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プロローグ
第三話 依頼は強制
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意地の悪さがにじみ出たメッセージカードを読み終えた後、魔力を感じることから始めることにした。よくある魔力の感じ方は、心臓やへその近くにある力を意識して動かすというものだろう。
しかし考えて見て欲しい。俺は魂だ。他人には見えていないが、同族からは人魂に見えるかもしれない。一般的に想像する人魂は球体であるはずだ。果たして、球体に心臓やへそほあるのか。
うん、ないものは仕方がない。別の方法を考えよう。
イケメン創造神は魔力の塊だと言った。それならば、俺が体を動かす意識を持って動けば魔力も動くはずだ。魔力が動くならば、魔力を使っているはずだからである。
さっきまでの俺は、その場に立っている感じで無意識に動いていた。今度は歩くと思って動いてみよう。
結果を言えばできた。違うところは無意識だと遅いが疲れないが、意識を持つと速いが疲れる。魂のくせに疲れるのかと思うが、気怠い感じがするのだ。
そして魔力を使っているであろう感覚を覚え、意識して念じる。
――ステータス。
成功した。目の前に透明の板が現れる。透明であるのにもかかわらず、文字はしっかり読める。異世界の言語であるはずなのに。
名前
年齢 十五歳
加護 創造神の加護
スキル 魂霊術・言語・異空間倉庫
ステータスを見た結果、この四行だけだった。魔力とかの数字的なものや、適正属性とかもない。なんて簡単なステータスなのだろう。でも、分からなくもない。数字で表せないこともあるということだろう。それとも、イケメン創造神が面倒で手抜きをしたのだろうか。
すぐには意味を見出せないステータスについて疑問を持つも、今は一番気になることを片付けよう。それは空欄である名前の部分である。
死んだから名前を変えられるってことだろうか。確かに地球の名前は使えない。このステータスを基に身分証を作るとしたら、珍しい名前の同姓同名の人物が、同じ年齢で同じ時期に近くに現れるという奇跡が起こってしまう。あの爺さんたちに拉致される可能性大である。
ここはカッコいい名前をつけることにしよう。魂という意味で、『アルマ』。魔力を意識して念じると、ステータスにも反映されていた。
名前 アルマ
正式にステータスに反映されたことで、これから『アルマ』として生きていく覚悟を持てた気がする。
さて、ついにプレゼントを確認する時が来た。スキルと加護も気になるが、よく分からないから後回しだ。それよりもプレゼントが先である。それも仕方がないだろう。イケメン創造神のプレゼントである。あんなふざけた創造神でも、この世界では最高神であるはず。期待しない方がおかしい。
一番プレゼントがありそうなスキルを使ってみよう。
――【異空間倉庫】。
意識してスキルを使うと念じると、頭の中にサムネイル画像のように倉庫の部屋が浮かぶ。といっても、手紙しかないけどね。
初めてのスキルの使用は成功したのだが、【異空間倉庫】には期待したプレゼントはなく、創造神からの手紙のみ大切にしまわれていた。仕方なく手紙を確認するため、手紙を取り出すように念じる。すると、目の前に飛び出した手紙は長髪イケメンの姿になり、アルマに話し掛け始めた。
『やぁやぁ、先ほどぶりー。寂しくなかったかな? それからプレゼントは手紙じゃないからね。安心していいよ。
まず一つ目のプレゼントはスキルだよ。この世界は加護は全員が受け取れるけど、スキルは十人に一人に一つだけなんだよ。それが三つもだなんてすごいでしょ? まぁ【魂霊術】は元々のスキルを魂用に改変しただけのサービスだけど、【言語】スキルは香典代わりで、【異空間倉庫】は依頼料かな。もう一つのプレゼントは魔力の他に魂らしく、【霊力】という力を使えるようにしておいたよ。有効活用してみてね。
それから最後に僕からのお願いを一つ聞いてくれるかな? 僕には可愛い娘がいるんだけど、その子のことをよろしく頼んだよ。それじゃあ、またね。バイバーイ! 追伸、旅は南東が吉だよ』
相変わらずムカつくな。香典とか縁起悪いし、お願いとか言ってたけど依頼料を押しつけてお願いしたら、それは強制だろ。ってか神様の娘って誰だよ。せめて可愛い子であれ。
まぁ今は横に置いておこう。仮に危機的な状況だったとしても、誰にも見えない魂では何もできないし、逆に見えたとしたらアンデッドとして討伐対象になってしまう。ということは、世を忍ぶ仮の姿が必要になるわけだ。
うーん……魔王討伐とか言っていたから冒険者とかいそうだな。俺の知ってるアンデッドで冒険者として活動できそうなのは、アレしかいないだろう。となると、素材の入手が不可欠だ。じゃあ早速宝探しに行くとしよう。
でもその前に、一応使えるスキルがあるかを確認しないとな。アンデッドと教会の相性は最悪と言っても過言ではないからだ。
といっても、使えそうなスキルは【魂霊術】一択だ。このスキルがしょぼかったら引きこもるしかない。
【魂霊術】に意識を向け集中すると、スキルの詳細な情報が浮かぶ。
スキル【魂霊術】☆
魔力の使用または霊力の使用で発動。
スキル内容も異なる。
《魔力》
透過魔法……気配を遮断し物をすり抜ける。
念動魔法……魔力で物を動かす。
幽冥魔法……あの世とこの世を結ぶ。
《霊力》
魂喰……下位の存在か屈伏・承諾が必要。
読取……相手の魂に触れることで鑑定可能。
ま……真面だ。あのイケメンの愉快犯みたいな創造神が改変したって言ってたから、もっとおかしなスキルかと思っていたけど、ある意味最高のプレゼントじゃないか? 特に透過魔法。
魂の状態だから見えていないだろうとは思うが、人魂に見えてしまうかもしれない。例えば夜に。しかし、透過魔法を使えば完璧な透明人間になれるのだ。おかしな薬を使うこともなければ、おかしな儀式をすることもない。最高のプレゼントである。
ニヤニヤと笑うムカつくイケメンの創造神に心から感謝し、早速宝探しに出発する。
一応教会だから、アンデッドの気配に敏感な者がいても不思議ではない。そこで透過魔法の出番だ。しかも物をすり抜けるなら移動も楽だ。目的の場所を探すためには偉い人を探すに限る。そして偉い人は高いところにいるはずだ。ということで、一直線に上に進もう。
「レッツゴー、異世界探検!」と、声にならない声を上げ出発したのだった。
しかし考えて見て欲しい。俺は魂だ。他人には見えていないが、同族からは人魂に見えるかもしれない。一般的に想像する人魂は球体であるはずだ。果たして、球体に心臓やへそほあるのか。
うん、ないものは仕方がない。別の方法を考えよう。
イケメン創造神は魔力の塊だと言った。それならば、俺が体を動かす意識を持って動けば魔力も動くはずだ。魔力が動くならば、魔力を使っているはずだからである。
さっきまでの俺は、その場に立っている感じで無意識に動いていた。今度は歩くと思って動いてみよう。
結果を言えばできた。違うところは無意識だと遅いが疲れないが、意識を持つと速いが疲れる。魂のくせに疲れるのかと思うが、気怠い感じがするのだ。
そして魔力を使っているであろう感覚を覚え、意識して念じる。
――ステータス。
成功した。目の前に透明の板が現れる。透明であるのにもかかわらず、文字はしっかり読める。異世界の言語であるはずなのに。
名前
年齢 十五歳
加護 創造神の加護
スキル 魂霊術・言語・異空間倉庫
ステータスを見た結果、この四行だけだった。魔力とかの数字的なものや、適正属性とかもない。なんて簡単なステータスなのだろう。でも、分からなくもない。数字で表せないこともあるということだろう。それとも、イケメン創造神が面倒で手抜きをしたのだろうか。
すぐには意味を見出せないステータスについて疑問を持つも、今は一番気になることを片付けよう。それは空欄である名前の部分である。
死んだから名前を変えられるってことだろうか。確かに地球の名前は使えない。このステータスを基に身分証を作るとしたら、珍しい名前の同姓同名の人物が、同じ年齢で同じ時期に近くに現れるという奇跡が起こってしまう。あの爺さんたちに拉致される可能性大である。
ここはカッコいい名前をつけることにしよう。魂という意味で、『アルマ』。魔力を意識して念じると、ステータスにも反映されていた。
名前 アルマ
正式にステータスに反映されたことで、これから『アルマ』として生きていく覚悟を持てた気がする。
さて、ついにプレゼントを確認する時が来た。スキルと加護も気になるが、よく分からないから後回しだ。それよりもプレゼントが先である。それも仕方がないだろう。イケメン創造神のプレゼントである。あんなふざけた創造神でも、この世界では最高神であるはず。期待しない方がおかしい。
一番プレゼントがありそうなスキルを使ってみよう。
――【異空間倉庫】。
意識してスキルを使うと念じると、頭の中にサムネイル画像のように倉庫の部屋が浮かぶ。といっても、手紙しかないけどね。
初めてのスキルの使用は成功したのだが、【異空間倉庫】には期待したプレゼントはなく、創造神からの手紙のみ大切にしまわれていた。仕方なく手紙を確認するため、手紙を取り出すように念じる。すると、目の前に飛び出した手紙は長髪イケメンの姿になり、アルマに話し掛け始めた。
『やぁやぁ、先ほどぶりー。寂しくなかったかな? それからプレゼントは手紙じゃないからね。安心していいよ。
まず一つ目のプレゼントはスキルだよ。この世界は加護は全員が受け取れるけど、スキルは十人に一人に一つだけなんだよ。それが三つもだなんてすごいでしょ? まぁ【魂霊術】は元々のスキルを魂用に改変しただけのサービスだけど、【言語】スキルは香典代わりで、【異空間倉庫】は依頼料かな。もう一つのプレゼントは魔力の他に魂らしく、【霊力】という力を使えるようにしておいたよ。有効活用してみてね。
それから最後に僕からのお願いを一つ聞いてくれるかな? 僕には可愛い娘がいるんだけど、その子のことをよろしく頼んだよ。それじゃあ、またね。バイバーイ! 追伸、旅は南東が吉だよ』
相変わらずムカつくな。香典とか縁起悪いし、お願いとか言ってたけど依頼料を押しつけてお願いしたら、それは強制だろ。ってか神様の娘って誰だよ。せめて可愛い子であれ。
まぁ今は横に置いておこう。仮に危機的な状況だったとしても、誰にも見えない魂では何もできないし、逆に見えたとしたらアンデッドとして討伐対象になってしまう。ということは、世を忍ぶ仮の姿が必要になるわけだ。
うーん……魔王討伐とか言っていたから冒険者とかいそうだな。俺の知ってるアンデッドで冒険者として活動できそうなのは、アレしかいないだろう。となると、素材の入手が不可欠だ。じゃあ早速宝探しに行くとしよう。
でもその前に、一応使えるスキルがあるかを確認しないとな。アンデッドと教会の相性は最悪と言っても過言ではないからだ。
といっても、使えそうなスキルは【魂霊術】一択だ。このスキルがしょぼかったら引きこもるしかない。
【魂霊術】に意識を向け集中すると、スキルの詳細な情報が浮かぶ。
スキル【魂霊術】☆
魔力の使用または霊力の使用で発動。
スキル内容も異なる。
《魔力》
透過魔法……気配を遮断し物をすり抜ける。
念動魔法……魔力で物を動かす。
幽冥魔法……あの世とこの世を結ぶ。
《霊力》
魂喰……下位の存在か屈伏・承諾が必要。
読取……相手の魂に触れることで鑑定可能。
ま……真面だ。あのイケメンの愉快犯みたいな創造神が改変したって言ってたから、もっとおかしなスキルかと思っていたけど、ある意味最高のプレゼントじゃないか? 特に透過魔法。
魂の状態だから見えていないだろうとは思うが、人魂に見えてしまうかもしれない。例えば夜に。しかし、透過魔法を使えば完璧な透明人間になれるのだ。おかしな薬を使うこともなければ、おかしな儀式をすることもない。最高のプレゼントである。
ニヤニヤと笑うムカつくイケメンの創造神に心から感謝し、早速宝探しに出発する。
一応教会だから、アンデッドの気配に敏感な者がいても不思議ではない。そこで透過魔法の出番だ。しかも物をすり抜けるなら移動も楽だ。目的の場所を探すためには偉い人を探すに限る。そして偉い人は高いところにいるはずだ。ということで、一直線に上に進もう。
「レッツゴー、異世界探検!」と、声にならない声を上げ出発したのだった。
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