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第一幕
第十四話 マギー
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食事を終えて、各々部屋に戻っていく。
俺も部屋に戻ろうとしたが、廊下の途中でアズールのメイド――真っ赤な長い髪とオレンジの瞳を持ち、ヤンキーみたいな態度を取るマギーというメイドと話しているルーレンの姿を見かけた。
背の高いマギーと背の低いルーレンの組み合わせはまるで姉妹のようだ。
二人は楽し気に会話を行っている様子。仲が良いのだろうか?
ルーレンがこちらに気づき、頭を下げつつ謝罪をしてきた。
「シオンお嬢様、先程は食事の席にご同道できず申し訳ございません」
「いえ、あなたにはやるべき仕事があったのですから気にしていませんわ。それよりも……あなたがマギーね?」
名前を呼ばれたマギーはピクリと眉を跳ねて、軽い会釈をする。
「え? あっと、どもです。シオン様が話しかけてくるって珍しいですね。俺、っと、私のこと苦手なのに」
「あら、そうだったの?」
「あ、すみません。たしか、シオン様は怪我で記憶がないんですよね……あれ? それなのになんで俺の、私のこと覚えてるんですか?」
「いえ、料理長から少し話を聞いただけですわ。なかなか、興味深い方のようで、ふふ」
と、意味深げに微笑むと彼女は右拳を握り締める。
「あの、ぽんぽこおっさんは~っ。どうせ、悪口を言ってっと、あ、すみません。下品でしたね」
そう言って、拳をほどき、エプロンを両手ではたいている。取り繕っているつもりなのだろう。
彼女はオレンジの瞳を光らせて、こちらを覗き込むようにして話しかけてくる。
「あの~、雰囲気ががらりと変わってますけど……やっぱ、記憶のせいですか?」
「ええ、そうなるでしょうね。以前の自分を知らないので何が変わったのかはわかりませんけど。あなたから見て私はどのような人物でしたの?」
「どのようなって……そっすね、物静かで優しい人でしたよ。そのせいか、俺みたいなガサツな人間は苦手だったみたいですけど。それでも、良い人って感じでした。ただ、普段から影が入ってて頼りなさげなのが――」
「マギーさん、マギーさん! シオンお嬢様に失礼ですよ!」
「あ、すみません。別に悪く言うつもりではなくて」
ルーレンからものすごい勢いで袖を引っ張られて、マギーは慌てて頭を下げてきた。
それに俺は苦笑しながら、彼女のことを深く尋ねる。
「ふふ、気にしてませんわよ。少し質問をいいかしら、マギー?」
「え? はい、構いません」
「あなたは他のメイドと見比べるとずいぶんと所作が粗雑ですけど、どうしてかしら?」
「うぐっ。こ、これでもマシになっているつもりなんですが……苦手なんですよ、こうきっちりしたの。でも、努力はしてるんですよ」
「記憶がないため、いまいち家のことを把握しきれていませんが、かなり礼儀作法に厳しいと家風と見えます。そうだというのに、どうしてあなたは咎めを受けないんですよ? それこそ、暇を与えられそうですけど」
「まぁ、俺、っと私――」
「わたくしの前では俺で構いませんわ。しゃべりにくいんでしょう? 先ほどから何度も言葉を詰まらせてますし」
「え、いいんすか?」
「マギーさん……」
言葉に喜色を見せるマギーと、眉を折りながらため息のような言葉を漏らすルーレン。
ルーレンは俺の言葉を額面通り受け取らず控えろという思いを込めて彼女の名前を呼んだようだが、俺はルーレンへ軽く手を上げて本当に構わないという意思を伝える。
このやり取りに気づいたマギーはバツの悪そうに頬を掻くが、一人称は使いやすいものへと変えた。
「本来ならクビなんですが、俺くらいしかアズール様のお付きをやれないんで、だから」
「あなたにしか? それは一体どういうことかしら?」
「え~っとですね……アズール様は、気難しい、じゃねぇ。えっと、口うるさい、はやべぇか。メイドに当たりが強い? 扱いがむずか、なんて言えばいいんだ?」
何とか言葉を選び失礼のないように理由を口にしようとしているが、すでに失礼塗れで選ぶ意味がない。
言葉の詰まるマギーの代わりにルーレンがアズールとメイドの関係を伝えてくる。
もちろん、賛辞というベールに包み込んで。
「才気溢れるアズール様はその才ゆえに、私たちのような下々にはお考えが届かず、お仕えするのが難しいのです」
「それ! そう言いたかったんだよ! さすがルーレン!」
「もう~、マギーさんは~」
呆れ返りながらもルーレンは笑っている。
やはり二人は仲が良いようだ。
俺はアズールとメイドの関係を簡素にまとめる。
「つまり、アズールの気位が高すぎるためにお付きが耐えられない。ですが、マギーの神経は図太いから耐えられる。だから、多少粗暴でもアズールのお付きメイドをやっていると。ふふ、ある意味得難い人材というわけですわね」
「はい、そっす……あれ、俺褒められてるのかな? ルーレン?」
「半々じゃないでしょうか?」
「半分は褒められてるのか。ふふふ、やるな俺」
ルーレンの皮肉が通じず喜ぶマギー。
俺は二人の仲にも言及する。
「二人は仲が良さそうに見えますわね。ですが、今まで感じた屋敷の雰囲気からは少々不思議に感じますわ」
「…………」
「あ~、そっすか。記憶がなくてもわかっちゃうんもんなんですね……」
ルーレンは沈黙で答えを返し、マギーは沈痛な面持ちで言葉を返した。
ルーレンはともかく、マギーもまた今の俺の言葉の意味が、人間とドワーフの間にある差別意識についてだと察することができるとは……軽い人物に見えるが、要所はしっかり押さえることのできる人物と見える。
マギーはちらりとルーレンを見た。
沈黙を保つルーレン。彼女に代わり、マギーが言葉を生む。
「屋敷だと、俺たちはちょっと変わり者同士なんで気が合うんですよ」
屋敷内にルーレン以外のドワーフは見かけない。彼女は唯一の人間ではない使用人。
彼女がどういう経緯でゼルフォビラ家のメイドをしているかはまだわからないが、少なくともかなり例外的な出来事だと思われる。
そして、双子と料理長の様子から、ドワーフは種族として差別対象。異端の存在。
マギーもまた、ゼルフォビラ家として格式が求められるメイドでありながらそれを伴っていない異端の存在。
故に、二人は種族を越えて仲良くできているということか。
「なるほど、そうですか。少々過ぎる質問でした。失礼をごめんなさい」
「いえ、そんな! シオンお嬢様がお謝りになることでは……」
「そっすよ。俺たちは仕える身なのにシオン様から頭を下げられたら」
二人は仲良くそろって両手を前に出して振るう。
見た目も種族も違うが、そっくりな態度を表す二人は本当の姉妹のように見える。
それを微笑ましく望んでいると、怒声が響いてきた。
俺も部屋に戻ろうとしたが、廊下の途中でアズールのメイド――真っ赤な長い髪とオレンジの瞳を持ち、ヤンキーみたいな態度を取るマギーというメイドと話しているルーレンの姿を見かけた。
背の高いマギーと背の低いルーレンの組み合わせはまるで姉妹のようだ。
二人は楽し気に会話を行っている様子。仲が良いのだろうか?
ルーレンがこちらに気づき、頭を下げつつ謝罪をしてきた。
「シオンお嬢様、先程は食事の席にご同道できず申し訳ございません」
「いえ、あなたにはやるべき仕事があったのですから気にしていませんわ。それよりも……あなたがマギーね?」
名前を呼ばれたマギーはピクリと眉を跳ねて、軽い会釈をする。
「え? あっと、どもです。シオン様が話しかけてくるって珍しいですね。俺、っと、私のこと苦手なのに」
「あら、そうだったの?」
「あ、すみません。たしか、シオン様は怪我で記憶がないんですよね……あれ? それなのになんで俺の、私のこと覚えてるんですか?」
「いえ、料理長から少し話を聞いただけですわ。なかなか、興味深い方のようで、ふふ」
と、意味深げに微笑むと彼女は右拳を握り締める。
「あの、ぽんぽこおっさんは~っ。どうせ、悪口を言ってっと、あ、すみません。下品でしたね」
そう言って、拳をほどき、エプロンを両手ではたいている。取り繕っているつもりなのだろう。
彼女はオレンジの瞳を光らせて、こちらを覗き込むようにして話しかけてくる。
「あの~、雰囲気ががらりと変わってますけど……やっぱ、記憶のせいですか?」
「ええ、そうなるでしょうね。以前の自分を知らないので何が変わったのかはわかりませんけど。あなたから見て私はどのような人物でしたの?」
「どのようなって……そっすね、物静かで優しい人でしたよ。そのせいか、俺みたいなガサツな人間は苦手だったみたいですけど。それでも、良い人って感じでした。ただ、普段から影が入ってて頼りなさげなのが――」
「マギーさん、マギーさん! シオンお嬢様に失礼ですよ!」
「あ、すみません。別に悪く言うつもりではなくて」
ルーレンからものすごい勢いで袖を引っ張られて、マギーは慌てて頭を下げてきた。
それに俺は苦笑しながら、彼女のことを深く尋ねる。
「ふふ、気にしてませんわよ。少し質問をいいかしら、マギー?」
「え? はい、構いません」
「あなたは他のメイドと見比べるとずいぶんと所作が粗雑ですけど、どうしてかしら?」
「うぐっ。こ、これでもマシになっているつもりなんですが……苦手なんですよ、こうきっちりしたの。でも、努力はしてるんですよ」
「記憶がないため、いまいち家のことを把握しきれていませんが、かなり礼儀作法に厳しいと家風と見えます。そうだというのに、どうしてあなたは咎めを受けないんですよ? それこそ、暇を与えられそうですけど」
「まぁ、俺、っと私――」
「わたくしの前では俺で構いませんわ。しゃべりにくいんでしょう? 先ほどから何度も言葉を詰まらせてますし」
「え、いいんすか?」
「マギーさん……」
言葉に喜色を見せるマギーと、眉を折りながらため息のような言葉を漏らすルーレン。
ルーレンは俺の言葉を額面通り受け取らず控えろという思いを込めて彼女の名前を呼んだようだが、俺はルーレンへ軽く手を上げて本当に構わないという意思を伝える。
このやり取りに気づいたマギーはバツの悪そうに頬を掻くが、一人称は使いやすいものへと変えた。
「本来ならクビなんですが、俺くらいしかアズール様のお付きをやれないんで、だから」
「あなたにしか? それは一体どういうことかしら?」
「え~っとですね……アズール様は、気難しい、じゃねぇ。えっと、口うるさい、はやべぇか。メイドに当たりが強い? 扱いがむずか、なんて言えばいいんだ?」
何とか言葉を選び失礼のないように理由を口にしようとしているが、すでに失礼塗れで選ぶ意味がない。
言葉の詰まるマギーの代わりにルーレンがアズールとメイドの関係を伝えてくる。
もちろん、賛辞というベールに包み込んで。
「才気溢れるアズール様はその才ゆえに、私たちのような下々にはお考えが届かず、お仕えするのが難しいのです」
「それ! そう言いたかったんだよ! さすがルーレン!」
「もう~、マギーさんは~」
呆れ返りながらもルーレンは笑っている。
やはり二人は仲が良いようだ。
俺はアズールとメイドの関係を簡素にまとめる。
「つまり、アズールの気位が高すぎるためにお付きが耐えられない。ですが、マギーの神経は図太いから耐えられる。だから、多少粗暴でもアズールのお付きメイドをやっていると。ふふ、ある意味得難い人材というわけですわね」
「はい、そっす……あれ、俺褒められてるのかな? ルーレン?」
「半々じゃないでしょうか?」
「半分は褒められてるのか。ふふふ、やるな俺」
ルーレンの皮肉が通じず喜ぶマギー。
俺は二人の仲にも言及する。
「二人は仲が良さそうに見えますわね。ですが、今まで感じた屋敷の雰囲気からは少々不思議に感じますわ」
「…………」
「あ~、そっすか。記憶がなくてもわかっちゃうんもんなんですね……」
ルーレンは沈黙で答えを返し、マギーは沈痛な面持ちで言葉を返した。
ルーレンはともかく、マギーもまた今の俺の言葉の意味が、人間とドワーフの間にある差別意識についてだと察することができるとは……軽い人物に見えるが、要所はしっかり押さえることのできる人物と見える。
マギーはちらりとルーレンを見た。
沈黙を保つルーレン。彼女に代わり、マギーが言葉を生む。
「屋敷だと、俺たちはちょっと変わり者同士なんで気が合うんですよ」
屋敷内にルーレン以外のドワーフは見かけない。彼女は唯一の人間ではない使用人。
彼女がどういう経緯でゼルフォビラ家のメイドをしているかはまだわからないが、少なくともかなり例外的な出来事だと思われる。
そして、双子と料理長の様子から、ドワーフは種族として差別対象。異端の存在。
マギーもまた、ゼルフォビラ家として格式が求められるメイドでありながらそれを伴っていない異端の存在。
故に、二人は種族を越えて仲良くできているということか。
「なるほど、そうですか。少々過ぎる質問でした。失礼をごめんなさい」
「いえ、そんな! シオンお嬢様がお謝りになることでは……」
「そっすよ。俺たちは仕える身なのにシオン様から頭を下げられたら」
二人は仲良くそろって両手を前に出して振るう。
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