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初交

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「んあっ、あ、あ、あああああ!!!!」

 先端が俺の後孔に押し付けられ、そのままおし進められると、うめき声が漏れた。


 いくら魔界の香油の効果があったとしても、あれほどのものを飲み込まなければならないのだ。そう簡単にいくわけがなかった。


「ティト、ゆっくり息を吐いて。力を抜いて! 大丈夫だよ、苦しいのは最初だけだからね」

「あ、あ、はあっ……、ぐ、あ……!」


 力を抜けと言われても、身体がガチガチになっていうことを聞かない。

 身体を支えている自分の手が、小刻みに震えているのがわかった。



 ーーどうしよう、怖い!!




「ティト、こっちを見ろ!」


 ファビオの声に目を開けると、青い瞳がすぐそばにあった。


「俺もそばにいるから。……心から愛してる、ティト」

 ファビオは俺の頬を手で挟むと、俺についばむようなキスをした。


「ファビオさま……っ!」



「そう、いいよ、ティト!」

 オルランドの声とともに、その男根が俺にゆっくりとめりこんでいく。


「んあっ、はあっ……!」

「ああ、ティトのなか、温かくて、最高だ……」


 色っぽいうめき声をあげると、オルランドはさらに俺の腰を掴んで引き寄せた。


「うわっ、あ、ああああああ!!!!」

 ズン、と突かれると、自然と俺の身体がしなった。


「ティト、こっちにも集中して!」

 ファビオが舌を差し入れてくる。


「ん、ふぁっ、あ、ファビオ、さま……っ」

 熱い舌が絡み合う。


「ああ、ティト、少しだけ、動くよ……」

 オルランドが後ろから俺をゆっくりと揺さぶる。


「あ、はあっ、あ、あ……!」

 苦しくて仕方がないけれど、決して痛みや苦しみだけでないなにかが、俺の身体のなかで生まれていた。



「ティト、俺も早くティトの中に入りたい」

 優しく俺の身体を撫でながら、キスしてくるファビオ。


「ティト、ああ、ティト……、すごくいい……、ああ、愛してる、愛してる!」

 オルランドのものが、俺の身体の中を行き交う。


「ああ、オルランドさま……、俺っ、すごく、熱い……!!」

「ティト!!!!」




「テメー、オルランドっ! 先に中に出すのは俺だぞっ!
あと十回腰振ったら、交代な!
いーち、にーっ……」


「ファビオ、貴様……、俺を萎えさそうという魂胆かっ、……そうはいくかっ!
ああっ、ティトっ!!」

 オルランドが俺を引き寄せた。


「はあぁああああんっ!!」

 衝撃に、思わず精を吐き出しそうになる俺のペニスを、ファビオが前からせき止めた。


「さあ、交代!
ティト、もうちょっとだけ我慢して! 俺といっしょにイこうなっ!」



 舌打ちとともに、オルランドが俺の中からその剛直を引き抜いた。


「ふぁっ、あ、アアァ……」

 ベッドにうつ伏せになってへばってしまった俺を、ファビオはひょいと裏返す。


「俺は正常位でいくわ、悪いな、オルランド!」

「勝手にしろ……! ティト、私がファビオが暴走しないように、ちゃんと見張っててあげるからね」


 オルランドが俺の背中に回ると、ファビオは俺の両足首を掴んで、脚を大きく広げさせた。



「ティト、俺がいっぱい中に出してあげるからね!」


「……っ!!!!」


 


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