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第二章 シボラ商会
付録3 サーブル村
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ネタバレ注意。
◇アルミュール男爵家◇
◆アダム・ド・サーブル
男爵家の先代当主。
名誉という言葉が好きで、辺境伯の失策の尻拭いのために作られた【辺境の防人】という名誉ある役職に飛び付いた、男爵領民の地獄生活の元凶。
領民の悲鳴も名誉や誇りのためと言って無視し、自分の体裁を守ることが最優先である。
隠居した後も度々領地経営に口を出す。
名誉ゴリ押し交渉が効果的であるため、男爵領で一番交渉しやすい人物。つまり、無能である。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆
属性:赤
天禀:瞬動
武術:サーブル流剛剣術
シャムス流騎士術
ガーバート流格闘術
◆リアム・アルミュール・サーブル
男爵家の現当主で、カルムの実父。
男爵家の次男だったが、長男が死亡したため当主になった。
元々当主になるつもりはなかったため、使用人や補佐官は全てお下がり。
隠居した後も先代当主の権威が弱まることがなく、村人を含めた村民からは領主と呼ばれることがない。
戦闘力は高いが、視野が狭いせいでニコライ商会に食いものにされていた。
さらに、第二夫人であるセレスティーナや息子のカルムを犠牲にしてきたせいで、完全に見限られた『禁忌を犯した男』である。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆
属性:黄
天禀:不動
武術:サーブル流剛剣術
シャムス流騎士術
◆アベル・フォン・サーブル
アルミュール男爵家の長男で、カルムよりも6つ年上の双子の兄。
オカッパのデブだが、武門らしく武術が得意と自称できるほどには運動神経が良い。さらに、魔法もそこそこ得意であるため、両親や祖父からも期待されている。
カルム少年は、演説を聴く心構えをしてからでないと会話する気にならないほど話が長い。
井の中の蛙という言葉がはまるほど、男爵領では好き勝手できる身分だったが、放火事件からは一変して世間の厳しさを知る。
蛙に丸呑みされたことから『蛙騎士』と村民に言われ続けているが、何よりもカルムによって助け出されたことに対し憤っている。
そして、その噂が王都の学園にも……。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆
属性:赤
天禀:鋼化
武術:サーブル流剛剣術
◆カイン・フォン・サーブル
アルミュール男爵家の次男で、カルムよりも6つ年上の双子の弟。
オカッパのデブで、見た目通り運動が苦手。
興味があることのみやっていたい性格で、将来的には魔導具開発や魔法研究員になる予定。
勉強が得意なわけでも好きなわけでもないが、大物ぶった話し方のせいで勉強ができるだろうと誤解されている。
基本的には権力を持ったガキ大将の兄の太鼓持ちとして、後ろにくっついて動く。
虎の威を借る狐ではなく、『豚の威を借る豚』とカルムや一部使用人には思われている。
アベルは祖父に似ているが、カインは実母のサラに似た性格をしているため、陰湿なイジメをするのが好き。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆
属性:緑
天禀:記憶
武術:サーブル流剛剣術
◆イヴ・フォン・サーブル
アルミュール男爵家の長女で、カルムよりも3つ年上。
放火事件から屋敷内の空気が変化してきたことに困惑しているが、実母のサラに呪詛のように『カルム』のせいだと聞かされ続けているため、ほとんど会ったこともないカルムを一方的に恨んでいる。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆
属性:白
天禀:魔力回復
武術:サーブル流剛剣術
◆サラ・フォン・サーブル
ニコライ商会の商会長ニックの娘で、アルミュール男爵家現当主リアムの第一夫人。
縁起の良い双子を産んだことにより、家庭内の順位が先代当主に次ぐほど高くなった。その後も、珍しい白属性の娘を産んだことで立場が確かなものに。
男爵家で唯一天禀を持っていないことと、『田舎の商会の娘がなんちゃって男爵と結婚したことで調子に乗っている』と、王都のお披露目で馬鹿にされたことから第二夫人をいびっていた。
ニコライ商会のお得意様であるハンズィール子爵家に身売りすることをニックに提案させたり、カルムのためにエルードを呼ばないようにしたりと、陰湿なことを行ってきた。
現在、男爵家が苦境に見舞われている元凶。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆
属性:緑
天禀:なし
武術:なし
◆セレスティーナ・フォン・サーブル
バカラ子爵家の令嬢で、リアムの第二夫人でもある。
カルムの実母で、二人で冷遇生活を送ってきた。
名家出身で教養があり、勘働きも良いと評判の令嬢だった。
家が没落しなければ伯爵家に嫁ぐことも可能だったが、借金奴隷を回避するために隣領の男爵家の第二夫人に収まる。
カルムが転生しても受け入れる懐の深さもあり、領民から慕われる存在。ユミルも慕っていて、カルムと主人公以外に体を触らせる人物の一人である。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆
属性:青
天禀:至妙
武術:アラド流神槍術
◆レイト
アダムの側近で、男爵家の家宰を務める。
カルムからは、【禁忌の勇者】の伝記に記されているセバスチャン呼称で覚えられている。
カルムに魔晶具の『金剛弓』を渡したり、双子の放火を見過ごしたりと嫌がらせをし続けるも、アダムを裏切っていたことのツケが回った。
◆マルコ(第一章)
伝令を装って第一夫人の裏工作を手伝った共犯者。
男爵家の一員でなかったせいで、神罰を受けて無能力の老人になってしまった兵士。神罰を受けたせいで、退役後の年金ももらえないし仕事もない。
◆ポーロ(第二章)
製塩技師として男爵家と契約していたが、男爵領の生活が耐えられずに家族と一緒に逃亡した。
フドゥー伯爵領で製塩所の所長として裕福な暮らしをしていたが、カルムに捕縛されて犯罪奴隷になる。
息子夫婦と孫に娘も全て犯罪奴隷になってしまい、今後の交渉次第では処刑もあり得る微妙な立場に日々恐怖している。
〈家族〉妻 息子 嫁 孫 娘
◆ニック
ニコライ商会の商会長で、サラの父親。
アルミュール男爵家よりもハンズィール子爵家の方が付き合いが長く重要視しているが、アルミュール男爵家の御用商人である。
アルミュール男爵家をカモだと思って貸し付けを行ってきたが、帳消しにされたどころか新しい契約を結び直された。
さらに、95億スピラという賠償金を男爵家に変わって肩代わりさせられる。
カルムたちが討伐した蛇や蛙のおかげで1億スピラの返済はできたが、以降の返済は滞っている。
教会に言われたまま仕入れた大量の風邪薬が全く売れず、全て廃棄処分になった。それに加え、系列の飲食店の味が変わったと噂になり倒産の危機に……。
重い思いをして運んできた薪を買う者は東区の者だけで、ほとんど身内で消費しているせいで利益にならない。
トドメに男爵領ではほとんど専売とも言える塩の販売が禁止になり、今までに売り上げた金額を全て返納しなければいけないという不幸に見舞われた。
辺境の男爵領で商売をしている理由は、辺境の素材を格安で仕入れられるということ。次いで、世界的に有名なエルードやガンツの製作物を仕入れられるということ。
この二つが最大の理由だが、放火事件以来エルードやガンツとの関係が疎遠になった。
男爵領にいる理由がなくなったニコライ商会は、逃亡計画を立て始める。
〈家族〉妻 :ライラ
息子:リック
娘 :サラ
◇常連客◇
◆ガンツ
西区で『ガンツ工房』を営んでいるドワーフ。
魔霊樹で建築ができると知り、自ら分家の屋敷建設に立候補した。
奇行を繰り返すカルムに対しても、変わらず子ども扱いをしてくれるまともな大人。
世界的に有名な職人であり、高い戦闘力も持つ武人でもある。エルフのエルードとは腐れ縁で、魔法のコンビネーション攻撃も可能。
奥さんとエルードと司教の三人とは飲み仲間で、最近は銭湯の食堂を飲み屋代わりに利用している。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆☆
属性:黄
天禀:?
固有:精霊魔術
◆フラメア
ガンツの妻。ドワーフ。
ユミルのことを可愛いと思っており、ユミルの木像がシボラ商会の看板を持つことに賛成した。
西区のママさんネットワークを構築している人物でもあり、夫婦ともに西区の顔役を担っている。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆☆
属性:?
天禀:?
固有:精霊魔術
◆エルード
ガンツと腐れ縁のエルフで、村で唯一の医者兼薬師。さらに、有名な魔導師でもあるため、戦力的にもサーブル村の重要人物である。
近くに【霊樹海】があるから男爵領にいるようなもので、本来は辺境にいていい人物ではない。
最近はカルムの持つ希少な本につられて銭湯に入り浸っているが、一刻も早く図書館が建つことを願っている。
早い時期からカルムの異常性に気づき、スタンピード事件でリアムの暴挙を最初っから否定しなかったのも、高度な魔法技術を持っていると思っていたからだ。
怪物村に図書館ができたら、怪物村に引っ越そうかと本気で考えている。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆☆☆
属性:青
天禀:?
固有:精霊魔術
契約:風精霊
◆金物屋
丸眼鏡を売っていた店の店主。
◇双天教会◇
◆ジークハルト
サーブル村の教会の神父。
平民ながら司教になるも、貴族出身の神官派閥に疎まれて辺境に行かされる。
本人は都でドロドロ政争よりも、田舎でスローライフの方が良いと喜んでいた。……あるときまでは。
子どもに公正証書を発行してから平穏な暮らしが一変し、田舎でスローライフという平穏無事な生活が地獄のデスマーチ生活に……。
堪ったストレスは飲み仲間と一緒に酒で流し、シスターに癒されて復活するローテーションだ。
その大切なシスターを失いかけるも、カルムに救い出された。結果、カルムとは切っても切れない関係になるのだった。
普段は粗野な言葉遣いにボサボサ頭のダメ大人の典型だが、司教としての仕事を行うときは当然だけどかっちりした立派な大人。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆☆
属性:白
天禀:?
◆アリア
サーブル村のシスター。
良家のお嬢様だが、自ら司教に同行することを希望した。
献身的な姿勢は神も認めるほどである。
飲み過ぎた神父を最高のタイミングで迎えに来て回収していき、酔っ払いの対応も神がかっている。
求婚者が多いが、司教のギャップにやられているから他は眼中にない。
救出された後一度目を覚ましたが、熊に踏まれているという理解しがたい状況に夢だと思い、再び眠りに就いた。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆
属性:?
天禀:?
備考:司教の世話検定1級
◇アルミュール男爵家◇
◆アダム・ド・サーブル
男爵家の先代当主。
名誉という言葉が好きで、辺境伯の失策の尻拭いのために作られた【辺境の防人】という名誉ある役職に飛び付いた、男爵領民の地獄生活の元凶。
領民の悲鳴も名誉や誇りのためと言って無視し、自分の体裁を守ることが最優先である。
隠居した後も度々領地経営に口を出す。
名誉ゴリ押し交渉が効果的であるため、男爵領で一番交渉しやすい人物。つまり、無能である。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆
属性:赤
天禀:瞬動
武術:サーブル流剛剣術
シャムス流騎士術
ガーバート流格闘術
◆リアム・アルミュール・サーブル
男爵家の現当主で、カルムの実父。
男爵家の次男だったが、長男が死亡したため当主になった。
元々当主になるつもりはなかったため、使用人や補佐官は全てお下がり。
隠居した後も先代当主の権威が弱まることがなく、村人を含めた村民からは領主と呼ばれることがない。
戦闘力は高いが、視野が狭いせいでニコライ商会に食いものにされていた。
さらに、第二夫人であるセレスティーナや息子のカルムを犠牲にしてきたせいで、完全に見限られた『禁忌を犯した男』である。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆
属性:黄
天禀:不動
武術:サーブル流剛剣術
シャムス流騎士術
◆アベル・フォン・サーブル
アルミュール男爵家の長男で、カルムよりも6つ年上の双子の兄。
オカッパのデブだが、武門らしく武術が得意と自称できるほどには運動神経が良い。さらに、魔法もそこそこ得意であるため、両親や祖父からも期待されている。
カルム少年は、演説を聴く心構えをしてからでないと会話する気にならないほど話が長い。
井の中の蛙という言葉がはまるほど、男爵領では好き勝手できる身分だったが、放火事件からは一変して世間の厳しさを知る。
蛙に丸呑みされたことから『蛙騎士』と村民に言われ続けているが、何よりもカルムによって助け出されたことに対し憤っている。
そして、その噂が王都の学園にも……。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆
属性:赤
天禀:鋼化
武術:サーブル流剛剣術
◆カイン・フォン・サーブル
アルミュール男爵家の次男で、カルムよりも6つ年上の双子の弟。
オカッパのデブで、見た目通り運動が苦手。
興味があることのみやっていたい性格で、将来的には魔導具開発や魔法研究員になる予定。
勉強が得意なわけでも好きなわけでもないが、大物ぶった話し方のせいで勉強ができるだろうと誤解されている。
基本的には権力を持ったガキ大将の兄の太鼓持ちとして、後ろにくっついて動く。
虎の威を借る狐ではなく、『豚の威を借る豚』とカルムや一部使用人には思われている。
アベルは祖父に似ているが、カインは実母のサラに似た性格をしているため、陰湿なイジメをするのが好き。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆
属性:緑
天禀:記憶
武術:サーブル流剛剣術
◆イヴ・フォン・サーブル
アルミュール男爵家の長女で、カルムよりも3つ年上。
放火事件から屋敷内の空気が変化してきたことに困惑しているが、実母のサラに呪詛のように『カルム』のせいだと聞かされ続けているため、ほとんど会ったこともないカルムを一方的に恨んでいる。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆
属性:白
天禀:魔力回復
武術:サーブル流剛剣術
◆サラ・フォン・サーブル
ニコライ商会の商会長ニックの娘で、アルミュール男爵家現当主リアムの第一夫人。
縁起の良い双子を産んだことにより、家庭内の順位が先代当主に次ぐほど高くなった。その後も、珍しい白属性の娘を産んだことで立場が確かなものに。
男爵家で唯一天禀を持っていないことと、『田舎の商会の娘がなんちゃって男爵と結婚したことで調子に乗っている』と、王都のお披露目で馬鹿にされたことから第二夫人をいびっていた。
ニコライ商会のお得意様であるハンズィール子爵家に身売りすることをニックに提案させたり、カルムのためにエルードを呼ばないようにしたりと、陰湿なことを行ってきた。
現在、男爵家が苦境に見舞われている元凶。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆
属性:緑
天禀:なし
武術:なし
◆セレスティーナ・フォン・サーブル
バカラ子爵家の令嬢で、リアムの第二夫人でもある。
カルムの実母で、二人で冷遇生活を送ってきた。
名家出身で教養があり、勘働きも良いと評判の令嬢だった。
家が没落しなければ伯爵家に嫁ぐことも可能だったが、借金奴隷を回避するために隣領の男爵家の第二夫人に収まる。
カルムが転生しても受け入れる懐の深さもあり、領民から慕われる存在。ユミルも慕っていて、カルムと主人公以外に体を触らせる人物の一人である。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆
属性:青
天禀:至妙
武術:アラド流神槍術
◆レイト
アダムの側近で、男爵家の家宰を務める。
カルムからは、【禁忌の勇者】の伝記に記されているセバスチャン呼称で覚えられている。
カルムに魔晶具の『金剛弓』を渡したり、双子の放火を見過ごしたりと嫌がらせをし続けるも、アダムを裏切っていたことのツケが回った。
◆マルコ(第一章)
伝令を装って第一夫人の裏工作を手伝った共犯者。
男爵家の一員でなかったせいで、神罰を受けて無能力の老人になってしまった兵士。神罰を受けたせいで、退役後の年金ももらえないし仕事もない。
◆ポーロ(第二章)
製塩技師として男爵家と契約していたが、男爵領の生活が耐えられずに家族と一緒に逃亡した。
フドゥー伯爵領で製塩所の所長として裕福な暮らしをしていたが、カルムに捕縛されて犯罪奴隷になる。
息子夫婦と孫に娘も全て犯罪奴隷になってしまい、今後の交渉次第では処刑もあり得る微妙な立場に日々恐怖している。
〈家族〉妻 息子 嫁 孫 娘
◆ニック
ニコライ商会の商会長で、サラの父親。
アルミュール男爵家よりもハンズィール子爵家の方が付き合いが長く重要視しているが、アルミュール男爵家の御用商人である。
アルミュール男爵家をカモだと思って貸し付けを行ってきたが、帳消しにされたどころか新しい契約を結び直された。
さらに、95億スピラという賠償金を男爵家に変わって肩代わりさせられる。
カルムたちが討伐した蛇や蛙のおかげで1億スピラの返済はできたが、以降の返済は滞っている。
教会に言われたまま仕入れた大量の風邪薬が全く売れず、全て廃棄処分になった。それに加え、系列の飲食店の味が変わったと噂になり倒産の危機に……。
重い思いをして運んできた薪を買う者は東区の者だけで、ほとんど身内で消費しているせいで利益にならない。
トドメに男爵領ではほとんど専売とも言える塩の販売が禁止になり、今までに売り上げた金額を全て返納しなければいけないという不幸に見舞われた。
辺境の男爵領で商売をしている理由は、辺境の素材を格安で仕入れられるということ。次いで、世界的に有名なエルードやガンツの製作物を仕入れられるということ。
この二つが最大の理由だが、放火事件以来エルードやガンツとの関係が疎遠になった。
男爵領にいる理由がなくなったニコライ商会は、逃亡計画を立て始める。
〈家族〉妻 :ライラ
息子:リック
娘 :サラ
◇常連客◇
◆ガンツ
西区で『ガンツ工房』を営んでいるドワーフ。
魔霊樹で建築ができると知り、自ら分家の屋敷建設に立候補した。
奇行を繰り返すカルムに対しても、変わらず子ども扱いをしてくれるまともな大人。
世界的に有名な職人であり、高い戦闘力も持つ武人でもある。エルフのエルードとは腐れ縁で、魔法のコンビネーション攻撃も可能。
奥さんとエルードと司教の三人とは飲み仲間で、最近は銭湯の食堂を飲み屋代わりに利用している。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆☆
属性:黄
天禀:?
固有:精霊魔術
◆フラメア
ガンツの妻。ドワーフ。
ユミルのことを可愛いと思っており、ユミルの木像がシボラ商会の看板を持つことに賛成した。
西区のママさんネットワークを構築している人物でもあり、夫婦ともに西区の顔役を担っている。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆☆
属性:?
天禀:?
固有:精霊魔術
◆エルード
ガンツと腐れ縁のエルフで、村で唯一の医者兼薬師。さらに、有名な魔導師でもあるため、戦力的にもサーブル村の重要人物である。
近くに【霊樹海】があるから男爵領にいるようなもので、本来は辺境にいていい人物ではない。
最近はカルムの持つ希少な本につられて銭湯に入り浸っているが、一刻も早く図書館が建つことを願っている。
早い時期からカルムの異常性に気づき、スタンピード事件でリアムの暴挙を最初っから否定しなかったのも、高度な魔法技術を持っていると思っていたからだ。
怪物村に図書館ができたら、怪物村に引っ越そうかと本気で考えている。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆☆☆
属性:青
天禀:?
固有:精霊魔術
契約:風精霊
◆金物屋
丸眼鏡を売っていた店の店主。
◇双天教会◇
◆ジークハルト
サーブル村の教会の神父。
平民ながら司教になるも、貴族出身の神官派閥に疎まれて辺境に行かされる。
本人は都でドロドロ政争よりも、田舎でスローライフの方が良いと喜んでいた。……あるときまでは。
子どもに公正証書を発行してから平穏な暮らしが一変し、田舎でスローライフという平穏無事な生活が地獄のデスマーチ生活に……。
堪ったストレスは飲み仲間と一緒に酒で流し、シスターに癒されて復活するローテーションだ。
その大切なシスターを失いかけるも、カルムに救い出された。結果、カルムとは切っても切れない関係になるのだった。
普段は粗野な言葉遣いにボサボサ頭のダメ大人の典型だが、司教としての仕事を行うときは当然だけどかっちりした立派な大人。
〈能力概要〉
魔量:☆☆☆☆☆☆
属性:白
天禀:?
◆アリア
サーブル村のシスター。
良家のお嬢様だが、自ら司教に同行することを希望した。
献身的な姿勢は神も認めるほどである。
飲み過ぎた神父を最高のタイミングで迎えに来て回収していき、酔っ払いの対応も神がかっている。
求婚者が多いが、司教のギャップにやられているから他は眼中にない。
救出された後一度目を覚ましたが、熊に踏まれているという理解しがたい状況に夢だと思い、再び眠りに就いた。
〈能力概要〉
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