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学校
12,いじめ【かおり】
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今は授業中。
これが終われば10分間の休みがある。
今の時刻は9:50。耐えろ。
キンコーンカーンコーンとチャイムがなる。
「きおつけー、れいっ」
「ありがとうございました~」
やっと終わった……。
「みく、トイレ行ってくるねぇ~🎵」
「いってらっしゃ~い」
「みくいったね~」
「くそっ。ちょ~うざいんだけどっっ!!」
「まぁまぁ。落ち着いてよ」
じゅりがものすごく怒っている。
なんで?私なんかしたっけ??
「おいっ!奴隷。こっちにこいよっ!」
「なんですか…?」
「おせーんだよ!!」
パチンッと平手打ちされた。
はっ?なにそれ。
八つ当たり?めんどっ。
「くそっ。マジうざいっ!死ね!死ね!死ね!」
めっちゃ蹴ってくる。
「いたい、いたい!やめてってば!!!」
「そ~だよ~じゅりぃ。なんかあったのぉ~?」
「みくが私の彼氏とったのよ!!」
「うわぁ…。」
「マジ死ねくそみくっ!」
じゅりがおもむろに蹴っていた足が私のお腹に直撃した。
じゅりの蹴りはなかなかいたい。
というか、めっちゃいたい。
「がっ……かは…」
はぁ…はぁ…と息をする。
いたい、いたい、いたい。
「ちょっとこんな調子で大丈夫なのぉ~?じゅり手加減したぁ~??」
「するわけないじゃなぁ~い」
「あははっ!サイコーだわ」
なぁにが最高だよ。こっちは災厄だよ。
暴言はかないでくださいます?
………。というか何なこっちに来てる気がする。
予想なんだけど。
そんなことを思っていると私はやらかしてしまった。
「なんかこっちに来てる…」と呟いてしまった。
そんなことをやらかしてしまったもんだから珠理奈が反応する。
「こっちにきてるきがするんだってよぉ~?奴隷ちゃんいわくだけどっ!w」
「ふーんなら適当に掃除道具入れに入っとけば?あんたの存在知られたくないし」
「……はい」
私は掃除道具入れに入った。
というか足音がだんだん近づいている気がする。
そんなことを思っているとトントンと教室のドアから音が聞こえた。
「はぁい~?なんですかぁ??」
と、じゅりが反応する。
がらりとドアが開いた音がした。
「あの……お弁当を届けに来たんですけど……」
な、なんか聞いたことある声。
ものすごく胸騒ぎがする。
離れた方がよさげ…?
無理か…。
とりま、様子みよう。
「あ、はぁ~い!」
「お兄さんカッコいいね~!」
「あっはい。どうも……お弁当を…」
「あぁ。誰のお弁当?」
あっ、わかったかも……。
この声は──。
「かおりちゃんのなんだけど…」
この声は太陽だ。
やっぱり…。な、なんで…?
やめてよ。余計なことしないで。
災厄だ。
「えっ…?」
じゅりが声に出した。
そしてみんなが息を飲んだのが分かった。
「えっ…?なんか悪かったのかな…」
「あ、いや。違います違います!かおりにお兄ちゃんがいるなんて聞いてませんでしたから…」
お前なんかに教える分けねーだろ?
なにいってるんだよ。
「あー…そうなんや、てことでよろしくね😁」
「あっ、はい。」
バタンと教室のドアが閉まった。
どうしよう…。これから。
絶対、いじめがひどくなる。
いやだいやだ。
「おーい奴隷!もーいーよ?笑笑」
「はい…。」
「というかぁ~あんなイケメンなお兄ちゃんがいるなんてきてないんだけどぉ~?どーユーこと~?」
「……。」
「なんか答えろよっ!」
「あ、じゃーさー?じゅり彼氏いないんでしょ?あの人彼氏にしたらぁ~?」
「いいねっ!そうしよう!!」
は?そんなこと、絶対にさせない。
ゆるさない。私はなにされてもいいから許さない。
「ね~どぉおもぅ~?あんたに拒否権はないけどね🎵」
「……ゆ、ない」
「あ?何て言ったんだよ~?」
「そんなこと、許さないっていったんだよ!!」
「は?ふざけんなっっ!!!」
ぼこぼこと殴られたり蹴られたりする。
いたい。いたい。
いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい。
フッと私の意識が消えた。
これが終われば10分間の休みがある。
今の時刻は9:50。耐えろ。
キンコーンカーンコーンとチャイムがなる。
「きおつけー、れいっ」
「ありがとうございました~」
やっと終わった……。
「みく、トイレ行ってくるねぇ~🎵」
「いってらっしゃ~い」
「みくいったね~」
「くそっ。ちょ~うざいんだけどっっ!!」
「まぁまぁ。落ち着いてよ」
じゅりがものすごく怒っている。
なんで?私なんかしたっけ??
「おいっ!奴隷。こっちにこいよっ!」
「なんですか…?」
「おせーんだよ!!」
パチンッと平手打ちされた。
はっ?なにそれ。
八つ当たり?めんどっ。
「くそっ。マジうざいっ!死ね!死ね!死ね!」
めっちゃ蹴ってくる。
「いたい、いたい!やめてってば!!!」
「そ~だよ~じゅりぃ。なんかあったのぉ~?」
「みくが私の彼氏とったのよ!!」
「うわぁ…。」
「マジ死ねくそみくっ!」
じゅりがおもむろに蹴っていた足が私のお腹に直撃した。
じゅりの蹴りはなかなかいたい。
というか、めっちゃいたい。
「がっ……かは…」
はぁ…はぁ…と息をする。
いたい、いたい、いたい。
「ちょっとこんな調子で大丈夫なのぉ~?じゅり手加減したぁ~??」
「するわけないじゃなぁ~い」
「あははっ!サイコーだわ」
なぁにが最高だよ。こっちは災厄だよ。
暴言はかないでくださいます?
………。というか何なこっちに来てる気がする。
予想なんだけど。
そんなことを思っていると私はやらかしてしまった。
「なんかこっちに来てる…」と呟いてしまった。
そんなことをやらかしてしまったもんだから珠理奈が反応する。
「こっちにきてるきがするんだってよぉ~?奴隷ちゃんいわくだけどっ!w」
「ふーんなら適当に掃除道具入れに入っとけば?あんたの存在知られたくないし」
「……はい」
私は掃除道具入れに入った。
というか足音がだんだん近づいている気がする。
そんなことを思っているとトントンと教室のドアから音が聞こえた。
「はぁい~?なんですかぁ??」
と、じゅりが反応する。
がらりとドアが開いた音がした。
「あの……お弁当を届けに来たんですけど……」
な、なんか聞いたことある声。
ものすごく胸騒ぎがする。
離れた方がよさげ…?
無理か…。
とりま、様子みよう。
「あ、はぁ~い!」
「お兄さんカッコいいね~!」
「あっはい。どうも……お弁当を…」
「あぁ。誰のお弁当?」
あっ、わかったかも……。
この声は──。
「かおりちゃんのなんだけど…」
この声は太陽だ。
やっぱり…。な、なんで…?
やめてよ。余計なことしないで。
災厄だ。
「えっ…?」
じゅりが声に出した。
そしてみんなが息を飲んだのが分かった。
「えっ…?なんか悪かったのかな…」
「あ、いや。違います違います!かおりにお兄ちゃんがいるなんて聞いてませんでしたから…」
お前なんかに教える分けねーだろ?
なにいってるんだよ。
「あー…そうなんや、てことでよろしくね😁」
「あっ、はい。」
バタンと教室のドアが閉まった。
どうしよう…。これから。
絶対、いじめがひどくなる。
いやだいやだ。
「おーい奴隷!もーいーよ?笑笑」
「はい…。」
「というかぁ~あんなイケメンなお兄ちゃんがいるなんてきてないんだけどぉ~?どーユーこと~?」
「……。」
「なんか答えろよっ!」
「あ、じゃーさー?じゅり彼氏いないんでしょ?あの人彼氏にしたらぁ~?」
「いいねっ!そうしよう!!」
は?そんなこと、絶対にさせない。
ゆるさない。私はなにされてもいいから許さない。
「ね~どぉおもぅ~?あんたに拒否権はないけどね🎵」
「……ゆ、ない」
「あ?何て言ったんだよ~?」
「そんなこと、許さないっていったんだよ!!」
「は?ふざけんなっっ!!!」
ぼこぼこと殴られたり蹴られたりする。
いたい。いたい。
いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい。
フッと私の意識が消えた。
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