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11.そして、翌朝
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「あっ、やっ、だ、めっ……」
「何が駄目なんだ? 腰が揺れているぞ」
シヴァ・ミシュラ。彼は有言実行の男だった。
「とことん苛めてやる」との言葉通り、ベッドの上で俺は、シヴァに思う存分いたぶられていた。
なにがどうしてこうなってしまったのか?
両手を一掴みに頭の上でまとめられた俺は、すっかりベッドでの主導権をシヴァに握られ、与えられる刺激に、ただただあられもない声をあげるのみ!
ベッドの上でのシヴァは本当に素晴らしく意地悪で、イキそうになる俺を何度も寸止めにしては楽しんでいた。
裸の身体を絡ませるようにして、俺はシヴァに懇願した。
「あ、お願いっ……、もう……、許して……」
「どうしてほしいのか、言ってみろ」
俺は息も絶え絶えで、シヴァの耳元でうめいた。
「もう、イキたい……、お願い、イカせて……」
涙目で見上げると、シヴァは満足そうに喉を鳴らした。
「いいな。ますます、いじめたくなる……っ」
ぐっと力強く握りこまれ、素早く手を動かされた。
「はっ、あっ、あああああああんっ!!」
次の瞬間、まるで自分の声とは思えないほど高く甘えた声を出して、俺は果てていた。
そしてそして……、
この一連の出来事に、もうすっかり許容適応範囲を超えてしまっていた俺は……、
そのまま、シヴァの腕の中で気を失ってしまったのだ!!
・・・・・・・・・・・・・・・
鳥のさえずりで目覚める朝。
森小屋に住む俺のいつもの光景だ。
「やばっ、寝過ごしたっ!?」
いつもより深い眠りについていたみたいで慌てる俺。
――アレ?
えーっと、昨日は……?
晩餐会の仕事帰りに、偶然シヴァに出会って、それでそれで……!
「ん?」
だが、ベッドの隣には、誰もいない。
しかも俺は裸ではなく、いつもの寝間着をきっちりと着込んでいた。
きょろきょろとあたりを見渡せば、何の変りもないいつも通りの俺の部屋!
「えーっと」
――もしかして、全部夢だったりする!!??
「何が駄目なんだ? 腰が揺れているぞ」
シヴァ・ミシュラ。彼は有言実行の男だった。
「とことん苛めてやる」との言葉通り、ベッドの上で俺は、シヴァに思う存分いたぶられていた。
なにがどうしてこうなってしまったのか?
両手を一掴みに頭の上でまとめられた俺は、すっかりベッドでの主導権をシヴァに握られ、与えられる刺激に、ただただあられもない声をあげるのみ!
ベッドの上でのシヴァは本当に素晴らしく意地悪で、イキそうになる俺を何度も寸止めにしては楽しんでいた。
裸の身体を絡ませるようにして、俺はシヴァに懇願した。
「あ、お願いっ……、もう……、許して……」
「どうしてほしいのか、言ってみろ」
俺は息も絶え絶えで、シヴァの耳元でうめいた。
「もう、イキたい……、お願い、イカせて……」
涙目で見上げると、シヴァは満足そうに喉を鳴らした。
「いいな。ますます、いじめたくなる……っ」
ぐっと力強く握りこまれ、素早く手を動かされた。
「はっ、あっ、あああああああんっ!!」
次の瞬間、まるで自分の声とは思えないほど高く甘えた声を出して、俺は果てていた。
そしてそして……、
この一連の出来事に、もうすっかり許容適応範囲を超えてしまっていた俺は……、
そのまま、シヴァの腕の中で気を失ってしまったのだ!!
・・・・・・・・・・・・・・・
鳥のさえずりで目覚める朝。
森小屋に住む俺のいつもの光景だ。
「やばっ、寝過ごしたっ!?」
いつもより深い眠りについていたみたいで慌てる俺。
――アレ?
えーっと、昨日は……?
晩餐会の仕事帰りに、偶然シヴァに出会って、それでそれで……!
「ん?」
だが、ベッドの隣には、誰もいない。
しかも俺は裸ではなく、いつもの寝間着をきっちりと着込んでいた。
きょろきょろとあたりを見渡せば、何の変りもないいつも通りの俺の部屋!
「えーっと」
――もしかして、全部夢だったりする!!??
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