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第二章
霊廟
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喬(きょう)が案内してくれた場所は、本殿と後宮を直角に結ぶような位置にある、石造りの円形でドーム状の建物だった。
「ここは……?」
「先帝陛下の祀られている霊廟です。入ってみますか?」
いいの?と聞くと、特に何もなければいつでも自由に入れること、そしてここは後宮からでも来れることを教えてくれた。
(遥さまの、お父様の……)
詩音は無意識に両手を身体の前で合わせ、一礼してから中へ足を踏み入れた。
中はがらんとしていて、ひんやりと涼しかった。
奥に祭壇のようなものがあり、壁際に沿って、腰かけられる高さの石がぐるっと繋がっていた。
喬に促されて、そこに座る。
昂(たか)ぶっていた気持ちも、既に幾分か落ち着いてきていた。
「ここは普段は訪れる人も滅多にいませんし、泣いても大丈夫ですよ」
「ふふ、ありがとう。もう大丈夫」
「陛下と、どうかされたんですか? 仲睦まじいものだとばかり」
さすがにさっきの話を彼にすることはできないと思い、適当に誤魔化す。
「あ、なんでもないよ、ちょっと、私がヤキモチ妬いちゃって? 的な、ね。
ところでさ、いきなり聞いて悪いんだけど、喬は、その、どうして今の仕事をしようと思ったの?」
遥星の皇帝という立場は、本人にとっては不本意なものだったのだろうが、身近な他の職業の人はどういう経緯で就いてるんだろう、と聞きたくなった。
特に喬は、普段から感情が読めないタイプで、以前から気になってはいた。
確か、"宦官(かんがん)"という職は、"男性としての機能を取った"と言っていた。
思春期の男の子が、わざわざそういうことをしなければならないなんて、一体どんな事情なのか。
「失礼な質問だったらごめんね、嫌なら話さなくていいよ!」
喬は少し考えたあと、静かに口を開いた。
「……私は、元々孤児だったんです。宦官になる前は、その日を生きるのにも精一杯でした。
宦官になる為の手術はそれは苛烈ですし、子孫も残すことはできませんが……あの地獄の日々に比べたら、大したことはありません」
思いがけず重い話に、続く言葉が見当たらない。
いや、"思いがけず"というのもおかしい話だ。大きな覚悟がなければ、そんなことできないに決まってるじゃないか。
「言いにくいこと言わせちゃってごめんね。まだ若いのに、覚悟決めてるんだね」
「そうするしかなかったんです。半年前にここに出仕してからというもの、あまりの違いに驚いています。人間って平等じゃないんだなって」
今度こそ、詩音は黙るしかなかった。
そこには、おそらく詩音も遥星も含まれているのだろうと感じたからだ。
「.....橘夫人、お顔の傷、良くなってきましたね。まだ、痛みますか?」
喬の中性的な切れ長の栗色の瞳に、じっと覗き込まれる。
詩音はぞくっとした。
なんと、危うい美しさか。
大人になりかけの身体で、男であって男ではない。
触れたら壊れて散ってしまいそうな、しかしこちらも無傷ではいられなさそうな、そんな恐れのようなものを感じた。
詩音はそれ以上見つめられることに耐えきれず、ぱっと顔を下に向けた。
「大丈夫、傷はもう痛くないよ。あと、そ、そのさ、橘夫人って呼び方、やめない? 鈴も蘭も、大臣とかもそうしてくれてるし、名前で――詩音って、呼んで貰えたら……」
(.....あれ?)
反応が、ない。
「.....喬?」
詩音が顔を上げながら声をかけると、喬ははっと我に返った様子で、返事をした。
「いえ、それは出来ません。けじめ、ですから」
「そ、そう。わかった」
あっさりと却下されて、少し寂しい気持ちを憶えた。
そろそろ出ましょうか、と喬が提案し、それに従って霊廟を出た。
出口から出たところで、がくんと何かに躓き、詩音はその場に倒れ込んだ。咄嗟に手を地面に着いてほっとしたのも束の間、割れて尖った大きめの石が、眼前に飛び込んできた。
もし受け身が取れずに倒れていたら、ちょうど顔に刺さるような位置にあった。
「橘夫人、大丈夫ですか!?」
喬が駆け寄ってきて、詩音を支える。
「だ、大丈夫.....ギリギリ」
「.....っ!? 何者だ!」
急に喬が立ち上がって駆け出す。
茂みの方まで行き、辺りをくまなく見てから戻ってきた。
「逃げられたか.....」
「どうしたの? 誰かいたの?」
詩音は立ち上がりながら、様子を聞いてみた。
「今、羽衣のようなものが見えたのです。追ったのですが、見失ってしまいました。申し訳ありません」
「羽衣?」
――女性ってこと?
さっき喬は、ここは後宮からも来れるようなことを言っていた。
「それから、夫人。足元、ここ、不自然に石が置かれています」
喬は先ほど詩音が躓いた場所を指した。
見ると、草の陰に隠れるように、こぶし大の石がまとまって置かれている。
「すみません、私が出る時にきちんと確かめていれば」
「喬が謝ることじゃないよ。それに、怪我もしてないし、気にしないで」
陛下のところに戻るか、と聞かれたが、やはりまだそういう気にはならなかった。
とりあえず後宮へ戻ることにし、部屋で鈴と蘭に引き渡すところまできっちりと喬に護衛をしてもらった。部屋に戻ると、蘭がいて、詩音の顔を見るなり慌てて横になるように促(うなが)した。
「蘭、ありがとう。ちょっと休むね」
「詩音さま、お顔が青白いです。何かありましたか」
話しておくべきだろうか。
実際、ただ転んだだけの話だ。あそこにたまたま石があっただけかもしれないし、羽衣だってたまたま通りかかった誰かかもしれない。
今日のあの時間に詩音が霊廟へ行く、などという情報はどこにもなかったはずだから、嫌がらせのために仕掛けたと決めつけるのも危ないような気がした。
「ちょっと、昨日の宴会の疲れがまだ残ってたみたい。寝ててもいいかな? その間、見張りをお願い」
「わかりました。ご無理なさらないでくださね。後でお食事お運びしますから」
そう言って、布団を被った。
布団に潜ったはいいものの、頭は無駄に冴えて眠れなかった。
――なんで私ばっかり、こんな目に合うのよ。
私が何をしたっていうの。ねぇ、もうちょっと穏やかに過ごさせてよ、神様仏様お星様。
身の安全のためって思って妻になるとか言っちゃったけど、ここにいてもちっとも安全じゃないじゃない――
「ここは……?」
「先帝陛下の祀られている霊廟です。入ってみますか?」
いいの?と聞くと、特に何もなければいつでも自由に入れること、そしてここは後宮からでも来れることを教えてくれた。
(遥さまの、お父様の……)
詩音は無意識に両手を身体の前で合わせ、一礼してから中へ足を踏み入れた。
中はがらんとしていて、ひんやりと涼しかった。
奥に祭壇のようなものがあり、壁際に沿って、腰かけられる高さの石がぐるっと繋がっていた。
喬に促されて、そこに座る。
昂(たか)ぶっていた気持ちも、既に幾分か落ち着いてきていた。
「ここは普段は訪れる人も滅多にいませんし、泣いても大丈夫ですよ」
「ふふ、ありがとう。もう大丈夫」
「陛下と、どうかされたんですか? 仲睦まじいものだとばかり」
さすがにさっきの話を彼にすることはできないと思い、適当に誤魔化す。
「あ、なんでもないよ、ちょっと、私がヤキモチ妬いちゃって? 的な、ね。
ところでさ、いきなり聞いて悪いんだけど、喬は、その、どうして今の仕事をしようと思ったの?」
遥星の皇帝という立場は、本人にとっては不本意なものだったのだろうが、身近な他の職業の人はどういう経緯で就いてるんだろう、と聞きたくなった。
特に喬は、普段から感情が読めないタイプで、以前から気になってはいた。
確か、"宦官(かんがん)"という職は、"男性としての機能を取った"と言っていた。
思春期の男の子が、わざわざそういうことをしなければならないなんて、一体どんな事情なのか。
「失礼な質問だったらごめんね、嫌なら話さなくていいよ!」
喬は少し考えたあと、静かに口を開いた。
「……私は、元々孤児だったんです。宦官になる前は、その日を生きるのにも精一杯でした。
宦官になる為の手術はそれは苛烈ですし、子孫も残すことはできませんが……あの地獄の日々に比べたら、大したことはありません」
思いがけず重い話に、続く言葉が見当たらない。
いや、"思いがけず"というのもおかしい話だ。大きな覚悟がなければ、そんなことできないに決まってるじゃないか。
「言いにくいこと言わせちゃってごめんね。まだ若いのに、覚悟決めてるんだね」
「そうするしかなかったんです。半年前にここに出仕してからというもの、あまりの違いに驚いています。人間って平等じゃないんだなって」
今度こそ、詩音は黙るしかなかった。
そこには、おそらく詩音も遥星も含まれているのだろうと感じたからだ。
「.....橘夫人、お顔の傷、良くなってきましたね。まだ、痛みますか?」
喬の中性的な切れ長の栗色の瞳に、じっと覗き込まれる。
詩音はぞくっとした。
なんと、危うい美しさか。
大人になりかけの身体で、男であって男ではない。
触れたら壊れて散ってしまいそうな、しかしこちらも無傷ではいられなさそうな、そんな恐れのようなものを感じた。
詩音はそれ以上見つめられることに耐えきれず、ぱっと顔を下に向けた。
「大丈夫、傷はもう痛くないよ。あと、そ、そのさ、橘夫人って呼び方、やめない? 鈴も蘭も、大臣とかもそうしてくれてるし、名前で――詩音って、呼んで貰えたら……」
(.....あれ?)
反応が、ない。
「.....喬?」
詩音が顔を上げながら声をかけると、喬ははっと我に返った様子で、返事をした。
「いえ、それは出来ません。けじめ、ですから」
「そ、そう。わかった」
あっさりと却下されて、少し寂しい気持ちを憶えた。
そろそろ出ましょうか、と喬が提案し、それに従って霊廟を出た。
出口から出たところで、がくんと何かに躓き、詩音はその場に倒れ込んだ。咄嗟に手を地面に着いてほっとしたのも束の間、割れて尖った大きめの石が、眼前に飛び込んできた。
もし受け身が取れずに倒れていたら、ちょうど顔に刺さるような位置にあった。
「橘夫人、大丈夫ですか!?」
喬が駆け寄ってきて、詩音を支える。
「だ、大丈夫.....ギリギリ」
「.....っ!? 何者だ!」
急に喬が立ち上がって駆け出す。
茂みの方まで行き、辺りをくまなく見てから戻ってきた。
「逃げられたか.....」
「どうしたの? 誰かいたの?」
詩音は立ち上がりながら、様子を聞いてみた。
「今、羽衣のようなものが見えたのです。追ったのですが、見失ってしまいました。申し訳ありません」
「羽衣?」
――女性ってこと?
さっき喬は、ここは後宮からも来れるようなことを言っていた。
「それから、夫人。足元、ここ、不自然に石が置かれています」
喬は先ほど詩音が躓いた場所を指した。
見ると、草の陰に隠れるように、こぶし大の石がまとまって置かれている。
「すみません、私が出る時にきちんと確かめていれば」
「喬が謝ることじゃないよ。それに、怪我もしてないし、気にしないで」
陛下のところに戻るか、と聞かれたが、やはりまだそういう気にはならなかった。
とりあえず後宮へ戻ることにし、部屋で鈴と蘭に引き渡すところまできっちりと喬に護衛をしてもらった。部屋に戻ると、蘭がいて、詩音の顔を見るなり慌てて横になるように促(うなが)した。
「蘭、ありがとう。ちょっと休むね」
「詩音さま、お顔が青白いです。何かありましたか」
話しておくべきだろうか。
実際、ただ転んだだけの話だ。あそこにたまたま石があっただけかもしれないし、羽衣だってたまたま通りかかった誰かかもしれない。
今日のあの時間に詩音が霊廟へ行く、などという情報はどこにもなかったはずだから、嫌がらせのために仕掛けたと決めつけるのも危ないような気がした。
「ちょっと、昨日の宴会の疲れがまだ残ってたみたい。寝ててもいいかな? その間、見張りをお願い」
「わかりました。ご無理なさらないでくださね。後でお食事お運びしますから」
そう言って、布団を被った。
布団に潜ったはいいものの、頭は無駄に冴えて眠れなかった。
――なんで私ばっかり、こんな目に合うのよ。
私が何をしたっていうの。ねぇ、もうちょっと穏やかに過ごさせてよ、神様仏様お星様。
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