58 / 100
第二幕
第10話 何気ない会話に包まれる真の意味
しおりを挟む『必要冒険者ランク:B
カテゴリー:調査
場所:アルゴリアと思われる
内容:行方不明者の数が増えている。原因を調査し報告せよ』
依頼書の内容を見ただけでは、何故アルゴリアという名前が出て来ているのかてんで分からない。
しかし、これはいつものことである。
というのは、依頼書に書き込むことができる文字数が非常に少ないことが原因だ。
紙が勿体ないというのも一つの理由だけど、冒険者ギルドは同じ紙を何枚も準備する必要があるのだから仕方ない。
最低でも依頼ボード、各窓口受付の担当、依頼を受けた冒険者に渡す分が必要なのだ。
冒険者に渡す分が何枚まで膨らむか分からないし、渡すたびに書き写しているという話をパウルから聞いたことがある。
つまり、何が言いたいのかというと「依頼の内容を説明するために、パウル達が常駐している」ってわけだ。
そんなわけで、彼へ質問を投げかける。
「パウルさん、人さらいって今にはじまった話じゃないですよね?」
「その通りです。衛兵達が治安維持にあたっておりますが……」
「街中での行方不明者が増えているのですか?」
「いえ、郊外に出た者の数が増えています」
「それがアルゴリアと繋がるんですか?」
「はい。再度調査をすることをお勧めいたしますが、ギルドが掴んだ情報によりますと、アルゴリアへ連れ去られた者が増えていると噂されています」
ふうむ。
アルゴリアはかつて栄えた街の跡地だ。現在は廃墟になっていて、人が暮らしていくには難しい。
何しろ、過去に作られた広大な地下にモンスターが住み着いていて危険度が高いんだよね。
冒険者にとってはお世話になる場所で、彼らが夜を明かす為に地上部分へ簡易的な小屋が準備されていたりする。
「んー。野盗がアルゴリアに巣くうとは考え辛いですね」
冒険者は野盗より屈強だ。それにモンスターもいるわけだし……野盗がわざわざアルゴリア遺跡に居を構えるメリットがない。
「そうですね。ひょっとすると(野盗が)深層にいるのかもしれませんが……冒険者の方々でも進むのが困難な場所に野盗など考えられません」
ん、待てよ。
「ねーねー。難しいお話はよく分からないぞー」
「あ、すまんすまん」
「アルゴリアってところに行けばいいんでしょー。じゃあ、すぐに向かおうよー」
「ちょっと待ってくれ。今やっと考えが整理できたんだよ」
「えー」
「この調査依頼。相当な危険が伴うかもしれない」
「別にいいよー。バルトロとわたし……ついでにイルゼもいるもん」
あ……。
すっかりいつもの冒険者モードで物事を考えていたよ。
地形を易々と変えてしまうプリシラとイルゼがいて、強いモンスターが出るんじゃないかなんて危険性を懸念する必要なんてどこにもなかった。
でも、一応聞いておくか。
「パウルさん。今回で調査に向かう冒険者パーティは何組目ですか?」
「さすがバルトロさん、鋭いですね。あなた方で十組目です」
冒険者ギルドの職員は聞かれなければ何も語らない。
聞いても教えてくれないこともあるけどね。
「帰った人達は?」
「五組です。当初どこに原因があるか探って未発見に終わったパーティ。アルゴリアに原因があると突き止めたパーティ。そしてアルゴリアの浅い層だけを探索したパーティです」
「無難にこなした人達と自分達の実力以上に深い階層に入らなかった人たちが戻ったってわけかな」
「はい。冒険者とは自らの実力を正確に把握する能力が求められますから。バルトロさん、あなたはそういう意味で一流と私は思っています」
「ありがとう。聞きたいことはだいたい聞けたよ。行ってくる」
「ご武運を」
パウルは深々と礼を行う。
右手をあげて彼に応じ、俺とプリシラは冒険者ギルドを後にするのだった。
◆◆◆
冒険者ギルドを出た俺は、冒険者向けの服屋や武器屋を巡りアルゴリアと行方不明者のことについて店主や店に来ていた冒険者達に聞いて回った。
ダメ元で聞いてみたけど、いくつかの情報を得ることができる。
最も、プリシラ用の少しお高めのローブを購入したから……情報料としては高くついた。
でも、彼女が喜んでいたから良しとしようじゃないか。
この後、露天を回って噂話の収集にあたるが、情報が錯綜していて却って混乱してしまう。
「次はどこにいくのー?」
青と赤のピアスを購入しご機嫌なプリシラが俺の服を引っ張る。
ピアスは鳥の頭をモチーフとしていて、首元に当たる部分に赤色の綺麗な石が取り付けられていた。
青色のピアスもデザインが同じで、石の色だけが違う。
「そうだなあ。そろそろ酒場に行くか」
陰ってきた日へ目を細め呟く。それと同時に腹がぐううと鳴った。
そんなこんなで、いつもの行きつけの酒場でも情報収集を行う。
経験上、ここでいろいろ聞いて回るのが一番情報が集まるのだ。
グインはいるかなあと少し期待していたんだけど、残念ながら会うことはできなかった。
でも、そのうち彼は俺の自宅を訪ねて来てくれるはずだ。
俺の畑が短期間で完成したことを驚く彼の顔を見る時まで、会うのを楽しみに待っておくとしよう。
料理を注文し、酒場のマスターに話を聞いてみると予想通りまとまった情報を聞くことができた。
マスターにすかさずお酒を注文しようとしたプリシラへ「めっ」してリンゴジュースを頼む。
俺? 俺はもちろんエールを飲むよ?
だって、一日中歩きまわったんだもの。汗をかいたらエールだろ。
「バルトロだけずるーい」
「我慢してくれ。魔族の社会ではどうか分からないけど、ここでは君くらいの年齢だとお酒は出せないんだよ」
「ぶー」
膨れているプリシラだったけど、料理が到着すると目を輝かせる。
「おいしそー」と口元から涎が出そうになって、スプーンとフォークを握りしめ俺が料理を取り分けるのを待っていた。
「ほら」
「やったー」
ちょうどその時、リンゴジュースとエールも運ばれてきてプリシラが料理より先にジュースに口をつける。
「おいしー」
「そいつはよかった」
「うんー」
にへえと口元を緩めながら、プリシラがシチューにパンをつけてほうばった。
「これもおいしー」
「そうか」
「これもー」
「そうか」
「これもこれもー」
「そうか」
なんて会話を交わしていたら、あっという間にお腹いっぱいになる。
「よっし、じゃあ。イルゼとの合流場所に行くか」
「うんー」
イルゼとは宿で落ち合う約束をしていたんだ。
依頼のことも彼女に伝えないとな。
◆◆◆
「え……ここに泊るの……?」
「いっぱいお部屋がありそうだけど、イルゼはどこにいるのかな」
あんぐりと口を開けたまま上を見上げる。
この街にこんな宿があったなんて驚いた。
建物は六階まであり、赤レンガの洒落た外装にアーチがふんだんに使われた窓。
窓にはちゃんとガラスがハマっていて高級感をアピールしている。
一階部分の窓はステンドグラスになっていて、宿の前を通る人の目を楽しませていることだろう。
一言で言うと、この宿は超高級店だ。
こんなところに宿泊するととんでもないお金を取られてしまうぞ。
払えないことはないだろうけど、生活費が一気に吹き飛ぶ。断固拒否だ。
ある種の決意をもって、宿の扉をくぐる。
カテゴリー:調査
場所:アルゴリアと思われる
内容:行方不明者の数が増えている。原因を調査し報告せよ』
依頼書の内容を見ただけでは、何故アルゴリアという名前が出て来ているのかてんで分からない。
しかし、これはいつものことである。
というのは、依頼書に書き込むことができる文字数が非常に少ないことが原因だ。
紙が勿体ないというのも一つの理由だけど、冒険者ギルドは同じ紙を何枚も準備する必要があるのだから仕方ない。
最低でも依頼ボード、各窓口受付の担当、依頼を受けた冒険者に渡す分が必要なのだ。
冒険者に渡す分が何枚まで膨らむか分からないし、渡すたびに書き写しているという話をパウルから聞いたことがある。
つまり、何が言いたいのかというと「依頼の内容を説明するために、パウル達が常駐している」ってわけだ。
そんなわけで、彼へ質問を投げかける。
「パウルさん、人さらいって今にはじまった話じゃないですよね?」
「その通りです。衛兵達が治安維持にあたっておりますが……」
「街中での行方不明者が増えているのですか?」
「いえ、郊外に出た者の数が増えています」
「それがアルゴリアと繋がるんですか?」
「はい。再度調査をすることをお勧めいたしますが、ギルドが掴んだ情報によりますと、アルゴリアへ連れ去られた者が増えていると噂されています」
ふうむ。
アルゴリアはかつて栄えた街の跡地だ。現在は廃墟になっていて、人が暮らしていくには難しい。
何しろ、過去に作られた広大な地下にモンスターが住み着いていて危険度が高いんだよね。
冒険者にとってはお世話になる場所で、彼らが夜を明かす為に地上部分へ簡易的な小屋が準備されていたりする。
「んー。野盗がアルゴリアに巣くうとは考え辛いですね」
冒険者は野盗より屈強だ。それにモンスターもいるわけだし……野盗がわざわざアルゴリア遺跡に居を構えるメリットがない。
「そうですね。ひょっとすると(野盗が)深層にいるのかもしれませんが……冒険者の方々でも進むのが困難な場所に野盗など考えられません」
ん、待てよ。
「ねーねー。難しいお話はよく分からないぞー」
「あ、すまんすまん」
「アルゴリアってところに行けばいいんでしょー。じゃあ、すぐに向かおうよー」
「ちょっと待ってくれ。今やっと考えが整理できたんだよ」
「えー」
「この調査依頼。相当な危険が伴うかもしれない」
「別にいいよー。バルトロとわたし……ついでにイルゼもいるもん」
あ……。
すっかりいつもの冒険者モードで物事を考えていたよ。
地形を易々と変えてしまうプリシラとイルゼがいて、強いモンスターが出るんじゃないかなんて危険性を懸念する必要なんてどこにもなかった。
でも、一応聞いておくか。
「パウルさん。今回で調査に向かう冒険者パーティは何組目ですか?」
「さすがバルトロさん、鋭いですね。あなた方で十組目です」
冒険者ギルドの職員は聞かれなければ何も語らない。
聞いても教えてくれないこともあるけどね。
「帰った人達は?」
「五組です。当初どこに原因があるか探って未発見に終わったパーティ。アルゴリアに原因があると突き止めたパーティ。そしてアルゴリアの浅い層だけを探索したパーティです」
「無難にこなした人達と自分達の実力以上に深い階層に入らなかった人たちが戻ったってわけかな」
「はい。冒険者とは自らの実力を正確に把握する能力が求められますから。バルトロさん、あなたはそういう意味で一流と私は思っています」
「ありがとう。聞きたいことはだいたい聞けたよ。行ってくる」
「ご武運を」
パウルは深々と礼を行う。
右手をあげて彼に応じ、俺とプリシラは冒険者ギルドを後にするのだった。
◆◆◆
冒険者ギルドを出た俺は、冒険者向けの服屋や武器屋を巡りアルゴリアと行方不明者のことについて店主や店に来ていた冒険者達に聞いて回った。
ダメ元で聞いてみたけど、いくつかの情報を得ることができる。
最も、プリシラ用の少しお高めのローブを購入したから……情報料としては高くついた。
でも、彼女が喜んでいたから良しとしようじゃないか。
この後、露天を回って噂話の収集にあたるが、情報が錯綜していて却って混乱してしまう。
「次はどこにいくのー?」
青と赤のピアスを購入しご機嫌なプリシラが俺の服を引っ張る。
ピアスは鳥の頭をモチーフとしていて、首元に当たる部分に赤色の綺麗な石が取り付けられていた。
青色のピアスもデザインが同じで、石の色だけが違う。
「そうだなあ。そろそろ酒場に行くか」
陰ってきた日へ目を細め呟く。それと同時に腹がぐううと鳴った。
そんなこんなで、いつもの行きつけの酒場でも情報収集を行う。
経験上、ここでいろいろ聞いて回るのが一番情報が集まるのだ。
グインはいるかなあと少し期待していたんだけど、残念ながら会うことはできなかった。
でも、そのうち彼は俺の自宅を訪ねて来てくれるはずだ。
俺の畑が短期間で完成したことを驚く彼の顔を見る時まで、会うのを楽しみに待っておくとしよう。
料理を注文し、酒場のマスターに話を聞いてみると予想通りまとまった情報を聞くことができた。
マスターにすかさずお酒を注文しようとしたプリシラへ「めっ」してリンゴジュースを頼む。
俺? 俺はもちろんエールを飲むよ?
だって、一日中歩きまわったんだもの。汗をかいたらエールだろ。
「バルトロだけずるーい」
「我慢してくれ。魔族の社会ではどうか分からないけど、ここでは君くらいの年齢だとお酒は出せないんだよ」
「ぶー」
膨れているプリシラだったけど、料理が到着すると目を輝かせる。
「おいしそー」と口元から涎が出そうになって、スプーンとフォークを握りしめ俺が料理を取り分けるのを待っていた。
「ほら」
「やったー」
ちょうどその時、リンゴジュースとエールも運ばれてきてプリシラが料理より先にジュースに口をつける。
「おいしー」
「そいつはよかった」
「うんー」
にへえと口元を緩めながら、プリシラがシチューにパンをつけてほうばった。
「これもおいしー」
「そうか」
「これもー」
「そうか」
「これもこれもー」
「そうか」
なんて会話を交わしていたら、あっという間にお腹いっぱいになる。
「よっし、じゃあ。イルゼとの合流場所に行くか」
「うんー」
イルゼとは宿で落ち合う約束をしていたんだ。
依頼のことも彼女に伝えないとな。
◆◆◆
「え……ここに泊るの……?」
「いっぱいお部屋がありそうだけど、イルゼはどこにいるのかな」
あんぐりと口を開けたまま上を見上げる。
この街にこんな宿があったなんて驚いた。
建物は六階まであり、赤レンガの洒落た外装にアーチがふんだんに使われた窓。
窓にはちゃんとガラスがハマっていて高級感をアピールしている。
一階部分の窓はステンドグラスになっていて、宿の前を通る人の目を楽しませていることだろう。
一言で言うと、この宿は超高級店だ。
こんなところに宿泊するととんでもないお金を取られてしまうぞ。
払えないことはないだろうけど、生活費が一気に吹き飛ぶ。断固拒否だ。
ある種の決意をもって、宿の扉をくぐる。
0
お気に入りに追加
347
あなたにおすすめの小説

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる