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第16話
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「兄さん、何を黙っているんです? 適当にごまかそうとしても無駄ですからね!」
冷え冷えとしたアルベルトを包むオーラに、俺の背筋は凍り付く。
だが、その答えについては、俺にとっても謎なワケで……。
俺はなけなしの頭脳をフル回転させる。
――約束、ヴィクトル、約束、ヴィクトル、約束……。
そのとき俺のへっぽこ頭脳は突然ひらめいた。
「そうだ、きっとクッキーだ!」
「クッキー、ですか?」
アルベルトは怪訝そうに眉根を寄せた。
「そうなんだ。いつもヴィクトルにお気に入りの店のクッキーを渡してるんだけど、毎回ヴィクトルが独り占めするんだ! だから、きっとソフィア王女が、それを気にかけてくれて、俺に今までの分のクッキーを用意してくれるんじゃないかな?」
「へえ、そうなんですね。……いつも、ヴィクトルに、お気に入りの、クッキーを!」
一つ一つわざと大きな声で、言葉を区切ってアルベルトが念を押す。
「あっ、その、えーっと……」
「本当に仲がいいんですね。呼び捨ての仲で、それでいてお気に入りの店のクッキーをいつも、プレゼントしてあげているとは!
……弟の俺には、おみやげの一つも、ないというのに!」
アルベルトの背後から、青い焔が見える気がした。
や、やばい! 墓穴を掘ったか!!?
そのとき俺は、ヴィクトルの機嫌をとることばかりに気を取られ、肝心のアルベルトをおざなりにしてきたことを痛烈に後悔した。
――そうだよ。なんで今までアルベルトにも買ってこなかったんだ!? バカバカ、俺の馬鹿!!!
「付け届け」はお付き合いの基本だというのに!!
「ひっ! ご、ごめん。アルベルトは甘いもの苦手だと思ってたから。俺が気がきかなくてごめん! そんなにクッキーがほしかったんなら、こんどちゃんと買ってくるから」
「そういうことを言ってるんじゃないんですっ!」
アルベルトの剣幕に、思わず俺は後ずさった。
「まず、ヴィクトル王子には近づくな、と入学前からあれほど言っていたと思うのですが、兄さんはすっかり忘れられているようですね。俺の言ったことなど、覚えているほどの価値もないということでしょうか?」
アルベルトはじわじわと俺を責めてくる。
壁がわに追い詰められ、完全に逃げ場のない俺。
「ち、違うんだ、アルベルト! もちろん、覚えていたよ! ただ、これは……、これは、しょうがないというか、そう、不可抗力! 不可抗力の結果なんだ!」
「……へえ、不可抗力で、兄さんはヴィクトル王子を、呼び捨てにして、クッキーをいつもプレゼントされるほど大変仲良くされてれている、というわけなのですね。それがどういう不可抗力なのか、俺にもわかるように説明してもらえますよね?」
アルベルトの手の中で、手紙がぐしゃりと音をたてて握りつぶされる。
――これは、あれだよね。絶対、絶対アカンやつだ。答えによっては、俺もヴィクトルもこの世から消されてしまうような案件だ!
なにかいい言い訳を考えるが、いかんせん凡庸な俺の脳味噌では、頭脳明晰なアルベルトを納得させるだけの嘘は思いつかない。
生半可な嘘では、アルベルトの疑念をさらに深めるだけの結果になるに違いない。
こうなったら、ある程度は本当のことを話すしかないと、俺は腹をくくった。
「ちゃんと話す! ちゃんと話すから!! アルベルト、怒らないで聞いてほしいんだ!」」
――もうすでに十分怒ってらっしゃいますけどね!?
神妙な俺の顔つきに、アルベルトはしぶしぶと言った感じで頷いた。
・・・・・・・・・・
俺は観念して説明した。
学園で魔力切れを起こして死にかけたこと。そしてそれを救ったのがヴィクトルだったこと。それ以来、定期的にヴィクトルから魔力の補充を受けていること……。
もちろん、魔力譲渡の手段がべろちゅーだということは、巧妙に伏せておいた。だって、兄としてめちゃくちゃ恥ずかしいし、これだけは絶対に言ってはいけないと、俺の本能が告げていた。
「……どうして、今まで俺に何も言ってくれなかったんですか」
猛烈な説教タイムが始まると覚悟していたのだが、アルベルトは俺の予想に反して、苦渋に満ちた顔をしていた。
「いや、それは、その、なんというか毎週毎週魔力譲渡してもらってるのに、それで足りなかったなんて言い出しづらくて……」
「兄さんにとって、そんなに俺は信用がありませんか?
俺はショックです……。あのヴィクトル王子を頼らなければならないほど、俺からの魔力譲渡を嫌がっていたなんて」
「ちがう、ちがうって!」
俺は全力で否定する。誰がうれしくて、あのヴィクトルからの屈辱タイムを毎週耐えているというのだ!
「俺はっ! おまえからの魔力譲渡がいやなワケじゃない! 俺だって好き好んでヴィクトル王子から譲渡されてるわけじゃないんだ! これはどうしようもなく、というか、ほかに方法がなかっただけであって……」
「だったら、どうして……! 言ってくれれば済む話じゃないですか!」
「だって、俺、いやだったんだ。これ以上アルベルトに迷惑かけたくなくて。
俺、ただでさえ弟のおまえのお荷物なのに、これ上負担をかけたくなかったんだ……」
「兄さんが俺の負担だったことなんて、一度もないっ!」
アルベルトは叫ぶように言うと、俺を引き寄せ、ぎゅっと抱きしめた。
「もっと、俺を頼ってください。兄さんがほかの誰かを頼るのは、我慢できない! 兄さんがほかの誰かに守られるなんて、絶対にいやなんです!」
冷え冷えとしたアルベルトを包むオーラに、俺の背筋は凍り付く。
だが、その答えについては、俺にとっても謎なワケで……。
俺はなけなしの頭脳をフル回転させる。
――約束、ヴィクトル、約束、ヴィクトル、約束……。
そのとき俺のへっぽこ頭脳は突然ひらめいた。
「そうだ、きっとクッキーだ!」
「クッキー、ですか?」
アルベルトは怪訝そうに眉根を寄せた。
「そうなんだ。いつもヴィクトルにお気に入りの店のクッキーを渡してるんだけど、毎回ヴィクトルが独り占めするんだ! だから、きっとソフィア王女が、それを気にかけてくれて、俺に今までの分のクッキーを用意してくれるんじゃないかな?」
「へえ、そうなんですね。……いつも、ヴィクトルに、お気に入りの、クッキーを!」
一つ一つわざと大きな声で、言葉を区切ってアルベルトが念を押す。
「あっ、その、えーっと……」
「本当に仲がいいんですね。呼び捨ての仲で、それでいてお気に入りの店のクッキーをいつも、プレゼントしてあげているとは!
……弟の俺には、おみやげの一つも、ないというのに!」
アルベルトの背後から、青い焔が見える気がした。
や、やばい! 墓穴を掘ったか!!?
そのとき俺は、ヴィクトルの機嫌をとることばかりに気を取られ、肝心のアルベルトをおざなりにしてきたことを痛烈に後悔した。
――そうだよ。なんで今までアルベルトにも買ってこなかったんだ!? バカバカ、俺の馬鹿!!!
「付け届け」はお付き合いの基本だというのに!!
「ひっ! ご、ごめん。アルベルトは甘いもの苦手だと思ってたから。俺が気がきかなくてごめん! そんなにクッキーがほしかったんなら、こんどちゃんと買ってくるから」
「そういうことを言ってるんじゃないんですっ!」
アルベルトの剣幕に、思わず俺は後ずさった。
「まず、ヴィクトル王子には近づくな、と入学前からあれほど言っていたと思うのですが、兄さんはすっかり忘れられているようですね。俺の言ったことなど、覚えているほどの価値もないということでしょうか?」
アルベルトはじわじわと俺を責めてくる。
壁がわに追い詰められ、完全に逃げ場のない俺。
「ち、違うんだ、アルベルト! もちろん、覚えていたよ! ただ、これは……、これは、しょうがないというか、そう、不可抗力! 不可抗力の結果なんだ!」
「……へえ、不可抗力で、兄さんはヴィクトル王子を、呼び捨てにして、クッキーをいつもプレゼントされるほど大変仲良くされてれている、というわけなのですね。それがどういう不可抗力なのか、俺にもわかるように説明してもらえますよね?」
アルベルトの手の中で、手紙がぐしゃりと音をたてて握りつぶされる。
――これは、あれだよね。絶対、絶対アカンやつだ。答えによっては、俺もヴィクトルもこの世から消されてしまうような案件だ!
なにかいい言い訳を考えるが、いかんせん凡庸な俺の脳味噌では、頭脳明晰なアルベルトを納得させるだけの嘘は思いつかない。
生半可な嘘では、アルベルトの疑念をさらに深めるだけの結果になるに違いない。
こうなったら、ある程度は本当のことを話すしかないと、俺は腹をくくった。
「ちゃんと話す! ちゃんと話すから!! アルベルト、怒らないで聞いてほしいんだ!」」
――もうすでに十分怒ってらっしゃいますけどね!?
神妙な俺の顔つきに、アルベルトはしぶしぶと言った感じで頷いた。
・・・・・・・・・・
俺は観念して説明した。
学園で魔力切れを起こして死にかけたこと。そしてそれを救ったのがヴィクトルだったこと。それ以来、定期的にヴィクトルから魔力の補充を受けていること……。
もちろん、魔力譲渡の手段がべろちゅーだということは、巧妙に伏せておいた。だって、兄としてめちゃくちゃ恥ずかしいし、これだけは絶対に言ってはいけないと、俺の本能が告げていた。
「……どうして、今まで俺に何も言ってくれなかったんですか」
猛烈な説教タイムが始まると覚悟していたのだが、アルベルトは俺の予想に反して、苦渋に満ちた顔をしていた。
「いや、それは、その、なんというか毎週毎週魔力譲渡してもらってるのに、それで足りなかったなんて言い出しづらくて……」
「兄さんにとって、そんなに俺は信用がありませんか?
俺はショックです……。あのヴィクトル王子を頼らなければならないほど、俺からの魔力譲渡を嫌がっていたなんて」
「ちがう、ちがうって!」
俺は全力で否定する。誰がうれしくて、あのヴィクトルからの屈辱タイムを毎週耐えているというのだ!
「俺はっ! おまえからの魔力譲渡がいやなワケじゃない! 俺だって好き好んでヴィクトル王子から譲渡されてるわけじゃないんだ! これはどうしようもなく、というか、ほかに方法がなかっただけであって……」
「だったら、どうして……! 言ってくれれば済む話じゃないですか!」
「だって、俺、いやだったんだ。これ以上アルベルトに迷惑かけたくなくて。
俺、ただでさえ弟のおまえのお荷物なのに、これ上負担をかけたくなかったんだ……」
「兄さんが俺の負担だったことなんて、一度もないっ!」
アルベルトは叫ぶように言うと、俺を引き寄せ、ぎゅっと抱きしめた。
「もっと、俺を頼ってください。兄さんがほかの誰かを頼るのは、我慢できない! 兄さんがほかの誰かに守られるなんて、絶対にいやなんです!」
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