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第55話(最終話)
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「それで、お二人は晴れて番同士になって、セシル様の体調もすっかり元通りで、本当にめでたしめでたしですわね!」
――それから数か月後。
もう恒例となっているベアトリスとのお茶会。
今日は、珍しくファリンも参加している。
「私の治療もこれでひと段落だな。これからは、薬も徐々に減らしていこう」
本来の輝きを取り戻したセシルの銀髪に、ファリンは目を細める。
セシルのくすんでいた瞳の色も、すっかり透明感を取り戻し、今では透き通るような銀の瞳になっていた。
「それが……、そう……、でも、ないのです……」
セシルは紅茶の入ったカップを皿の上に戻す。
「あら、セシル様、なにか悩み事でも?」
ベアトリスがアメジストの瞳でのぞき込む。
「ずっと離宮に閉じ込められていれば、気もふさぐだろう。
いい加減、王もセシル殿を王宮に戻せばいいものを。
日を置かずにここまで足しげく通ってくる精力にはあきれるがな……」
ファリンがため息をつく。
「いえ、ここでの暮らしには何の不満もありません! 皆さんにもとてもよくしていただいていて……。
むしろ、私の代わりに日々公務をつとめていただいているベアトリス様に申し訳ないくらいで……」
「あら、いいんですのよ! セシル様はそんなことお気になさらないで!」
ベアトリスがセシルの手を取る。
「そうだ。ベアトリスは人前に出て注目を浴びるのが何よりの楽しみなのだから、
セシル殿が気に病むことはない」
「ファリン様! ファリン様は私のことをそんな風に思っていらしたんですのっ!?」
「いつも行事のために、新しいドレスを新調するのに腐心しているではないか」
「それはっ、やはり側妃たるもの、いつも新鮮な姿で国民の前に出ていきたいと思うのが
乙女心ですわ!」
「乙女心か……、あまり贅沢がすぎると王に小言をいわれるぞ」
「お小言はファリン様ので十分ですわっ!」
「あの……」
ふくれっ面になるベアトリスに、セシルはおずおずと声をかける。
「あら、失礼いたしました。で、セシル様! セシル様はいったい何をそんなに悩んでらっしゃるの?」
「そうだ、セシル殿、私たちの間に秘密はなしだ。なんでも話してくれて構わぬぞ」
「……では、思い切ってお話しますが…‥」
「ええ!!」
「何でも聞くぞ」
「実はっ! 私が発情期の時の交合で、エドガー様が一度も私の中に出してくださらないのですっ!!!」
「ぶっ……!!!」
「ぐっ……!!!!」
ベアトリスをファリンはほとんど同時に紅茶を噴いた。
「べ、ベアトリス! はしたないぞ、口元を拭け!」
「ふぁ、ファリンさまこそっ!」
ベアトリスとファリンはそれぞれ手巾を取り出し、口元を拭き、何事もなかったようにとりつくろった。
「や、やっぱり、お、おかしいですよね……、番なのに……、それに私は、正妃なのに……。
このままでは、世継ぎも……」
涙目になるセシル。
「待って、待ってください! セシル様は絶対、ぜったーいに、何も悪くありませんわ!
悪いのは、そう、あのバカ陛下! 陛下がすべて悪いのです!」
「エドガー王め、ここまで徹底して我欲を満たしていたとは……、我慢がならん!」
ファリンがぎりぎりと歯ぎしりする。
「せっかくファリン様にオメガ性を戻していただいたのに…‥。
でもやっぱり、私はエドガー様より10も年上だし、私に、魅力が、ないから……」
「いえ、どちらかというと、たぶん逆ですわ!」
「そうだ、セシル殿にはなんの非もない!」
肩を落とすセシルに、ベアトリスとファリンが一生懸命元気づけようとする。
「ありがとう、ございます。励ましていただいて……」
「いえ、励ましているわけではなくっ! すべてはあのバカ陛下がっ!」
「そうだ! セシル殿はまた誤解をしているぞ。
エドガー王はおそらく、セシル殿を独占したいがために、
交合の際に、無理をして耐えているのであろう」
「無理をして……?」
セシルが顔を上げる。
「そうだ。アルファが発情期のオメガを孕ませたいと思うのは自然の摂理。
それに反してまで、アルファの王がセシル殿の妊娠を拒むのはおそらく……」
「おそらく?」
「セシル様を独り占めしたいからですわっ! それも永遠にっ!」
「ひとり、占め?」
セシルは首をかしげる。
セシルが世継ぎを生むことは、国の存亡にも関わること。
それよりも大事なことがあるわけがない。
「あの陛下ならやりかねませんわ。
陛下はきっと、生まれてくる子供に、セシル様をとられるがどうしても許せないのでしょうね」
「許しがたいことだが、自分が父親に運命の番を奪われたという経緯があるだけに、本能的に危険を察知しているのかもしれん……」
「そんな……、私は……、子供が生まれたからといって、エドガー様への愛情をなくすつもりなどないのですが……」
「ええ、きっともちろんそうなのでしょうけれど、あのバカ陛下の頭の中では、そうではないのでしょうね……」
「なんとも複雑な問題だな」
3人は一様にため息をつく。
「とにかく、私から話してみよう。子どもがいることで、セシル殿がエドガー王から離れがたくなるとわかれば、
エドガー王も子作りにきっと乗り気になるであろう」
「ま、さすがはファリン様! 策士ですわ!」
ファリンが胸の前で手を合わせる。
「それにしても、あのエドガー王の執着ぶりを治療するには、そうとうな年月と根気が必要になるな……」
「私がエドガー様以外に心を向けることなどないのに……」
セシルの言葉に、ベアトリスとファリンは目を見合わせる。
「まあ……、セシル様を閉じ込めておきたくなる陛下の気持も、ちょっとですがわかりますわ!」
「同感だな。セシル殿、あまりほかの男やアルファに気安く笑みを向けるべきではないぞ。
特にあの赤髪のロイ・ジファール……」
「え? ロイ様がなにか? 最近王都の珍しい食べ物を離宮に差し入れてくださったりしているのですが……。
またなにかエドガー様とあったのですか?」
「……無自覚ですもの、仕方がないですわ、ファリン様」
ベアトリスが肩をすくめる。
「エドガー王も苦労するな……」
「でも、きっと時間が経てばなにもかも解決しますわ。お世継ぎもきっとそのうち産まれますし」
「そうだな……、まだまだ私たちにはたくさん時間がある……。
それはそうとセシル殿、これから3人で離宮の側の森を散策せぬか?
ちょうどとても珍しい花が咲いているころだ」
「ぜひ行きましょう、ね、セシル様?」
小首をかしげるベアトリスに、セシルはほほ笑む。
「ええ、喜んで」
――今夜もきっとエドガーは、セシルを訪ねて離宮にやってくるだろう。
その時に、その珍しい花をエドガーに見せてあげたい。
見上げると、雲一つない青空がどこまでも広がっていた。
(了)
※完結しました!
思ったより長くなってしまって、途中で忙しくて更新止まったりしてすみませんでした!
物語の補完の意味も含めて、明日から番外編を予定しておりますので、引き続きお楽しみいただければ幸いです!
閉じていた感想欄を開けていますので、感想・励ましなどお寄せいただけると、次作への励みとなります。お待ちしております☺
拙作をお読みいただきありがとうございました!!
――それから数か月後。
もう恒例となっているベアトリスとのお茶会。
今日は、珍しくファリンも参加している。
「私の治療もこれでひと段落だな。これからは、薬も徐々に減らしていこう」
本来の輝きを取り戻したセシルの銀髪に、ファリンは目を細める。
セシルのくすんでいた瞳の色も、すっかり透明感を取り戻し、今では透き通るような銀の瞳になっていた。
「それが……、そう……、でも、ないのです……」
セシルは紅茶の入ったカップを皿の上に戻す。
「あら、セシル様、なにか悩み事でも?」
ベアトリスがアメジストの瞳でのぞき込む。
「ずっと離宮に閉じ込められていれば、気もふさぐだろう。
いい加減、王もセシル殿を王宮に戻せばいいものを。
日を置かずにここまで足しげく通ってくる精力にはあきれるがな……」
ファリンがため息をつく。
「いえ、ここでの暮らしには何の不満もありません! 皆さんにもとてもよくしていただいていて……。
むしろ、私の代わりに日々公務をつとめていただいているベアトリス様に申し訳ないくらいで……」
「あら、いいんですのよ! セシル様はそんなことお気になさらないで!」
ベアトリスがセシルの手を取る。
「そうだ。ベアトリスは人前に出て注目を浴びるのが何よりの楽しみなのだから、
セシル殿が気に病むことはない」
「ファリン様! ファリン様は私のことをそんな風に思っていらしたんですのっ!?」
「いつも行事のために、新しいドレスを新調するのに腐心しているではないか」
「それはっ、やはり側妃たるもの、いつも新鮮な姿で国民の前に出ていきたいと思うのが
乙女心ですわ!」
「乙女心か……、あまり贅沢がすぎると王に小言をいわれるぞ」
「お小言はファリン様ので十分ですわっ!」
「あの……」
ふくれっ面になるベアトリスに、セシルはおずおずと声をかける。
「あら、失礼いたしました。で、セシル様! セシル様はいったい何をそんなに悩んでらっしゃるの?」
「そうだ、セシル殿、私たちの間に秘密はなしだ。なんでも話してくれて構わぬぞ」
「……では、思い切ってお話しますが…‥」
「ええ!!」
「何でも聞くぞ」
「実はっ! 私が発情期の時の交合で、エドガー様が一度も私の中に出してくださらないのですっ!!!」
「ぶっ……!!!」
「ぐっ……!!!!」
ベアトリスをファリンはほとんど同時に紅茶を噴いた。
「べ、ベアトリス! はしたないぞ、口元を拭け!」
「ふぁ、ファリンさまこそっ!」
ベアトリスとファリンはそれぞれ手巾を取り出し、口元を拭き、何事もなかったようにとりつくろった。
「や、やっぱり、お、おかしいですよね……、番なのに……、それに私は、正妃なのに……。
このままでは、世継ぎも……」
涙目になるセシル。
「待って、待ってください! セシル様は絶対、ぜったーいに、何も悪くありませんわ!
悪いのは、そう、あのバカ陛下! 陛下がすべて悪いのです!」
「エドガー王め、ここまで徹底して我欲を満たしていたとは……、我慢がならん!」
ファリンがぎりぎりと歯ぎしりする。
「せっかくファリン様にオメガ性を戻していただいたのに…‥。
でもやっぱり、私はエドガー様より10も年上だし、私に、魅力が、ないから……」
「いえ、どちらかというと、たぶん逆ですわ!」
「そうだ、セシル殿にはなんの非もない!」
肩を落とすセシルに、ベアトリスとファリンが一生懸命元気づけようとする。
「ありがとう、ございます。励ましていただいて……」
「いえ、励ましているわけではなくっ! すべてはあのバカ陛下がっ!」
「そうだ! セシル殿はまた誤解をしているぞ。
エドガー王はおそらく、セシル殿を独占したいがために、
交合の際に、無理をして耐えているのであろう」
「無理をして……?」
セシルが顔を上げる。
「そうだ。アルファが発情期のオメガを孕ませたいと思うのは自然の摂理。
それに反してまで、アルファの王がセシル殿の妊娠を拒むのはおそらく……」
「おそらく?」
「セシル様を独り占めしたいからですわっ! それも永遠にっ!」
「ひとり、占め?」
セシルは首をかしげる。
セシルが世継ぎを生むことは、国の存亡にも関わること。
それよりも大事なことがあるわけがない。
「あの陛下ならやりかねませんわ。
陛下はきっと、生まれてくる子供に、セシル様をとられるがどうしても許せないのでしょうね」
「許しがたいことだが、自分が父親に運命の番を奪われたという経緯があるだけに、本能的に危険を察知しているのかもしれん……」
「そんな……、私は……、子供が生まれたからといって、エドガー様への愛情をなくすつもりなどないのですが……」
「ええ、きっともちろんそうなのでしょうけれど、あのバカ陛下の頭の中では、そうではないのでしょうね……」
「なんとも複雑な問題だな」
3人は一様にため息をつく。
「とにかく、私から話してみよう。子どもがいることで、セシル殿がエドガー王から離れがたくなるとわかれば、
エドガー王も子作りにきっと乗り気になるであろう」
「ま、さすがはファリン様! 策士ですわ!」
ファリンが胸の前で手を合わせる。
「それにしても、あのエドガー王の執着ぶりを治療するには、そうとうな年月と根気が必要になるな……」
「私がエドガー様以外に心を向けることなどないのに……」
セシルの言葉に、ベアトリスとファリンは目を見合わせる。
「まあ……、セシル様を閉じ込めておきたくなる陛下の気持も、ちょっとですがわかりますわ!」
「同感だな。セシル殿、あまりほかの男やアルファに気安く笑みを向けるべきではないぞ。
特にあの赤髪のロイ・ジファール……」
「え? ロイ様がなにか? 最近王都の珍しい食べ物を離宮に差し入れてくださったりしているのですが……。
またなにかエドガー様とあったのですか?」
「……無自覚ですもの、仕方がないですわ、ファリン様」
ベアトリスが肩をすくめる。
「エドガー王も苦労するな……」
「でも、きっと時間が経てばなにもかも解決しますわ。お世継ぎもきっとそのうち産まれますし」
「そうだな……、まだまだ私たちにはたくさん時間がある……。
それはそうとセシル殿、これから3人で離宮の側の森を散策せぬか?
ちょうどとても珍しい花が咲いているころだ」
「ぜひ行きましょう、ね、セシル様?」
小首をかしげるベアトリスに、セシルはほほ笑む。
「ええ、喜んで」
――今夜もきっとエドガーは、セシルを訪ねて離宮にやってくるだろう。
その時に、その珍しい花をエドガーに見せてあげたい。
見上げると、雲一つない青空がどこまでも広がっていた。
(了)
※完結しました!
思ったより長くなってしまって、途中で忙しくて更新止まったりしてすみませんでした!
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