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【番外編】
シャルロット王女のサプライズパーティ その8(終)
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「いっぱい出たね。……すごく、綺麗だ……。ジュール」
テオドールは手についた俺の精をぺろりと舐めた。
「……っ!」
その姿がゾッとするほど美しくて、俺の身体はわけのわからない期待に打ち震える。
「初めてだから、ゆっくりほぐしていこうね。君の身体が傷つくといけないから……」
テオドールは俺に開かせた両脚を持たせると、その脚の間に顔を埋めた。
「あ、ああっ、駄目……っ、そんな、とこ……」
「ああ、まだまだ固い蕾だ……。緊張しないで……、じっくり開かせていくからね……」
テオドールはまだしっかりと締まっている俺の後孔に、優しく舌を這わせた。
「あ、ああっ、舐めちゃ、だめ……、はっ、あ!」
テオドールの舌先でそこを執拗につつかれると、出したばかりの俺の陰茎がまたムクムクと反応しはじめる。
「ふふっ、ヒクヒクしてる……、もっと刺激がほしいのかな?」
テオドールは、唇を押し当て、じゅっと強く吸い付いた。
「はあっ、あ、ああ、やあっ……、駄目っ、吸っちゃ、やだあっ!
あっ、はっ、はあっ、んくっ!」
「ああ、いいね……、すごく、蕩けてきた……」
テオドールは俺の太ももを撫でる。
「テオドールっ、様っ、俺っ……、変に、なるっ……」
「大丈夫だよ、ジュール。俺と一緒に、おかしくなろう?
君の熱い中、確かめさせて……」
テオドールはなだめるように足を撫でながら、香油で濡らした指を、俺のなかに差し入れた。
「んっ、くっ……」
むずむずするような違和感に、俺は思わず顔をしかめた。
「まだ、ずいぶん、きついね。ああ、でも、ゆっくりと飲み込んでいくよ」
「やっ、ん、へん、なんか、なか、おかしいっ……」
「ジュール、気持ちいいところがあったら、教えて……」
テオドールの手のひらが、俺の陰茎をまた包み込んだ。
くちゅ、くちゅとゆっくりと上下されると、ピクピクと俺の身体が震えた。
「ああ、感じてるんだね。ここが、柔らかくなってるよ」
挿れられた指が、ゆっくりと抜き差しされる。
「ふ、あ、ああ……」
「私の指に吸い付いてくるよ、ジュール……」
「はあっ、あ、テオドール様っ、意地悪っ、俺ばっかり、やだあっ!」
どこか冷静な表情のテオドールに、俺は抗議の視線を向けた。
まだテオドールは上着すら脱いでいない。
俺だけが裸で、両足を抱えてテオドールに恥部をさらしている。
「テオドール様っ、お願い、テオドール様も、全部脱いで!
俺ばっかり、恥ずかしい……」
俺の言葉にテオドールは蠱惑的な笑みを浮かべた。
「いいの? ジュール。私が裸になって、直接君の素肌に触れてしまったら、もう、後戻りできない……。
君の全部を、あっという間に私が奪ってしまうよ……」
「いいっ、いいからっ、全部、テオドール様の、ものにしてっ! 早くっ、テオドール様が欲しいっ!」
テオドールは俺の前髪をくしゃりと撫でた。
「そんな風に私を誘って……。あとで泣き言を言っても聞いてあげないよ」
テオドールはその漆黒の上着を床に落とした。
「さあ、ジュール。もっといやらしい君を、私に見せて」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あ、ああっ、おっきい、あ、はいっちゃ、う……!」
テオドールがゆっくりと腰を進めてくる。
初めて開かれるそこは、やはりそう簡単にはテオドールの巨根を飲み込もうとはしなかった。
「ああ、ジュール、すごく、いいよ。ほら、この部分を越えればっ……! くっ、先の方が入ったよ……っ!」
浅い部分に入り込んだそれが、テオドールによって動かされた。
「あっ、はあっ、あああ!」
まだ先端部分しか入っていないのに、俺の陰茎からはダラダラと蜜がながれている。もっとほしいと全身がねだっているようだ。
「ああ、きゅうきゅう締め付けてくれる。ジュール、もっと奥に挿れても、いい?」
「ああ、もっと、もっと深く来てっ! 俺っ、壊れても、いいからっ!」
テオドールは俺の片足を自分の肩にかけた。
「駄目だよ。ジュールを壊したりなんて、しない」
ゆっくりと腰を振られると、繋がっている部分からじんじんと快感が伝わってくる。
「ああっ、ああ、あ、あ!」
「くっ、もう少しっ、力を、抜いて……」
テオドールが俺の太ももにキスをする。
「あ、中っ、来るっ……、やあっ、テオドール、さまぁっ」
俺は必死でテオドールの背中に手を回す。
「ゆっくり挿れるよ。痛かったらやめるからね」
「だめ、やめちゃやだっ!」
俺は幼子のように首を振る。
「ジュール、ゆっくり、息をはいて……」
テオドールの手が、俺の裸の胸を愛撫する。両の乳首をつままれると、快感が全身に広がって、俺の力が抜けた。
その時を見計らってか、テオドールが一気に腰を進めてきた。
「んあっ、あ、ああああああっ!」
身体の中心から衝撃が伝わる。
「ジュールっ、中っ、熱くて……、すごいっ」
「あ、あ、俺っ、俺もっ、テオドールっ、さまっ」
テオドールは俺を引き寄せると、その唇を重ねてきた。
「んっ、ジュール、わかる? 今、私と君は、繋がってるんだ」
熱い吐息が、交わり合う。
「あっ、俺っ、テオとっ、一つになれたの? 俺っ……」
苦しげに息をはくと、頬を涙が伝っていくのがわかった。
身体の奥深くから、じんじんと熱が伝わってくる。
「ジュール……、ありがとう」
優しい声に顔をあげると、テオドールも、泣いていた……。
「テオっ、俺、嬉しい……。俺のっ、初めて、をっ、テオに、あげられて……、んんっ……」
「叔父様っ、ああ、ジュール叔父様、俺も、嬉しくて、嬉しすぎて……、今、胸が、苦しい……っ」
繋がったまま、俺たちはしっかりと抱き合った。
ーーそして18歳に逆戻りした俺は、その初体験をテオドールによって上書きされたのだった……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「叔父様、叔父様……」
耳元をくすぐられる。
「もう少し、まだ、眠い……」
身体がまだだるくて死にそうだ。
そう。だって昨晩は、テオドールと、あんなに……!
「そうだよっ、俺っ!」
急に覚醒した俺は、ベッドからガバリと起き上がった。
「叔父様、おはようございます」
隣にはスッキリした表情のテオドール。もちろんまだ、裸。
「あ、お、おはよう……」
言ったそばから、腰がずしりと重く痛んだ。
「昨晩は本当に夢のような時間をありがとうございます。俺っ、本当にっ……」
目をうるませて俺ににじりよるテオドール。
「ひっ、テオ、ちょ、ちょっと、離れて、俺っ、もう……!」
昨晩のことを思い出し、俺は青ざめる。
そう、昨夜無事一つになれた俺たちは、もちろん1回でコトが終わるはずもなく……。
『日付が変わるまで、何回でも続けましょうね。叔父様のここが、すっかり俺の形を覚えてしまうまで!』
テオドールの恐ろしい宣言通り、俺はあれからずっとテオドールに啼かされ続けて……!
ーーそして俺の身体は今、猛烈にあちこちが痛い!!
「叔父様っ、なぜ俺を拒まれるのです? 昨晩はあれほど俺に可愛くねだってくださったというのに!」
テオドールの言葉に、俺の頬はカッと熱くなった。
「あのね、テオ! 前から言おうと思ってたんだけど、ものには限度ってものがあるんだ。ずっと挿れられつづけて、俺はもうクタクタで……」
ベッドのはじに逃げた俺に、テオドールはニッコリと笑うと、俺にガラスの小瓶を差し出してきた。
「?」
「聖教会に備えてあるポーションです。これを飲めばどんな疲労も一気に回復します。あと、あっという間になんでも治してしまう軟膏もありますので、今から叔父様の痛むところにたっぷり塗って差し上げますね。それから……」
俺は容赦なく、テオドールにベッドの中央部に引き戻された。
「叔父様のお身体が回復したら、俺はどうしてもいつもの叔父様に戻った叔父様ともう一度触れ合いたいのです。大丈夫です。無理はさせませんし、まだポーションはたくさんありますので!」
さあーっと血の気が引いていく。
これってもしかして、エンドレスゲーム!?
「テオ……」
唇をわななかせる俺に、テオドールは悪魔のように美しく微笑んでみせた。
「あれだけ俺を焚き付けておいて、あっさり解放されるとでも思いましたか?
叔父様、俺はまだ叔父様が全然足りません。俺が満足するまで、叔父様にはたっぷり付き合っていただきますよ」
ーーやばい。テオドールの瞳の色が、赤く変わり始めている。
「テオ、お願いだから……、テオはポーションは飲まないで……」
もはやこんな情けない懇願しかできない俺。今テオドールに全回復されては、もう俺の命は風前の灯火……。
ーー結局、俺たちがこの強固な結界が張られた聖教会の一室を出たのは、それから丸二日経ったあとのことだった……。
(了)
思ったより長くなってしまいました・・・!お付き合いいただきありがとうございます!!
次は新婚編、の予定です❤
テオドールは手についた俺の精をぺろりと舐めた。
「……っ!」
その姿がゾッとするほど美しくて、俺の身体はわけのわからない期待に打ち震える。
「初めてだから、ゆっくりほぐしていこうね。君の身体が傷つくといけないから……」
テオドールは俺に開かせた両脚を持たせると、その脚の間に顔を埋めた。
「あ、ああっ、駄目……っ、そんな、とこ……」
「ああ、まだまだ固い蕾だ……。緊張しないで……、じっくり開かせていくからね……」
テオドールはまだしっかりと締まっている俺の後孔に、優しく舌を這わせた。
「あ、ああっ、舐めちゃ、だめ……、はっ、あ!」
テオドールの舌先でそこを執拗につつかれると、出したばかりの俺の陰茎がまたムクムクと反応しはじめる。
「ふふっ、ヒクヒクしてる……、もっと刺激がほしいのかな?」
テオドールは、唇を押し当て、じゅっと強く吸い付いた。
「はあっ、あ、ああ、やあっ……、駄目っ、吸っちゃ、やだあっ!
あっ、はっ、はあっ、んくっ!」
「ああ、いいね……、すごく、蕩けてきた……」
テオドールは俺の太ももを撫でる。
「テオドールっ、様っ、俺っ……、変に、なるっ……」
「大丈夫だよ、ジュール。俺と一緒に、おかしくなろう?
君の熱い中、確かめさせて……」
テオドールはなだめるように足を撫でながら、香油で濡らした指を、俺のなかに差し入れた。
「んっ、くっ……」
むずむずするような違和感に、俺は思わず顔をしかめた。
「まだ、ずいぶん、きついね。ああ、でも、ゆっくりと飲み込んでいくよ」
「やっ、ん、へん、なんか、なか、おかしいっ……」
「ジュール、気持ちいいところがあったら、教えて……」
テオドールの手のひらが、俺の陰茎をまた包み込んだ。
くちゅ、くちゅとゆっくりと上下されると、ピクピクと俺の身体が震えた。
「ああ、感じてるんだね。ここが、柔らかくなってるよ」
挿れられた指が、ゆっくりと抜き差しされる。
「ふ、あ、ああ……」
「私の指に吸い付いてくるよ、ジュール……」
「はあっ、あ、テオドール様っ、意地悪っ、俺ばっかり、やだあっ!」
どこか冷静な表情のテオドールに、俺は抗議の視線を向けた。
まだテオドールは上着すら脱いでいない。
俺だけが裸で、両足を抱えてテオドールに恥部をさらしている。
「テオドール様っ、お願い、テオドール様も、全部脱いで!
俺ばっかり、恥ずかしい……」
俺の言葉にテオドールは蠱惑的な笑みを浮かべた。
「いいの? ジュール。私が裸になって、直接君の素肌に触れてしまったら、もう、後戻りできない……。
君の全部を、あっという間に私が奪ってしまうよ……」
「いいっ、いいからっ、全部、テオドール様の、ものにしてっ! 早くっ、テオドール様が欲しいっ!」
テオドールは俺の前髪をくしゃりと撫でた。
「そんな風に私を誘って……。あとで泣き言を言っても聞いてあげないよ」
テオドールはその漆黒の上着を床に落とした。
「さあ、ジュール。もっといやらしい君を、私に見せて」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あ、ああっ、おっきい、あ、はいっちゃ、う……!」
テオドールがゆっくりと腰を進めてくる。
初めて開かれるそこは、やはりそう簡単にはテオドールの巨根を飲み込もうとはしなかった。
「ああ、ジュール、すごく、いいよ。ほら、この部分を越えればっ……! くっ、先の方が入ったよ……っ!」
浅い部分に入り込んだそれが、テオドールによって動かされた。
「あっ、はあっ、あああ!」
まだ先端部分しか入っていないのに、俺の陰茎からはダラダラと蜜がながれている。もっとほしいと全身がねだっているようだ。
「ああ、きゅうきゅう締め付けてくれる。ジュール、もっと奥に挿れても、いい?」
「ああ、もっと、もっと深く来てっ! 俺っ、壊れても、いいからっ!」
テオドールは俺の片足を自分の肩にかけた。
「駄目だよ。ジュールを壊したりなんて、しない」
ゆっくりと腰を振られると、繋がっている部分からじんじんと快感が伝わってくる。
「ああっ、ああ、あ、あ!」
「くっ、もう少しっ、力を、抜いて……」
テオドールが俺の太ももにキスをする。
「あ、中っ、来るっ……、やあっ、テオドール、さまぁっ」
俺は必死でテオドールの背中に手を回す。
「ゆっくり挿れるよ。痛かったらやめるからね」
「だめ、やめちゃやだっ!」
俺は幼子のように首を振る。
「ジュール、ゆっくり、息をはいて……」
テオドールの手が、俺の裸の胸を愛撫する。両の乳首をつままれると、快感が全身に広がって、俺の力が抜けた。
その時を見計らってか、テオドールが一気に腰を進めてきた。
「んあっ、あ、ああああああっ!」
身体の中心から衝撃が伝わる。
「ジュールっ、中っ、熱くて……、すごいっ」
「あ、あ、俺っ、俺もっ、テオドールっ、さまっ」
テオドールは俺を引き寄せると、その唇を重ねてきた。
「んっ、ジュール、わかる? 今、私と君は、繋がってるんだ」
熱い吐息が、交わり合う。
「あっ、俺っ、テオとっ、一つになれたの? 俺っ……」
苦しげに息をはくと、頬を涙が伝っていくのがわかった。
身体の奥深くから、じんじんと熱が伝わってくる。
「ジュール……、ありがとう」
優しい声に顔をあげると、テオドールも、泣いていた……。
「テオっ、俺、嬉しい……。俺のっ、初めて、をっ、テオに、あげられて……、んんっ……」
「叔父様っ、ああ、ジュール叔父様、俺も、嬉しくて、嬉しすぎて……、今、胸が、苦しい……っ」
繋がったまま、俺たちはしっかりと抱き合った。
ーーそして18歳に逆戻りした俺は、その初体験をテオドールによって上書きされたのだった……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「叔父様、叔父様……」
耳元をくすぐられる。
「もう少し、まだ、眠い……」
身体がまだだるくて死にそうだ。
そう。だって昨晩は、テオドールと、あんなに……!
「そうだよっ、俺っ!」
急に覚醒した俺は、ベッドからガバリと起き上がった。
「叔父様、おはようございます」
隣にはスッキリした表情のテオドール。もちろんまだ、裸。
「あ、お、おはよう……」
言ったそばから、腰がずしりと重く痛んだ。
「昨晩は本当に夢のような時間をありがとうございます。俺っ、本当にっ……」
目をうるませて俺ににじりよるテオドール。
「ひっ、テオ、ちょ、ちょっと、離れて、俺っ、もう……!」
昨晩のことを思い出し、俺は青ざめる。
そう、昨夜無事一つになれた俺たちは、もちろん1回でコトが終わるはずもなく……。
『日付が変わるまで、何回でも続けましょうね。叔父様のここが、すっかり俺の形を覚えてしまうまで!』
テオドールの恐ろしい宣言通り、俺はあれからずっとテオドールに啼かされ続けて……!
ーーそして俺の身体は今、猛烈にあちこちが痛い!!
「叔父様っ、なぜ俺を拒まれるのです? 昨晩はあれほど俺に可愛くねだってくださったというのに!」
テオドールの言葉に、俺の頬はカッと熱くなった。
「あのね、テオ! 前から言おうと思ってたんだけど、ものには限度ってものがあるんだ。ずっと挿れられつづけて、俺はもうクタクタで……」
ベッドのはじに逃げた俺に、テオドールはニッコリと笑うと、俺にガラスの小瓶を差し出してきた。
「?」
「聖教会に備えてあるポーションです。これを飲めばどんな疲労も一気に回復します。あと、あっという間になんでも治してしまう軟膏もありますので、今から叔父様の痛むところにたっぷり塗って差し上げますね。それから……」
俺は容赦なく、テオドールにベッドの中央部に引き戻された。
「叔父様のお身体が回復したら、俺はどうしてもいつもの叔父様に戻った叔父様ともう一度触れ合いたいのです。大丈夫です。無理はさせませんし、まだポーションはたくさんありますので!」
さあーっと血の気が引いていく。
これってもしかして、エンドレスゲーム!?
「テオ……」
唇をわななかせる俺に、テオドールは悪魔のように美しく微笑んでみせた。
「あれだけ俺を焚き付けておいて、あっさり解放されるとでも思いましたか?
叔父様、俺はまだ叔父様が全然足りません。俺が満足するまで、叔父様にはたっぷり付き合っていただきますよ」
ーーやばい。テオドールの瞳の色が、赤く変わり始めている。
「テオ、お願いだから……、テオはポーションは飲まないで……」
もはやこんな情けない懇願しかできない俺。今テオドールに全回復されては、もう俺の命は風前の灯火……。
ーー結局、俺たちがこの強固な結界が張られた聖教会の一室を出たのは、それから丸二日経ったあとのことだった……。
(了)
思ったより長くなってしまいました・・・!お付き合いいただきありがとうございます!!
次は新婚編、の予定です❤
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