【完結】探さないでください！！ 追放されたハズレ神子は、砂漠の果てで護衛騎士とスローライフを送る予定です！

第４７話

「んっ、あ……」

　こうしたことに慣れているのだろう。

　バルロの口づけは巧みで、その分厚い舌が俺の咥内を動き回るたび、俺は思わず声を漏らしていた。


「あっ、うぅ……！」

　キスを続けながらも、バルロの指が俺の身体を辿り、俺を追い詰めていく。


「気持ちいい……？　ヨータ」


　耳元で囁かれると、俺の身体は震えた。

　媚薬のせいで、快感を我慢することが、全然できない……。


「んっ、もっと……、もっといっぱい……、して……」


　キスの間に俺がねだると、バルロは俺の身体を、ゆっくりと寝台に横たえた。



「かーわい！　神子様は、いつもこうやって騎士の彼氏におねだりしてるんだ？」

　バルロの指が、俺の乳首にそっと触れた。


「やっ、違うっ……！　セファーとは、そんなんじゃ……っ」


「違わないだろ？　じゃあどうして、こんな風にここ、ピンってなってるのかな？」

「やっ、あ、あ！！」

　バルロのその唇に含まれると、俺の身体は魚みたいに寝台の上で跳ねた。



「ここ、好きなんだ？　セファーもいっぱいしてくれるの？」


「あ、や、だめっ……、違うっ、セファーはっ……」

　ジュっと吸われると、どうしようもない快感が俺のつま先まで下りてくる。


「いっぱい、感じて……、ヨータ……」

　片方を吸われて、片方を指でこねられる。


「あっ、はあっ……、ヤダっ、バルロさん……っ、もう……」


「ん？　こっちも、触って欲しいのかな？　さっきから、当たってるけど」

　俺の昂りを、ズボンの上から撫でられる。


「もうっ、焦らすなっ……！」


「積極的な神子様、いいね！　でも、こんなところ見られたら、あの騎士様に一刀両断だな……」

　言いながらも、バルロは俺のズボンを下穿きごと一気に取り去った。


「ああっ、んっ！」


　自分の雄がすでに天井を向いている。

　それをバルロは片手で優しく包みこんだ。


「ああ、うれしいな。神子様が俺でこんなに反応してくれてる……。
俺も、すごくエッチな気分になっちゃった。多分、媚薬のせいだけじゃないよ」

　そう言うと、自分も服を脱ぎ捨て、俺に覆いかぶさってくる。


「あ……っ！」

　バルロの昂ぶりが、俺の身体にあたる。


　ーーバルロも、媚薬のせいで激しく勃起していた。



「二人で気持ちよく、なろっか？」

　いたずらっぽい笑みを浮かべると、バルロは自分のペニスと俺のそれを合わせて擦り始めた。


「はっ、あああっ、はあああんっ！！」

　たまらない感覚に、俺は声を上げて身をくねらす。



「いいぜ、めちゃくちゃ、エロい……！　
最高だよっ、ヨータっ！」

「や、あ、ああっ、出る、もう出ちゃうっ！！」

　半泣きになった俺のまなじりを、バルロはぺろりと舐めた。


「じゃあ、神子様がイッちゃう前に、俺と一つになろっか？」

　バルロは俺の足首を持つと、大きく広げさせた。


「あ、あ……」



「わかる？　ヨータのここ、待ち切れないって、ひくついてる。
ああ、神子様、このまま俺を受け入れて……、
神子様、どうかこの俺にご加護を……」