おもちゃで遊ぶだけでスキル習得~世界最強の商人目指します~

暇人太一

文字の大きさ
上 下
116 / 116
第三章 欲望顕現

第百六話 遺産からの悪魔受肉

しおりを挟む
「さぁ、三台目の荷車を外に送りなさい!」

 お金を全て回収し終わった頃、見計らったかのように現れて指示を出すタマさん。今まで音信不通になっていたのに。

「分かりました」

 ゴーレムに指示を出して三台目を外に送る。
 ゴーレム十六体の内、最初からいる十体には三台の荷車の護衛を指示した。

「次に行くわよーー!」

「どこにですか?」

「まぁまぁついてきなさい!」

 怪しい……。

 光る板に誘導されてついた場所はキルゾーンの最奥だった。

「壁をぶち破りなさい!」

「――はっ!?」

「いいから! 中を壊さない程度に、壁だけをぶち破りなさい!」

 カーさんがやるのかと思って周囲を見回すと、全員の視線が俺に集まっていた。

「……俺か」

 ――《身体硬化》

 ――《身体練成》

 ――《属性纏鎧・地》

 ――《武霊術》

 ――《金剛》

 ――《打突》

 鬼畜天使流格闘術――金剛鬼拳。

 ワニさんの能力である《身体硬化》で拳を強化し、魔力でガントレットを形成して、《身体練成》で腕力を強化した拳をスキルを使用して繰り出す。
 破壊の規模が大きくなりがちな【玄冥】の代わりに創った技だ。

 それと声に出していない時点で分かっているだろうが、【鬼畜天使流格闘術】は俺が勝手に呼んでいる流派で、本人は知らないはず……多分。
 技名も教えてもらったものをアレンジしたり、新しく作ったりしている。

 たとえば『水龍掌打』は、元々『龍掌打』という技だったが、《属性纏衣:水》を使用したから『水龍』にアレンジした。
 今回の『金剛鬼拳』は、動き以外がオリジナルということと、【玄冥】を模して創った技に鬼畜の無茶ぶりを掛けて技名を決めた。

 ちなみに、【鬼畜天使流格闘術】を公的に言うとしたら、【鬼天流】という名前をつけようと思っている。きっと怒られずに済むはず。

 それはさておき、報告をしなければ……。

「壊れました」

「ご苦労!」

 壁の向こう側には扉があり、五つの小さな窪みがあった。

「カーさん、コインをっ!」

「はいよー」

 窪みに絵柄が描いてあるらしく、絵柄に合わせるようにはめていた。鍵と言われているだけあって、はめ終わると同時に扉が開いていく。
 入るかどうかの確認をする前に勝手に中に入る光る板。自由すぎるだろう。

「見なさい! アレが【迷宮核】よっ! 言っとくけど、絶対壊すんじゃないわよ!」

「「「へーい」」」「ガーゥ」

「――なんて?」

「「「はい!」」」「ガウッ!」

 光る板越しなのに圧がすごい。
 そして寝たふりをしているネーさんもある意味すごい。まぁ鬼畜天使も女の子には優しいけども。

「こっちの扉に宝物があるからもらっていくわよー!」

「――えっ!? 単一報酬型の迷宮で宝物!?」

 タマさんの言葉を聞いて一番驚いていたのはラビくんだった。迷宮に関して詳しいラビくんだ。タマさんの言葉に違和感を持ったのかもしれない。

「まぁまぁ!」

 言われるままに扉を開けるも暗くてよく見えない。戦闘もしていないからいいかと思い、照明代わりの魔術を発動する。

「光よ、《照明》」

「――これはっ!?」

「マジかっ!」

 ラビくんとカーさんが驚いているけど、俺としては他人の家の物置や倉庫を見た感覚に近いかな。

「二人ともどうかしたの?」

「……古代遺跡っていうのは知ってたけど……古代文明の遺産がなんでここに……」

「ねっ! 宝物でしょ!」

 何で知ってるんだ?
 また根回し作戦なのか?

「さぁ運び出すのよ! と言っても、三種類の物品と補修部品と工具しかないからすぐ終わるわよー!」

 終わればご飯だ!

 朝早くから作業をしているおかげで、まだ昼を少し過ぎたくらいだ。
 細かい疑問はこの際どうでもいい。
 早く終わらせたい。

「森よ、《樹木兵》」

 二十体のゴーレムを出して、バケツリレーのように外に運び出す。キルゾーンの外に出せば、蛇から出て余った荷車が置いてあるはず。
 それに載せれば何往復もしないで済む。

 ゴーレムを使用しての人海戦術により、あっという間に片づき、制限時間内に外に向かうことができた。

 さぁご飯だーー!

 と、ラビくんと競うようにして外に出た。
 しかし待っていたのは面倒な展開だった。

「またかよ……」

 島に渡ってきた冒険者が、荷車に積んであるお金を奪おうとしていたのだ。

「それは俺のだから、欲しかったら中で拾って来なよ」

 腹が減りすぎて敬語を使う余裕すらない。
 五人組の冒険者は、いわゆるハーレムパーティーというものらしく、男が一人しかいない。

「オレ様が見つけたんだから、オレ様の物に決まってるだろう!」

「ゴーレムに見晴らせているのが分からないのか? まぁカボチャパンツを履いている時点で頭が悪そうだけど。なっ! カボチャップリン!」

「「グッ……」」

 固い絆で結ばれたお金回収組が、金髪おかっぱの貴族風冒険者を見て笑いを堪えている。
 彼はカボチャパンツを履いているわけではない。ただ、ブーツとグリーブのせいで太腿部分が膨らんでいるだけだ。

「我が家門を侮辱する気かっ!」

「出たぁーー! 都合が悪くなると家門を出す! あなた個人に言っているのに、話をすげ替えるのはやめてくれないかな? パパの身分しか武器を持っていないなら、今すぐ冒険者をやめた方がいい。それと、家門の名を汚しているのはあなた自身だけど?」

「な、なんだと!? オレ様がそのようなことをするはずないだろうがっ!」

「迷宮内はゴブリンしかいないんだけど? 実力主義を掲げる【九天王国】の貴族はゴブリンすら倒せないのなっ! あなたの容姿は特徴的だから、【九天王国】ですぐに噂になるんじゃないかな!?」

 ゴブリン以外もいるけど、ゴブリンと大して違いはないから大丈夫でしょ。

「いいだろうっ! 貴様よりも多く討伐してきてやろうっ! ここで待っていろっ!」

 カボチャップリンは四人の女性を連れて迷宮の中に入っていった。

「……待つの?」

「待つわけないじゃん! 昨日の場所まで行ってご飯だよ!」

 四台の荷車を運ぶためゴーレムはそのままにし、昨夜の野営地に向かう。

「あっ!」

「ラビくん、どうしたの?」

「カボチャップリンが、【迷宮核】を壊したみたい。崩壊の音が聞こえる!」

 俺たちが攻略してから時間が経ってないから、あっという間に奥まで行けちゃったのか……。

「ガラガラって?」

「違うよ。【突発型迷宮】の崩壊は、【迷宮核】が設置された空間が心臓部なんだけどね、アークが塔型牢獄の封印を壊したみたいな無音の破裂が起こるんだ。空間は【迷宮核】に飲み込まれて元の遺跡に戻るの!」

「なるほどー! 《閃駆》並みの移動術がないと逃げられないね!」

「そうだよ! 基本的に迷宮内では転移魔術は使えないからね!」

 迷宮という亜空間に座標というものがなく、あったとしても迷宮内の座標は外の世界の座標は別であるため、転移魔術で必要な要素の座標選択が使えないのだ。

 ではどうするかというと、スキルの移動術や身体強化で速度を増すしかない。
 最たるものが《閃駆》である。

 つまり、カボチャップリンの運命は決した。

「さよなら、カボチャップリン!」

 別れのあいさつをした後、何事もなく野営地に到着できた。

「お風呂を沸かしてちょうだい! あと、宝物庫から持ってきた黒い長方形の箱があったでしょ!? アレを運んで来て!」

 俺は一人しかいないのだが……?

 まだ戻していないゴーレムに荷物を運ばせ、風呂の準備をする。
 専用のドームに風呂釜、洗体用の湯釜を設置して、脱衣所に着替えを置く棚も設置した。
 俺たちも入りたいから丁寧に造ったのだが、自分のために丁寧な仕事をしてくれたのだと誤解したタマさんが大喜びしている。

「それで、コレには何が入っているんですか?」

 めちゃくちゃ嫌な予感がする。封印したい。

「開けてみなさい!」

 嫌すぎる……。

 カーさんとアイコンタクト交わし、両端を持って丁寧に蓋を開けた。

「…………ついにか」

「どうよ! 神族っぽいでしょ!? あんたの親戚で通りそうよね!」

 ついに来てしまったのだ。
 鬼畜天使が受肉する時が……。
 メイド服を頼まれたときに予想はしていたが、いくら何でも早すぎだろう。

 桃色髪の色白美少女が黒い箱の中に横たわっていた。何故か開いているまぶたのおかげで、俺と同じ天色の瞳だということも分かる。
 さらに全裸のおかげで胸の大きさが小振りだということも……。

 でも俺たちは知っている。

 タマさんもレニーと同じく、『貧乳』という単語をタブーとしていることを。
 ゆえに、俺たちはその事実を事実としてのみ受け取り、誰かと結びつけることは絶対にしない。地獄に行きたい者は誰一人としていないのだから。

「……これって……死体?」

「これは【魔導人形】よ! しかも古代の最新技術の結晶よー!」

「どういう意味です?」

「だから、古代文明の中では最新技術で、その技術で造られた最先端で最高の【魔導人形】なの! このレベルになると、超級職の【魔導技師】しか造れないのよー!」

「じゃあ何で『古代の』がつくんですか?」

「文明が滅んだからに決まってるでしょ? そもそもラビくんが驚いたのも関係していて、古代文明の都市はあんたが捜している【天空大陸】にあるのよ! この【魔導人形】みたいな古代遺物は、本当なら古代文明の都市にしかないのよー!」

 何故それをラビくんが知っているのかも気になるが、地上には古代都市はないのか?

「地上にはないんですか?」

「昔はあったけど、今はさっきの遺跡みたいなところしかないわねー! 一つだけ変わらないところがあるけど、そこは都市じゃないからねー!」

「どこです?」

「【大老】が担当している大陸よ! 理不尽の塊だけど、すごいパンダであることは間違いないわ!」

 チラリと横目で見ると、カーさんとネーさんにラビくんまでも嬉しそうにしていた。

「さぁ【魔導人形】のすごさが分かったでしょ! そしたらこの紙を人形の胸の上に置きなさい!」

 お供えをするための光る板の窓口から一枚の紙が出てきた。
 本当は断りたいが、許されるはずもないため素直に言われるがまま置く。

「――タマさぁぁぁぁん!? も、もしかして……《巫現術》を使うの!? で、できるの……?」

 紙を見たラビくんが絶叫した。
 それだけで、ことの重大さが分かるというものだ。

「あたしに不可能はないっ! ただ、最新技術の人形でも素材が微妙だから、五パーセントくらいの力しか出せないわねー! 戦力としてはあんまり役には立たないだろうけど、一応冒険者登録はするわよー!」

「できるの!?」

「天使に不可能はない!」

 紙に書かれた術式が淡い光を放ち、人形の中に吸い込まれていった。

「ほ、本当に……?」

 ラビくんは何かを知っているようだけど、ラビくんが人形をガン見しているせいで聞くに聞けない。

「ふぅ……少し動かしづらいのねー!」

 人形が起き上がったことで悪魔の受肉が完了したことが分かる。

「タ、タマさん。天界にいなくていいんですか?」

「これは転生術じゃなくて降霊術みたいなものだからねー! あっ! あんたの世界で似たようなものがあったわ! アレよ! 『VR』っていうの? アレと同じようなもので、アレに五感が加わるって感じよ! だから全く問題ない!」

「じゃあ他の誰かが使うことも?」

「それは無理。あたしの術式を刻み込んだから、あんたたちの誰かが協力しない限りは無理!」

 釘を刺してきた……。
 裏切ったら地獄行きのやつだ……。

「じゃああたしは体に慣れるための運動を兼ねてお風呂に入ってくるから、ご飯の準備よろしくねー!」

「悪魔が受肉するとパワーアップするっていうのは本当だったんだな……」

「オレたち何やらされるんだろうな……」

 俺の呟きに真っ先に反応したのは刑務仲間のカーさんだ。タマさんは親玉の法務大臣だから不安になるもの仕方がない。
 今までは遠いところで指示だけ出していたから多少は反抗できていたが、法務大臣自ら現場に来てしまったのだ。

 もう中間管理職に陳情をすることもできまい。

「アーク! 着替えーー!」

「はーい! ただいまーー!」

 この日のために作らされていたメイド服と下着を持って、脱衣所に置いてある籠の中に入れた。

「ここに置いておきますから」

「ありがとー!」

 珍しくお礼を言うなと思って出ようとしたところ……。

「明日から毎朝、【鬼畜天使流格闘術】の訓練だからねー!」

 と、爆弾を落とされたのだった。

しおりを挟む
感想 33

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(33件)

テツ
2021.03.30 テツ
ネタバレ含む
暇人太一
2021.03.30 暇人太一

いつも感想ありがとうございます!

今まで口頭だけでの指南だったのが、これからは毎日組手での指南になりますからね(T_T)
間違いなく地獄でしょう!!!

解除
テツ
2021.03.22 テツ
ネタバレ含む
暇人太一
2021.03.22 暇人太一

いつも感想ありがとうございます!

モフモフのためならカーさんのみ売ります!(笑)ネーさんはモフモフ枠ですね(^_^)b
アークもお酒や肉のために売られていますかね!
レアモフのパンダ大精霊のためなら、喜んで地獄の刑務作業にカーさんを巻き込むことでしょう!(^_^)b

解除
テツ
2021.03.18 テツ
ネタバレ含む
暇人太一
2021.03.18 暇人太一

いつも感想ありがとうございます!

『狼兎』……良い呼称です(^_^)b
ボムさんに似てきましたね!(笑)
似てきたのですが……本物が登場するかも?(笑)
乞う御期待m(_ _)m

解除

あなたにおすすめの小説

我が家に子犬がやって来た!

もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。 アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。 だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。 この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。 ※全102話で完結済。 ★『小説家になろう』でも読めます★

暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~

暇人太一
ファンタジー
 仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。  ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。  結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。  そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?  この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~

ma-no
ファンタジー
 神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。  その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。  世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。  そして何故かハンターになって、王様に即位!?  この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。 注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。   R指定は念の為です。   登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。   「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。   一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。

転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。 〜あれ?ここは何処?〜 転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。

世界救って帰ってきたのに働きたくないのは当たり前

七鳳
ファンタジー
‪☆お気に入り登録&コメント励みになります! 20年前、不幸な事故で死んでしまった主人公、黒川勇人。彼は転生先で勇者となり、壮絶な冒険の末、世界を滅ぼさんとしていた魔王を打ち滅ぼす。その後、元の地球へ転移した勇者だったが、現実と戦うことになる。

【スキルコレクター】は異世界で平穏な日々を求める

シロ
ファンタジー
神の都合により異世界へ転生する事になったエノク。『スキルコレクター』というスキルでスキルは楽々獲得できレベルもマックスに。『解析眼』により相手のスキルもコピーできる。 メニューも徐々に開放されていき、できる事も増えていく。 しかし転生させた神への謎が深まっていき……?どういった結末を迎えるのかは、誰もわからない。

伯爵家の三男は冒険者を目指す!

おとうふ
ファンタジー
2024年8月、更新再開しました! 佐藤良太はとある高校に通う極普通の高校生である。いつものように彼女の伶奈と一緒に歩いて下校していたところ、信号無視のトラックが猛スピードで突っ込んで来るのが見えた。良太は咄嗟に彼女を突き飛ばしたが、彼は迫り来るトラックを前に為すすべも無く、あっけなくこの世を去った。 彼が最後に見たものは、驚愕した表情で自分を見る彼女と、完全にキメているとしか思えない、トラックの運転手の異常な目だった... (...伶奈、ごめん...) 異世界に転生した良太は、とりあえず父の勧める通りに冒険者を目指すこととなる。学校での出会いや、地球では体験したことのない様々な出来事が彼を待っている。 初めて投稿する作品ですので、温かい目で見ていただければ幸いです。 誤字・脱字やおかしな表現や展開など、指摘があれば遠慮なくお願い致します。 1話1話はとても短くなっていますので、サクサク読めるかなと思います。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。