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第二幕
第35話 さようなら名推理。名推理、あなたは旅立ってどちらへ行かれたのでしょうか?
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――――次の日
取り巻きたちは昨日のこともあり、ブランシュに話しかけづらい様子。
これは俺にとって大変好都合。
放課後――取り巻きたちは申し訳なさを見せつつも、放課後の稽古には付き合い難く、ブランシュを残して寄宿舎へと戻っていった。
その気まずい雰囲気を利用して、俺は取り巻きたちを装う手紙をブランシュのロッカーの隙間に挟み込む。
そうとは知らずに、ブランシュは手紙を読んで、そこに書かれてあった場所へ向かう――指定した場所は、大穴の開いた工事中である階段のエントランス近く。あそこは封鎖されており、人はまず来ない。
そのエントランス近くにある資料室へと彼女は向かった。
――封鎖中の資料室
ブランシュは資料室の扉をガラガラと横に引いて、中へ入ってくる。
「何なの? 謝りたいなら別にここじゃなくても――え!?」
「待ってましたわよ、ブランシュ様」
資料室の中で待っていたのは俺。シオン=ポリトス=ゼルフォビラ。
驚きに体を固めるブランシュを横目に、そばを通り過ぎて、まずは扉を閉めてカギを掛ける。
そして、彼女が逃げられないように扉の前に立ち、話を始めた。
「ブランシュ様、いえ、ブランシュ。わたくし、あなたの本当の心を知りましたのよ」
「え? な、なに言ってるの?」
「あなたはたくさん悩んだのでしょう。深く悩んだのでしょう。ですが、自分の真なる感情を誰かに打ち明けるというのは困難。たとえそれが、近くにいらっしゃるお二人の御友人であってもね」
「だ、だから、な、何を言っているの?」
待ち合わせの場所にいたシオン。そして、心に土足で上がり込む不躾な言葉。
そのため、ブランシュの声は上擦り、動揺を隠し切れていない。
彼女の心と頭が混乱している間に、一気に落とす!
俺は彼女へ優しく語り掛ける。
「わたくしはご存じですの。あなたの本当の心を。そのために、ずっと悩んでいたことを。わたくしをいじめていたことにも、意味があったのですのね」
「――――っ!? うそ、ほ、本当に……」
「あなたは別に、わたくし個人が憎いわけでなかった。恨んでいるわけではなかった。だけど、心の嘆きを封じるには、こうするほかなかったのでしょう」
「や、やめて、お願い、それ以上は……」
「以前のわたくしは、ここから逃げ出すくらい辛い思いをしました。戻って来てからも、執拗ないじめを受け続けました」
「あ、あ、あ、あ、あ」
「ですが、それら全てを許しましょう」
「――え!? あなた、何を言って――」
「ブランシュ、あなたの気持ちが理解できるからです。誰にも話せず、胸の内だけで焦がし続ける苦い思いを」
「ま、まさか、あなたも?」
「元は庶民でありながら、私もまた今ではゼルフォビラ家の者としての立場があります。勝手は許されません。もっとも、あなたから比べれば重い物ではないでしょうが。それでも……」
俺はここで、ブランシュへ手を差し伸ばす。
「同じ苦しみを知り、悩みを知る者同士。互いに手を取り合いません? 庶民出であるわたくしと皇族のあなたを比べるなどおこがましいでしょうが。それでも、悩みを聞くことはできます。同志として……」
「あ、でも、でも、でも……」
彼女は俺の手を握ろうとして、途中で震えを纏い、止まる。
「どうしたの? わたくしじゃ頼りない?」
(ほら、さっさと握れ! お前の悩みを聞いてやれるのは俺だけなんだぞ、ほらほら!!)
「そうじゃない。でも、握るわけにはいかない……」
「どうして? わたくしが庶民だから?」
「違う、そうじゃない! 私の気持ちを知っているならわかるでしょ! 握れないの! 握っては駄目なの!」
「いいから握って。わたくしは、そうしてくれると嬉しい」
「駄目よ、駄目よ、駄目よ! だって、私は、私は――」
「なに?」
「私は――――愛するあなたを傷つけたんだもの!!」
「……………………………………………………………………………………え?」
「私はあなたを愛してる! それなのにこんなことをしてしまった! それなのにあなたの手を握るなんてできない! できるわけがない!!」
唐突な愛の告白。
ブランシュは涙を流しながら、俺に愛を訴えてきた。
俺は必死に混乱を抑え込み、叫び声をなんとか心の中だけに留める
(えええええええええええええええええええええええええええ!? ちょ、どういうことだ? 愛してる? え、こいつ、シオンが好きなの? は? は? は? じゃあ、なんでいじめたの? 男子が好きな女子をいじめる的な? いやいや、いじめて学院から追い出したら本末転倒だろ! つまり、なんだ? どゆこと?)
新たに浮上した事実が完璧だった俺の名推理をどこかへ旅立たせた。孤独を好む彼はもう二度と帰ってくることはないだろう。ああ、だけどせめてお便りは――。
(って、落ち着け、俺。まずは……そうだ、ブランシュも落ち着かせないと)
涙を流して謝罪を漏らし続けるブランシュを落ち着かせようとした。
そこで、思いもよらぬ言葉を聞くことになる。
「ひぐ、ひっく、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。好きな人にこんなひどいことを」
「お、落ち着いて、ブランシュ。まずはゆっくり深呼吸を……」
「落ち着けないよ! 私は大切にしないといけない愛する人を傷つけて追い詰めたんだよ。それであなたを追い出すことに成功した。でも、それは許されないこと……」
「え、追い出すことに成功?」
「そうよ、あなたを追い詰めて学院から追い出せた。私はあなたを守るためにあなたをいじめた! あなたの命を守るために! あの、フィア=エイドス=ゼルフォビラから!!」
取り巻きたちは昨日のこともあり、ブランシュに話しかけづらい様子。
これは俺にとって大変好都合。
放課後――取り巻きたちは申し訳なさを見せつつも、放課後の稽古には付き合い難く、ブランシュを残して寄宿舎へと戻っていった。
その気まずい雰囲気を利用して、俺は取り巻きたちを装う手紙をブランシュのロッカーの隙間に挟み込む。
そうとは知らずに、ブランシュは手紙を読んで、そこに書かれてあった場所へ向かう――指定した場所は、大穴の開いた工事中である階段のエントランス近く。あそこは封鎖されており、人はまず来ない。
そのエントランス近くにある資料室へと彼女は向かった。
――封鎖中の資料室
ブランシュは資料室の扉をガラガラと横に引いて、中へ入ってくる。
「何なの? 謝りたいなら別にここじゃなくても――え!?」
「待ってましたわよ、ブランシュ様」
資料室の中で待っていたのは俺。シオン=ポリトス=ゼルフォビラ。
驚きに体を固めるブランシュを横目に、そばを通り過ぎて、まずは扉を閉めてカギを掛ける。
そして、彼女が逃げられないように扉の前に立ち、話を始めた。
「ブランシュ様、いえ、ブランシュ。わたくし、あなたの本当の心を知りましたのよ」
「え? な、なに言ってるの?」
「あなたはたくさん悩んだのでしょう。深く悩んだのでしょう。ですが、自分の真なる感情を誰かに打ち明けるというのは困難。たとえそれが、近くにいらっしゃるお二人の御友人であってもね」
「だ、だから、な、何を言っているの?」
待ち合わせの場所にいたシオン。そして、心に土足で上がり込む不躾な言葉。
そのため、ブランシュの声は上擦り、動揺を隠し切れていない。
彼女の心と頭が混乱している間に、一気に落とす!
俺は彼女へ優しく語り掛ける。
「わたくしはご存じですの。あなたの本当の心を。そのために、ずっと悩んでいたことを。わたくしをいじめていたことにも、意味があったのですのね」
「――――っ!? うそ、ほ、本当に……」
「あなたは別に、わたくし個人が憎いわけでなかった。恨んでいるわけではなかった。だけど、心の嘆きを封じるには、こうするほかなかったのでしょう」
「や、やめて、お願い、それ以上は……」
「以前のわたくしは、ここから逃げ出すくらい辛い思いをしました。戻って来てからも、執拗ないじめを受け続けました」
「あ、あ、あ、あ、あ」
「ですが、それら全てを許しましょう」
「――え!? あなた、何を言って――」
「ブランシュ、あなたの気持ちが理解できるからです。誰にも話せず、胸の内だけで焦がし続ける苦い思いを」
「ま、まさか、あなたも?」
「元は庶民でありながら、私もまた今ではゼルフォビラ家の者としての立場があります。勝手は許されません。もっとも、あなたから比べれば重い物ではないでしょうが。それでも……」
俺はここで、ブランシュへ手を差し伸ばす。
「同じ苦しみを知り、悩みを知る者同士。互いに手を取り合いません? 庶民出であるわたくしと皇族のあなたを比べるなどおこがましいでしょうが。それでも、悩みを聞くことはできます。同志として……」
「あ、でも、でも、でも……」
彼女は俺の手を握ろうとして、途中で震えを纏い、止まる。
「どうしたの? わたくしじゃ頼りない?」
(ほら、さっさと握れ! お前の悩みを聞いてやれるのは俺だけなんだぞ、ほらほら!!)
「そうじゃない。でも、握るわけにはいかない……」
「どうして? わたくしが庶民だから?」
「違う、そうじゃない! 私の気持ちを知っているならわかるでしょ! 握れないの! 握っては駄目なの!」
「いいから握って。わたくしは、そうしてくれると嬉しい」
「駄目よ、駄目よ、駄目よ! だって、私は、私は――」
「なに?」
「私は――――愛するあなたを傷つけたんだもの!!」
「……………………………………………………………………………………え?」
「私はあなたを愛してる! それなのにこんなことをしてしまった! それなのにあなたの手を握るなんてできない! できるわけがない!!」
唐突な愛の告白。
ブランシュは涙を流しながら、俺に愛を訴えてきた。
俺は必死に混乱を抑え込み、叫び声をなんとか心の中だけに留める
(えええええええええええええええええええええええええええ!? ちょ、どういうことだ? 愛してる? え、こいつ、シオンが好きなの? は? は? は? じゃあ、なんでいじめたの? 男子が好きな女子をいじめる的な? いやいや、いじめて学院から追い出したら本末転倒だろ! つまり、なんだ? どゆこと?)
新たに浮上した事実が完璧だった俺の名推理をどこかへ旅立たせた。孤独を好む彼はもう二度と帰ってくることはないだろう。ああ、だけどせめてお便りは――。
(って、落ち着け、俺。まずは……そうだ、ブランシュも落ち着かせないと)
涙を流して謝罪を漏らし続けるブランシュを落ち着かせようとした。
そこで、思いもよらぬ言葉を聞くことになる。
「ひぐ、ひっく、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。好きな人にこんなひどいことを」
「お、落ち着いて、ブランシュ。まずはゆっくり深呼吸を……」
「落ち着けないよ! 私は大切にしないといけない愛する人を傷つけて追い詰めたんだよ。それであなたを追い出すことに成功した。でも、それは許されないこと……」
「え、追い出すことに成功?」
「そうよ、あなたを追い詰めて学院から追い出せた。私はあなたを守るためにあなたをいじめた! あなたの命を守るために! あの、フィア=エイドス=ゼルフォビラから!!」
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