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第一章〜First end〜
でしたら、問題はありませんよね?
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「………うっ!!」
持っていたナイフとフォークを投げ出し、慌てて洗面所へ駆け込む。
香辛料のかかったお肉を口に運ぼうとしていた時だった。
つまりまだ口は付けていない。
ダリアの嫌がらせでは無いことは明らかだった。
「………私、生理最後に来たのいつだっけ…?」
サァ…と血の気が引いていく。
シリウスが望んだ通り…私は妊娠してしまったのだ。
妊娠に関しては全く知識がなかった。
食べても良いもの、食べてはいけないもの、やるべき事、してはならない事…それらが全く知識として無いことに不安が募る。
しかし、伯爵邸でそのような話を聞く相手もいない。
ふと、ノエルを思い出す。
結局ノエルは何も知らずに私にスープを運んだだけだった。
彼女なら信用してもいいかもしれないと考えるが、すぐに頭を振って消去する。
こんな事がダリアに知られた時は子ども共々殺されかねないのだ。
このまま部屋に引きこもっていればバレることは無いのだろうか?
いや、子どもを産む前は傍目にも分かるほどお腹が大きくなるのだ。
幼かった頃に見たお母様のお腹はまだ膨らみ始めたばかりで目立たなかったが、出産を機に退職を決めたメイドのお腹はもっと大きかったことを思い出す。
「………どうしよう、どうしたら…」
まさか本当に妊娠するとは思っていなかった。
子どもを授かるということはもっと喜びに満ちたものだと思っていた。
愛する人と望まれて生まれた子どもを一緒に育てていくものだと…。
「………単に、遅れているだけかも…」
不定期という程のものではないが、毒のせいか生理の周期がズレることは今までにもあった。
もちろんあの頃は男性を知らなかった体だったので、深く考えることは無かったが今は違う。
シリウスが帰省していた日から7週が経っていた。
その前に生理が来ていたので、逆算するとほぼ二ヶ月…間もなく三ヶ月となるが生理が来ていないことになる。
急に現実味を帯びて来た妊娠の可能性に不安が大きくなる。
「ノエル…ううん、カサリンに来てもらおう…」
*
突然の呼び出しにも関わらず、カサリンは翌日には訪ねてきてくれた。
「急に連絡がつかなくなったから心配してたんですよ?体調でも崩していたんですか?」
「…ええ、少し…色々あって…」
お茶を淹れてくれているメイドは、初めての来客に興味があるようでゆっくりと準備をしているのが見てとれた。
カサリンも気づいていたようで、ちらりとメイドを一瞥して牽制してくれる。
カサリンの視線に慌ててメイドが下がり、ドアがしっかり閉まったことを確認すると、お茶を一口飲んで気持ちを落ち着かせる。
その様子をじっと見ていたカサリンも、今回の呼び出しがただ事ではないことに気づいたようだった。
「………あの、カサリン様は妊婦さんについてどのくらい知っていますか?」
「妊婦さんですか?ん~すみません、あまり読んだ本の中で妊婦さんの話は出たことがなくて…メイドの誰かが妊娠でもされたのですか?」
「……ええ、まぁ、そんなところです」
「ん~今回はあまりお役に立てそうにないですね。ところで…そのメイドは、イーリス様の傍付の方なんですか?」
「………」
カサリンは私に専属の侍女がいないことを知っているはずだった。
でも、私がこうして気を回すほどの者なのだから、近しい者の一人だと判断したのかもしれない。
カサリンに嘘を吐く罪悪感と、そんなメイドがいないことに言葉が詰まってしまう。
「カサリン様…私、どうしていいか分からなくて…」
「一体何があったのですか?私にも…言えないことですか?」
考えあぐねた結果、私はカサリンを信じて妊娠の件を正直に話すことを決める。
「妊娠してしまいました…」
「………まさか、イーリス様が?」
「そうなんです…こんな事、誰にも相談出来なくて…私、どうしたらいいか…」
カサリンが私を宥めようとカップごと私の手を包んでくれる。
優しいカサリンの微笑みを見て、思わず涙が溢れてしまう。
「……お相手は、コンラッド王子殿下ですか?」
「いいえ!そんなこと有り得ません!私はカサリンに言われた通り、王子妃候補のお話を辞退しました」
「そうでしたか、お返事がなかったので…てっきりお受けしたのかと勘違いしてしまいました。ですがそれでしたら、お腹の子の父親は…?たしか、婚約者はいらっしゃらないのですよね?」
「………」
「もちろん、私が口外することはありません。必要なら念書も書きます。ですが、私はイーリス様をお助けしたいのです。お相手が会いづらい方なのであれば、私が橋渡しをすることも出来ますし…何よりイーリス様の不安を少しでも軽くして差し上げたいのです…」
カサリンの温かい言葉に噛み締めていた唇を開いてしまう。
「念書は結構です、私は…カサリン様を信じていますから。でも…この子の父親のことは、絶対に口外しないでください」
「もちろんです」
「っ…………この子の父親は……シリウスなんです…」
「………シリウス?シリウス・マクレーガンですか?しかし彼は今、士官学校に通われているのでは?」
弟の、とカサリンに言われなかったことに安堵してしまう。
やはりカサリンを信じて良かった。
彼女は私を傷つけるような言葉は選ばない人だから。
「二ヶ月ほど前、帰省していたのです…その時に…」
「まさか…無理やりですか?あの年頃の男性は性欲を持て余していると聞きますし、もしや興味本位で…」
「た、確かに最初は無理やりでしたが…結局あの子を拒絶することが出来ずに受け入れたのは私なんです…あの子だけが悪い訳ではありません…」
「…そうだったのですね。まぁ、イーリス様はマクレーガン家の養女である事は周知の事実ですから、嫡男との間にお子が出来てしまったとしても一度籍を抜けば済む問題ですし…」
「………ええ、そうですね…」
「無粋なことをお聞きしますが…イーリス様の出自は伯爵家の遠縁だったと聞いていますが、それは…間違いないのですよね?」
「……はい、間違いありません」
…言えない。
これだけは私が墓場まで持っていかなければならない秘密なのだから。
「……でしたら、問題はありませんよね?シリウス様と連絡が取りづらいようなら私が直接お手紙をお届けすることも出来ますが…」
「それが…元々あの子は私が妊娠することを望んでいたのですが…伯爵家の事を考えるとやはり打ち明けるのが怖くて…それにもしかしたら生理が遅れているだけかもしれませんし…」
「え?まだお医者様には見せていないのですか?」
「はい、やはり…お養母様や、お父様に知られることが怖くて…大事にならないようまずは本当に妊娠をしているのか確認したいと思っているのです」
「…でしたら、私が知っている女医を一人連れてまいります。もちろん友人として私服を着させて連れて来ますので、傍目には女医とは分からないでしょう」
「ほ、本当ですか…?」
「ええ、もちろんです。一度お医者様に診てもらえばイーリス様もどうするべきか、お心を決めることが出来ると思いますし」
「カサリン様、本当にありがとうございます…!」
カサリンを見送って改めて安堵する。
カサリンの言う通り、お医者様に診てもらえば…その時は、シリウスにも打ち明ける覚悟が出来そうだ。
知り合いの女医さんのスケジュールを確認してなるべく早く連れてきてくれるといったカサリン。
しかし、カサリンが再び伯爵邸を訪ねてくることはなかったのだった…
持っていたナイフとフォークを投げ出し、慌てて洗面所へ駆け込む。
香辛料のかかったお肉を口に運ぼうとしていた時だった。
つまりまだ口は付けていない。
ダリアの嫌がらせでは無いことは明らかだった。
「………私、生理最後に来たのいつだっけ…?」
サァ…と血の気が引いていく。
シリウスが望んだ通り…私は妊娠してしまったのだ。
妊娠に関しては全く知識がなかった。
食べても良いもの、食べてはいけないもの、やるべき事、してはならない事…それらが全く知識として無いことに不安が募る。
しかし、伯爵邸でそのような話を聞く相手もいない。
ふと、ノエルを思い出す。
結局ノエルは何も知らずに私にスープを運んだだけだった。
彼女なら信用してもいいかもしれないと考えるが、すぐに頭を振って消去する。
こんな事がダリアに知られた時は子ども共々殺されかねないのだ。
このまま部屋に引きこもっていればバレることは無いのだろうか?
いや、子どもを産む前は傍目にも分かるほどお腹が大きくなるのだ。
幼かった頃に見たお母様のお腹はまだ膨らみ始めたばかりで目立たなかったが、出産を機に退職を決めたメイドのお腹はもっと大きかったことを思い出す。
「………どうしよう、どうしたら…」
まさか本当に妊娠するとは思っていなかった。
子どもを授かるということはもっと喜びに満ちたものだと思っていた。
愛する人と望まれて生まれた子どもを一緒に育てていくものだと…。
「………単に、遅れているだけかも…」
不定期という程のものではないが、毒のせいか生理の周期がズレることは今までにもあった。
もちろんあの頃は男性を知らなかった体だったので、深く考えることは無かったが今は違う。
シリウスが帰省していた日から7週が経っていた。
その前に生理が来ていたので、逆算するとほぼ二ヶ月…間もなく三ヶ月となるが生理が来ていないことになる。
急に現実味を帯びて来た妊娠の可能性に不安が大きくなる。
「ノエル…ううん、カサリンに来てもらおう…」
*
突然の呼び出しにも関わらず、カサリンは翌日には訪ねてきてくれた。
「急に連絡がつかなくなったから心配してたんですよ?体調でも崩していたんですか?」
「…ええ、少し…色々あって…」
お茶を淹れてくれているメイドは、初めての来客に興味があるようでゆっくりと準備をしているのが見てとれた。
カサリンも気づいていたようで、ちらりとメイドを一瞥して牽制してくれる。
カサリンの視線に慌ててメイドが下がり、ドアがしっかり閉まったことを確認すると、お茶を一口飲んで気持ちを落ち着かせる。
その様子をじっと見ていたカサリンも、今回の呼び出しがただ事ではないことに気づいたようだった。
「………あの、カサリン様は妊婦さんについてどのくらい知っていますか?」
「妊婦さんですか?ん~すみません、あまり読んだ本の中で妊婦さんの話は出たことがなくて…メイドの誰かが妊娠でもされたのですか?」
「……ええ、まぁ、そんなところです」
「ん~今回はあまりお役に立てそうにないですね。ところで…そのメイドは、イーリス様の傍付の方なんですか?」
「………」
カサリンは私に専属の侍女がいないことを知っているはずだった。
でも、私がこうして気を回すほどの者なのだから、近しい者の一人だと判断したのかもしれない。
カサリンに嘘を吐く罪悪感と、そんなメイドがいないことに言葉が詰まってしまう。
「カサリン様…私、どうしていいか分からなくて…」
「一体何があったのですか?私にも…言えないことですか?」
考えあぐねた結果、私はカサリンを信じて妊娠の件を正直に話すことを決める。
「妊娠してしまいました…」
「………まさか、イーリス様が?」
「そうなんです…こんな事、誰にも相談出来なくて…私、どうしたらいいか…」
カサリンが私を宥めようとカップごと私の手を包んでくれる。
優しいカサリンの微笑みを見て、思わず涙が溢れてしまう。
「……お相手は、コンラッド王子殿下ですか?」
「いいえ!そんなこと有り得ません!私はカサリンに言われた通り、王子妃候補のお話を辞退しました」
「そうでしたか、お返事がなかったので…てっきりお受けしたのかと勘違いしてしまいました。ですがそれでしたら、お腹の子の父親は…?たしか、婚約者はいらっしゃらないのですよね?」
「………」
「もちろん、私が口外することはありません。必要なら念書も書きます。ですが、私はイーリス様をお助けしたいのです。お相手が会いづらい方なのであれば、私が橋渡しをすることも出来ますし…何よりイーリス様の不安を少しでも軽くして差し上げたいのです…」
カサリンの温かい言葉に噛み締めていた唇を開いてしまう。
「念書は結構です、私は…カサリン様を信じていますから。でも…この子の父親のことは、絶対に口外しないでください」
「もちろんです」
「っ…………この子の父親は……シリウスなんです…」
「………シリウス?シリウス・マクレーガンですか?しかし彼は今、士官学校に通われているのでは?」
弟の、とカサリンに言われなかったことに安堵してしまう。
やはりカサリンを信じて良かった。
彼女は私を傷つけるような言葉は選ばない人だから。
「二ヶ月ほど前、帰省していたのです…その時に…」
「まさか…無理やりですか?あの年頃の男性は性欲を持て余していると聞きますし、もしや興味本位で…」
「た、確かに最初は無理やりでしたが…結局あの子を拒絶することが出来ずに受け入れたのは私なんです…あの子だけが悪い訳ではありません…」
「…そうだったのですね。まぁ、イーリス様はマクレーガン家の養女である事は周知の事実ですから、嫡男との間にお子が出来てしまったとしても一度籍を抜けば済む問題ですし…」
「………ええ、そうですね…」
「無粋なことをお聞きしますが…イーリス様の出自は伯爵家の遠縁だったと聞いていますが、それは…間違いないのですよね?」
「……はい、間違いありません」
…言えない。
これだけは私が墓場まで持っていかなければならない秘密なのだから。
「……でしたら、問題はありませんよね?シリウス様と連絡が取りづらいようなら私が直接お手紙をお届けすることも出来ますが…」
「それが…元々あの子は私が妊娠することを望んでいたのですが…伯爵家の事を考えるとやはり打ち明けるのが怖くて…それにもしかしたら生理が遅れているだけかもしれませんし…」
「え?まだお医者様には見せていないのですか?」
「はい、やはり…お養母様や、お父様に知られることが怖くて…大事にならないようまずは本当に妊娠をしているのか確認したいと思っているのです」
「…でしたら、私が知っている女医を一人連れてまいります。もちろん友人として私服を着させて連れて来ますので、傍目には女医とは分からないでしょう」
「ほ、本当ですか…?」
「ええ、もちろんです。一度お医者様に診てもらえばイーリス様もどうするべきか、お心を決めることが出来ると思いますし」
「カサリン様、本当にありがとうございます…!」
カサリンを見送って改めて安堵する。
カサリンの言う通り、お医者様に診てもらえば…その時は、シリウスにも打ち明ける覚悟が出来そうだ。
知り合いの女医さんのスケジュールを確認してなるべく早く連れてきてくれるといったカサリン。
しかし、カサリンが再び伯爵邸を訪ねてくることはなかったのだった…
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