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ささやかな抵抗
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「あ、あ、ああっ、ふぁ、あ、あ……!」
ーーどうしよう、気持ち良すぎる……。
しかも……!
俺が自分の足元に目をやれば、やんごとないイケメン二人が、俺のモノをペロペロと艶めかしく舐めあっている姿……。
ーーこれは果たして、現実なのだろうか……?
「めちゃくちゃビンビンじゃん、ティト!」
「震えていて可愛いな。先の方も吸ってあげよう」
「駄目だ、オルランド! 咥えるのは、俺が先だろ!?」
「チッ、しょうもないことだけはよく覚えているんだな……!」
「ティトに関しては記憶力がアップするもんでね。じゃ、お先っ」
パクリと、ファビオに俺自身を咥えられた。
「は……っ! あ、あああああ!!」
快感のあまり、俺はもうすでに涙目だ。
「うん、美味しい!」
チュル、と鈴口をすすられては、たまったものではなかった。
「ああっ、あああ!! ファビオさまっ、もう出る、出ちゃうよっ!」
俺の腰が跳ねる。
「ちょっとだけ我慢するんだ。ティト」
ファビオが俺の根本をしっかりと掴んだ。
「んッ……!」
「どうする、オルランド、俺はこのまま飲みたいけど……。一回出させていいか?」
「いや、ティトが疲れてしまうだろう。なるべくティトの感度が下がらないようにしないと。さきに後ろをほぐそう」
「そうだな、挿れたときに、めちゃくちゃ感じてほしいもんな!」
「……!」
二人の会話は半分ほどしか理解できなかったが、とにかく俺にとってはなにかとても大変なことになっているということだけは理解した!
「じゃあ、後ろを向いて、ティト!」
「そう、いい子だ。手をついて、苦しくないように、枕に頭を乗せるといい」
そして俺は、二人に尻を突き出す形で四つん這いにさせられたのだった……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ティト、苦しくならないように、魔法でお腹の中を綺麗にするからね」
オルランドが俺の背筋を撫でる。
「……はい」
俺がうなずくと、オルランドは俺の下腹部に手を当て、呪文を唱えた。
すぐに腹のあたりが、温かいような、くすぐったいような変な感覚になった。
「……っ!」
「よし、これでいい」
オルランドが愛しげに俺の尻をなでる。
「はぁっ、ん……」
軽く触れられただけなのに、俺の身体は反応してしまう。
「オルランド、ティトが痛くないように、ベリアルが置いていったこの薬、使おうか? 別にヤバいもんじゃないよな?」
ファビオがオルランドに、ドロリとした黒い液体の入った小瓶を手渡す。
「……これは、魔界の最高級の香油だ。催淫効果も少しだけあるし、はじめのティトにぴったりだな」
オルランドは小瓶を軽く振った。
「さすがは先代の魔王、小さなことまでよく気がつくもんだな」
「なくなったらオベロンに命じてまた持ってこさせよう」
オルランドが、小瓶を開けたその時、俺はたまらず声をあげた。
「あのっ、ファビオ様、オルランド様っ! お願いがあります!」
「どうした、ティト?」
俺の後ろに回ったファビオが聞く。
「俺……、嫌なんです……」
「「嫌、だと!!!!????」」
二人の表情が凍りついた。
「ティト、さっきまであんなに感じてたじゃないか!? オルランドがなにか痛いことをしたのか? そうなのかっ!?」
「ティトっ、この期に及んで……っ! 私達を殺す気かっ!? お願いだから考え直してくれ!!」
二人が必死で俺の背中を撫でる。
「だって、俺っ、嫌なんですっ! ……なんで俺ばっかり裸なんですかっ!?
さっきからめちゃくちゃ恥ずかしいですっ! お二人も、服を脱いでくださいっ!!!!」
ーーどうしよう、気持ち良すぎる……。
しかも……!
俺が自分の足元に目をやれば、やんごとないイケメン二人が、俺のモノをペロペロと艶めかしく舐めあっている姿……。
ーーこれは果たして、現実なのだろうか……?
「めちゃくちゃビンビンじゃん、ティト!」
「震えていて可愛いな。先の方も吸ってあげよう」
「駄目だ、オルランド! 咥えるのは、俺が先だろ!?」
「チッ、しょうもないことだけはよく覚えているんだな……!」
「ティトに関しては記憶力がアップするもんでね。じゃ、お先っ」
パクリと、ファビオに俺自身を咥えられた。
「は……っ! あ、あああああ!!」
快感のあまり、俺はもうすでに涙目だ。
「うん、美味しい!」
チュル、と鈴口をすすられては、たまったものではなかった。
「ああっ、あああ!! ファビオさまっ、もう出る、出ちゃうよっ!」
俺の腰が跳ねる。
「ちょっとだけ我慢するんだ。ティト」
ファビオが俺の根本をしっかりと掴んだ。
「んッ……!」
「どうする、オルランド、俺はこのまま飲みたいけど……。一回出させていいか?」
「いや、ティトが疲れてしまうだろう。なるべくティトの感度が下がらないようにしないと。さきに後ろをほぐそう」
「そうだな、挿れたときに、めちゃくちゃ感じてほしいもんな!」
「……!」
二人の会話は半分ほどしか理解できなかったが、とにかく俺にとってはなにかとても大変なことになっているということだけは理解した!
「じゃあ、後ろを向いて、ティト!」
「そう、いい子だ。手をついて、苦しくないように、枕に頭を乗せるといい」
そして俺は、二人に尻を突き出す形で四つん這いにさせられたのだった……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ティト、苦しくならないように、魔法でお腹の中を綺麗にするからね」
オルランドが俺の背筋を撫でる。
「……はい」
俺がうなずくと、オルランドは俺の下腹部に手を当て、呪文を唱えた。
すぐに腹のあたりが、温かいような、くすぐったいような変な感覚になった。
「……っ!」
「よし、これでいい」
オルランドが愛しげに俺の尻をなでる。
「はぁっ、ん……」
軽く触れられただけなのに、俺の身体は反応してしまう。
「オルランド、ティトが痛くないように、ベリアルが置いていったこの薬、使おうか? 別にヤバいもんじゃないよな?」
ファビオがオルランドに、ドロリとした黒い液体の入った小瓶を手渡す。
「……これは、魔界の最高級の香油だ。催淫効果も少しだけあるし、はじめのティトにぴったりだな」
オルランドは小瓶を軽く振った。
「さすがは先代の魔王、小さなことまでよく気がつくもんだな」
「なくなったらオベロンに命じてまた持ってこさせよう」
オルランドが、小瓶を開けたその時、俺はたまらず声をあげた。
「あのっ、ファビオ様、オルランド様っ! お願いがあります!」
「どうした、ティト?」
俺の後ろに回ったファビオが聞く。
「俺……、嫌なんです……」
「「嫌、だと!!!!????」」
二人の表情が凍りついた。
「ティト、さっきまであんなに感じてたじゃないか!? オルランドがなにか痛いことをしたのか? そうなのかっ!?」
「ティトっ、この期に及んで……っ! 私達を殺す気かっ!? お願いだから考え直してくれ!!」
二人が必死で俺の背中を撫でる。
「だって、俺っ、嫌なんですっ! ……なんで俺ばっかり裸なんですかっ!?
さっきからめちゃくちゃ恥ずかしいですっ! お二人も、服を脱いでくださいっ!!!!」
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