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しおりを挟む俺が落ち着くと、膝からソファに降ろしてくれた。
それから『恋人の勉強』をするためのことを、すばるくんが話してくれる。
「毎日キスを…するのか?」
先程のキスを思い出して、思わず顔が真っ赤になった。
毎日あんなに気持ちいいことされまくったら体が持たない!!!気持ちいいから嬉しいけど!でも、ヘロヘロになるし…あれが毎日となればヤバイ。
すばるくんは俺が何を考えているのか、察したのかクスッと笑ってから肩を抱き寄せて頭にコツンとすばるくんの頭を当てた。
「期待してくれるのは嬉しいけど、おはようのキスかおやすみのキスのつもり。あんなに可愛く乱れるナナを見ちゃったら例え僕が鋼の理性を持っていたとしても、簡単に粉々に砕けちゃうかも」
そう言ってから、すばるくんはチュッと俺のほっぺたにキスをしてくれた。
「勘違い、ごめん…」
穴があったら入りたい。
めちゃくちゃ恥ずかしい。1人ですっごく期待してたみたいで本当に恥ずかしい。
耳まで赤くなっているのがわかるくらい、羞恥心で体が熱くなった。
「なんで謝るの?恋人が自分のことでえっちになってくれるのって嬉しいよ」
『恋人』という単語って破壊力すごい。
心臓が反応して、ドキドキと大きく、早くなるのが手をあてなくてもよくわかる。
でも、それは勉強の為だし、例え話だということもよくわかっているが、勘違いしそうになるくらい自然に接してくれるすばるくんは、本当に天才だと思う。
自分の勉強の為とはいえ、俺の勉強の相手までしてくれているのだから俺もしっかり恋人というものを感じとって、足を引っ張らないようにしないと。
すると、頬にすばるくんの手が触れたかと思うと強制的にすばるくんの方に顔を向けられて、唇にチュッとキスをされた。
「また仕事のこと考えてたでしょ。やる気があるのはいいけど、今は僕と話してるとこなんだから集中しない?」
「ごめん、すばるくん。つい…」
「いいよ。でも、僕のこともちゃんと考えてね。じゃないと、僕のことしか考えられないようにしたくなるから」
おお、これが『独占欲』か。すごい、すばるくんはちゃんと抜かりなく、俺に勉強させようとしてくれてる。
さすがすばるくん。
でも、すばるくんのことを考えていました。なんて、今更言えない。
本当のことを言うのもおかしいかな、と思ってコクリと頷いた。
「本当にわかってるのかな…」と、言ってから、はぁー、とすばるくんはため息をついた。
もしかして対応間違った!?と、冷や汗が出そうになったけど、すばるくんは何事もなかったように続けた。
「それから、二人でいる時はイチャイチャももちろんすること。手繫いだり、キスしたり、抱きついたり、かな?」
「わかった」
「後は、たまにでいいから一緒の布団で寝ること。やっぱり、せっかくおはようかおやすみのキスをするなら一緒に寝るところまでセットの日があったほうがリアリティがある気がするし」
なるほど。そこまで計算できるなんてやっぱりすばるくんはすごい!
俺は心の中で賞賛すると、コクッと頷いた。
「じゃあ、決まりだね。お昼ごはん食べながらデモテープ聞こう。それから夕方まで頑張って振り入れよっか」
すばるくんがニコッと笑うと、俺もつられてニコッと笑った。
俺達の二人のユニットデビュー曲は『cage』というタイトルらしい。鳥かごに閉じ込めてしまいたいほどに、愛しくて愛しくてたまらないって感じの独占欲に溢れた曲だった。お互いに掛け合うように歌ったり、ハモったり、4人で歌う曲とは全然違う。二人だからこそできる歌だと思った。
「君の世界を目隠しして僕だけの世界にしてしまいたい、か」
それほど狂おしいほどに人を愛するってどんな気持ちだろう。
自分だけのことを愛する人に考えて欲しい、目に映るものすべてに嫉妬するほどの想いなんて自分に自信のない俺には遠すぎるものかもしれない。
「そこの振り、僕の手でナナに目隠しするみたいな振り付けのとこだよね」
すばるくんはそういうと、俺の後ろに立って触れない距離から俺の目の前で右を上下させる。
「これくらいの距離かな?」
体が触れない距離だけど、触れられそうな距離からすばるくんの声が聞こえた。
耳に息がかかって、ゾクッとして思わず震えた。
「ナナ、震えた気がしたけど大丈夫?クーラー寒い?温度あげようか?」
すばるくんが肩越しにのぞくように話すと、ますます近い距離で声がして、体がゾクゾクゾクゾクと何かがこみ上げてくるようなものを感じて「ぁ…」と、逃がすような小さな声が漏れて、驚いて両手で口をおさえた。
バッと後ろを振り返って「へ、変な声出してごめん!寒いわけじゃないから、大丈夫だから…っ」
と、慌てて言うと急に振り返って驚いたのかすばるくんは目を丸くして、目をパチパチとしてから「寒くなかったなら良かった」と、ふんわり優しく微笑んだ。
「ねえ、ナナ。もう曲も振りもだいたい入ったよね?」
一通りは覚えたかな?と、俺は頭で考えてからすばるくんの問いに返事をするようにコクンと頷くと「じゃあこっちきて」と、手を引っ張られるようにソファに導かれた。
ソファに座ると、すばるくんはどこかに行ってからパタパタと何かを持って帰ってきた。
「それすばるくんが移動の時とかに使ってるやつか?」
すばるくんの手には、すばるくんが移動中に寝るために愛用しているアイマスクが握られていた。
「うん、そうだよ」
「出発までに寝るのか?俺、帰ったほうがいいか」
ソファを立ち上がろうと腰を浮かすと、手でやんわりとそれを制されて腰を落とすと、すばるくんは微笑んで見つめてきた。
「君の世界を目隠しして、僕だけの世界にしてしまいたい」
甘い声で言葉を紡ぐと、全てを捕らえられてしまうような瞳を向けられて、体の熱が上がる。ドキドキしすぎて俺は声も出すこともできずにすばるくんをただ見つめるしかできない。
すばるくんはふっ、と表情を緩めるように微笑んで「さっき歌詞にあったよね」と、言うと何かに解放されるように体が動くようになって、俺は肯定するように頷いた。
「ナナに体験させてみたいんだけど、だめかな?」
「体験?」
俺が言葉を返すと、すばるくんは「うん」と、頷いた。
「こうするんだけど」
すばるくんは持っていたアイマスクを丁寧な手つきで俺につけると、俺の視界は真っ暗になった。
「すばるくん、俺何も見えないんだけど何したらいいんだ…?」
視界が遮られて不安に思っていると、頬にひんやりとした感触がするりと撫でると、驚いて「ひゃっ!?」と声をあげた。
「僕だけしかいない世界、僕がいないと生きていけない世界を知ってもらおうと思って」
耳元で囁かれると、目の前に蜘蛛の巣があるのに、自ら罠に足をつっこんでいきそうな、甘い誘惑は抗えないほどに甘美なものとして響いた。
「何をすればいいんだ…?」
なんとか絞り出すように声を出すと、耳にふっと息がかかって、ゾクゾクとした刺激が走る。たぶん、すばるくんが笑って息がかかったんだと思うけど、自分で驚くほどに敏感になっている感覚は少しまずい気がする。
「そんな怯えなくても大丈夫だよ、ナナ。ただ、話したり、僕がナナのお世話をしたりして過ごすだけ」
「それなら、大丈夫だ。迷惑かけそうだが」
内心ホッとした。
正直見えないってすごく不安だけど、すばるくんが助けてくれるなら大丈夫だし、それにせっかくすばるくんが歌詞の理解をするためにやってくれていることだし、がんばりたい。
それにしてもやっぱりすばるくんはすごい。こんな風に実際に体験して、理解する方法を思いつくなんて本当に天才だ。
「いっぱい迷惑かけていいんだよ。僕が望んだことだし…それに今は『恋人』として過ごす時間だよ?いっぱい甘えて、僕のことだけ考えて?」
さっきから頬をスルスルと撫でていたものが、唇に触れると、それがすばるくんの指だったことがわかった。
悪戯心がわいてきて、歯を立てないようにパクッとすばるくんの食むように噛むと、耳元で小さく息を吸うのがわかった。
「もう、ナナったら僕の手食べても美味しくないでしょ」
そう言いながらもすばるくんが手を動かさないことをいいことに、舌で指をぺろっと舐めると、今度は耳元で甘い息が聞こえて、腰のあたりからゾクゾクとした熱がこみ上げてくるような不思議な感覚がした。
その熱は『もっと聞きたい』と思うような欲のスイッチを押すように、俺はすばるくんの指を舐め続けた。
「くっ…」とか「ん…」とか押し殺すような声が聞こえるたびに、頭の中でその声が響く。
「ナナ…」
耳元で熱っぽい甘い声で名前を呼ばれると、ビリビリと電気が体中に流れるような刺激が走って、足の間にあるものが興奮するように反応して大きくなってしまった。
さすがにヤバイ。
いくら恋人体験中でも、すばるくんの声に反応して欲情してるなんて
俺は素早くシャツを引っ張って股間のあたりを隠した。
気づかれたら絶対に引かれるし、嫌われるかもしれない。
これ以上は危険だと思って、指を舐めるのを止めて顔を反対側に向けた。
「すばるくん、ごめん…目隠し外していいか?」
すばるくんがクスッと小さく笑った気がする。
もしかしてバレた!?と、内心焦っていると耳元で息がふっとかかって「ひゃっ」と思わず声を出してしまった。
「だめ」
甘い誘惑のようなその声は、俺の脳内に響くと甘い刺激がゾクゾクと一度目覚めてしまったところに熱のように込み上がってくる。
ヤバイヤバイヤバイヤバイ。
このまま続けるのは絶対にヤバイ。
でも、せっかく俺のためにすばるくんがしてくれているのに、途中で投げ出すのはダメだと言われるとやめるわけにはいかない。
唇を指でゆっくりとなぞられると、さっきの行為のせいか自然と口を開けてしまう。
だめだとわかっているのに、ゆるゆると開けている口にすばるくんの指が入ってくるのを簡単に受け入れてしまう。
「ナナ、もう一回さっきみたいにして?すごく可愛かったからもう一回見たいな」
すばるくんが耳元に「お願い」と言われて抗える奴なんてきっとこの世界には居ないだろう。
それくらいに何でもしてしまいそうになるくらい甘美な響きで、俺はもちろん抗えず小さくコクッと頷いて、すばるくんの指を舐めた。
「ナナ、いいこ。本当に可愛い」
俺は可愛くはないけどなあ、と思いながらもすばるくんに褒めてもらえるのはやっぱり嬉しい気持ちになる。
そんなことを考えていたら、何故か舐めていた指が俺の口の中に入ってきて、1本、2本と増えて口の中をぐちゅぐちゅと水音を立てながら動き回る。
それがすごくいやらしく感じて、舌とか触られるたびに気持ちよくて、感じてしまっているせいかえっちなことをしている気分になってしまった。
「…っ、ふぁ」
「ナナ、いっぱいよだれ出ちゃってるよ。綺麗にしてあげるね」
すばるくんの声が聞こえて、温かくて柔らかな感触が首からあごにかけて這った。
もしかしてもしかしてもしかして!!!すばるくん舐めてる!?
だめだよだめだよ!汗だってかいてるのに絶対にだめだよ!そんなことしたらすばるくんが汚れちゃう!!
「…やぁ、ん…らめ…っ」
口の中にすばるくんの指が気持ちよく動いてるせいでうまくしゃべれない。
あと、ペロペロされるのもすごくゾクゾクして感じちゃうし、これ俺の息子が反応しちゃってるせいだよね!?
すばるくん、本当にごめん!すばるくんでエロいこと考えてしまうの本当に本当に申し訳ない!
でも、無理。かなり無理。ズボンの中で非常にマズイ状態になってて、痛いくらいになってる。
「すば…っ、んん…ぁ」
あー、だめだ。声に出してとりあえず止めてもらって部屋に帰って性欲処理したいって言いたいけど、うまく言葉にできない。
すばるくんには悪いけど、すっごく触りたい。この状態で触らずに、ずっとイけずに、パンパンのまま、気持いい刺激与えられ続けるなんてどんな修行だ!!
俺は正直、自慰行為とか進んでやるタイプじゃないけど、枯れ果てたわけでも、悟り開いてるわけでもないから普通に辛い。パンパンに勃ったら外に出したいよ!?
「ぁ…、んん…はっ、ぅ」
とうとう我慢できなくて右手で足の間の昂りをズボンに手をつっこんで触ってしまった。
目の前にいるすばるくんはきっとドン引きのはずだろう。
でもね、無理。これを今放置するのは俺の理性じゃ無理。
嫌われちゃうかな…顔も合わせてくれないかもしれない。この後一緒に仕事もするのに大丈夫かな…。
でも、そんなこと考えていたのは一瞬ですぐに俺は快感にのまれて理性を手放した。
すばるくんの指が口の中で気持ちよくしてくれるし、首とか顎とか鎖骨とか色んなところ舐められちゃうし、手の動きがやめられないくらい気持ちよくてたまらない。
視界が暗くて何も見えないのに、時々すばるくんが耳まで舐めたりするから、息がかかって、見えないのにすばるくんを意識してしまう。
自分の行為は気付かれてるのかな、見られてしまってるのかな。
そう思うと恥ずかしくてたまらないのに、どうにかなってしまったのか手は快感を求めて止めることができない。
俺はもしかして変態なんだろうか…でも、こんな気持ちよくて止められる人なんて絶対いない。
「…っ、ぁあぁっふンンン」
自分の声とは思えない声を出して、俺はついに達してしまった。
俺は一気に力が抜けて、ソファにぐったりと倒れ込むと肩で息をするように大きく呼吸した。
気持ちよかった…こんな風に気持ちいいの、生まれてはじめてかも。
俺は満足してしまった体に回らない頭でそんなことを考えていたが、すばるくんの声で一気に現実に引き戻された。
「ナナ、いっぱい出たね…気持ちよかった?」
「え!?あっ、ご、ごめん…これは…っ」
サッと血の気が引くのを感じた。
そうだよ、俺すばるくんの前で一人でヤッちゃったんだよ…
すばるくんは今どんな顔をしてるんだろう。呆れられてるか、気持ち悪がられてるか…すごく怖い。
怖いけど、アイマスク外してちゃんと謝らないと…
俺はそう思ってアイマスクを外そうとすると、すばるくんに手を掴まれて止められた。
時々思うけど、すばるくんは見た目よりずっと力が強い。掴まれたら全然振り解けないくらい俺なんかよりめちゃくちゃ力持ちだ。
「まだ外しちゃだめ」
「でも…俺、こんなことしたし、ちゃんと謝りたいし、たぶん汚してるし」
そうだよ、本当にどうしようもないやつですみません。
すばるくんに、大事なメンバーに欲情した上に、目の前で自慰行為してしまった変態です。
痴態を晒した上に、見えないけどその辺りをたぶん俺ので汚してしまって本当に申し訳ない。
俺が脳内で謝罪会見を行なっていると、すばるくんのクスッという声が聞こえた。
え?すばるくん笑ってる???
俺がそのことに驚いてぽかんとしていると、すばるくんは掴んだ手を引っ張ると俺の体を抱き寄せて、ぎゅっと抱きしめた。
「えっ、あ!すばるくんまで汚れる…っ」
「大丈夫、抱きしめる前からベトベトだから」
えーーー!?ごめん!本当にごめん!それって俺、すばるくんにぶっかけちゃってたってことだよね!?わあ…もう謝ってもこれ許されないよね…謝るけど。
「ご、ごめん…!すばるくんが俺のなんかで…ああ、本当に…どう謝っていいか」
「なんで謝るの?」
「えっ!?えっと、その…俺、すばるくんに…その、欲情して…それで…」
目の前でしちゃったでしょ!?我慢できなくて!!!
でも、言葉にするの恥ずかしくてうまく言えないけど!!!
「ああ、うん。感じてくれてたの嬉しかった。ごめんね、止められなくて。我慢できなくて僕がいるのに自分でしちゃうナナもすっごく可愛かったし」
「へ!?か、可愛くない…いや、すばるくんが何で謝るんだ?」
「だってナナ、途中で止めてって言ったでしょ?」
聞こえてたのかよ!!そしてちゃんと伝わってたのかよ!!!
心の中でツッコミを入れると、すばるくんは抱きしめた腕にさらにぎゅっと力を込めて「ごめん、ナナ怒った?」と寂しげな声で言ってくるので俺は何も言えずに首をぶんぶんと横に振った。
「よかった。あ、そうだ。お風呂入れてあげるね」
立てる?と、すばるくんが両手でソファからゆっくりと立ち上がらせてくれたが、正直何も見えなくてすごく怖い。
「すばるくん、見えないから歩けない。怖い」
「大丈夫だよ、僕がちゃんと支えてあげるから、ね?」
「わかった」
俺は恐る恐る一歩踏み出すと、すばるくんがしっかりと手と腰を支えてくれて、導かれるままに歩くと危ないことも起こらずにきちんと進むことができた。途中「怖くないよ」「大丈夫、僕がいるから」と、すばるくんが声をかけてくれたので、はじめは怖かったけど最後は安心して進むことができた。
「着いたよ、ナナ。服脱がしてあげるね」
「自分で…」
「だめ。無理にして、転んだりしたら危ないでしょ?今は僕に全て任せて…僕がいないと生きていけないって思うくらい、僕のことだけを考えて」
「…っ」
耳元で囁かれて腰が砕けそうになった。
これがスーパーアイドルの甘い囁きか。なるほど、ファンの子たちがぶっ倒れるのがわかる。俺だって、すばるくんが支えてくれていなかったらぶっ倒れて今頃床と仲良くしていたに違いない。
しかし、すばるくんは本当にプロだ。
こんな時でもちゃんと当初の目的の『僕しかいない世界』をちゃんと分からせようとしてくれる。
確かに頼る人がすばるくんしか居なくて、目が見えない分、音でしか自分の世界を構築できないからすばるくんの声しか聞こえない今、自分の世界にはすばるくんだけしかいないように錯覚してしまいそうだ。
ここはちゃんと従わないと、せっかくすばるくんが体感させてくれて、見せてくれてる世界が無駄になるかもしれない。
俺も恥ずかしいとかいう気持ちは捨てて、素直に受け入れた方がもっとわかるかもしれない。と、ゴクッと息をのんで覚悟を決めた。
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