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第67話

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「セファー、気持ちいいっ……?」

「くっ、ああ、ヨータ、ダメだっ……、そんなっ……」


 夢の中のセファーは本当に素直で、俺の望むままに、俺の口淫を受けていた。

 脱ぎ捨てられた衣服が、寝台の下に無造作に散らばっている。



「んっ……、セファーの、すごくっ……、おっきい……、んん……」

 口には収まりきらないので、舌でチロチロと丁寧に愛撫すると、セファーは耐え切れずくぐもった声を漏らす。


「くっ……、もうっ、離せ……っ、もたない……っ」

 セファーが俺の肩をつかむ。


「出して、全部俺が……」

 セファーのものをすっぽりと口にくわえこんだ俺だったが、


「駄目だっ……!」

 強引にセファーから引き離された。


「んっ……!」

 熱い飛沫が、俺の顔にかかった。


「ヨータっ!」

 セファーはびっくりするほど焦った様子で、シーツで俺の顔中を一生懸命ぬぐう。


「ふふっ、セファーのがいっぱい、俺の顔にかかっちゃった……」

 まだ酩酊した状態のふわふわした頭の俺は、何がおかしいのかくすくすと笑う。



「神子っ、笑いごとじゃない……っ! なんということだ……、俺は神子の顔を、穢してしまった……」

 顔を曇らせるセファーに、俺は抱き着いた。


「神子じゃない、でしょ、セファー! いい? 二人きりの時は、これからヨータって呼ぶんだよ、約束っ!」

「……ヨータ」

 身体をセファーにこすりつけるようにすると、セファーの中心部がまた反応してくるのがわかった。


「セファー、すごい、もう元気になってる!」


「ヨータが煽るからだ……」

 セファーは俺の首筋に顔を埋める。


「セファー、いっぱいキスして……」

 答える代わりに、セファーは俺に口づけてくる。


「ん……、セファー」

「ヨータ、ヨータ……」


 舌を絡ませ、俺の名前を呼びながら、セファーは俺を寝台に横たえ、覆いかぶさってきた。

 青い瞳と目が合う。


 ――本当に、綺麗な目だ……。



「セファー、俺とこういうことするの、好き?」


 いつもなら聞けないことも、夢の中ということで聞いてみる。


「……好きだ」


 もちろん、俺の望む答えが返ってくる。



 だから、俺はにっこり笑って……、


「俺も、好き……。セファーといっぱい、したい……」

 素直な気持ちを、口に出す。


「ヨータっ!!」


 セファーの全然余裕のない声。

 セファーは俺をきつく抱きしめると、そのまま俺の身体に舌を這わせた。


「セファー、気持ち、いい……っ」


 全身をくまなく愛撫され、俺は吐息を漏らしながら、セファーの長い髪をかき回す。


 セファーの舌が、俺の乳首にかかったとき、俺は甘く啼いた。



「ああっ、もっと、もっと……」

 きつく吸われると身体がピクピクと痙攣するほど気持ちいい……。



「もう、誰にも、触れさせない……。こんな声も、誰にも聞かせない……。
全部、俺が……」


 セファーの昂りが、俺の身体にこすれると、俺はますます興奮した。



「セファー、一緒にっ……!」




 
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