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第35話
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「あ、あ、あ……!」
ナセルに深く入り込まれ、思わず声が漏れた。
「ヨータ、すっかり私のモノの形を覚え込んだな……」
ナセルが後ろから、俺の耳たぶを甘噛みする。
「んあっ、だ、だめ……、ゆっくり……っ、あ、ああ、奥……っ」
内奥をこすられると、すっかり覚え込まされた快感に、俺は抗うことができない。
「ああ、そんなにねだって……、お前はやはり神子ではないな。神子がこんなに淫乱なはずはない」
言いながらも、ナセルが腰の動きを止める様子はない。
――そう、たとえロロがいても、俺が「神子」であることは絶対であり、ナセルの儀式の相手は俺以外にありえなかった。
神子の加護を受けるものは、他の者との交わりは一切禁じられている。
だから、どんなにナセルがロロを好きでも、ナセルはロロと交わることは許されない……。
その反動なのだろうか……、ロロが現れてから、ナセルとの行為はより濃厚なものに変わっていた。
「ヨータ、こっちをむけ」
顔を見なくて済むように、わざと後ろを向いてやっているのに、最近のナセルは、記憶を失くす前から俺と正面から向き合ってするセックスを好むようになっていた。
――俺をロロの代わりにしてるのかな?
それならよりいっそう、後背位でしたほうがいいような気もするのだが……?
「ヨータ! 最中に私以外のことを考えるな!」
「んっ、んあっ!」
とがめるように強引に口づけられ、舌を絡めとられる。
「ヨータ、ほら、こんなに感じて……、はしたない奴め!」
すっかり反応した俺を見て、どこか嬉しそうにナセルは言うと、俺の片足を肩にかける。
「お願い、ゆっくり……」
俺の懇願に、
「きけないな!」
一気に俺を貫いた。
「うわあっ、ああああっ!!」
「ああ、いいな……、お前の中は……、いつも俺を悦んで迎え入れてくれる。
お前と違って、素直で愛おしい……っ」
ナセルは獣のように、俺に腰を打ち付けてくる。
「あっ、んっ、ああっ、ああああっ!」
何度も抽挿を繰り返されると、次第に意識が遠ざかっていくのを感じる。
そんな俺に、ナセルはまるで大好きな恋人にするみたいに、何度もしつこく口づけてきて……、
「ナセル、ああ……」
きっとナセルは、こんな風に、ロロと抱き合いたいに違いない……。
かすむ視界に、薄緑色の瞳が悲し気に細められるのをとらえた。
「ヨータ、ヨータ……、私を見ろ、永遠に、……私だけを見ていろ!」
「あ、あ、あ……!」
ナセルに深く入り込まれ、思わず声が漏れた。
「ヨータ、すっかり私のモノの形を覚え込んだな……」
ナセルが後ろから、俺の耳たぶを甘噛みする。
「んあっ、だ、だめ……、ゆっくり……っ、あ、ああ、奥……っ」
内奥をこすられると、すっかり覚え込まされた快感に、俺は抗うことができない。
「ああ、そんなにねだって……、お前はやはり神子ではないな。神子がこんなに淫乱なはずはない」
言いながらも、ナセルが腰の動きを止める様子はない。
――そう、たとえロロがいても、俺が「神子」であることは絶対であり、ナセルの儀式の相手は俺以外にありえなかった。
神子の加護を受けるものは、他の者との交わりは一切禁じられている。
だから、どんなにナセルがロロを好きでも、ナセルはロロと交わることは許されない……。
その反動なのだろうか……、ロロが現れてから、ナセルとの行為はより濃厚なものに変わっていた。
「ヨータ、こっちをむけ」
顔を見なくて済むように、わざと後ろを向いてやっているのに、最近のナセルは、記憶を失くす前から俺と正面から向き合ってするセックスを好むようになっていた。
――俺をロロの代わりにしてるのかな?
それならよりいっそう、後背位でしたほうがいいような気もするのだが……?
「ヨータ! 最中に私以外のことを考えるな!」
「んっ、んあっ!」
とがめるように強引に口づけられ、舌を絡めとられる。
「ヨータ、ほら、こんなに感じて……、はしたない奴め!」
すっかり反応した俺を見て、どこか嬉しそうにナセルは言うと、俺の片足を肩にかける。
「お願い、ゆっくり……」
俺の懇願に、
「きけないな!」
一気に俺を貫いた。
「うわあっ、ああああっ!!」
「ああ、いいな……、お前の中は……、いつも俺を悦んで迎え入れてくれる。
お前と違って、素直で愛おしい……っ」
ナセルは獣のように、俺に腰を打ち付けてくる。
「あっ、んっ、ああっ、ああああっ!」
何度も抽挿を繰り返されると、次第に意識が遠ざかっていくのを感じる。
そんな俺に、ナセルはまるで大好きな恋人にするみたいに、何度もしつこく口づけてきて……、
「ナセル、ああ……」
きっとナセルは、こんな風に、ロロと抱き合いたいに違いない……。
かすむ視界に、薄緑色の瞳が悲し気に細められるのをとらえた。
「ヨータ、ヨータ……、私を見ろ、永遠に、……私だけを見ていろ!」
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