90 / 116
第二章 一期一会
閑話 待機からの火災騒動
しおりを挟む
スマホの不具合で遅くなりました。
できるだけ夕方六時に間に合うように投稿しますが、若干送れることもあるかもしれません。
すみません!!!
================
俺は、ライルだ。ピュールロンヒ辺境伯領、領兵団副団長を務めている。
他領では騎士団と呼ばれているが、辺境伯領の騎士団は軍隊出身者が多数を占めているから兵団と呼んでいる。
辺境伯や伯爵が直々にスカウトして鍛え上げた精兵がほとんどで、実力さえ示せば平民でも出世できる。
その最たる例が俺だ。
当たり前だが、貴族などの特権階級には蛇蝎のごとく嫌われている。
せっかく出世して活躍できるかと言えばそうではなく、成り上がりを嫌う特権階級の団長や上司と出世を妬む同僚や部下の板挟みの処理が、副団長の主な業務だ。
くだらん! 全くもってくだらん!
こんなことなら辺境伯領の副団長を蹴って、伯爵の親衛隊の誘いに乗っておけばよかったと心底思う。
かなり前のことだが、幼いながら親衛隊長と組手をする戦士がいたという。
……俺もそこにいたかった。一緒に組手をしたかった。
そしてその俺を嫌う上司その一が、現在進行形でおかしなことを言っている。
魔の森でも演習を名目に、三分の二の兵力を動員するというのだ。……阿呆か?
領都に放たれている密偵に報告されれば、国家反逆罪で絞首台行きが決定するんだぞ? しかも一族郎党もれなくだ。
収穫があれば陛下も文句を言わないとか言っているけど、収穫を見越した皮算用に意味があると思うのか? 指揮官なら常にリスクを考えて動けよ。
小国の公爵家の依頼だかなんだか知らないけど、リスクの方が大きい案件だ。
そもそも辺境伯も伯爵も、魔の森には手を出すなと指示を出している。
どちらかの指示を仰ぐこともなく動員を決定し、諫言しにきた職人街の顔役や大商会の商会長も門前払いにした。
当然俺も抗議したが、聞く耳を持つどころか留守番をさせられるはめに……。
◇
「確か今日が作戦決行日だったな……」
「何か言いました?」
「いや……何も。人員が少なくなっているから気を引き締めていくぞ!」
「はい!」
軍隊経験もない新兵だけを残して出発した本体は先日出発して、本日作戦を決行することになっていた。
朝方届いた伝令から作戦を決行したことを報告されたが、日が沈む頃に来るはずの経過報告は翌朝になっても来ることはなかった。
何かあったはずだ! いくら無能でも、仕事ができる精鋭を連れていったのだ! 報告を忘れるはずがない!
確かめようにも人員が少なすぎて確かめに行くことすらできない。
三分の二の兵士が一人も連絡してこない……いや、連絡して来られない状況が気になり、巡回任務に身が入らない。
しかも、こういうときこそ悪いことが続くというのは本当らしい。
「いったい何事だ!?」
町の雰囲気や人の叫び声などから、尋常ではないことが起きていることは分かる。
現場に急行しようとしている部下を捕まえて状況を聞く。
「歓楽街で大規模火災です! 煙の量から考えるに……歓楽街全域が燃えている模様です! 死傷者未だ不明です!」
「――クソッ! 現場に急行する!」
「はっ!」
いったい何が起きてる!?兵士が少なくなっているときに合わせたのか!? それなら情報部が動いていないのは何故だ!?
クソッ! クソッ! クソッ! 一つも分からん!
そもそも演習は馬鹿が突然言い出した事を、俺を嫌う上司その二の団長が支持したことで決まったことだ。
事前に準備できたことではないから、情報部が動けなくても無理はない。
馬鹿コンビのわがままを予期して情報を集められたら、我が兵団の情報部は世界征服も夢じゃない。
「――副団長……! 火災ではありません!」
「はぁぁ!? じゃあ何だ!?」
「た……たき火です!」
――はっ? なんて言った!?
「ちょっと通してくれ!」
野次馬でごった返している現場を押し通り、先行していた部下の元に行く。
直後、目の前には底が見えないほど深い穴と、底の方で燃えているたき火が見えた。
「――クソがッ! やられた! これは陽動だ!」
「よ、陽動? で、では狙いは……?」
「ここにあった建物の持ち主は!?」
「伯爵夫人の系列商会です!」
部下の言葉で全てが繋がった……。
「クソッ! 動き早すぎだろッ!」
「どうされました?」
「報復だよッ! いいか!? 伯爵夫人の他の商会と【奴隷商組合】の親玉関係の建物および、各奴隷商の建物の状況確認を急げ! さらに【総合職業組合】の商業部と冒険部の部長のところに行って、不動産の確認を急がせろ! 至急だ! 行けぇぇぇーーー!」
『はっ!』
部下を行かせた後、周囲の無事な店に聞き込みを行った。
すると、キャラバン並みの隊列を組んだ馬車が入ったという。その少し後に火災が発生して、一部の客が庭先に転がっていたらしい。
――手際が良すぎる……。
確実に複数犯だが、馬車列がこの騒動の中でまともに移動できるとは思えない。
そもそも燃やすだけだったら、目立つ馬車列なんかで来ないだろ? それにこの穴は何だ? 歓楽街全域の建物がなくなっているのに、延焼を気にしたっていうのか?
……そんな馬鹿な。
じゃあ何だ? 何をするために馬車を用意して、手の込んだ陽動を行い時間を稼いだ?
俺なら何をする? 交渉? ここまで実力差があるのに? 報復……。奴隷商……。依頼内容……。
――まさか! まさか……まさかッ!
「ヤバい! ヤバい! ヤバい!!!」
「副団長……?」
「門だ! 全門封鎖ッ! すぐに封鎖しろッ!」
「は、はいーー!」
人並みをかき分けて一番可能性が高い南門に向かうも一足遅かったようで、キャラバンらしき馬車列はすでに通過してしまったと門衛が言う。
「なんと言って通った?」
「演習の追加物資を届けると言っていました」
「どんな相手だ?」
「商会ですよ。アナド商会の者たちでしたからね」
「……『迷宮商会』か。よりにもよって……!」
門前払いした大商会じゃないか。手出しするのは悪手だが……どうするかな。
「副団長ーー!」
「どうした!?」
「組合の商業部長と冒険部長が、組合に来て欲しいと言っています!」
「はっ! 呼び出す立場かよ!」
兵士が少ない現状では無視することもできず、仕方なく組合に向かうことにする。
ノルド商会について考えるのは後にして、組合の出方を窺うことにした。
「お呼びと伺いましたが?」
「何か情報は入っていないのか!?」
「何のでしょうか? 冒険部長殿」
「何のだと……!? 分かり切っているだろうがッ!?」
「はて? 私は伯爵夫人と仲が良さそうな相手の建物は大丈夫かと心配をして、部下を向かわせただけですよ? それとも何か心当たりでも?」
こんな耳目があるところで話す内容かよ!? うちの団長と同じで頭にクソでも詰まってるのか!?
そもそも領兵の演習に冒険者を連れて行くわけないだろうがッ!? 辺境伯の機密も含まれているのに、冒険者に扮した密偵が入り込む余地を自ら作るかよ!
「俺の家が穴に変わり……家族がいなくなった!」
「……実家に帰ったのでは?」
「テメェーー!」
「まぁまぁ。話が進みませんよ」
いつも気取った雰囲気で話す商業部長だが、こめかみに浮き出た血管が心情を表していた。
「商業部長殿の御家族も里帰りされたのですか?」
「なかなか面白いことを言うね? 領兵団はユーモアの訓練でもするのかね?」
「えぇ。何でもできないといけませんからね」
「では、その多芸の中の一つを使って情報を取ってきてもらえませんかね?」
「生憎、冒険者でも商人でもないんですよ。命令権を持っている上司は外出先から戻ってこないし、私は領都を守るという重要な使命を負っていますので悪しからず。優秀な冒険者がいるのですから、個人的に情報を集めたらどうですか?」
馬鹿共が……!
いつまでも安全圏にいられると思うなよ? せっかくクソ上司がいなくなったのに、自分から使いっ走りになるわけないだろうがッ!
「非協力的ですね……。辺境伯領と組合の関係が悪くなっても知りませんよ?」
「……手札ってまだあるんですか? 商館がなくなったのに? 商会員も消えたのに?」
根回しに必要なものがないのに脅すとか……。相当切羽詰まっているみたいだな。
「手札があるなら早めに切ることをお勧めしますよ? あるならですが?」
「元々ぉぉぉぉ! 貴様の上司が巻き込んだのだろうがぁぁぁ!」
「話に乗った商人は誰ですか? 取引に失敗した責任を負えないなら商人をやめればいいのでは? 商人ではなく、ただの守銭奴じゃないですか? では、話は終わったみたいですから失礼させていただきます!」
「クソがッ! 絶対に後悔させてやるッ!」
「犯人の次は貴様を殺してやる!」
商業部長と冒険部長が後ろで喚いているが、俺はまだまだ恐ろしい人物の相手をしなければいけないのだ。
クズ共の家族がいなくなったとしても、心底どうでもいいことである。
「……会いたくねぇな」
「怖い人物なのですか?」
「迷宮がある場所に住んでいて武力がないと思うか? 貴族の後ろ盾がないのに大商会になったってことは、他の商会に妨害されないだけの何かを持っているということだ」
「……伯爵閣下並みですか?」
「……どうだろ? 護衛が高位冒険者って言うのは知ってるけどな」
あぁ……憂鬱だ。
できるだけ夕方六時に間に合うように投稿しますが、若干送れることもあるかもしれません。
すみません!!!
================
俺は、ライルだ。ピュールロンヒ辺境伯領、領兵団副団長を務めている。
他領では騎士団と呼ばれているが、辺境伯領の騎士団は軍隊出身者が多数を占めているから兵団と呼んでいる。
辺境伯や伯爵が直々にスカウトして鍛え上げた精兵がほとんどで、実力さえ示せば平民でも出世できる。
その最たる例が俺だ。
当たり前だが、貴族などの特権階級には蛇蝎のごとく嫌われている。
せっかく出世して活躍できるかと言えばそうではなく、成り上がりを嫌う特権階級の団長や上司と出世を妬む同僚や部下の板挟みの処理が、副団長の主な業務だ。
くだらん! 全くもってくだらん!
こんなことなら辺境伯領の副団長を蹴って、伯爵の親衛隊の誘いに乗っておけばよかったと心底思う。
かなり前のことだが、幼いながら親衛隊長と組手をする戦士がいたという。
……俺もそこにいたかった。一緒に組手をしたかった。
そしてその俺を嫌う上司その一が、現在進行形でおかしなことを言っている。
魔の森でも演習を名目に、三分の二の兵力を動員するというのだ。……阿呆か?
領都に放たれている密偵に報告されれば、国家反逆罪で絞首台行きが決定するんだぞ? しかも一族郎党もれなくだ。
収穫があれば陛下も文句を言わないとか言っているけど、収穫を見越した皮算用に意味があると思うのか? 指揮官なら常にリスクを考えて動けよ。
小国の公爵家の依頼だかなんだか知らないけど、リスクの方が大きい案件だ。
そもそも辺境伯も伯爵も、魔の森には手を出すなと指示を出している。
どちらかの指示を仰ぐこともなく動員を決定し、諫言しにきた職人街の顔役や大商会の商会長も門前払いにした。
当然俺も抗議したが、聞く耳を持つどころか留守番をさせられるはめに……。
◇
「確か今日が作戦決行日だったな……」
「何か言いました?」
「いや……何も。人員が少なくなっているから気を引き締めていくぞ!」
「はい!」
軍隊経験もない新兵だけを残して出発した本体は先日出発して、本日作戦を決行することになっていた。
朝方届いた伝令から作戦を決行したことを報告されたが、日が沈む頃に来るはずの経過報告は翌朝になっても来ることはなかった。
何かあったはずだ! いくら無能でも、仕事ができる精鋭を連れていったのだ! 報告を忘れるはずがない!
確かめようにも人員が少なすぎて確かめに行くことすらできない。
三分の二の兵士が一人も連絡してこない……いや、連絡して来られない状況が気になり、巡回任務に身が入らない。
しかも、こういうときこそ悪いことが続くというのは本当らしい。
「いったい何事だ!?」
町の雰囲気や人の叫び声などから、尋常ではないことが起きていることは分かる。
現場に急行しようとしている部下を捕まえて状況を聞く。
「歓楽街で大規模火災です! 煙の量から考えるに……歓楽街全域が燃えている模様です! 死傷者未だ不明です!」
「――クソッ! 現場に急行する!」
「はっ!」
いったい何が起きてる!?兵士が少なくなっているときに合わせたのか!? それなら情報部が動いていないのは何故だ!?
クソッ! クソッ! クソッ! 一つも分からん!
そもそも演習は馬鹿が突然言い出した事を、俺を嫌う上司その二の団長が支持したことで決まったことだ。
事前に準備できたことではないから、情報部が動けなくても無理はない。
馬鹿コンビのわがままを予期して情報を集められたら、我が兵団の情報部は世界征服も夢じゃない。
「――副団長……! 火災ではありません!」
「はぁぁ!? じゃあ何だ!?」
「た……たき火です!」
――はっ? なんて言った!?
「ちょっと通してくれ!」
野次馬でごった返している現場を押し通り、先行していた部下の元に行く。
直後、目の前には底が見えないほど深い穴と、底の方で燃えているたき火が見えた。
「――クソがッ! やられた! これは陽動だ!」
「よ、陽動? で、では狙いは……?」
「ここにあった建物の持ち主は!?」
「伯爵夫人の系列商会です!」
部下の言葉で全てが繋がった……。
「クソッ! 動き早すぎだろッ!」
「どうされました?」
「報復だよッ! いいか!? 伯爵夫人の他の商会と【奴隷商組合】の親玉関係の建物および、各奴隷商の建物の状況確認を急げ! さらに【総合職業組合】の商業部と冒険部の部長のところに行って、不動産の確認を急がせろ! 至急だ! 行けぇぇぇーーー!」
『はっ!』
部下を行かせた後、周囲の無事な店に聞き込みを行った。
すると、キャラバン並みの隊列を組んだ馬車が入ったという。その少し後に火災が発生して、一部の客が庭先に転がっていたらしい。
――手際が良すぎる……。
確実に複数犯だが、馬車列がこの騒動の中でまともに移動できるとは思えない。
そもそも燃やすだけだったら、目立つ馬車列なんかで来ないだろ? それにこの穴は何だ? 歓楽街全域の建物がなくなっているのに、延焼を気にしたっていうのか?
……そんな馬鹿な。
じゃあ何だ? 何をするために馬車を用意して、手の込んだ陽動を行い時間を稼いだ?
俺なら何をする? 交渉? ここまで実力差があるのに? 報復……。奴隷商……。依頼内容……。
――まさか! まさか……まさかッ!
「ヤバい! ヤバい! ヤバい!!!」
「副団長……?」
「門だ! 全門封鎖ッ! すぐに封鎖しろッ!」
「は、はいーー!」
人並みをかき分けて一番可能性が高い南門に向かうも一足遅かったようで、キャラバンらしき馬車列はすでに通過してしまったと門衛が言う。
「なんと言って通った?」
「演習の追加物資を届けると言っていました」
「どんな相手だ?」
「商会ですよ。アナド商会の者たちでしたからね」
「……『迷宮商会』か。よりにもよって……!」
門前払いした大商会じゃないか。手出しするのは悪手だが……どうするかな。
「副団長ーー!」
「どうした!?」
「組合の商業部長と冒険部長が、組合に来て欲しいと言っています!」
「はっ! 呼び出す立場かよ!」
兵士が少ない現状では無視することもできず、仕方なく組合に向かうことにする。
ノルド商会について考えるのは後にして、組合の出方を窺うことにした。
「お呼びと伺いましたが?」
「何か情報は入っていないのか!?」
「何のでしょうか? 冒険部長殿」
「何のだと……!? 分かり切っているだろうがッ!?」
「はて? 私は伯爵夫人と仲が良さそうな相手の建物は大丈夫かと心配をして、部下を向かわせただけですよ? それとも何か心当たりでも?」
こんな耳目があるところで話す内容かよ!? うちの団長と同じで頭にクソでも詰まってるのか!?
そもそも領兵の演習に冒険者を連れて行くわけないだろうがッ!? 辺境伯の機密も含まれているのに、冒険者に扮した密偵が入り込む余地を自ら作るかよ!
「俺の家が穴に変わり……家族がいなくなった!」
「……実家に帰ったのでは?」
「テメェーー!」
「まぁまぁ。話が進みませんよ」
いつも気取った雰囲気で話す商業部長だが、こめかみに浮き出た血管が心情を表していた。
「商業部長殿の御家族も里帰りされたのですか?」
「なかなか面白いことを言うね? 領兵団はユーモアの訓練でもするのかね?」
「えぇ。何でもできないといけませんからね」
「では、その多芸の中の一つを使って情報を取ってきてもらえませんかね?」
「生憎、冒険者でも商人でもないんですよ。命令権を持っている上司は外出先から戻ってこないし、私は領都を守るという重要な使命を負っていますので悪しからず。優秀な冒険者がいるのですから、個人的に情報を集めたらどうですか?」
馬鹿共が……!
いつまでも安全圏にいられると思うなよ? せっかくクソ上司がいなくなったのに、自分から使いっ走りになるわけないだろうがッ!
「非協力的ですね……。辺境伯領と組合の関係が悪くなっても知りませんよ?」
「……手札ってまだあるんですか? 商館がなくなったのに? 商会員も消えたのに?」
根回しに必要なものがないのに脅すとか……。相当切羽詰まっているみたいだな。
「手札があるなら早めに切ることをお勧めしますよ? あるならですが?」
「元々ぉぉぉぉ! 貴様の上司が巻き込んだのだろうがぁぁぁ!」
「話に乗った商人は誰ですか? 取引に失敗した責任を負えないなら商人をやめればいいのでは? 商人ではなく、ただの守銭奴じゃないですか? では、話は終わったみたいですから失礼させていただきます!」
「クソがッ! 絶対に後悔させてやるッ!」
「犯人の次は貴様を殺してやる!」
商業部長と冒険部長が後ろで喚いているが、俺はまだまだ恐ろしい人物の相手をしなければいけないのだ。
クズ共の家族がいなくなったとしても、心底どうでもいいことである。
「……会いたくねぇな」
「怖い人物なのですか?」
「迷宮がある場所に住んでいて武力がないと思うか? 貴族の後ろ盾がないのに大商会になったってことは、他の商会に妨害されないだけの何かを持っているということだ」
「……伯爵閣下並みですか?」
「……どうだろ? 護衛が高位冒険者って言うのは知ってるけどな」
あぁ……憂鬱だ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
193
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる