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【番外編】
The bridal night 4
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アスランの長い手指が、俺自身を優しく包み込んだ。
「う、あっ……」
握って擦られると、激しい快感に高い声が漏れた。
「ククリ……、きもち、いい?」
耳たぶを舐められ、俺の身体はビクンと震えた。
「んっ、あ、アスラン……、すごく……、気持ちいいっ」
俺は思わず、アスランの背にしがみつく。
「ククリの感じてる顏、すごく、可愛い」
顔をほころばせたアスランに、頬っぺたを舐められる。
「あ、んあっ……、ダメっ、アスラン……、もう、出ちゃう……っ!」
初めての刺激に、俺はすでにもう持ちそうになかった。
俺の言葉に、アスランは握っていた手を離す。
「あ……」
もっと刺激が欲しくて、俺は思わず不満げな声を漏らしてしまった。
「ククリ……、ちょっとだけ、我慢、ね?
先にイっちゃったら、ククリの身体がつらくなっちゃうから……」
そう言うとアスランは、また俺を抱きしめると、また俺の身体をゆっくりと撫でまわし始めた。
お互いにひどく反応しているのがわかり、その部分がこすれ合うだけで、感じている声が出てしまう。
「ああ……、こうしてるだけで、俺もヤバい……」
アスランの吐息に、俺は鼻先をアスランの首元にこすりつけた。
「ねえ、アスラン、俺も……、アスランの、触りたい」
「え、いいの……?」
びっくりしたような顏のアスラン。
俺はそっと手を伸ばすと、さきほどから激しく主張している、アスランの雄を握った。
――うん、凄い! いろいろな意味で!!!!
「あ……、ククリ……っ、気持ちいいっ」
やり方もよくわからなくて、少し動かしただけなのに、アスランは頬を上気させて、艶めかしく呻いた。
「アスラン……っ」
――アスランも、感じてくれているんだ。
「このままだと、俺も、もたない……っ、ククリ、次に進んでも、いい?」
耳元にアスランが熱い息を吹き込む。
次、の意味なんて分からなかったけど、俺は頷いていた。
「いいよっ、アスラン……っ」
「じゃあ、ククリ、ちょっと待っててね」
アスランは俺から身体を離すと、小さな小瓶を取り出して……、
「ククリ、初めてだから、痛くないように、ちょっとだけお薬、使おうね」
「え……?」
返事をする前から、アスランは俺の膝を割り開くと、奥のすぼまりを指で辿った。
「あっ、ちょっと、待っ……、ああっ!」
クリームのようなものを塗った指が、ツプリと差し入れられた。
「ひぅっ……」
やっぱり、やっぱり!
そう来るのはわかってたんだけど、いざそうなってしまうと、やっぱり俺は複雑な気分だった。
いまから、あのアスランを、ここに……。
俺の怯えを感じ取ったのか、アスランはなだめるように俺の頬にキスをした。
「ククリはこんなところまで可愛いんだね。
でも、ちょっと狭すぎるから、ゆっくり慣らそうね。
怖くないから、力抜いてて……」
「や、あ……」
クリームのせいで痛みはないが、違和感が半端ない!
それにそれに、足を広げて、全てをさらけ出したこの格好が……、
恥ずかしすぎる!!!!
でも、アスランはそんな俺にはお構い無しで……!
「う、あっ……」
握って擦られると、激しい快感に高い声が漏れた。
「ククリ……、きもち、いい?」
耳たぶを舐められ、俺の身体はビクンと震えた。
「んっ、あ、アスラン……、すごく……、気持ちいいっ」
俺は思わず、アスランの背にしがみつく。
「ククリの感じてる顏、すごく、可愛い」
顔をほころばせたアスランに、頬っぺたを舐められる。
「あ、んあっ……、ダメっ、アスラン……、もう、出ちゃう……っ!」
初めての刺激に、俺はすでにもう持ちそうになかった。
俺の言葉に、アスランは握っていた手を離す。
「あ……」
もっと刺激が欲しくて、俺は思わず不満げな声を漏らしてしまった。
「ククリ……、ちょっとだけ、我慢、ね?
先にイっちゃったら、ククリの身体がつらくなっちゃうから……」
そう言うとアスランは、また俺を抱きしめると、また俺の身体をゆっくりと撫でまわし始めた。
お互いにひどく反応しているのがわかり、その部分がこすれ合うだけで、感じている声が出てしまう。
「ああ……、こうしてるだけで、俺もヤバい……」
アスランの吐息に、俺は鼻先をアスランの首元にこすりつけた。
「ねえ、アスラン、俺も……、アスランの、触りたい」
「え、いいの……?」
びっくりしたような顏のアスラン。
俺はそっと手を伸ばすと、さきほどから激しく主張している、アスランの雄を握った。
――うん、凄い! いろいろな意味で!!!!
「あ……、ククリ……っ、気持ちいいっ」
やり方もよくわからなくて、少し動かしただけなのに、アスランは頬を上気させて、艶めかしく呻いた。
「アスラン……っ」
――アスランも、感じてくれているんだ。
「このままだと、俺も、もたない……っ、ククリ、次に進んでも、いい?」
耳元にアスランが熱い息を吹き込む。
次、の意味なんて分からなかったけど、俺は頷いていた。
「いいよっ、アスラン……っ」
「じゃあ、ククリ、ちょっと待っててね」
アスランは俺から身体を離すと、小さな小瓶を取り出して……、
「ククリ、初めてだから、痛くないように、ちょっとだけお薬、使おうね」
「え……?」
返事をする前から、アスランは俺の膝を割り開くと、奥のすぼまりを指で辿った。
「あっ、ちょっと、待っ……、ああっ!」
クリームのようなものを塗った指が、ツプリと差し入れられた。
「ひぅっ……」
やっぱり、やっぱり!
そう来るのはわかってたんだけど、いざそうなってしまうと、やっぱり俺は複雑な気分だった。
いまから、あのアスランを、ここに……。
俺の怯えを感じ取ったのか、アスランはなだめるように俺の頬にキスをした。
「ククリはこんなところまで可愛いんだね。
でも、ちょっと狭すぎるから、ゆっくり慣らそうね。
怖くないから、力抜いてて……」
「や、あ……」
クリームのせいで痛みはないが、違和感が半端ない!
それにそれに、足を広げて、全てをさらけ出したこの格好が……、
恥ずかしすぎる!!!!
でも、アスランはそんな俺にはお構い無しで……!
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