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この一時は、忘れていたい
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一階まで降り、台所に入って竈の上に置いてある鍋の蓋を開く。
(よし、大丈夫。傷んでない。氷の魔法を使っておいてよかった。あとは、これを温めなおせば……でも、具がちょっと寂しい。そうだ、畑から適当に野菜を見繕ってこようかな?)
腹を空かせて待っているユタカのために急いで裏の畑に回り、葉物野菜を中心に収穫を終えて、野菜たちを包丁で煮込みやすく食べやすい大きさに切り、鍋に入れた。
盛り付け用の木皿は出しっぱなしだったので、表面を布巾でしっかり拭いておく。
「あとは、パンを用意して終わりと。スープの方はどうかな?」
煮立ったスープを木匙ですくい、火傷に気をつけながら味見をする。
「フーフー……うん、美味しい。ふふーん、我ながらいい腕してるっ」
鼻歌を交じえながら、底が深めの木皿にスープを盛りつけて、二個のパンを別の平たい木皿へと置いた。
そこで私は、はたと気づいた。
(え、鼻歌? どうして?)
そう、私は無意識に鼻歌を歌っていた。
(楽しいの? 何が? もしかして……ユタカの食事の用意をしているのが楽しいの?)
ずっと、私は私のためにだけ食事を用意してきた。
でも、今日は違う。他の誰かのために食事の用意をしている。
(そんな些細なことが、何故こんなにも……?)
弾む思いに気がついた途端、心の中に芽生えた不思議な感情は小さく萎んでいく。
(全く、何をやっているんだか? こんなことぐらいで、はしゃぐなんて……ユタカのこと、まだ何もわかっていないのに……)
彼が何者で、どこから来たのか全くの謎。彼は謎めいた人物。
私を魔女と知っていて、何かの罠に掛けようと企んでいる可能性だってある。
(引き締めないとっ)
私は両手で頬をパチリと叩き、気持ちを切り替えて、ユタカが休んでいる部屋へと食事を運んでいった。
三階に上がり扉をノック。ユタカの声が中から聞こえる。何を言ったのかはわからないけど、声の基調から入って大丈夫だと感じる。
扉を開けてすぐにユタカへ顔を向ける。彼は大人しくベッドの上で待っていたみたいだ。
もっとも、あの足の怪我では満足に動けないだろうけど。
「はい、食事を持ってきたぞ。野菜のスープとパン。少なくて申し訳ない。次はもっと良いもの作ってあげるからな」
お盆に載せた食事をベッドの近くにある小さな丸いテーブルに置いて、食べやすいようにテーブルをユタカの傍にずらす。
ユタカは頭を下げて、礼のような言葉を述べる。
私には、その態度が少々気になった。
(両親の時といい、随分と頻繁に頭を下げる子……)
会釈程度ならばわかるが、普通頭を下げるなんて目上の者ぐらいにしかしない。
それを礼とはいえ、見た目年下の私に深々と頭を下げるとは……。
(変わった子……)
私は目を細めて、観察するようにユタカを見つめる。
視線に気づいていない彼は、木製の匙を手に取ってスープをすくい、口元へ運び味を堪能する。
と、思いきや……鼻を近づけて、スンスンと匂いを嗅いだ。
(し、失礼な子っ)
ユタカの見た目は大人しそうで、品のある少年に見える。
礼儀もしっかりしていそうだし、頭も良さそう。さきほどの両親の件だって、私の気持ちに配慮できる優しい少年だ。
だからこそ、出された食事を訝しんで匂いを嗅ぐなんていう非礼をされるとは夢にも思っていなかった。
ユタカは匂いを嗅ぎ終え、少し躊躇した様子を見せて、次に覚悟を決めたようにスープを口の中に放り込んだ。
(この子は……奇抜な料理ならともかく、ただの野菜スープにそこまで警戒なんてする?)
料理には自信があったため、かなり傷つく。
(私って、そんなに料理下手に見えるの……?)
窓の近くにある小さな鏡に目を向ける。そこにはキノコ頭の妙な女が……。
(う、う~ん、たしかに怪しい。この格好じゃ……)
ゴクリと、スープが喉から胃に流れ込む音が耳に届いた。
音に気づいた私は、ユタカの評価を緊張しながら待つ。
ユタカは私を顔を見つめながら、にこやか笑顔と聞き慣れぬ言葉を交え、親指を立ててきた。
親指の意味はわからないけど、かなりの高評価のようだ。
彼の態度に気を良くした私はパンを勧める。
「パンも食べてみてくれ。私の焼いたパンなんだ。特製のバターと母さま直伝の果物を発酵させた酵母とやらを使っていて、町で売られている固くぼそぼそとしたパンと違い、綿のようにフワッフワなんだぞっ」
ユタカはパンを手に取り、弾力を確かめてパクリと頬張った。
そして、再び笑顔とともにこちらに親指を立てる。
「そうだろ、そうだろ。そのパンにスープを吸わせると、もっとおいしく食べられるぞっ」
私が動作を交え、そのことを伝える。
ユタカはすぐに理解して、パンをスープに浸してから口に運んだ。
するとまたもや親指を立てて、私に美味しいと伝えてくる。
ユタカは美味しそうに、私の作った食事を忙しなく口に運ぶ。
私は彼が食事を口に運んでいく様子がとても嬉しくて、ずっと眺めていた。
何者かわからぬ、言葉の通じぬ相手。警戒すべきかもしれない。
でも、今、この一時は、それを忘れていたい……。
ユタカはスープの一滴、パンの一欠けらも残さず、見事に料理を平らげた。
もっとも、元々量が少なめ、腹も空いていたはずだから当然だろうけど……そうであっても、嬉しい。
食事の終えた食器を戻すため、私はユタカにひと声かけてから部屋を出た。
台所へ向かい、食後の暖かなミルクを用意して、部屋へ戻りノックをする。
――コンコン
しかし、返事が聞こえない。
もう一度、ノックをする。
――コンコン、コンコンコン
返事を貰える気配がまるでない。
仕方ないので扉を開き中へ入ることにした。
「ユタカ、入るぞ……あっ」
ユタカはベッドに深く沈み、静かに寝息を立てていた。
(そっか、疲れてたんだ)
私はユタカに近づき、ふわりと毛布を体にかけて、音を立てぬようにそっと扉を閉め部屋を後にした。
ミルクを持ったまま、二階の自分の部屋に戻る。
せっかくのミルクだったが、これは自分がいただくことにした。
部屋に戻るなり、私は少しげんなりとする。
「あ~、片付けないと……うう、面倒」
散らかり放題の部屋。いつユタカに見られるかもわからない。
(上でユタカが寝ているから、音は立てられない……うん、明日にしようっと)
決して面倒臭いわけではないと何度も唱えながら、机のそばにある椅子に腰を掛けた。
この椅子は、私の部屋で数少ない腰を落ち着ける場所。
他に落ち着ける場所といったら、ベッドの上と鏡面台の前くらいしか残っていない。
ミルクの入ったコップを弄びながら、今日の出来事を頭の中でまとめようと考えを張り巡らせる。
しかし、謎だけが残り、わかったことはほとんどない。
「本当に謎だらけ。不思議な少年、というところかな。でも、悪い人ではない。そう、信じたいな……」
(よし、大丈夫。傷んでない。氷の魔法を使っておいてよかった。あとは、これを温めなおせば……でも、具がちょっと寂しい。そうだ、畑から適当に野菜を見繕ってこようかな?)
腹を空かせて待っているユタカのために急いで裏の畑に回り、葉物野菜を中心に収穫を終えて、野菜たちを包丁で煮込みやすく食べやすい大きさに切り、鍋に入れた。
盛り付け用の木皿は出しっぱなしだったので、表面を布巾でしっかり拭いておく。
「あとは、パンを用意して終わりと。スープの方はどうかな?」
煮立ったスープを木匙ですくい、火傷に気をつけながら味見をする。
「フーフー……うん、美味しい。ふふーん、我ながらいい腕してるっ」
鼻歌を交じえながら、底が深めの木皿にスープを盛りつけて、二個のパンを別の平たい木皿へと置いた。
そこで私は、はたと気づいた。
(え、鼻歌? どうして?)
そう、私は無意識に鼻歌を歌っていた。
(楽しいの? 何が? もしかして……ユタカの食事の用意をしているのが楽しいの?)
ずっと、私は私のためにだけ食事を用意してきた。
でも、今日は違う。他の誰かのために食事の用意をしている。
(そんな些細なことが、何故こんなにも……?)
弾む思いに気がついた途端、心の中に芽生えた不思議な感情は小さく萎んでいく。
(全く、何をやっているんだか? こんなことぐらいで、はしゃぐなんて……ユタカのこと、まだ何もわかっていないのに……)
彼が何者で、どこから来たのか全くの謎。彼は謎めいた人物。
私を魔女と知っていて、何かの罠に掛けようと企んでいる可能性だってある。
(引き締めないとっ)
私は両手で頬をパチリと叩き、気持ちを切り替えて、ユタカが休んでいる部屋へと食事を運んでいった。
三階に上がり扉をノック。ユタカの声が中から聞こえる。何を言ったのかはわからないけど、声の基調から入って大丈夫だと感じる。
扉を開けてすぐにユタカへ顔を向ける。彼は大人しくベッドの上で待っていたみたいだ。
もっとも、あの足の怪我では満足に動けないだろうけど。
「はい、食事を持ってきたぞ。野菜のスープとパン。少なくて申し訳ない。次はもっと良いもの作ってあげるからな」
お盆に載せた食事をベッドの近くにある小さな丸いテーブルに置いて、食べやすいようにテーブルをユタカの傍にずらす。
ユタカは頭を下げて、礼のような言葉を述べる。
私には、その態度が少々気になった。
(両親の時といい、随分と頻繁に頭を下げる子……)
会釈程度ならばわかるが、普通頭を下げるなんて目上の者ぐらいにしかしない。
それを礼とはいえ、見た目年下の私に深々と頭を下げるとは……。
(変わった子……)
私は目を細めて、観察するようにユタカを見つめる。
視線に気づいていない彼は、木製の匙を手に取ってスープをすくい、口元へ運び味を堪能する。
と、思いきや……鼻を近づけて、スンスンと匂いを嗅いだ。
(し、失礼な子っ)
ユタカの見た目は大人しそうで、品のある少年に見える。
礼儀もしっかりしていそうだし、頭も良さそう。さきほどの両親の件だって、私の気持ちに配慮できる優しい少年だ。
だからこそ、出された食事を訝しんで匂いを嗅ぐなんていう非礼をされるとは夢にも思っていなかった。
ユタカは匂いを嗅ぎ終え、少し躊躇した様子を見せて、次に覚悟を決めたようにスープを口の中に放り込んだ。
(この子は……奇抜な料理ならともかく、ただの野菜スープにそこまで警戒なんてする?)
料理には自信があったため、かなり傷つく。
(私って、そんなに料理下手に見えるの……?)
窓の近くにある小さな鏡に目を向ける。そこにはキノコ頭の妙な女が……。
(う、う~ん、たしかに怪しい。この格好じゃ……)
ゴクリと、スープが喉から胃に流れ込む音が耳に届いた。
音に気づいた私は、ユタカの評価を緊張しながら待つ。
ユタカは私を顔を見つめながら、にこやか笑顔と聞き慣れぬ言葉を交え、親指を立ててきた。
親指の意味はわからないけど、かなりの高評価のようだ。
彼の態度に気を良くした私はパンを勧める。
「パンも食べてみてくれ。私の焼いたパンなんだ。特製のバターと母さま直伝の果物を発酵させた酵母とやらを使っていて、町で売られている固くぼそぼそとしたパンと違い、綿のようにフワッフワなんだぞっ」
ユタカはパンを手に取り、弾力を確かめてパクリと頬張った。
そして、再び笑顔とともにこちらに親指を立てる。
「そうだろ、そうだろ。そのパンにスープを吸わせると、もっとおいしく食べられるぞっ」
私が動作を交え、そのことを伝える。
ユタカはすぐに理解して、パンをスープに浸してから口に運んだ。
するとまたもや親指を立てて、私に美味しいと伝えてくる。
ユタカは美味しそうに、私の作った食事を忙しなく口に運ぶ。
私は彼が食事を口に運んでいく様子がとても嬉しくて、ずっと眺めていた。
何者かわからぬ、言葉の通じぬ相手。警戒すべきかもしれない。
でも、今、この一時は、それを忘れていたい……。
ユタカはスープの一滴、パンの一欠けらも残さず、見事に料理を平らげた。
もっとも、元々量が少なめ、腹も空いていたはずだから当然だろうけど……そうであっても、嬉しい。
食事の終えた食器を戻すため、私はユタカにひと声かけてから部屋を出た。
台所へ向かい、食後の暖かなミルクを用意して、部屋へ戻りノックをする。
――コンコン
しかし、返事が聞こえない。
もう一度、ノックをする。
――コンコン、コンコンコン
返事を貰える気配がまるでない。
仕方ないので扉を開き中へ入ることにした。
「ユタカ、入るぞ……あっ」
ユタカはベッドに深く沈み、静かに寝息を立てていた。
(そっか、疲れてたんだ)
私はユタカに近づき、ふわりと毛布を体にかけて、音を立てぬようにそっと扉を閉め部屋を後にした。
ミルクを持ったまま、二階の自分の部屋に戻る。
せっかくのミルクだったが、これは自分がいただくことにした。
部屋に戻るなり、私は少しげんなりとする。
「あ~、片付けないと……うう、面倒」
散らかり放題の部屋。いつユタカに見られるかもわからない。
(上でユタカが寝ているから、音は立てられない……うん、明日にしようっと)
決して面倒臭いわけではないと何度も唱えながら、机のそばにある椅子に腰を掛けた。
この椅子は、私の部屋で数少ない腰を落ち着ける場所。
他に落ち着ける場所といったら、ベッドの上と鏡面台の前くらいしか残っていない。
ミルクの入ったコップを弄びながら、今日の出来事を頭の中でまとめようと考えを張り巡らせる。
しかし、謎だけが残り、わかったことはほとんどない。
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