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第一章 新生活と新天地
第十三話 愉快犯はこき使う
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変身直後に声を掛けられて非常に焦る俺を無視して声の主は話を続ける。
「あんまり時間がないから続けるね。この国はレーヴェニア王国という人間が治めている国で、世界五大国の一つらしいわよ。じゃあ次は私のお願いね」
「ちょっと待て! えっと……見てた?」
「えぇ、見てたわ。でも安心して。誰にも話すつもりはないし話せないから。あとあなたのことは力を貸してくれた方に聞いてるわ」
秘密を見られた後、内緒にするからと言われて信用する者はいるだろうか。いたとしたら相当のお馬鹿さんだろう。ただ、一つ気になるのが「力を貸してくれた方に聞いた」という点だ。俺のことを知っているのは、ニヤニヤ笑うイケメンの一人だけ。つまり、そういうことなのだろう。
「理解してくれたかしら? じゃあ続けるわね。ここから南に少し行ったところで、奴隷商人の馬車が襲われているわ。私の友達も一緒にいるから、彼女を助けてあげて欲しいの。目印は黄緑――」
えっ? 消えた?
今の今まで幽霊のように透けて見える女性が、ふっと、いきなり消えていなくなった。
「黄緑の続きは……? まぁ国の名前は教えてもらったのだ。助けに行こうじゃないか」
変身セットを解除して、全速力で浮遊しながらの移動を始める。すると、ニキロほど南下した場所で馬なしの馬車が狼の群れに襲われていた。俺は木の陰に隠れながら確認する。
「あれかぁ……」
馬なしの馬車ということは自走でもするのか? などと考えながら装備を整え、狼の群れにスローイングナイフを投擲する。首を狙ったナイフは寸分違わず首筋に突き刺さる。
三体の狼が倒れたところで他の狼が気づき、馬車から距離を取る。
「残りは五体か。ボスっぽいデカいのがいるから、まずはそいつから狙おう」
再びスローイングナイフを投擲し、時間差で上に向かってチャクラムを投擲する。といっても《念動魔法》で動かしているだけだから、ただのポーズにすぎない。
スローイングナイフは牽制で、チャクラムは保険だ。そして本命はというと、俺の槍術を使った特攻である。あのスキルがどれだけ使えるかという検証の機会でもあるのだ。逃す手はない。
「いざ推して参る!」
スローイングナイフの後ろにつくように走り、その勢いを殺さず突きを放つ。基礎を修得したと書かれていた通り、決して早くはないが体重を載せた突きが放たれた。スローイングナイフでの牽制のおかげで隙をつけ、俺に集中させることができた。さらに、集中したところを狙って上空からのチャクラム攻撃だ。
サクッと吸い込まれるように脳天に突き刺さり、ボス狼は死亡した。指揮系統が乱れた狼は即時撤退を選び、残りの四体の狼は近くの林の中に消えていった。
「よし。ミッション終了ーー!」
さて、残った問題も片付けようではないか。というか、怪しくないだろうか。深緑の外套を身につけ、寒くもないのにフードまで被っているとか不審者だろう。ちなみに、俺は肉体がないから分からないが、今の季節は日本の春と同じくらいの気候らしい。本屋で立ち読みした本に書いてあったが、南に近付くほど暑くなるらしいから、教国よりは暖かいかもしれない。なおさら怪しいだろう。
それでもやることは変わらないので馬車に近づき、コンコンと扉をノックする。
「大丈夫ですか? 助けに来ました!」
返事は一切なく、もしかして間に合わなかったかと焦る。ただ馬車の扉は南京錠みたいな鍵が掛けられており、鍵も見当たらないため開けられない。
「……すまん。人命第一だと思ってくれ!」
馬車の周囲には人がいなかったが、一応断りを入れてポールアックスで鍵を破壊する。ガキッと音を立て破壊された鍵を放り投げ、扉を開けると馬車の中は二層になっていた。
「何これ……。檻が二つ?」
そういえば奴隷商人の馬車って言ってたな。つまり、奴隷たちのための檻ということか。
檻と言っても窓が鉄格子で、男と女を分けてある程度だ。あとはこの中から黄緑の何かを探せばいいだけなのだが、怯えた視線を向けられているせいで行動しにくいのだ。
何か他の資料がないかと思い、馬車の隅々を調べていると、御者台の裏に隠しスペースを見つけた。そこに隠されていたものは、名簿と奴隷の鍵だった。すぐに名簿を確認してみるが、名簿の数と奴隷の数が合わない。もしやと思い、奴隷たちに質問してみることに。
「この中に無理矢理連れ去られたよっていう人は手を挙げてください!」
名簿には男が四人と女が二人しか記載されていなかったのに、檻の中には女が二人多く乗っていたのだ。自分から檻の中に便乗する者ではない限り、馬鹿でも誘拐されたと分かるだろう。そして誘拐された者は助かる可能性が生じたのだ。
俺は二人の女性が手を挙げてくれるはずだと思い、先ほどの質問を投げかけたのだ。しかし、予想を反して全員が手を挙げた。
これは……馬鹿にされているのかな? さすがに足し算くらいはできるぞ?
「あの男性は違いますので、手を下ろしてください。女性のうち二人だけですので、嘘つきは下ろしてください」
「き、聞いてくれ! 俺は女だ! 心は女なんだよ!」
「そうかもしれませんね。でも見た目の話をしていますので、今回はご縁がなかったということで」
助かるためとはいえオネエになろうとするなんて、何とも浅はかな行動なのだろう。世の中のオネエさんに謝れ。
「俺は冤罪なんだ! だから、その名簿は無意味だ!」
「そうだ、そうだ!」
「そうよ、その通りだわ!」
「きっときっと……間違いだったと分かってくれるわ!」
今ので分かってしまった。抗議の声を上げなかった二人の女性が誘拐された二人だろう。
「はぁ……分かりました。特殊な魔法具がありますから、無実かどうか判断してあげましょう。少し準備してきますね」
そう告げるとダッシュで林に向かい、魔法具っぽい宝石を取り出す。懐中時計みたいな大きさの円形の金細工に、宝石が複数ついているものだ。何に使うかよく分からないが、盗賊のアジトにあった物だ。
「よし。スキルの偽装準備完了。黄緑も見つけたし、他の問題を片付ければ依頼終了だ!」
俺が戻ると全員がそわそわしていた。そりゃあそうだろうよ。なんちゃって魔法具の性能によっては自由の身になれるのだから。
「じゃあ一人ずついきますね。結果は全員が終わった後にまとめて言います」
――《読取》。
「あんまり時間がないから続けるね。この国はレーヴェニア王国という人間が治めている国で、世界五大国の一つらしいわよ。じゃあ次は私のお願いね」
「ちょっと待て! えっと……見てた?」
「えぇ、見てたわ。でも安心して。誰にも話すつもりはないし話せないから。あとあなたのことは力を貸してくれた方に聞いてるわ」
秘密を見られた後、内緒にするからと言われて信用する者はいるだろうか。いたとしたら相当のお馬鹿さんだろう。ただ、一つ気になるのが「力を貸してくれた方に聞いた」という点だ。俺のことを知っているのは、ニヤニヤ笑うイケメンの一人だけ。つまり、そういうことなのだろう。
「理解してくれたかしら? じゃあ続けるわね。ここから南に少し行ったところで、奴隷商人の馬車が襲われているわ。私の友達も一緒にいるから、彼女を助けてあげて欲しいの。目印は黄緑――」
えっ? 消えた?
今の今まで幽霊のように透けて見える女性が、ふっと、いきなり消えていなくなった。
「黄緑の続きは……? まぁ国の名前は教えてもらったのだ。助けに行こうじゃないか」
変身セットを解除して、全速力で浮遊しながらの移動を始める。すると、ニキロほど南下した場所で馬なしの馬車が狼の群れに襲われていた。俺は木の陰に隠れながら確認する。
「あれかぁ……」
馬なしの馬車ということは自走でもするのか? などと考えながら装備を整え、狼の群れにスローイングナイフを投擲する。首を狙ったナイフは寸分違わず首筋に突き刺さる。
三体の狼が倒れたところで他の狼が気づき、馬車から距離を取る。
「残りは五体か。ボスっぽいデカいのがいるから、まずはそいつから狙おう」
再びスローイングナイフを投擲し、時間差で上に向かってチャクラムを投擲する。といっても《念動魔法》で動かしているだけだから、ただのポーズにすぎない。
スローイングナイフは牽制で、チャクラムは保険だ。そして本命はというと、俺の槍術を使った特攻である。あのスキルがどれだけ使えるかという検証の機会でもあるのだ。逃す手はない。
「いざ推して参る!」
スローイングナイフの後ろにつくように走り、その勢いを殺さず突きを放つ。基礎を修得したと書かれていた通り、決して早くはないが体重を載せた突きが放たれた。スローイングナイフでの牽制のおかげで隙をつけ、俺に集中させることができた。さらに、集中したところを狙って上空からのチャクラム攻撃だ。
サクッと吸い込まれるように脳天に突き刺さり、ボス狼は死亡した。指揮系統が乱れた狼は即時撤退を選び、残りの四体の狼は近くの林の中に消えていった。
「よし。ミッション終了ーー!」
さて、残った問題も片付けようではないか。というか、怪しくないだろうか。深緑の外套を身につけ、寒くもないのにフードまで被っているとか不審者だろう。ちなみに、俺は肉体がないから分からないが、今の季節は日本の春と同じくらいの気候らしい。本屋で立ち読みした本に書いてあったが、南に近付くほど暑くなるらしいから、教国よりは暖かいかもしれない。なおさら怪しいだろう。
それでもやることは変わらないので馬車に近づき、コンコンと扉をノックする。
「大丈夫ですか? 助けに来ました!」
返事は一切なく、もしかして間に合わなかったかと焦る。ただ馬車の扉は南京錠みたいな鍵が掛けられており、鍵も見当たらないため開けられない。
「……すまん。人命第一だと思ってくれ!」
馬車の周囲には人がいなかったが、一応断りを入れてポールアックスで鍵を破壊する。ガキッと音を立て破壊された鍵を放り投げ、扉を開けると馬車の中は二層になっていた。
「何これ……。檻が二つ?」
そういえば奴隷商人の馬車って言ってたな。つまり、奴隷たちのための檻ということか。
檻と言っても窓が鉄格子で、男と女を分けてある程度だ。あとはこの中から黄緑の何かを探せばいいだけなのだが、怯えた視線を向けられているせいで行動しにくいのだ。
何か他の資料がないかと思い、馬車の隅々を調べていると、御者台の裏に隠しスペースを見つけた。そこに隠されていたものは、名簿と奴隷の鍵だった。すぐに名簿を確認してみるが、名簿の数と奴隷の数が合わない。もしやと思い、奴隷たちに質問してみることに。
「この中に無理矢理連れ去られたよっていう人は手を挙げてください!」
名簿には男が四人と女が二人しか記載されていなかったのに、檻の中には女が二人多く乗っていたのだ。自分から檻の中に便乗する者ではない限り、馬鹿でも誘拐されたと分かるだろう。そして誘拐された者は助かる可能性が生じたのだ。
俺は二人の女性が手を挙げてくれるはずだと思い、先ほどの質問を投げかけたのだ。しかし、予想を反して全員が手を挙げた。
これは……馬鹿にされているのかな? さすがに足し算くらいはできるぞ?
「あの男性は違いますので、手を下ろしてください。女性のうち二人だけですので、嘘つきは下ろしてください」
「き、聞いてくれ! 俺は女だ! 心は女なんだよ!」
「そうかもしれませんね。でも見た目の話をしていますので、今回はご縁がなかったということで」
助かるためとはいえオネエになろうとするなんて、何とも浅はかな行動なのだろう。世の中のオネエさんに謝れ。
「俺は冤罪なんだ! だから、その名簿は無意味だ!」
「そうだ、そうだ!」
「そうよ、その通りだわ!」
「きっときっと……間違いだったと分かってくれるわ!」
今ので分かってしまった。抗議の声を上げなかった二人の女性が誘拐された二人だろう。
「はぁ……分かりました。特殊な魔法具がありますから、無実かどうか判断してあげましょう。少し準備してきますね」
そう告げるとダッシュで林に向かい、魔法具っぽい宝石を取り出す。懐中時計みたいな大きさの円形の金細工に、宝石が複数ついているものだ。何に使うかよく分からないが、盗賊のアジトにあった物だ。
「よし。スキルの偽装準備完了。黄緑も見つけたし、他の問題を片付ければ依頼終了だ!」
俺が戻ると全員がそわそわしていた。そりゃあそうだろうよ。なんちゃって魔法具の性能によっては自由の身になれるのだから。
「じゃあ一人ずついきますね。結果は全員が終わった後にまとめて言います」
――《読取》。
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