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第一章 新生活と新天地
第八話 鴨葱は落胆する
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これから異世界を旅するという実感がわき、感動で魂が震える。実際に震えているのだから、よくできた言葉である。
門を問題なく通り抜け、近くの林の中へ入る。誰もいないことを確認して【異空間倉庫】内を整理する。今回の整理で確認できたことは、くっついていれば一種類として認識してくれるようだ。
つまり、フルプレートアーマーに投擲武器と魔法具を装備し外套を羽織り、解体用ナイフや図鑑が入った収納袋を背負った姿のまま収納しても一種類と判断されるのだ。変身が楽である。
収納袋の分が空き、そこに野営道具を入れたため、あっという間に整理は終わった。
基本的には人目がなければ、《透過魔法》を使用しての移動になるだろう。睡眠も食事も不要だから、魔力が続く限り移動できる。人より多く行動できるところは大きなアドバンテージだ。俺はこの時間を鍛練の時間に充てようと思っている。
というのも、魔力が増えるなら霊力も増えるはずで、教会のレストランで食事をした後、力が増したように感じられた。つまり、魔力は使用と狩りで増加し、霊力は使用と食事で増加するということだ。行為は違うが、どちらも命を狩るというところも同じである。
そこで考えた鍛練方法はモンスターを狩る。命を狩ることで魔力が増加して、死んだ直後の屈伏状態の魂を喰うことで霊力も増加するという一石二――いや、素材も手に入れられるなら三鳥の得が、一つの鍛練方法で手に入れられるのだ。
しかしまだどこのギルドにも登録していない。素材がどうのとか言われるだろうが、狩るのは自由なはずだから大丈夫だと思いたい。
途中墓地や戦場があれば迷わず寄ろう。アンデッドの巣窟は、俺にとって街道の駅と同じである。レストランの在庫を空にするまで喰いつくそう。
◇
俺は今、変身セットを装備中である。
それ故、今になって気づいたことがある。
高級品を身に纏う人物が、他人にはどう見られるかという問題だ。目立たないような機能がついた装備を選ぶも、それは高級品の外套である。意味があるのかないのか分からなくなる。
さらに言うと、俺は十五歳だ。
本屋で立ち読みした本には、十五歳で成人するという制度が一般的だと書かれていた。俺は成人したての男の子という扱いが普通であるということだ。
これらを踏まえて客観的に自分を見ると、成人したての男の子が高級品を身に纏い、独りで歩いて旅をしている。そんな阿呆がどこにいるというのだ。いくら顔が隠れていたとしても端から見れば、王族か貴族のお馬鹿さんが旅をしているように見えるだろう。結論、鴨が葱を背負った状態に見えるわけだ。
実際、俺も現在進行形で襲われていた。二十人くらいの盗賊に囲まれている。怖くはないが、盗賊に対する罰則や報償などを知りたい。でも、俺は声を出せない。
「おいおい。こんなところにお馬鹿さんがいるぞー! そんな高級品で固めてたら、襲って下さいって言ってるようなもんだろー? じゃあ希望通りにしてやるのが親切ってもんだろ?」
おそらく盗賊の頭なのだろう男が目の前で叫ぶ。他の盗賊よりも身なりがよく、腰には魔法具のような物をぶら下げている。俺が持っている物と違い、拳くらいの大きさの球形である。
「おい! 聞いてんのかー? 何か言ったらどうだ? あぁん?」
俺が返事をしないことで無視されていると思ったのか、手に持った短剣を近づけながら凄んできた。別に俺も無視したくて無視しているわけではない。話せないのだ。分かってくれ。
でもどうせ近づいて来てくれているのだ。情報を頂こう。
――《読取》。
「んっ……」
昨日一日で大分上達したようで、体が一瞬ビクッと跳ねるだけで済み、誰にも疑問に思われずに情報を頂けた。
ありがとう。そして、さようなら。
「ぐっ……あっ……」
スローイングナイフを抜き取り首に向けて投擲する。《念動魔法》で動かしているため、吸い込まれるように首に刺さる。
盗賊の頭の膝が地面につき、そのまま前に倒れ込んだことで他の盗賊も動き出す。
「この野郎ー! やりやがったなー! 頭の仇だ! やっちまぇぇぇーー!」
俺は一斉に向かってくる盗賊の首に向かって、ポールアックスを横一閃に振り抜く。元々重量がある武器を遠心力を使って振り抜いたため、五、六人まとめて首が飛んだ。それにビビって動かなくなった盗賊に向けてスローイングナイフを投擲しながら、ポールアックスでの斬撃を与えていく。結果、十分もかからず盗賊の討伐を完了した。
この戦法は移動中に練習していたものだ。イメージトレーニングから始まり、鎧を動かして武器を使う練習。投擲武器を投げたように見せかける練習。その成果が発揮されて嬉しく思う。
それと、やっぱり盗賊を殺しても大丈夫であること。盗賊の所有物は討伐者に所有権が移ること。賞金首の場合は証拠があれば支払われること。生きていれば奴隷として売却できること。死体は焼却処分すること。基本的にはこの五つを知っていればいいらしい。
ということで、片付けの時間だ。まずは食事をする。
――《魂喰》。
やっぱり戦闘直後ということで、あっという間に二十人分の魂を喰い終わった。
次にスローイングナイフを抜いて回り、ポールアックスと一緒に血や脂を拭って手入れしたあと収納する。続いて、盗賊たちの身包みを剥ぐ。何が証拠になるか分からないから、身分証と武器を革袋に入れ、野営道具セットの木箱に入れる。
最後に盗賊が武器にしていた鍬で穴を掘り死体を入れる。ついでに生まれて初めての魔法を試すことにした。
水色の魔法具を取り出し、魔力を流すようにイメージしながら魔法具を持つ。すると、魔法具の先端につけられた透明の石が赤色に変わる。商品ケース内の取扱説明書に書かれていた通りの変化ということは、起動準備完了の状態ということだ。
俺は赤色に光る石を死体に向け、魔法を放ってみる。
――《火球》。
取扱説明書に書かれていた通り、イメージした魔法が赤色に光る石から約十センチ離れた位置に出現した。俺は直径十五センチ程度の火球を発射するように意識する。直後、死体に向かって飛んでいき衝突する。威力はそこそこあるようで、衝撃で死体が数体転がり激しく燃えていた。
俺は初めての魔法に大興奮し、大いに浮かれていた。そんな俺をあざ笑うかのごとく新たな問題が浮上する。
なっ……。水が出ない。
そう、水色の魔法具は火属性専用の魔法具だったのだ。火属性専用で金貨六枚もしたという事実に、金持ちの俺でもさすがに落胆した。
まだ……桃色の魔法具がある。
希望を胸に桃色の魔法具を使用してみると、先端につけられた透明の石は白色に輝いていた。この時点ですでに水属性ではない気がするが、物は試しと思い発動してみた。
――《水球》。
当たり前のように何も出ない。始めから分かっていただけにそれほどショックではない。だって白色の属性が該当しそうなものは一つしかないからだ。
――《光弾》。
俺の予想は的中したようで、直径二センチほどの光の弾が三発現れ、発射のイメージの直後、燃えている死体に穴を穿った。
光魔法の威力に感動するも、大きなミスに気づき頭を抱えるのだった。
門を問題なく通り抜け、近くの林の中へ入る。誰もいないことを確認して【異空間倉庫】内を整理する。今回の整理で確認できたことは、くっついていれば一種類として認識してくれるようだ。
つまり、フルプレートアーマーに投擲武器と魔法具を装備し外套を羽織り、解体用ナイフや図鑑が入った収納袋を背負った姿のまま収納しても一種類と判断されるのだ。変身が楽である。
収納袋の分が空き、そこに野営道具を入れたため、あっという間に整理は終わった。
基本的には人目がなければ、《透過魔法》を使用しての移動になるだろう。睡眠も食事も不要だから、魔力が続く限り移動できる。人より多く行動できるところは大きなアドバンテージだ。俺はこの時間を鍛練の時間に充てようと思っている。
というのも、魔力が増えるなら霊力も増えるはずで、教会のレストランで食事をした後、力が増したように感じられた。つまり、魔力は使用と狩りで増加し、霊力は使用と食事で増加するということだ。行為は違うが、どちらも命を狩るというところも同じである。
そこで考えた鍛練方法はモンスターを狩る。命を狩ることで魔力が増加して、死んだ直後の屈伏状態の魂を喰うことで霊力も増加するという一石二――いや、素材も手に入れられるなら三鳥の得が、一つの鍛練方法で手に入れられるのだ。
しかしまだどこのギルドにも登録していない。素材がどうのとか言われるだろうが、狩るのは自由なはずだから大丈夫だと思いたい。
途中墓地や戦場があれば迷わず寄ろう。アンデッドの巣窟は、俺にとって街道の駅と同じである。レストランの在庫を空にするまで喰いつくそう。
◇
俺は今、変身セットを装備中である。
それ故、今になって気づいたことがある。
高級品を身に纏う人物が、他人にはどう見られるかという問題だ。目立たないような機能がついた装備を選ぶも、それは高級品の外套である。意味があるのかないのか分からなくなる。
さらに言うと、俺は十五歳だ。
本屋で立ち読みした本には、十五歳で成人するという制度が一般的だと書かれていた。俺は成人したての男の子という扱いが普通であるということだ。
これらを踏まえて客観的に自分を見ると、成人したての男の子が高級品を身に纏い、独りで歩いて旅をしている。そんな阿呆がどこにいるというのだ。いくら顔が隠れていたとしても端から見れば、王族か貴族のお馬鹿さんが旅をしているように見えるだろう。結論、鴨が葱を背負った状態に見えるわけだ。
実際、俺も現在進行形で襲われていた。二十人くらいの盗賊に囲まれている。怖くはないが、盗賊に対する罰則や報償などを知りたい。でも、俺は声を出せない。
「おいおい。こんなところにお馬鹿さんがいるぞー! そんな高級品で固めてたら、襲って下さいって言ってるようなもんだろー? じゃあ希望通りにしてやるのが親切ってもんだろ?」
おそらく盗賊の頭なのだろう男が目の前で叫ぶ。他の盗賊よりも身なりがよく、腰には魔法具のような物をぶら下げている。俺が持っている物と違い、拳くらいの大きさの球形である。
「おい! 聞いてんのかー? 何か言ったらどうだ? あぁん?」
俺が返事をしないことで無視されていると思ったのか、手に持った短剣を近づけながら凄んできた。別に俺も無視したくて無視しているわけではない。話せないのだ。分かってくれ。
でもどうせ近づいて来てくれているのだ。情報を頂こう。
――《読取》。
「んっ……」
昨日一日で大分上達したようで、体が一瞬ビクッと跳ねるだけで済み、誰にも疑問に思われずに情報を頂けた。
ありがとう。そして、さようなら。
「ぐっ……あっ……」
スローイングナイフを抜き取り首に向けて投擲する。《念動魔法》で動かしているため、吸い込まれるように首に刺さる。
盗賊の頭の膝が地面につき、そのまま前に倒れ込んだことで他の盗賊も動き出す。
「この野郎ー! やりやがったなー! 頭の仇だ! やっちまぇぇぇーー!」
俺は一斉に向かってくる盗賊の首に向かって、ポールアックスを横一閃に振り抜く。元々重量がある武器を遠心力を使って振り抜いたため、五、六人まとめて首が飛んだ。それにビビって動かなくなった盗賊に向けてスローイングナイフを投擲しながら、ポールアックスでの斬撃を与えていく。結果、十分もかからず盗賊の討伐を完了した。
この戦法は移動中に練習していたものだ。イメージトレーニングから始まり、鎧を動かして武器を使う練習。投擲武器を投げたように見せかける練習。その成果が発揮されて嬉しく思う。
それと、やっぱり盗賊を殺しても大丈夫であること。盗賊の所有物は討伐者に所有権が移ること。賞金首の場合は証拠があれば支払われること。生きていれば奴隷として売却できること。死体は焼却処分すること。基本的にはこの五つを知っていればいいらしい。
ということで、片付けの時間だ。まずは食事をする。
――《魂喰》。
やっぱり戦闘直後ということで、あっという間に二十人分の魂を喰い終わった。
次にスローイングナイフを抜いて回り、ポールアックスと一緒に血や脂を拭って手入れしたあと収納する。続いて、盗賊たちの身包みを剥ぐ。何が証拠になるか分からないから、身分証と武器を革袋に入れ、野営道具セットの木箱に入れる。
最後に盗賊が武器にしていた鍬で穴を掘り死体を入れる。ついでに生まれて初めての魔法を試すことにした。
水色の魔法具を取り出し、魔力を流すようにイメージしながら魔法具を持つ。すると、魔法具の先端につけられた透明の石が赤色に変わる。商品ケース内の取扱説明書に書かれていた通りの変化ということは、起動準備完了の状態ということだ。
俺は赤色に光る石を死体に向け、魔法を放ってみる。
――《火球》。
取扱説明書に書かれていた通り、イメージした魔法が赤色に光る石から約十センチ離れた位置に出現した。俺は直径十五センチ程度の火球を発射するように意識する。直後、死体に向かって飛んでいき衝突する。威力はそこそこあるようで、衝撃で死体が数体転がり激しく燃えていた。
俺は初めての魔法に大興奮し、大いに浮かれていた。そんな俺をあざ笑うかのごとく新たな問題が浮上する。
なっ……。水が出ない。
そう、水色の魔法具は火属性専用の魔法具だったのだ。火属性専用で金貨六枚もしたという事実に、金持ちの俺でもさすがに落胆した。
まだ……桃色の魔法具がある。
希望を胸に桃色の魔法具を使用してみると、先端につけられた透明の石は白色に輝いていた。この時点ですでに水属性ではない気がするが、物は試しと思い発動してみた。
――《水球》。
当たり前のように何も出ない。始めから分かっていただけにそれほどショックではない。だって白色の属性が該当しそうなものは一つしかないからだ。
――《光弾》。
俺の予想は的中したようで、直径二センチほどの光の弾が三発現れ、発射のイメージの直後、燃えている死体に穴を穿った。
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