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第二幕
第二幕・第1話 ルーレンの背後にいる者
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――シオン自室
アズールが亡くなり、ひと月が経った。
春の日差しが夏の日差しへと移り変わる季節。
相変わらず屋敷内には沈痛な空気が漂っていたが、それでも事件直後よりは軽いものとなっていた。
アズールの母であるダリアだけは今もまだ塞ぎ込んだまま。
妹のライラの方は平静さを取り戻して、アズールを失う以前の日常を過ごしている。もっとも、あいつは兄の死など露ほどにも気にしていないからだろうが……しかし、母ダリアの塞ぎようを見て、それには気を病んでいる様子。
次兄ザディラについてだが、こいつはゼルフォビラの領地の北端にあるキール村というとても小さな村へ、新たな林業開拓を行うという名目で追い出された。
二度と、この街へ、ゼルフォビラ家に戻ってくることはないだろう。
で、俺だが……毎日毎日個人授業とお嬢様修行。具体的に言えば、お作法や楽器の練習など。
二日に一度は半透明な魔石が埋め込まれた洒落たバイオリンっぽい楽器を習わされているわけだが、弾けるわけがない。
せめてギターならいけるんだが……。
そんな糞くだらない毎日を送りながら、その合間に体を鍛えている。
鍛え始めて一か月――想定よりも体力と筋力がついた。やはり、こちらの世界の人間は地球人よりも体力が付きやすく、丈夫と見える。
今では元傭兵であったマギーを相手に手合わせを願いできるほどだ。もちろん、実力差はあるが。
ルーレンはマギーと訓練をしている俺の姿に不満を抱いているようで、声にこそ出さないが、その心の声を渋い顔として漏らしていた。
彼女にとってシオンは理想のお嬢様であり、決して戦いへ赴くような女性ではないため、そのような顔をしているのだろう。
しかし、彼女の希望には添えない。誰が敵で味方になるかわからない状況では、身を守るための術が必要だからな。
俺は多様なフリルがあり、きめ細やかな刺繍が施された青いドレスの袖を捲り、青色が溶け込む黒真珠の瞳に自身の腕を映す。
白く細い腕のままだが、皮膚の下では着実に筋肉が育ちつつある。
「ドワーフのルーレンだけじゃなく、こちらの世界の生命体は人間であっても筋線維の密度が濃いのか? この細腕でもおっさんだった頃の俺並みの力がある。それとも、地球人が脆弱なのかねぇ」
袖を戻して、意識をひと月前に起きた事件へ向ける。
あの事件は謎だらけで、どこから手を付けていいのかわからないが、とりあえず最も分かりやすい疑問から注目してみよう。
それは、ルーレンがマギーを犠牲にしようとしながら救ったこと。
なぜそのようなことをしたのか?
これについてはルーレンがマギーを巻き込みたくなかったと考えると、案外単純に事が見えてくる。
つまり、ルーレンには協力者がいて、彼女の単独犯行ではないという推理。
あの日、俺から指示を受けたルーレンはメイド長に許可を得てから書類を返しに行きますと言って、その後、中庭に現れるまで結構な時間があった。
俺は、あの時間をルーレンが書類を覗き見て、俺の意図を考えて、犯行を組み立てるまでの時間に使ったのだろうと思った。<第一幕・34話・35話・46話>
だが、この考えとは別に、あの時点で俺がやりたいことを見破ったルーレンは、誰かに相談しに行ったのではないかという推測を新たに打ち立てた。
それで、そいつがマギーを犯人に仕立て上げて、アズールの殺害を画策。
だが、マギーを友人と慕うルーレンは、マギーを犠牲にすることができなくて、その画策に手を加えた。
運が良ければマギーを救える手を……。
問題はその相談相手だが……これが見当もつかない。
なにせ、屋敷内にいた人間全てがその対象になるからだ。
メイド長? 料理長? セルガ? ダリア? ライラ? 医師マーシャル? 家庭教師イバンナ? マギー当本人?
俺は窓辺にある勉強机に座り、溜め息を漏らす。
「はぁ、推理小説みたいに容疑者が明示されてたら楽なんだが、現実はそうはいかんね。それでも、あの時の時間とルーレンの足跡と当時屋敷内にいたメンバーを調査すれば数は絞れるが……………………めんどくせ~」
そもそも俺は探偵じゃない。
そんなお遊びは、薬物依存なパイプ野郎や子供を扱き使う男や高校生なちびっこやどこぞ名探偵の孫にでもやらせておけばいい。
「組織にいた頃は、こういったことは情報分析官の役目だったからなぁ。そういや、あいつらのミスのせいで仕事のあと、戦場のど真ん中で孤立させられて傭兵の真似事をする羽目になったっけ? さすがにあんときゃ死ぬかと思った、っと、話が脱線しちまったな」
話を事件に戻す。
ルーレンの行動。こいつの行動には矛盾がある。それは敢えて俺に犯行を気付かせようと行動している節があること。その理由は不明。
また、アズールの一件以外にもシオンの殺害を試みた痕跡を俺へ渡している。
これらについて考えられることは、自分が犯人であることに気づてい欲しい。つまり、犯行を止めて欲しいとなるがそれで当たっているのだろうか?
それとも、こちらの知力を計るためにヒントを与えているのか? 何のために?
ルーレンは何かしらを画策しており、それにおける相棒を探しているとか――――ここまでくると推理でも何でもなく妄想の域に掛かる憶測だな。
これとはまた別に、まだ謎はある。それは、犯人を知っているはずなのに動かないセルガ。
息子を殺され、犯人がルーレンと気づいていながら、なぜ彼は動かない?
後継者争いを見守るだけというルールを頑なに守る理由はなんだ?
セルガの本心が見えない……。
このように謎に塗れたゼルフォビラ家だが、謎に挑む前にやるべきことがある。
それはシオンの復讐の依頼――ではなく、逃げ道の確保だ。
「一応、命の救ってもらった恩があるから依頼は完遂したいが、それも命あっての物種。優先順位はトップじゃない。悪いが、まずは身の安全の確保が先だ」
俺は今後の行動指針を立てていく。
1.安全の確保
2.シオンの復讐依頼の調査・完遂
3.ゼルフォビラ家の謎を追う
4、2と3は連動しているので入れ替わる可能性あり
「こんなところか。現状、何が起こっているかはわからない。今は下手に動くより様子見だな。ルーレンの動向もゆっくりと観察したいし」
ルーレン――あれだけの演技力と頭のキレを持つ少女。それほどの少女のことだ。この俺に疑念を抱いている可能性は高い。
その疑念とは、記憶喪失。
さすがに異世界の人間の魂が宿ってますなんて発想は突拍子もないため、想像もしていないだろうが……それでも記憶喪失にしてはどこかおかしいと感じているかもしれない。
もし、本物のシオンじゃないと知ったら…………相手は恨みあれど、少年の命を躊躇いなく奪える存在。シオンに対する忠誠心の厚さによっては何をしてくるかわからない恐怖がある。
また、犯行を気付かせようとしている節はあるが、実際に俺が気づいていると知った場合、どのような行動に出るか全く予測が付かない。
最悪、口封じをしてくる可能性もある。
正直、あいつのシオンに対する思いの居場所がわからないので行動予測が立てにくい。
かなり高い確率でルーレンはシオンを殺害しようと試みたはずだが。
しかし今は、俺に尽くす素振りを見せている。
あいつは何を考えているのやら……。
仮に、敵に回した場合、相手は人間よりも強いドワーフ。それも戦士。
今の俺では逆立ちしても勝てそうにない。
さらにルーレンの背後に潜んでいるかもしれない存在。
短時間であれだけの犯行を構築する天才。その天才に加え、犯行の軸をずらさずに即座にマギーを救える道を産み出したルーレン。
二人の天才が相手では凡人である俺は慎重を重ねる以外他はない。
「やっぱり逃げ道の確保が最優先だな。うまい具合に金を奪って逃げられる場所を探しておかないと」
――コンコン
響くノック音。
俺はシオンの仮面をかぶる。
「どなたでしょうか?」
「シオンお嬢様、ルーレンです」
「そうですか、お入りなさい」
俺の返事を受けて、黒のワンピースに白のエプロンを着用したクラシカルなメイド姿のルーレンが扉を開けて一礼すると部屋の中へ入ってきた。
彼女は急いでいたのだろうか?
140cmもないだろうちっちゃなルーレンは褐色の肌の上からでも分かるくらい頬を紅潮させて息を切らしている。
一度、彼女は呼吸を整える。
上下に揺れていた癖っ毛で長めの黒髪が落ち着いてきたところで、黄金の瞳をこちらへ向けて伝言を伝えてきた。
「ふ~……シオンお嬢様、セルガ様が執務室へお呼びです」
「お父様が? 一体どのような御用で?」
ルーレンは尖がった耳をぴくぴく動かしながら答えを返す。
「私はただ、お嬢様を急ぎお呼びするようにと命じられただけなので内容までは……」
「そうですか、わかりましたわ。お父様の執務室へ向かいましょう」
アズールが亡くなり、ひと月が経った。
春の日差しが夏の日差しへと移り変わる季節。
相変わらず屋敷内には沈痛な空気が漂っていたが、それでも事件直後よりは軽いものとなっていた。
アズールの母であるダリアだけは今もまだ塞ぎ込んだまま。
妹のライラの方は平静さを取り戻して、アズールを失う以前の日常を過ごしている。もっとも、あいつは兄の死など露ほどにも気にしていないからだろうが……しかし、母ダリアの塞ぎようを見て、それには気を病んでいる様子。
次兄ザディラについてだが、こいつはゼルフォビラの領地の北端にあるキール村というとても小さな村へ、新たな林業開拓を行うという名目で追い出された。
二度と、この街へ、ゼルフォビラ家に戻ってくることはないだろう。
で、俺だが……毎日毎日個人授業とお嬢様修行。具体的に言えば、お作法や楽器の練習など。
二日に一度は半透明な魔石が埋め込まれた洒落たバイオリンっぽい楽器を習わされているわけだが、弾けるわけがない。
せめてギターならいけるんだが……。
そんな糞くだらない毎日を送りながら、その合間に体を鍛えている。
鍛え始めて一か月――想定よりも体力と筋力がついた。やはり、こちらの世界の人間は地球人よりも体力が付きやすく、丈夫と見える。
今では元傭兵であったマギーを相手に手合わせを願いできるほどだ。もちろん、実力差はあるが。
ルーレンはマギーと訓練をしている俺の姿に不満を抱いているようで、声にこそ出さないが、その心の声を渋い顔として漏らしていた。
彼女にとってシオンは理想のお嬢様であり、決して戦いへ赴くような女性ではないため、そのような顔をしているのだろう。
しかし、彼女の希望には添えない。誰が敵で味方になるかわからない状況では、身を守るための術が必要だからな。
俺は多様なフリルがあり、きめ細やかな刺繍が施された青いドレスの袖を捲り、青色が溶け込む黒真珠の瞳に自身の腕を映す。
白く細い腕のままだが、皮膚の下では着実に筋肉が育ちつつある。
「ドワーフのルーレンだけじゃなく、こちらの世界の生命体は人間であっても筋線維の密度が濃いのか? この細腕でもおっさんだった頃の俺並みの力がある。それとも、地球人が脆弱なのかねぇ」
袖を戻して、意識をひと月前に起きた事件へ向ける。
あの事件は謎だらけで、どこから手を付けていいのかわからないが、とりあえず最も分かりやすい疑問から注目してみよう。
それは、ルーレンがマギーを犠牲にしようとしながら救ったこと。
なぜそのようなことをしたのか?
これについてはルーレンがマギーを巻き込みたくなかったと考えると、案外単純に事が見えてくる。
つまり、ルーレンには協力者がいて、彼女の単独犯行ではないという推理。
あの日、俺から指示を受けたルーレンはメイド長に許可を得てから書類を返しに行きますと言って、その後、中庭に現れるまで結構な時間があった。
俺は、あの時間をルーレンが書類を覗き見て、俺の意図を考えて、犯行を組み立てるまでの時間に使ったのだろうと思った。<第一幕・34話・35話・46話>
だが、この考えとは別に、あの時点で俺がやりたいことを見破ったルーレンは、誰かに相談しに行ったのではないかという推測を新たに打ち立てた。
それで、そいつがマギーを犯人に仕立て上げて、アズールの殺害を画策。
だが、マギーを友人と慕うルーレンは、マギーを犠牲にすることができなくて、その画策に手を加えた。
運が良ければマギーを救える手を……。
問題はその相談相手だが……これが見当もつかない。
なにせ、屋敷内にいた人間全てがその対象になるからだ。
メイド長? 料理長? セルガ? ダリア? ライラ? 医師マーシャル? 家庭教師イバンナ? マギー当本人?
俺は窓辺にある勉強机に座り、溜め息を漏らす。
「はぁ、推理小説みたいに容疑者が明示されてたら楽なんだが、現実はそうはいかんね。それでも、あの時の時間とルーレンの足跡と当時屋敷内にいたメンバーを調査すれば数は絞れるが……………………めんどくせ~」
そもそも俺は探偵じゃない。
そんなお遊びは、薬物依存なパイプ野郎や子供を扱き使う男や高校生なちびっこやどこぞ名探偵の孫にでもやらせておけばいい。
「組織にいた頃は、こういったことは情報分析官の役目だったからなぁ。そういや、あいつらのミスのせいで仕事のあと、戦場のど真ん中で孤立させられて傭兵の真似事をする羽目になったっけ? さすがにあんときゃ死ぬかと思った、っと、話が脱線しちまったな」
話を事件に戻す。
ルーレンの行動。こいつの行動には矛盾がある。それは敢えて俺に犯行を気付かせようと行動している節があること。その理由は不明。
また、アズールの一件以外にもシオンの殺害を試みた痕跡を俺へ渡している。
これらについて考えられることは、自分が犯人であることに気づてい欲しい。つまり、犯行を止めて欲しいとなるがそれで当たっているのだろうか?
それとも、こちらの知力を計るためにヒントを与えているのか? 何のために?
ルーレンは何かしらを画策しており、それにおける相棒を探しているとか――――ここまでくると推理でも何でもなく妄想の域に掛かる憶測だな。
これとはまた別に、まだ謎はある。それは、犯人を知っているはずなのに動かないセルガ。
息子を殺され、犯人がルーレンと気づいていながら、なぜ彼は動かない?
後継者争いを見守るだけというルールを頑なに守る理由はなんだ?
セルガの本心が見えない……。
このように謎に塗れたゼルフォビラ家だが、謎に挑む前にやるべきことがある。
それはシオンの復讐の依頼――ではなく、逃げ道の確保だ。
「一応、命の救ってもらった恩があるから依頼は完遂したいが、それも命あっての物種。優先順位はトップじゃない。悪いが、まずは身の安全の確保が先だ」
俺は今後の行動指針を立てていく。
1.安全の確保
2.シオンの復讐依頼の調査・完遂
3.ゼルフォビラ家の謎を追う
4、2と3は連動しているので入れ替わる可能性あり
「こんなところか。現状、何が起こっているかはわからない。今は下手に動くより様子見だな。ルーレンの動向もゆっくりと観察したいし」
ルーレン――あれだけの演技力と頭のキレを持つ少女。それほどの少女のことだ。この俺に疑念を抱いている可能性は高い。
その疑念とは、記憶喪失。
さすがに異世界の人間の魂が宿ってますなんて発想は突拍子もないため、想像もしていないだろうが……それでも記憶喪失にしてはどこかおかしいと感じているかもしれない。
もし、本物のシオンじゃないと知ったら…………相手は恨みあれど、少年の命を躊躇いなく奪える存在。シオンに対する忠誠心の厚さによっては何をしてくるかわからない恐怖がある。
また、犯行を気付かせようとしている節はあるが、実際に俺が気づいていると知った場合、どのような行動に出るか全く予測が付かない。
最悪、口封じをしてくる可能性もある。
正直、あいつのシオンに対する思いの居場所がわからないので行動予測が立てにくい。
かなり高い確率でルーレンはシオンを殺害しようと試みたはずだが。
しかし今は、俺に尽くす素振りを見せている。
あいつは何を考えているのやら……。
仮に、敵に回した場合、相手は人間よりも強いドワーフ。それも戦士。
今の俺では逆立ちしても勝てそうにない。
さらにルーレンの背後に潜んでいるかもしれない存在。
短時間であれだけの犯行を構築する天才。その天才に加え、犯行の軸をずらさずに即座にマギーを救える道を産み出したルーレン。
二人の天才が相手では凡人である俺は慎重を重ねる以外他はない。
「やっぱり逃げ道の確保が最優先だな。うまい具合に金を奪って逃げられる場所を探しておかないと」
――コンコン
響くノック音。
俺はシオンの仮面をかぶる。
「どなたでしょうか?」
「シオンお嬢様、ルーレンです」
「そうですか、お入りなさい」
俺の返事を受けて、黒のワンピースに白のエプロンを着用したクラシカルなメイド姿のルーレンが扉を開けて一礼すると部屋の中へ入ってきた。
彼女は急いでいたのだろうか?
140cmもないだろうちっちゃなルーレンは褐色の肌の上からでも分かるくらい頬を紅潮させて息を切らしている。
一度、彼女は呼吸を整える。
上下に揺れていた癖っ毛で長めの黒髪が落ち着いてきたところで、黄金の瞳をこちらへ向けて伝言を伝えてきた。
「ふ~……シオンお嬢様、セルガ様が執務室へお呼びです」
「お父様が? 一体どのような御用で?」
ルーレンは尖がった耳をぴくぴく動かしながら答えを返す。
「私はただ、お嬢様を急ぎお呼びするようにと命じられただけなので内容までは……」
「そうですか、わかりましたわ。お父様の執務室へ向かいましょう」
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