依頼がゴブリン討伐というのはテンプレすぎると思わないでもないが、全てはリアとモフモフのためである。
「いらっしゃいませ。今日はどのような御用件でしょうか?」
ロックをモフモフしている自分の姿を妄想している間に俺たちの順番になっていた。
「ゴブリンの討伐を達成したので達成報告に来ました。討伐証明部位の耳はこの袋に入っています」
俺は大きな袋にパンパンに詰めたゴブリンの耳をカウンターの上に置いた。ついでに魔石も置く。
「しょ……少々お待ちください」
優秀な受付嬢はカウンターに置かれた袋を見て一瞬顔をしかめていたが、すぐに笑みを浮かべて数を確認していた。
「……これは……。計算を変えなければいけませんね……」
こそこそ話す声が少しだけ聞こえてくるが、横にいるリアの嬉しそうな表情を見て、ゴブリン作戦が成功したことを確信する。リアの超聴覚には全てが筒抜けなのだろう。
まぁリアの分かりやすい表情のおかげで俺にも筒抜けだけど。
「お待たせしました。耳の総数は百四個でした」
え……? 足りてないじゃん……。
「ですが、このうち四体はゴブリンリーダーでしたので、常設依頼のポイントに変更がございます。計算の内訳をご説明しますと、リーダーの存在によって危険度が増したことで、一体につき一ポイントで計算させていただきました。さらに階級ボーナスというものがございまして、害悪級は一つの依頼に一ポイント加算されますので、二十ポイントが加算されます。ここまではよろしいでしょうか?」
「……はい」
「では次に、ゴブリンリーダーの討伐依頼はありませんが、集団であったことを考慮しまして兵士ランクの討伐ポイントを当てはめました。これで二十ポイントの加算です。最後に階級ボーナスの三ポイントをかけて十二ポイントが加算されます。合計して百五十二ポイントですが、パーティー登録をされていますので、一人七十六ポイントになります」
すげぇぇぇぇー! ゴブリン作戦がすごすぎる。リアが笑顔になるはずだ。
「ではカードの更新をしますので、ギルド内でお待ちください」
「「お願いしまーす」」
俺たちはすぐに依頼ボードに行きビッグボアの依頼書を剥がした。依頼は早い者勝ちだから、この依頼書がなくならないかずっと心配だったのだ。
「お待たせしました。こちらが新しいギルドカードになります。ポイントはリセットした後、先ほどの残りポイントを加算してあります。それと依頼ですね。受理が完了いたしました。この依頼の猶予期間は一週間となっております。期間を超えますと依頼失敗で違約金が発生し、ポイントがマイナスになりますのでご注意ください」
「「ありがとうございます!」」
最後にゴブリンの報酬をもらい、お礼を言ってビッグボアの討伐に向かう。
ちなみに、今回の依頼はすでに完了している。何故ならば、今回の依頼は肉や素材を獲ってくることではなく、討伐することが依頼達成の条件になっているからだ。そして俺はビッグボアの肉以外の素材を持っている。ということで、この依頼が失敗することはあり得ないのだ。
「ちょっとー! ビッグボアの依頼書がなくなってるじゃないの!」
受付の阿呆な報告のせいで意味不明な言いがかりをつけられてしまった。
「初めまして、アルマといいます。こちらはリアトリスです。まず始めに、そちらにいる受付の理解力が乏しいせいで誤解をしているそうですね。あぁ、ゴッズさんは悪くありませんよ。不正をしたと報告を受けたのなら、正確に報告しなかった彼女が悪いですからね。まさか副ギルドマスターともあろう方が、部下からの報告をねじ曲げるはずはありませんものね? おや? どうされました? あまり歯を食いしばると血が出てしまいますよ?」
今回に限って言えば、俺は挑発していない。事実を話しているだけである。報告があったから話を聞いていると言っているのなら彼女が悪いし、正確に報告したのに信じたくないからねじ曲げているのならゴッズが悪いのだ。俺たちは一切悪くない。
「続けますね。守護者ギルドに登録する前に討伐したので、この二日間の話ではありません。さらに、どれほど実力があっても最初は新兵からスタートするので、いちいち驚いていたら仕事になりませんよ? それに実利主義の守護者ギルドは過程を無視して結果を重視するのでしょう? だったら、あなたたちがやることは手続きをすることだけでは? その年になっても仕事の基礎も知らないで、何で副ギルドマスターなんですか? ギルドマスター呼んでください。あと買い戻しは中止にします。どうぞ、貴族様とのお話を楽しんでください!」
警備兵もそうだったが、王都から離れて国王の目が届かなくなると怠けるヤツが多くなるのかもな。
「キィィィサァマァァァッ」
「顔色悪いですよ。受付嬢と長話のしすぎで寝不足なんですか?」
「なぁっ!」
ここまで時間をかけてくれた上に、理解力が乏しい受付嬢が応接室まで同行していたのだ。スキルを使わないわけがないだろう。要するに、今回は二人とも悪い。
「お話がお好きなんですね。まぁ肉体的コミュニケーションはほどほどにしないと、お仕事中にお昼寝をしなければならなくなりますよ? ねぇ?」
最後に受付嬢の方を向き、同意を求めるように話し掛ける。
「何故だ……! まさか……君が……?」
「ち……違います! 私は何も……」
「では、何故君の方を向く! 私を笑いものにしようとしたのであろう!」
後ろめたいところを突かれて動揺しているところに、多少でも疑わしい者がいれば、その者はあっという間に『黒』になる。
まぁあれだ。浮気してないのに悩んだだけで浮気したことにされるのと同じだ。俺はまだその機会に恵まれていないから分からないが、テレビでよく見るパターンである。
「おやおや? 話し合いが痴話喧嘩になってしまいましたね。このままでは邪魔になりますので帰りまーす!」
「アルマ、いいの?」
「いいのいいの。ボア肉を獲りに行く方が大切だからね!」
「やったー! ロックにも食べさせてあげたいから絶対獲らなきゃ!」
だからリアは張り切っているのか。それなら俺も餌付け作戦を試してみよう。
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応接室から出てギルドのホールに戻ってきた。まずは依頼を確認しに依頼ボードに向かう。
まぁそうだよなぁ……。予想はしてたけど、新兵にできる仕事なんてたかが知れている。雑用の依頼がほとんどで、薬草の採取依頼が混じっている程度だ。
俺たちが狙うビッグボアの依頼は戦士の依頼であり、最低でも兵士になる必要がある。
さらに俺たちはパーティー登録をしているため、ランクアップに必要なポイントが二人分必要なのだ。つまり、百ポイント以上のポイントが今すぐに必要だった。
「仕方ない。あの依頼に賭けよう」
俺が見つけた依頼は常設依頼のゴブリン討伐である。五体で三ポイントという、新兵の依頼の中ではポイントが稼ぎやすい依頼だった。
「リア、ロックのためにゴブリンに賭けよう。無理ならウルフも出す!」
「うん! この間のお姉さんのところに並ぼう!」
「そうしよう!」
さっきはいなかった優秀な受付嬢の列に並び、俺たちの守護者デビューのときを待つ。初めての依頼がゴブリン討伐というのはテンプレすぎると思わないでもないが、全てはリアとモフモフのためである。
「いらっしゃいませ。今日はどのような御用件でしょうか?」
ロックをモフモフしている自分の姿を妄想している間に俺たちの順番になっていた。
「ゴブリンの討伐を達成したので達成報告に来ました。討伐証明部位の耳はこの袋に入っています」
俺は大きな袋にパンパンに詰めたゴブリンの耳をカウンターの上に置いた。ついでに魔石も置く。
「しょ……少々お待ちください」
優秀な受付嬢はカウンターに置かれた袋を見て一瞬顔をしかめていたが、すぐに笑みを浮かべて数を確認していた。
「……これは……。計算を変えなければいけませんね……」
こそこそ話す声が少しだけ聞こえてくるが、横にいるリアの嬉しそうな表情を見て、ゴブリン作戦が成功したことを確信する。リアの超聴覚には全てが筒抜けなのだろう。
まぁリアの分かりやすい表情のおかげで俺にも筒抜けだけど。
「お待たせしました。耳の総数は百四個でした」
え……? 足りてないじゃん……。
「ですが、このうち四体はゴブリンリーダーでしたので、常設依頼のポイントに変更がございます。計算の内訳をご説明しますと、リーダーの存在によって危険度が増したことで、一体につき一ポイントで計算させていただきました。さらに階級ボーナスというものがございまして、害悪級は一つの依頼に一ポイント加算されますので、二十ポイントが加算されます。ここまではよろしいでしょうか?」
「……はい」
「では次に、ゴブリンリーダーの討伐依頼はありませんが、集団であったことを考慮しまして兵士ランクの討伐ポイントを当てはめました。これで二十ポイントの加算です。最後に階級ボーナスの三ポイントをかけて十二ポイントが加算されます。合計して百五十二ポイントですが、パーティー登録をされていますので、一人七十六ポイントになります」
すげぇぇぇぇー! ゴブリン作戦がすごすぎる。リアが笑顔になるはずだ。
「ではカードの更新をしますので、ギルド内でお待ちください」
「「お願いしまーす」」
俺たちはすぐに依頼ボードに行きビッグボアの依頼書を剥がした。依頼は早い者勝ちだから、この依頼書がなくならないかずっと心配だったのだ。
「お待たせしました。こちらが新しいギルドカードになります。ポイントはリセットした後、先ほどの残りポイントを加算してあります。それと依頼ですね。受理が完了いたしました。この依頼の猶予期間は一週間となっております。期間を超えますと依頼失敗で違約金が発生し、ポイントがマイナスになりますのでご注意ください」
「「ありがとうございます!」」
最後にゴブリンの報酬をもらい、お礼を言ってビッグボアの討伐に向かう。
ちなみに、今回の依頼はすでに完了している。何故ならば、今回の依頼は肉や素材を獲ってくることではなく、討伐することが依頼達成の条件になっているからだ。そして俺はビッグボアの肉以外の素材を持っている。ということで、この依頼が失敗することはあり得ないのだ。
「ちょっとー! ビッグボアの依頼書がなくなってるじゃないの!」
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