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第三章 フドゥー伯爵家
第六十六話 意気投合
しおりを挟む「ここは……?」
いつの間にかうとうととしていたのか、アルグスはアジトのリビングで、ふと意識を取り戻した。どうやらリビングのテーブルに着席したまま居眠りしていたようだ。
酷く頭が痛むし、なんだか記憶が曖昧だ。いや、記憶が曖昧というよりは、意識が朦朧としているのだろうか。ともかく本調子ではない。
しかし気温は涼しく、開けられた窓からは気持ちの良い風が吹いている。外からはさらさらと草木のこすれ合う音がした。
「あらアルグス、起きたの?」
「アンセか」
彼女の顔を見た時、何かチクリと胸が痛んだような気がした。何か……何か謝らないといけないことがあったような気がしてならない。
いや、それ以前に……
(今は一体いつなんだ……ここまでの記憶が曖昧だ。外は大分涼しい。秋も中頃と言った感じか)
そうだ、ぼんやりとしながらも少しずつ思い出してきた。セゴーが化け物になって町の中で暴れ出して……大惨事になっていたはずである。
「アンセ……町は……ガスタルデッロはあれから、どうなったんだ?」
アルグスが尋ねるとアンセは少し眉根を寄せて困ったような表情をした。
「また、記憶があいまいになっているのね……激しい戦いだったから……
アルグスは、どこまで覚えているの?」
「覚えて……」
テーブルの上に乗せられている両手のひらを見ながら、アルグスはゆっくりと記憶を掘り起こす。
「そうだ……戦いをおさめるために、イリスウーフは野風の笛を取り出して……それをガスタルデッロに奪われてしまって、僕はすぐにダンジョンに追いかけて行ったんだけど」
「そう」
対面の席に椅子を引いて座りながらアンセは問いかける。
「それで、何があったの?」
彼女と目が合った瞬間、アルグスはビクリと体を震わせる。
思い出したのだ。
あの時迷宮の奥で、何があったのかを。
血にまみれた己の穢れた手。
腕の中でぐったりとし、動かない恋人。
一瞬のうちにアルグスの瞳孔が開き、心の臓は早鐘の如くに打ち鳴らされ、呼吸は早く、浅くなる。
それでもアルグスは、自分のした事と向き合わねばならないと思った。あの時ダンジョンの中であったことを口に出す。それを当のアンセに話すのだ。もはや、何が夢で、何が現なのかも分からない。
「僕は……僕は、迷宮の奥で、君を……」
思わず言葉に詰まる。
「どうしたの、アルグス」
その異常を察知してアンセが席を立ち、アルグスのすぐ近くに駆け寄る。
「ぼくが、きみを……ころしたんだ」
言った瞬間、アンセは優しくアルグスを抱きしめた。
「夢よ……それは全部、夢」
「ちがう、ちがうんだ」
どちらが夢なのか。
先ほどのダンジョンで起きたことが夢なのか、それともこちらの方が夢なのか。もしくは両方ともそうなのか。だが、どちらにしろ……
「たとえ夢だろうと、そうでなかろうと……その決断をしたのは、僕なんだ」
「大丈夫……大丈夫よ」
震える声で呟くアルグスをアンセは一層強く抱きしめた。
「ああ」
思わずアルグスの口から声が漏れた。安堵の声だ。少し肌寒かった部屋の中、アンセの両腕の中は暖かかった。その大きな胸はベッドのように柔らかく彼を包み込む。
「落ち着いて、記憶が混乱してるのよ、アルグスは。
あの後、結局ガスタルデッロは現れなかった。もう、何もかも終わったことなのよ。町ももう平和になった。みんなも、だれ一人欠けることなくここへ戻ってこれたんだから」
そうか
全て、終わったのか
柔らかく、暖かい胸に包まれて、アルグスは脱力するように目をつぶった。もはや、何もかもどうでもよくなってきていた。
「もう、いいのよ」
アンセの言葉がどこまでも深くアルグスの心の底に染み入っていった。
「もう、あなたが闘わなくてもいいの。ゆっくり休んで、アルグス」
(そうだ、もう、僕が苦労して戦う必要なんて、ないんだ)
こんなにも心が落ち着いた気分になったのは一体いつ以来だっただろうか。
「あ……お邪魔でしたかね?」
聞きなれた、若い女性の声。アルグスは思わずアンセの胸から離れて気まずそうに佇まいをなおす。リビングに入ってきたのは二人の若い女性、マッピとイリスウーフだった。
「イリスウーフも、無事だったのか……」
「?」
「あ、どうもアルグス、記憶が曖昧みたいで。あんな戦いの後だったから。きっと落ち着けば元に戻ると思うわ」
アルグスの様子に疑問符を浮かべるイリスウーフにアンセがフォローを入れた。
「そうですね。本当に、この町を揺るがす大事件でしたから。町もやっと落ち着きを取り戻してきたところですし。もう喫緊の課題もない事ですし、しばらくはゆっくり過ごしましょう」
隣にいたマッピもパン、と手を合わせてそう言った。
そうだ。よく覚えてはいないが、平和な毎日が戻ってきたのだ。今はゆっくりと、疲れ切ったこの体と、そして精神を休めるのが必要な事なのだ。
そう思って、ゆっくりと心を落ち着けようとするアルグス。だがやはり何かおかしい。何か重要なことを忘れているような気がする。
そもそも、なぜ自分の心はこんなにも疲弊しきっているのか。それがイマイチ思い出せない。
何か、途轍もなく重要なピースが欠けているような気がしてならない。
自分が決して忘れてはいけない何かを。
「勇者」である自分が、決して忘れてはいけない、無くてはならない何かのような気がする。
それを忘れてゆっくりと休むことなど、許されない。そう思えてならなかった。
「どうやら調子はいいみてえだな、アルグス」
ぼうっと椅子に着席して考え事をしていると、若い男性の声が投げかけられた。
横柄な態度の、少し癇に障る物言い。
そうだ、この男の持ってくる情報は、いつもろくでもない。やることなす事、全てろくでもない男だ。初めて会った時から、ずっとそうなのだ。
妙に涼やかな風が吹き、心地よいこの部屋で、皆が心地よい言葉をかけてくれる。
その中でもこの男だけは、そんな都合のいい状況を作ってくれるはずがないのだ。
この男だけは。
賢者ドラーガ・ノート。
いつの間にかうとうととしていたのか、アルグスはアジトのリビングで、ふと意識を取り戻した。どうやらリビングのテーブルに着席したまま居眠りしていたようだ。
酷く頭が痛むし、なんだか記憶が曖昧だ。いや、記憶が曖昧というよりは、意識が朦朧としているのだろうか。ともかく本調子ではない。
しかし気温は涼しく、開けられた窓からは気持ちの良い風が吹いている。外からはさらさらと草木のこすれ合う音がした。
「あらアルグス、起きたの?」
「アンセか」
彼女の顔を見た時、何かチクリと胸が痛んだような気がした。何か……何か謝らないといけないことがあったような気がしてならない。
いや、それ以前に……
(今は一体いつなんだ……ここまでの記憶が曖昧だ。外は大分涼しい。秋も中頃と言った感じか)
そうだ、ぼんやりとしながらも少しずつ思い出してきた。セゴーが化け物になって町の中で暴れ出して……大惨事になっていたはずである。
「アンセ……町は……ガスタルデッロはあれから、どうなったんだ?」
アルグスが尋ねるとアンセは少し眉根を寄せて困ったような表情をした。
「また、記憶があいまいになっているのね……激しい戦いだったから……
アルグスは、どこまで覚えているの?」
「覚えて……」
テーブルの上に乗せられている両手のひらを見ながら、アルグスはゆっくりと記憶を掘り起こす。
「そうだ……戦いをおさめるために、イリスウーフは野風の笛を取り出して……それをガスタルデッロに奪われてしまって、僕はすぐにダンジョンに追いかけて行ったんだけど」
「そう」
対面の席に椅子を引いて座りながらアンセは問いかける。
「それで、何があったの?」
彼女と目が合った瞬間、アルグスはビクリと体を震わせる。
思い出したのだ。
あの時迷宮の奥で、何があったのかを。
血にまみれた己の穢れた手。
腕の中でぐったりとし、動かない恋人。
一瞬のうちにアルグスの瞳孔が開き、心の臓は早鐘の如くに打ち鳴らされ、呼吸は早く、浅くなる。
それでもアルグスは、自分のした事と向き合わねばならないと思った。あの時ダンジョンの中であったことを口に出す。それを当のアンセに話すのだ。もはや、何が夢で、何が現なのかも分からない。
「僕は……僕は、迷宮の奥で、君を……」
思わず言葉に詰まる。
「どうしたの、アルグス」
その異常を察知してアンセが席を立ち、アルグスのすぐ近くに駆け寄る。
「ぼくが、きみを……ころしたんだ」
言った瞬間、アンセは優しくアルグスを抱きしめた。
「夢よ……それは全部、夢」
「ちがう、ちがうんだ」
どちらが夢なのか。
先ほどのダンジョンで起きたことが夢なのか、それともこちらの方が夢なのか。もしくは両方ともそうなのか。だが、どちらにしろ……
「たとえ夢だろうと、そうでなかろうと……その決断をしたのは、僕なんだ」
「大丈夫……大丈夫よ」
震える声で呟くアルグスをアンセは一層強く抱きしめた。
「ああ」
思わずアルグスの口から声が漏れた。安堵の声だ。少し肌寒かった部屋の中、アンセの両腕の中は暖かかった。その大きな胸はベッドのように柔らかく彼を包み込む。
「落ち着いて、記憶が混乱してるのよ、アルグスは。
あの後、結局ガスタルデッロは現れなかった。もう、何もかも終わったことなのよ。町ももう平和になった。みんなも、だれ一人欠けることなくここへ戻ってこれたんだから」
そうか
全て、終わったのか
柔らかく、暖かい胸に包まれて、アルグスは脱力するように目をつぶった。もはや、何もかもどうでもよくなってきていた。
「もう、いいのよ」
アンセの言葉がどこまでも深くアルグスの心の底に染み入っていった。
「もう、あなたが闘わなくてもいいの。ゆっくり休んで、アルグス」
(そうだ、もう、僕が苦労して戦う必要なんて、ないんだ)
こんなにも心が落ち着いた気分になったのは一体いつ以来だっただろうか。
「あ……お邪魔でしたかね?」
聞きなれた、若い女性の声。アルグスは思わずアンセの胸から離れて気まずそうに佇まいをなおす。リビングに入ってきたのは二人の若い女性、マッピとイリスウーフだった。
「イリスウーフも、無事だったのか……」
「?」
「あ、どうもアルグス、記憶が曖昧みたいで。あんな戦いの後だったから。きっと落ち着けば元に戻ると思うわ」
アルグスの様子に疑問符を浮かべるイリスウーフにアンセがフォローを入れた。
「そうですね。本当に、この町を揺るがす大事件でしたから。町もやっと落ち着きを取り戻してきたところですし。もう喫緊の課題もない事ですし、しばらくはゆっくり過ごしましょう」
隣にいたマッピもパン、と手を合わせてそう言った。
そうだ。よく覚えてはいないが、平和な毎日が戻ってきたのだ。今はゆっくりと、疲れ切ったこの体と、そして精神を休めるのが必要な事なのだ。
そう思って、ゆっくりと心を落ち着けようとするアルグス。だがやはり何かおかしい。何か重要なことを忘れているような気がする。
そもそも、なぜ自分の心はこんなにも疲弊しきっているのか。それがイマイチ思い出せない。
何か、途轍もなく重要なピースが欠けているような気がしてならない。
自分が決して忘れてはいけない何かを。
「勇者」である自分が、決して忘れてはいけない、無くてはならない何かのような気がする。
それを忘れてゆっくりと休むことなど、許されない。そう思えてならなかった。
「どうやら調子はいいみてえだな、アルグス」
ぼうっと椅子に着席して考え事をしていると、若い男性の声が投げかけられた。
横柄な態度の、少し癇に障る物言い。
そうだ、この男の持ってくる情報は、いつもろくでもない。やることなす事、全てろくでもない男だ。初めて会った時から、ずっとそうなのだ。
妙に涼やかな風が吹き、心地よいこの部屋で、皆が心地よい言葉をかけてくれる。
その中でもこの男だけは、そんな都合のいい状況を作ってくれるはずがないのだ。
この男だけは。
賢者ドラーガ・ノート。
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