おもちゃで遊ぶだけでスキル習得~世界最強の商人目指します~

暇人太一

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第二章 一期一会

第七十九話 実父からの聖域創造

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 次は組合でもめた、クソババアの配下たちである。

「おや? 今度は警備員のおじさんとニタニタ商人さんですね」

「誰がニタニタ商人だ! 私が誰か分かってるんだろうな!? 貴様は終わりだ!」

「誰? そして何故?」

「いいか!? 心に刻め! 私は【奴隷商組合】の幹部だ! そして私が知らせれば、組合所属の兵隊が貴様を地獄まで追うことになるだろう!」

「……どうやって?」

「はぁ? 直通通信機が邸にある! それで――」

「だから、どうやってここから邸に帰るんですか? ここで死ぬのに」

 無事に生きて帰れる前提で話を進めているが、『家に帰ったら通信して復讐するための兵を派兵してもらいます』と、脅してくる者を無事に帰すほど、俺は頭がお花畑ではない。

「……死ぬ? 私が? お、お前みたいな子どもに人を殺せるわけがないだろう? 冗談ならもっとマシなことを言え!」

「冗談ではなく、あなたは死にます。それで総合職業組合のカードは処分せず、あなたの邸を襲撃します。そこにある幹部資料を世界にばら撒こうかと思ってます。あなたの告発と称して。奴隷商組合はしばらくの間、あなたの亡霊を追いかけ続けるでしょうね。家族はどうなるでしょう? 奥さんはいますか? 娘さんは? 奴隷商なんだから、どうなるかくらいは分かるでしょう?」

「やめ……やめろぉぉぉぉぉーーー!」

「人を売り買いして贅沢な暮らしをしてきた者が、最後は奴隷に堕とされるなんて、まるで物語のようですね? あなたの家族のおかげでまた別の方が贅沢な生活を送れるのです。奴隷商冥利に尽きるでしょう? 感謝してくれていいんですよ?」

「それだけは……それだけはやめてくれーーー!」

「ありきたりな言葉ですが、あなたに向かって『やめてくれと言った者に、あなたは何をしましたか?』と聞けば、同じようなことをしたと記憶がよみがえりませんか? あなたの家に行き、御家族の方が奴隷に優しく接していたら、俺があなたの代わりに保護してあげましょう。でも、一人でも粗略に扱っていたら……分かるでしょ?」

「うわぁぁぁぁぁぁーーー!」

 魂の叫びを聞いた後は、クソババアと同じく猿轡をかませて檻に放り込む。コイツこそが、待ち望んでいた闇属性の持ち主だったからだ。

「さて、組合の敷地内を責任持って管理しているはずの警備員さんが、いったい何故ここに?」

「クソッ! 出せ! お前を殺して、死体の横で女どもを犯してやる!」

「サッカーボールキック!」

「グハッ!」

「純粋なうちの子たちの前で、特殊な性癖の話をしないでください!」

「純粋……」

 ん? ラビくん、どうしたんだろう?

 演劇を見ている観客のように静かに観覧していたのに、『純粋』という言葉に何か引っかかったのかな? あとで教えてもらおう。

 蹴りで伸びてしまった警備員はおまけだから、掘り起こした後は適当に縛ってVIP用の檻に放り込んでおいた。

「あの警備員のスキルは、ユニークスキルの《性技》だったよ!」

「……知ってるよ。俺はそれよりもノーマルスキルの《按摩》が欲しいんだよ」

「なんで?」

「マッサージのスキルだよ? モフモフを虜にするマッサージをしたい! マッサージが上手ければ、モフモフたちが『マッサージして!』って、寄って来てくれるかもしれないじゃん! ワニジャーキーがなくなったときのために準備はしておかないと!」

「ワニジャーキーがなくなったら、新しい素材を獲りに行けばいいと思うよ!」

「……また地獄の刑務官に変身してしまうのか? ずっとモフモフ天使でいてくれればいいんだよ!?」

「ぼくはずっとモフモフ天使だよ!」

 食べ物が絡んでいなければね。

「そういえばさっき、『純粋』って言葉に反応してたけど、なんか気になることあった?」

「ふぇ?」

「いや……ふぇ? じゃなくて。『純粋』って呟いてたじゃん?」

「て……照れただけだよ? あっ! 作業の途中だった! リムくん、ゴーーー!」

「あっ! 逃げた!」

 まぁあとで捕獲してから問い詰めよう! きっと何かを隠しているはずだから!

 それよりも、何故か前線に来てしまった文官を捜さなければ。本当に意味の分からないことをする文官様だ。大人しく文官の能力を最大限に活かして、代官をしていれば安泰だったのに。

「――見ぃつけた! 初めまして、代官殿!」

「代官殿……だと? 舐めるなよ、小僧! 様をつけろ!」

「おぉ~! 指揮官になりきっているのですね? でもあなたの立場は捕虜です。弱卒すぎて、緒戦で捕虜になったお荷物くんです。殿をつけただけでも十分すぎる。本当に伯爵閣下の従兄弟ですか? 全く似てませんよ? 武力もなく、思慮も足りない。あぁ! あの神子にそっくりだ! もしかして……アイツも不貞の子か?」

「誰が弱卒だ!」

「おまえ」

「貴様ぁぁぁぁーー! 殺してやるーー!」

「無理無理。神子と同じでゴブリンにすら負けそうなのに……。お供の団長も同様に雑魚ですし、よくここまで来れましたね。もしかして、エルフの精霊頼りですか?」

「ふぅーー……ふぅーー……!」

「ついに言葉を失ってしまわれたのですね! それにしても、団長との関係も神子にそっくりです。本当に夫人と関係はなかったですか? 神子があなたの子なら……」

「解放するしかないということか? ならば、教えてやろう! ノアは私の子だろう。金遣いの荒いアレを支援してやった利子を体で払ってもらったのだ。つまり、私の遺伝子が神子を創ったのだ! 伯爵ではなく、この私がだ! どうだ! すごいだろ! さぁ、早く解放しろ!」

 伯爵よ……。あなたはなんて不憫な人なのだろうか……。降爵は確定し、唯一の息子は毒杯を頂くことになるだろうが、神子の真実は俺が責任持って広めると誓う。

「いや~、暴露本を書こうかと思ってるんですけどね。何かネタはないかなと思ってたところに、今回の神子の実父問題。必ず出版しますので、ご心配なく!」

「そんなことは聞いてない! 早く解放しろ! 約束だろ!」

「約束? しましたっけ? 神子があなたの子なら? としか言ってませんが? ベラベラと勝手に話しておいて、約束はないでしょう? それから戦場の常識を一つ。指揮官の首と引き換えに部下の助命嘆願が基本ですよ? あなたも指揮官なら、最後まで責任を持ってください!」

「何故私がっ!」

「指揮官だから。さぁVIPルームへ案内します」

 近くにいた団長と一緒に檻に収監し、指揮官クラスの捕縛は終了した。あとは残党だけだ。面倒だったから、《硬化》を解除した落とし穴を少し深くし、《創水》で水かさを増やした落とし穴を創る。

 ゴーレムさんに水の中に入ってもらい、穴の外に投げてもらうことにした。地面に叩きつけられた兵士を、外にいるゴーレムさんたちと捕縛していく。

 捕縛後に《鑑定》をしてバケツリレーで、それぞれの檻へ放り込む方式を採る。

 村との中継地点である洞窟前広場での捕縛が終了したあとは、村に待機している後方支援部隊の捕縛と接収である。クソババアの洞窟の確認もする予定だ。

 まずは侵略兵が持参した馬車と、今までに回収してきた馬車を全て村に向かわせる。御者はすでに奴隷化しているエルフ娘管理下の十五名だ。

 冒険者になりすまして村に近づき、油断したところを奇襲する予定である。なんちゃってトロイの木馬作戦だ。

「無事の帰還、おめでとうございます。収穫はありましたか?」

「えぇ。笑いが止まらないほど。確認なさいますか?」

「よろしいんですか? ――それでは御言葉に甘えまして……」

 幌馬車の幌をめくった兵士の顔面に拳を叩き込み、一撃で制圧する。馬車に引きずり込んだら、武装解除して捕縛しておく。戻りが遅いと思って様子を見に来たもう一人の見張り兵士も同様に処し、村の中に侵入する。

 十五人の奴隷に待機を指示し、非戦闘員を含む全ての人間を捕縛していく。隠れている者も逃すことなく、全ての人間である。

 クソババアが捕まえた違法奴隷も含めているが、この人たちを解放するとどこから漏れるか分からない。それゆえ、解放する気はない。

 自分の安全のためでもあるし、この森の平穏のためでもある。そして仕方がないと言えば仕方がないが、違法奴隷のせいで軍資金を確保できたわけだから、侵略の遠因にもなっていることを理解してほしい。

「いい暮らしをしているみたいですね、お父様」

「――お前が……?」

「初めまして、フロースの息子のアクナイトと申します。まぁ名前はもう違いますが……」

「元気だったか?」

「元気……ですか? どうでしょう? 母が出産直後から育児放棄をしたせいで、とても大変な乳幼児期を過ごしました。ですが、代わりに育ててくださった方々がおりまして、おかげでここまで生きて来れました」

「そうか。じゃあ早く父を解放してくれ! 一緒にエルフの村に行こう!」

「行きませんよ。あなたの村は選民思想の持ち主しかいない村です。奴隷に堕ちた者は処分対象でしょう? それにあの村には戦士階級がいないから、早晩近くにいるゴブリンの集落に襲われて壊滅することでしょう。俺もこの大陸を出て行きますので、あなたは今の職業を続けて下さい。まぁ雇い主は変わりますが」

「は? 何だって!? 何で! 何でだ! 誰になる!? 売られるのか? 教えてくれ!」

「雇い主は――俺です。では、また後で! 運んでくれ!」

「はい!」

 心を折ったと言うよりも謎肉で餌付けした新人十五人に運び出してもらい、物資および伯爵家の資産の接収準備に移る。

 伯爵家の本は、誰も読まないくせに貴重なものが山のようにあるのだ。子どものころから属性が増えたから、魔導書が手に入るのはすごく嬉しい。

 神子が使ったものはイヤだけど、それ以外のものは全て運びだそうと思っている。奴隷村に必要でなるだろうから。

 それならここに拠点を置けばいいと思うだろうが、ここには大きい罠を造る予定だから、必要な物資は置いておけないのだ。

 代官が戻らない以上、残された者が気にならないはずはない。【奴隷商組合】の幹部含む全ての奴隷商が動員され、町から巨大組織の一角が消えた。

 さらに【総合職業組合】の商業部と冒険部も関係しているらしいから、こちらの組織が情報を欲して町の行政に陳情するはず。

 そこに真面目な後始末要員である副団長が加われば、町に最低限の兵を残して偵察に来るだろう。空っぽになった村に不思議な石像が建っていたら、普通なら徹底的に調べるだろうな。
 神子が誕生した今なら、【魔王】の誕生の予兆かもしれないと勘ぐってくれること間違いなしだ。

 あとは俺の運が上か、副団長の運が上かが鍵である。

 洞窟の探査も終え、接収も終了した。
 最後に、伯爵家を睨むように村内に体の前面を向けた状態で、【始原竜】の石像を設置する。石像で三角形ができるように三方向に配置した。

 遠くからも目印にできればと考え、土台を造って高く持ち上げる細工も施す。それぞれ祭壇の上に立っているみたいで、何かの儀式のための道具にも見えなくもない。

 図鑑のおかげで以前よりも細かく造形でき、塗装もしたことにより威厳と迫力が増している。
 目と口の中にはそれぞれの属性を司る色の宝石をはめているし、頭に登りやすくしている。欲深い者なら、頭に登って宝石を獲ろうとするだろう。……罠とも知らずに。

「うわぁぁぁーーー! そっくりーーー!」

「ラビくん、本物を見たことあるの?」

「ん? ず、図鑑の竜に似てるっていう意味だよ?!」

「あぁ、なるほど! これなら竜を釣れるかな?」

「え? 新しいジャーキーを作ってくれるの? 本物で!? ついに、やる気を出してくれたんだね!」

 興奮するほど喜んでくれてるところに水を差すようで気が引けるが、本物でジャーキーを作る気はないんよ? できれば平穏無事にモフモフ生活をしたいだけだからさ。

「……違うよ。【始原竜】の頭に乗る不届き者を燃やしてもらって、村の証拠隠滅に協力してくれないかと……」

「――え? い、今までで一番の鬼畜だと思うな……。竜種を焼却炉みたいに使おうと考えているのは、この世でアークだけだと思う!」

「そんな! 人聞きが悪い! 奴隷村を創るための場所を確保する必要があって、ここに石像を移すはめになったんだよ? 【始原竜】様に申し訳ない気持ちがあるから、石像をグレードアップさせて祭壇まで用意したんだよ! ここを竜の聖域にするために!」

「嘘くさぁーー」

「そんな……そんな! 不届き者が石像の上に登ったり、石像に攻撃したりしなければ大丈夫だよ! ねっ!」

「……」

 モフモフの視線だけの責めに、ただただ顔をそらすことしかできなかった。

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