23 / 49
学校
23,大罪【かおり】
しおりを挟む
真っ暗だ……。
此処、どこ?
太陽は……。いない?
ん?
とことこと誰かが近づいてくる。
……誰?
!!!
ママ……!!!
「マ──」
ママに声ををかけようとした。
でも、ママの鋭い声で遮られた。
『あんたなんか産むんじゃなかった!!!』
『このクソビッチ!!!』
!?!?
急に息が苦しくなる。
やめて、やめて、やめてやめてやめて。
そんなこと言わないでよ…っっ!
ばっ!!!
布団をめくった。
……。ゆ、め…?
……………はぁ。
ゆめだ、けどゆめじゃない。
何気なく隣を見てみる。
寝てる~。
かわいい…。
意味もなく辺りを見回す。
いい……よねっ。
寝ている人のほっぺに唇をつけた。
起きてないよ…ね?
太陽を見てみる。
気持ち良さそうに寝ている。
あ、良かった。
やった側でも恥ずかしいな…。
はぁ、なんか飲み物の飲みに行こう。
こつこつと階段を上っていく。
よしっ。なんかないかな。
冷蔵庫を開ける。
うわぁぁぁ!。
私は中身を見た瞬間感動した。
だって、いろんなものが入っているのだ。
種類豊富!私はジャスミンティーを手に取った。
それを、口に含む。
んー!!おいしー!!!
んーと今何時?
寝てたから結構時間がたってると思う。
ちらりと時計を見る。
デジタル時計に18:00と表示されている。
おぉ。思ってたより時間たってた。
夜ご飯の準備しよ。
少し時間が経つと太陽が降りてきた。
「もう起きてたんだ」
と言いながら目を擦っている。
寝癖もついててかわいい…!
「そーだよ~」
「なに作ってるの?」
「ん~とね、アスパラガスとベーコンを炒めたのと卵焼きとオニオンスープとご飯」
「へ~。料理できるの?」
「まぁ、ほどほどには」
「あ、もうできるから箸とか準備してほしいな」
「はーい」
お皿を次々と置いていく。
太陽もそれにあわせて箸やお茶を出してくれる。
「ありがと」
「んー、こちらこそ」
かたりと椅子に座る。
「「いただきます」」
そう言いながら私たちは手を合わせた。
黙々とご飯を食べ進めていく。
元々私は独りでご飯を食べていたので孤独は感じない。
それに、太陽も前にいるし。
太陽もしゃべる気配はないし。
この空間が落ち着く。
ガチャりと玄関のドアの開く音が聞こえた。
どっちかが帰ってきたのだろう。
ガチャりとドアが開いた。
その瞬間 「「ただいま~!」」 と言う二人の声が聞こえた。
二人一緒に帰ってきたのか。
「おかえりなさい」
と私が言うとそれに続けて太陽も続けて
「おかえりなさい」
と言った。
「あらぁ~二人仲良くご飯食べてたのねぇ~」
「はい。そうですね」
「誰が作ったんだ?上手いな」
「かおりちゃんが、作ってくれたんだ」
チラリとママをみた。
案の定私をおもいっきり睨んでる。
「ありがとうございます。でも、ママの方が上手いですよ。」
「この年でここまでできるのは凄いぞ!」
「……。あはは。ありがとうございます」
「父さんたちは食べてきたの?」
太陽が話を変えた。
「えぇ!食べてきたわよ~」
「あ、そうなんですね!」
「ところで。話があるのよぉ~」
と言いながらママとお義父さんが椅子に腰を掛けた。
なんだろう。
そんな大切なお話なのだろうか。
「私たちね~実は~」
二人が顔を見合わせた。
そしてこういった。
「旅行に行ってくるわぁ~!新婚旅行みたいな感じよぉ~!」
ん?
旅行?
「おぉ!良かったですね!」
「うふふ、ありがとう❤ちなみに明日朝早くからいくから早く寝てね🎵」
おーおーおー。展開が速いですねぇ。
「ご馳走さま」
急げと言われたらなるべく早くしないと。
あとで、なに言われるか分かったもんじゃない。
めんどくさいし。
「ご馳走さま」
私に続いて太陽も食べ終わった。
太陽も急いだ方がよいと思ったのかもしれない。
元々ご飯食べるの早そうだし。
「ね、私は食器洗ってくるからお風呂溜めてきてくれないですか?」
「うん、分かったよ」
と言いお風呂を溜めに行ってくれた。
本当にありがたい限りだ。
そして、私達は同じくらいに終わった。
そうするとお義父さんがとんでもない提案をしてきた。
お風呂を一緒に入ればいいじゃないかと。
理由は時間短縮できるし仲良くなれると思うからだそう。
こうして強制的に太陽と二人きりでお風呂に入ることとなった。
嫌じゃないんだけどさ…。
義兄妹と言えども異性ですからね?!
そこ考えてほしかったです…。
しかも、太陽彼女いそうだし…。
それ考えたら私は大罪を犯してしまった……。
ほ、ほっぺにきっ、キッスとかねぇ……。
はぁぁぁ。
そんなことを思いながらお風呂に入れと急かされた。
此処、どこ?
太陽は……。いない?
ん?
とことこと誰かが近づいてくる。
……誰?
!!!
ママ……!!!
「マ──」
ママに声ををかけようとした。
でも、ママの鋭い声で遮られた。
『あんたなんか産むんじゃなかった!!!』
『このクソビッチ!!!』
!?!?
急に息が苦しくなる。
やめて、やめて、やめてやめてやめて。
そんなこと言わないでよ…っっ!
ばっ!!!
布団をめくった。
……。ゆ、め…?
……………はぁ。
ゆめだ、けどゆめじゃない。
何気なく隣を見てみる。
寝てる~。
かわいい…。
意味もなく辺りを見回す。
いい……よねっ。
寝ている人のほっぺに唇をつけた。
起きてないよ…ね?
太陽を見てみる。
気持ち良さそうに寝ている。
あ、良かった。
やった側でも恥ずかしいな…。
はぁ、なんか飲み物の飲みに行こう。
こつこつと階段を上っていく。
よしっ。なんかないかな。
冷蔵庫を開ける。
うわぁぁぁ!。
私は中身を見た瞬間感動した。
だって、いろんなものが入っているのだ。
種類豊富!私はジャスミンティーを手に取った。
それを、口に含む。
んー!!おいしー!!!
んーと今何時?
寝てたから結構時間がたってると思う。
ちらりと時計を見る。
デジタル時計に18:00と表示されている。
おぉ。思ってたより時間たってた。
夜ご飯の準備しよ。
少し時間が経つと太陽が降りてきた。
「もう起きてたんだ」
と言いながら目を擦っている。
寝癖もついててかわいい…!
「そーだよ~」
「なに作ってるの?」
「ん~とね、アスパラガスとベーコンを炒めたのと卵焼きとオニオンスープとご飯」
「へ~。料理できるの?」
「まぁ、ほどほどには」
「あ、もうできるから箸とか準備してほしいな」
「はーい」
お皿を次々と置いていく。
太陽もそれにあわせて箸やお茶を出してくれる。
「ありがと」
「んー、こちらこそ」
かたりと椅子に座る。
「「いただきます」」
そう言いながら私たちは手を合わせた。
黙々とご飯を食べ進めていく。
元々私は独りでご飯を食べていたので孤独は感じない。
それに、太陽も前にいるし。
太陽もしゃべる気配はないし。
この空間が落ち着く。
ガチャりと玄関のドアの開く音が聞こえた。
どっちかが帰ってきたのだろう。
ガチャりとドアが開いた。
その瞬間 「「ただいま~!」」 と言う二人の声が聞こえた。
二人一緒に帰ってきたのか。
「おかえりなさい」
と私が言うとそれに続けて太陽も続けて
「おかえりなさい」
と言った。
「あらぁ~二人仲良くご飯食べてたのねぇ~」
「はい。そうですね」
「誰が作ったんだ?上手いな」
「かおりちゃんが、作ってくれたんだ」
チラリとママをみた。
案の定私をおもいっきり睨んでる。
「ありがとうございます。でも、ママの方が上手いですよ。」
「この年でここまでできるのは凄いぞ!」
「……。あはは。ありがとうございます」
「父さんたちは食べてきたの?」
太陽が話を変えた。
「えぇ!食べてきたわよ~」
「あ、そうなんですね!」
「ところで。話があるのよぉ~」
と言いながらママとお義父さんが椅子に腰を掛けた。
なんだろう。
そんな大切なお話なのだろうか。
「私たちね~実は~」
二人が顔を見合わせた。
そしてこういった。
「旅行に行ってくるわぁ~!新婚旅行みたいな感じよぉ~!」
ん?
旅行?
「おぉ!良かったですね!」
「うふふ、ありがとう❤ちなみに明日朝早くからいくから早く寝てね🎵」
おーおーおー。展開が速いですねぇ。
「ご馳走さま」
急げと言われたらなるべく早くしないと。
あとで、なに言われるか分かったもんじゃない。
めんどくさいし。
「ご馳走さま」
私に続いて太陽も食べ終わった。
太陽も急いだ方がよいと思ったのかもしれない。
元々ご飯食べるの早そうだし。
「ね、私は食器洗ってくるからお風呂溜めてきてくれないですか?」
「うん、分かったよ」
と言いお風呂を溜めに行ってくれた。
本当にありがたい限りだ。
そして、私達は同じくらいに終わった。
そうするとお義父さんがとんでもない提案をしてきた。
お風呂を一緒に入ればいいじゃないかと。
理由は時間短縮できるし仲良くなれると思うからだそう。
こうして強制的に太陽と二人きりでお風呂に入ることとなった。
嫌じゃないんだけどさ…。
義兄妹と言えども異性ですからね?!
そこ考えてほしかったです…。
しかも、太陽彼女いそうだし…。
それ考えたら私は大罪を犯してしまった……。
ほ、ほっぺにきっ、キッスとかねぇ……。
はぁぁぁ。
そんなことを思いながらお風呂に入れと急かされた。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる