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第25話 十歳の記憶・後編
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俺はヒースにフローラの魔力覚醒について尋ねた。
「フローラはまだ魔力覚醒が起きてないんだろ? それで、これだけのことができるなんて……」
「ふふ、魔法使いであるローレの血を濃く引いたのかもね」
「三年前、お前に聞いたが、魔力覚醒は早ければ早いほどその素質に恵まれると。フローラはそれに当てはまらないようだな」
「それは多いというだけで必ずしもというわけじゃないから。遅咲きの子だっている。それに、ほら、フローラは珍しい魔族と人間族の子どもだから……」
「参考となるものが少なすぎて、成長過程や才覚の現れ方が不透明と言うわけか。どちらにしろ、小規模ながらも見事に魔力を操れている。フローラは天才と言っても過言じゃないな」
「ふふ、ありがとう。だけど、天才と呼ぶのは拙速だ。才が開花せず終わる子たちも大勢いる。しっかり、見守り導いてあげないと」
「そうだな」
俺とヒースは互いに軽く微笑み、ヒースは汗だくのアスティとアデルに声を掛ける。
「二人とも水分補給。それと塩とミネラルの補充を」
「それはお父さん特製の微妙な味の飲み物があるから大丈夫」
「妙な味だよなぁ。甘いんだけど酸っぱいような塩気があるような。あ、そう言えばヒースおじさん」
「なんだい、アデル?」
「みねらるってなんのこと? このジュースのこと?」
「それは……」
と、ヒースが説明しようとしたところで、俺が横からかっさらってしまった。
「生体を構成する四元素以外の総称だ。カリウムやリンやカルシウムなどのな。俺の特製ジュースにはそれらが含まれてある」
「う、う~ん、よくわかんないけど、体に良い飲み物ってこと、おじさん?」
「端的に言えばそうだな。特に体を動かした後には良いものだ」
「へ~、味微妙なのに……でも、体に良いならしっかり飲もうっと」
「あ、アデル! 私のコップ使わないでよ!! それと私が先に飲むから」
「なんでだよ!」
二人の間でコップの取り合いとジュースの取り合いが始まった。
それをフローラが宥めている。
三人の関係はやんちゃするアスティとアデル。それを諫めるフローラという、赤ん坊の頃にあった関係に戻ったようだ。
その三人の関係を見て、まだまだ言葉も歩くこともおぼつかなかった幼いころの三人の姿を思い出して、俺の頬が緩む。
だが、その緩む頬に、突き刺さるような視線をヒースが向けてきた。
ヒースは訝しそうな瞳で俺にこう問うてくる。
「ヤーロゥはずいぶんと物知りだね。全神ノウンの御業である魔導体系を基に世界の知識を広げる事が基本である『セイクウ』では、まず科学的考察や視点はない。そもそもとして、科学知識を有しても否定から入るものなのに」
「俺の村は異端の神を祀る村で、そこでは魔導体系と科学体系が絡み合った知識が基本だったからな。その知識は正確に伝わっていないが、それを基とした教科書で幼いころ学んだ」
「異端の? 全神ノウンの子ではない者たちの……その中で科学に触れる村か……なるほど、もしかしてきみ――」
「ヒースこそ、魔導体系から外れた物の見方をできているようだが、どこかで?」
そう問うと、彼は奥歯を噛みしめて、吐き捨てるように言葉を漏らす。
「昔、勤めていた場所で……そこは反吐の出るような場所だった」
「……そうか」
これ以上聞かず、俺は子どもたちへ顔を向ける。
コップとジュースの取り合いは終わり、三人は何やら言い合いになっていた。
「お父さんの方が物知りだって! お料理の知識とかすごいんだから」
「はん、料理だって? なんだよそんなの。うちの父ちゃんなんてああ見えて戦術や戦略についてだったら、あの天下の奇才・宰相アルダダスも真っ青なくらいにすごいんだからな!!」
「でも、一番物知りなのはパパかなぁ。だって、お医者様ですもん!」
三人とも一歩も引かずににらみ合う。
俺とヒースは自分の父親に肩入れする子どもたちの姿を前にして、とても面映ゆい。
とはいえ、このまま放っておくわけにもいかず、俺は三人の言い合いに割って入り適当に場を濁すことにしたのだが……。
「ほらほら、やめなさい。どこの家のお父さんもお母さんもいろんなことを知っているんだからな。誰が凄いとか凄くないとかなくて――」
「ねぇ、お父さん。どうして太陽は光ってるの?」
アスティからの突然の質問。その横ではアデルとフローラが俺を見つめる。
言い合いの末、これを答えられた親が凄いということになったのだろうか?
俺とヒースは互いに視線を交わし合い、小さく肩を竦める。
そして、ヒースと俺は同時に声を出したのだが……。
「それはね、全神ノウンが――」
「たしか、カク――」
「え?」
「あれ?」
のっけから話が分かれたが、俺は自分の額をペチンと叩く。
(しまった、故郷の話をしたから、つい。これは異端の知識だった)
「あ~、そうだった、ヒースの言うとおり、全神ノウンの御力だ。それはまだ闇しかなかった世界に光を――」
俺はこうして全神ノウンの世界創造の話を始める。
俺の隣ではヒースが眉間に小さな皺を寄せていた。
彼の言葉を二回も横から奪ってしまったからな。そのせいで不満を覚えたのだろう。
――――ヒース
ヒースは先ほどのヤーロゥの説明に不審を覚えて、眉間に皺を寄せてしまった。
(カク……まさかと思うけど、続く言葉は核融合反応だったのでは? だけどその知識は、僕が勤めていた魔族の知の象徴たる魔導科学アカデミークラスの知識。どうして、そんなことを知っているんだ? ヤーロゥは人間族の最高教育機関であるノウン機関にいたとか? いや、あの機関は魔導体系を突き詰めた機関。同じ答えに至っても、核融合反応なんて言葉は使わない)
ヒースはヤーロゥに見られていることに気づき、眉間より皺を消し、代わりに小さな微笑みを見せて心を隠した。
(機関に所属していたわけじゃないなら、彼がいま現した知識は、異端の神を祀る村の知識となるが……人間族の異端の村で、それだけの知識を有している村となると、一つだけ――太陽と風の神を祀る村『グローブ』。そして、彼の剣と魔法の腕前。ということは、十中八九彼は勇者ジル……)
ここでヒースは思考を止めた。
(やめよう。余計な詮索はしないが、このレナンセラ村の不文律。いや、それでも……)
彼は瞳を村長リンデンの家へ投げる。
(村長は彼について知っているんだろうか? もし、知っていたとして、この村とこの地域が何故存在して、誰によって作られたのかを伝える気はないのか?)
瞳をヤーロゥへ戻し、言葉をかける。
「僕はそろそろ、訪診に戻るよ」
「ああ、そうか。アスティとアデルの治療で世話をかけたな」
「それは医者の本文だから」
そう言葉を残して、彼は立ち去ろうとする。
心だけに言葉を広げ……。
(真実を伝えることを危険と思っているのか、村長は。たしかに、彼があの勇者ならば全てが失われる可能性も……でも、魔族の子であるアスティへそそぐ愛情は本物。もはや、危険視する理由もないと思うけど――――――――リンデン村長に探りを入れてみようかな?)
「フローラはまだ魔力覚醒が起きてないんだろ? それで、これだけのことができるなんて……」
「ふふ、魔法使いであるローレの血を濃く引いたのかもね」
「三年前、お前に聞いたが、魔力覚醒は早ければ早いほどその素質に恵まれると。フローラはそれに当てはまらないようだな」
「それは多いというだけで必ずしもというわけじゃないから。遅咲きの子だっている。それに、ほら、フローラは珍しい魔族と人間族の子どもだから……」
「参考となるものが少なすぎて、成長過程や才覚の現れ方が不透明と言うわけか。どちらにしろ、小規模ながらも見事に魔力を操れている。フローラは天才と言っても過言じゃないな」
「ふふ、ありがとう。だけど、天才と呼ぶのは拙速だ。才が開花せず終わる子たちも大勢いる。しっかり、見守り導いてあげないと」
「そうだな」
俺とヒースは互いに軽く微笑み、ヒースは汗だくのアスティとアデルに声を掛ける。
「二人とも水分補給。それと塩とミネラルの補充を」
「それはお父さん特製の微妙な味の飲み物があるから大丈夫」
「妙な味だよなぁ。甘いんだけど酸っぱいような塩気があるような。あ、そう言えばヒースおじさん」
「なんだい、アデル?」
「みねらるってなんのこと? このジュースのこと?」
「それは……」
と、ヒースが説明しようとしたところで、俺が横からかっさらってしまった。
「生体を構成する四元素以外の総称だ。カリウムやリンやカルシウムなどのな。俺の特製ジュースにはそれらが含まれてある」
「う、う~ん、よくわかんないけど、体に良い飲み物ってこと、おじさん?」
「端的に言えばそうだな。特に体を動かした後には良いものだ」
「へ~、味微妙なのに……でも、体に良いならしっかり飲もうっと」
「あ、アデル! 私のコップ使わないでよ!! それと私が先に飲むから」
「なんでだよ!」
二人の間でコップの取り合いとジュースの取り合いが始まった。
それをフローラが宥めている。
三人の関係はやんちゃするアスティとアデル。それを諫めるフローラという、赤ん坊の頃にあった関係に戻ったようだ。
その三人の関係を見て、まだまだ言葉も歩くこともおぼつかなかった幼いころの三人の姿を思い出して、俺の頬が緩む。
だが、その緩む頬に、突き刺さるような視線をヒースが向けてきた。
ヒースは訝しそうな瞳で俺にこう問うてくる。
「ヤーロゥはずいぶんと物知りだね。全神ノウンの御業である魔導体系を基に世界の知識を広げる事が基本である『セイクウ』では、まず科学的考察や視点はない。そもそもとして、科学知識を有しても否定から入るものなのに」
「俺の村は異端の神を祀る村で、そこでは魔導体系と科学体系が絡み合った知識が基本だったからな。その知識は正確に伝わっていないが、それを基とした教科書で幼いころ学んだ」
「異端の? 全神ノウンの子ではない者たちの……その中で科学に触れる村か……なるほど、もしかしてきみ――」
「ヒースこそ、魔導体系から外れた物の見方をできているようだが、どこかで?」
そう問うと、彼は奥歯を噛みしめて、吐き捨てるように言葉を漏らす。
「昔、勤めていた場所で……そこは反吐の出るような場所だった」
「……そうか」
これ以上聞かず、俺は子どもたちへ顔を向ける。
コップとジュースの取り合いは終わり、三人は何やら言い合いになっていた。
「お父さんの方が物知りだって! お料理の知識とかすごいんだから」
「はん、料理だって? なんだよそんなの。うちの父ちゃんなんてああ見えて戦術や戦略についてだったら、あの天下の奇才・宰相アルダダスも真っ青なくらいにすごいんだからな!!」
「でも、一番物知りなのはパパかなぁ。だって、お医者様ですもん!」
三人とも一歩も引かずににらみ合う。
俺とヒースは自分の父親に肩入れする子どもたちの姿を前にして、とても面映ゆい。
とはいえ、このまま放っておくわけにもいかず、俺は三人の言い合いに割って入り適当に場を濁すことにしたのだが……。
「ほらほら、やめなさい。どこの家のお父さんもお母さんもいろんなことを知っているんだからな。誰が凄いとか凄くないとかなくて――」
「ねぇ、お父さん。どうして太陽は光ってるの?」
アスティからの突然の質問。その横ではアデルとフローラが俺を見つめる。
言い合いの末、これを答えられた親が凄いということになったのだろうか?
俺とヒースは互いに視線を交わし合い、小さく肩を竦める。
そして、ヒースと俺は同時に声を出したのだが……。
「それはね、全神ノウンが――」
「たしか、カク――」
「え?」
「あれ?」
のっけから話が分かれたが、俺は自分の額をペチンと叩く。
(しまった、故郷の話をしたから、つい。これは異端の知識だった)
「あ~、そうだった、ヒースの言うとおり、全神ノウンの御力だ。それはまだ闇しかなかった世界に光を――」
俺はこうして全神ノウンの世界創造の話を始める。
俺の隣ではヒースが眉間に小さな皺を寄せていた。
彼の言葉を二回も横から奪ってしまったからな。そのせいで不満を覚えたのだろう。
――――ヒース
ヒースは先ほどのヤーロゥの説明に不審を覚えて、眉間に皺を寄せてしまった。
(カク……まさかと思うけど、続く言葉は核融合反応だったのでは? だけどその知識は、僕が勤めていた魔族の知の象徴たる魔導科学アカデミークラスの知識。どうして、そんなことを知っているんだ? ヤーロゥは人間族の最高教育機関であるノウン機関にいたとか? いや、あの機関は魔導体系を突き詰めた機関。同じ答えに至っても、核融合反応なんて言葉は使わない)
ヒースはヤーロゥに見られていることに気づき、眉間より皺を消し、代わりに小さな微笑みを見せて心を隠した。
(機関に所属していたわけじゃないなら、彼がいま現した知識は、異端の神を祀る村の知識となるが……人間族の異端の村で、それだけの知識を有している村となると、一つだけ――太陽と風の神を祀る村『グローブ』。そして、彼の剣と魔法の腕前。ということは、十中八九彼は勇者ジル……)
ここでヒースは思考を止めた。
(やめよう。余計な詮索はしないが、このレナンセラ村の不文律。いや、それでも……)
彼は瞳を村長リンデンの家へ投げる。
(村長は彼について知っているんだろうか? もし、知っていたとして、この村とこの地域が何故存在して、誰によって作られたのかを伝える気はないのか?)
瞳をヤーロゥへ戻し、言葉をかける。
「僕はそろそろ、訪診に戻るよ」
「ああ、そうか。アスティとアデルの治療で世話をかけたな」
「それは医者の本文だから」
そう言葉を残して、彼は立ち去ろうとする。
心だけに言葉を広げ……。
(真実を伝えることを危険と思っているのか、村長は。たしかに、彼があの勇者ならば全てが失われる可能性も……でも、魔族の子であるアスティへそそぐ愛情は本物。もはや、危険視する理由もないと思うけど――――――――リンデン村長に探りを入れてみようかな?)
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