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第三十章 ある一つの結末
笠鷺VSウード
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戦いの場は整った――
ウードは周囲を見回して、笑い声を上げる。
「ははは、大仰な結界だなぁ。これはみんなの期待に応えないと。なぁ、笠鷺?」
「ほざいてろっ」
笠鷺は草原を駆ける。
彼の周囲にはクラス5の火・水・風・雷の力が浮かぶ。
それを受けて、ウードも同じく魔法を浮かべた。
互いにクラス5の力をぶつけ合う。
同時に二人は空間を転移して空に浮かんだ。
クラス5の魔法たちも転移し、笠鷺、ウードの両名に襲いかかる。
二人は追撃してきた大魔法の流れを制御し、マフープへと還す。
そして、波長を同調――瞬時に敵の魔法を自分の魔力として身の内に取り込む。
間髪入れず、笠鷺は黄金の魔力を纏う魔法弾を連射する。
対してウードは、魔力濃度の高まった黄金の魔法弾に対抗すべく、一段と魔力を籠めた魔法弾を射出した。
数十の魔法弾が空中で激突し、爆音が響き渡る。
そのいくつかの魔法弾は転送の流れに乗り、二人の背後に回るが、二人も転送の流れに乗り、地上と空に現れる。
空に現れたウードは複数の魔法を地上にいる笠鷺へ放つ。
笠鷺はそれらを全て制御しマフープに還し、新たな魔法を刻んで、ウードへ打ち返す。
ウードはニヤリと笑い、巨大な炎の球体でその魔法弾を飲み込んだ。
そのまま炎は笠鷺のもとへ向かうが、すでに笠鷺は空へ転移し、クラス6の神なる魔法を放っていた。
「吹き飛べ、ウード!」
「吹き飛ぶのはお前だよ、笠鷺!」
ウードは笠鷺の放った魔法に魔法をぶつけることなく、その魔法の背後にクラス6の魔法を生み出し、彼の真正面から魔法をぶつける。
すかさず、笠鷺は目の前に現れた魔法を制御し、神なる魔法をマフープに還そうとした。
そこにウードの声が響く。
「心は水面に!」
ウードは笠鷺が放った魔法を制御し、マフープへ変えることなく、そのまま転送の流れに乗せて彼の頭上に神の魔法を落とした。
笠鷺の頭上と正面に、全てを破壊尽くす神の名を冠する魔法。
彼は目の前の魔法を制御するのがやっとで、頭上には対応できない。
「くそが!」
笠鷺は制御中のクラス6の魔法を結界へと変化させ辛うじて難を逃れたが、制御とクラス6の魔法の衝撃によって隙が生まれる。
その隙を見逃さず、ウードは三つのクラス6の魔法を唱え、笠鷺へぶつける。
「消えろっ」
ウードの声が魔法の先を駆け抜ける。
だが、そこに笠鷺はいない。
「消えんのはお前だよっ!」
すでに転送で移動した笠鷺はウードの背後に現れた。
彼は次元を引き裂いて、ウードの両断を試みる。
しかし、ウードは即座に漂うマフープの欠片を集め、壁とし、空間の爪を剥がし折る――。
広がりつ続ける、大魔法の輝き。
それらはマフープへ還元されて、一部は二人の身体に戻り、残りは空や草原に濃いマフープの海を作る。
笠鷺とウードはその海から新たなる魔法を創り出す。
草原に広がるマフープの海原から魔法の剣が生まれる。
空を覆うマフープの雲海から魔法の矢が生まれる。
地上と空から魔力の刃が降り注ぎ、二人の姿を覆い隠していく。
刃は真っ直ぐと向かわず、転送の流れに乗り、視線の及ばぬ場所から襲いかかる。
だが、刃が彼らを射止めることはない!
二人は刃の流れを制御し、それらの一部はマフープに還し、一部は新たな刃として生まれ変わらせる。
さらには新たな魔法を生み出し、空や地上を埋め尽くしていく。
あらゆる魔法という魔法が埋め尽くす草原。空。
二人はその草原を、空を、全てを自由に駆けて魔法を生み出し続ける。
無限の魔法を生み出す彼らの姿に、皆は戦いの場を忘れ、言葉を失い、心を奪われる。
エクレルは、かつ消えかつ結ぶ玲瓏たる魔法を瞳に宿しつつ、アプフェルとパティへ言葉を渡した。
「二人とも、よく見ておきなさい。これは魔導の頂に立つ者たちの戦い。私たち魔導士が辿り着く場所よ」
二人はエクレルの言葉を無言で受け取る。
笠鷺とウードによって生み出された魔法はマフープに還元されて、新たな魔法への転生を繰り返す。
どれだけ魔法を尽くそうとも、彼らに触れれば、無垢な存在へと還元される。
上下なく、左右なく、自由奔放に舞う魔法たちは様々な色や顔や形を見せ続ける。
それは始まりを遠き彼方に置き、終わりなき場所にて永遠を産み続ける夢想の姿――――絶対に尽きぬ、魔導の狂宴。
ウードは空にふわりと身を預けたまま、同じく浮遊の魔法を操り空に足を降ろす笠鷺に笑みを見せた。
「ふふ、お互い、制御力は譲らず。魔法じゃ、決着がつかないかな?」
「そうでもないだろ。僅かでも隙が生まれれば、そこに魔法を叩き込む。それだけだ」
「ふんっ。まったく、魔力の量と大きさだと俺の方が遥かに上なのに、制御力のせいで差がないときたもんだ。だけど……」
ウードはねちゃりと笑い、大気中に混ざるマフープの姿を見つめる。
「笠鷺。お前、どういうわけか、自然回復ができないみたいだな」
「……だから?」
「魔力の大きさは俺が圧倒。さらには魔力量に差があり、戦闘中に自然回復もままならない……激しい戦闘を行えば行うほど、お前は魔力を失っていく……結果が見えたな」
「アホか、元々戦闘中の自然回復なんてたかが知れてるだろ。だったら、いつもの戦いと同じ。疲弊して、魔力が枯渇するのと変わらない」
「俺が言いたいことはそこじゃない。戦いは一見、千日手を模様している……だけど、笠鷺。お前は身体機能の強化に魔力を回してる分、魔力消費の無駄が俺より多い」
これはウードの言葉通りだった。
ウードは地蔵菩薩の加護を受けた肉体を操っている。
対する笠鷺は、地球の普通の少年の肉体。
この激しい戦闘についていくためには、魔力を使い肉体を補強するしかない。
ただでさえ、魔力量はウードが圧倒しているというのに、この消費は非常に厳しいもの。
笠鷺はそれらの魔力を補うために、ウードの魔法や自身が放った魔法をマフープに還元し魔力回復に当てているが、激闘の中、全てを還元できるわけもなく、まったく追いついていない。
だが、笠鷺は不敵な笑みを浮かべ、言葉を返す。
「お前だって、俺の魔法に対抗するためには、より多めの魔力を使わないといけないじゃんか」
そう言葉を産み、彼は黄金の魔力で身を包む。
黄金の魔力には二つの特性がある。
一つは、現在《いま》ある時で身を包み、亜空間を無事に渡れるという特性。
もう一つは、魔力濃度が高いため、通常魔法でも威力が増大するという特性。
つまり、笠鷺の放った炎の魔法ミカを相殺しようとすれば、ウードはミカへ余分に魔力を籠めなければならない。
その消費量は笠鷺の肉体強化の比ではない……だが。
ウードは赤黒い魔力を放出する。
それは笠鷺のものとは比べ物にならない、強さ、量を誇っていた。
いくら、ウードの消費が笠鷺の消費を上回ろうとも、その差は歴然――埋まらない。
ウードは笠鷺の笑みに対して、気怠そうに息を吐く。
「お前の消費魔力は回復を上回っている。あと小一時間ほど戦いを続ければ、立っていることもできなくなりそうだけど、それはだるいなぁ~」
「そう言わず、付き合えよ。ほら、大魔法撃ってこい」
「わざわざ回復させてたまるかっての。ったく、互いに制御の頂に立つ者同士の戦いはめんどいねぇ~。だったら……」
ウードは片眉を跳ね、自身の前に黒い渦を産んだ。
ウードは周囲を見回して、笑い声を上げる。
「ははは、大仰な結界だなぁ。これはみんなの期待に応えないと。なぁ、笠鷺?」
「ほざいてろっ」
笠鷺は草原を駆ける。
彼の周囲にはクラス5の火・水・風・雷の力が浮かぶ。
それを受けて、ウードも同じく魔法を浮かべた。
互いにクラス5の力をぶつけ合う。
同時に二人は空間を転移して空に浮かんだ。
クラス5の魔法たちも転移し、笠鷺、ウードの両名に襲いかかる。
二人は追撃してきた大魔法の流れを制御し、マフープへと還す。
そして、波長を同調――瞬時に敵の魔法を自分の魔力として身の内に取り込む。
間髪入れず、笠鷺は黄金の魔力を纏う魔法弾を連射する。
対してウードは、魔力濃度の高まった黄金の魔法弾に対抗すべく、一段と魔力を籠めた魔法弾を射出した。
数十の魔法弾が空中で激突し、爆音が響き渡る。
そのいくつかの魔法弾は転送の流れに乗り、二人の背後に回るが、二人も転送の流れに乗り、地上と空に現れる。
空に現れたウードは複数の魔法を地上にいる笠鷺へ放つ。
笠鷺はそれらを全て制御しマフープに還し、新たな魔法を刻んで、ウードへ打ち返す。
ウードはニヤリと笑い、巨大な炎の球体でその魔法弾を飲み込んだ。
そのまま炎は笠鷺のもとへ向かうが、すでに笠鷺は空へ転移し、クラス6の神なる魔法を放っていた。
「吹き飛べ、ウード!」
「吹き飛ぶのはお前だよ、笠鷺!」
ウードは笠鷺の放った魔法に魔法をぶつけることなく、その魔法の背後にクラス6の魔法を生み出し、彼の真正面から魔法をぶつける。
すかさず、笠鷺は目の前に現れた魔法を制御し、神なる魔法をマフープに還そうとした。
そこにウードの声が響く。
「心は水面に!」
ウードは笠鷺が放った魔法を制御し、マフープへ変えることなく、そのまま転送の流れに乗せて彼の頭上に神の魔法を落とした。
笠鷺の頭上と正面に、全てを破壊尽くす神の名を冠する魔法。
彼は目の前の魔法を制御するのがやっとで、頭上には対応できない。
「くそが!」
笠鷺は制御中のクラス6の魔法を結界へと変化させ辛うじて難を逃れたが、制御とクラス6の魔法の衝撃によって隙が生まれる。
その隙を見逃さず、ウードは三つのクラス6の魔法を唱え、笠鷺へぶつける。
「消えろっ」
ウードの声が魔法の先を駆け抜ける。
だが、そこに笠鷺はいない。
「消えんのはお前だよっ!」
すでに転送で移動した笠鷺はウードの背後に現れた。
彼は次元を引き裂いて、ウードの両断を試みる。
しかし、ウードは即座に漂うマフープの欠片を集め、壁とし、空間の爪を剥がし折る――。
広がりつ続ける、大魔法の輝き。
それらはマフープへ還元されて、一部は二人の身体に戻り、残りは空や草原に濃いマフープの海を作る。
笠鷺とウードはその海から新たなる魔法を創り出す。
草原に広がるマフープの海原から魔法の剣が生まれる。
空を覆うマフープの雲海から魔法の矢が生まれる。
地上と空から魔力の刃が降り注ぎ、二人の姿を覆い隠していく。
刃は真っ直ぐと向かわず、転送の流れに乗り、視線の及ばぬ場所から襲いかかる。
だが、刃が彼らを射止めることはない!
二人は刃の流れを制御し、それらの一部はマフープに還し、一部は新たな刃として生まれ変わらせる。
さらには新たな魔法を生み出し、空や地上を埋め尽くしていく。
あらゆる魔法という魔法が埋め尽くす草原。空。
二人はその草原を、空を、全てを自由に駆けて魔法を生み出し続ける。
無限の魔法を生み出す彼らの姿に、皆は戦いの場を忘れ、言葉を失い、心を奪われる。
エクレルは、かつ消えかつ結ぶ玲瓏たる魔法を瞳に宿しつつ、アプフェルとパティへ言葉を渡した。
「二人とも、よく見ておきなさい。これは魔導の頂に立つ者たちの戦い。私たち魔導士が辿り着く場所よ」
二人はエクレルの言葉を無言で受け取る。
笠鷺とウードによって生み出された魔法はマフープに還元されて、新たな魔法への転生を繰り返す。
どれだけ魔法を尽くそうとも、彼らに触れれば、無垢な存在へと還元される。
上下なく、左右なく、自由奔放に舞う魔法たちは様々な色や顔や形を見せ続ける。
それは始まりを遠き彼方に置き、終わりなき場所にて永遠を産み続ける夢想の姿――――絶対に尽きぬ、魔導の狂宴。
ウードは空にふわりと身を預けたまま、同じく浮遊の魔法を操り空に足を降ろす笠鷺に笑みを見せた。
「ふふ、お互い、制御力は譲らず。魔法じゃ、決着がつかないかな?」
「そうでもないだろ。僅かでも隙が生まれれば、そこに魔法を叩き込む。それだけだ」
「ふんっ。まったく、魔力の量と大きさだと俺の方が遥かに上なのに、制御力のせいで差がないときたもんだ。だけど……」
ウードはねちゃりと笑い、大気中に混ざるマフープの姿を見つめる。
「笠鷺。お前、どういうわけか、自然回復ができないみたいだな」
「……だから?」
「魔力の大きさは俺が圧倒。さらには魔力量に差があり、戦闘中に自然回復もままならない……激しい戦闘を行えば行うほど、お前は魔力を失っていく……結果が見えたな」
「アホか、元々戦闘中の自然回復なんてたかが知れてるだろ。だったら、いつもの戦いと同じ。疲弊して、魔力が枯渇するのと変わらない」
「俺が言いたいことはそこじゃない。戦いは一見、千日手を模様している……だけど、笠鷺。お前は身体機能の強化に魔力を回してる分、魔力消費の無駄が俺より多い」
これはウードの言葉通りだった。
ウードは地蔵菩薩の加護を受けた肉体を操っている。
対する笠鷺は、地球の普通の少年の肉体。
この激しい戦闘についていくためには、魔力を使い肉体を補強するしかない。
ただでさえ、魔力量はウードが圧倒しているというのに、この消費は非常に厳しいもの。
笠鷺はそれらの魔力を補うために、ウードの魔法や自身が放った魔法をマフープに還元し魔力回復に当てているが、激闘の中、全てを還元できるわけもなく、まったく追いついていない。
だが、笠鷺は不敵な笑みを浮かべ、言葉を返す。
「お前だって、俺の魔法に対抗するためには、より多めの魔力を使わないといけないじゃんか」
そう言葉を産み、彼は黄金の魔力で身を包む。
黄金の魔力には二つの特性がある。
一つは、現在《いま》ある時で身を包み、亜空間を無事に渡れるという特性。
もう一つは、魔力濃度が高いため、通常魔法でも威力が増大するという特性。
つまり、笠鷺の放った炎の魔法ミカを相殺しようとすれば、ウードはミカへ余分に魔力を籠めなければならない。
その消費量は笠鷺の肉体強化の比ではない……だが。
ウードは赤黒い魔力を放出する。
それは笠鷺のものとは比べ物にならない、強さ、量を誇っていた。
いくら、ウードの消費が笠鷺の消費を上回ろうとも、その差は歴然――埋まらない。
ウードは笠鷺の笑みに対して、気怠そうに息を吐く。
「お前の消費魔力は回復を上回っている。あと小一時間ほど戦いを続ければ、立っていることもできなくなりそうだけど、それはだるいなぁ~」
「そう言わず、付き合えよ。ほら、大魔法撃ってこい」
「わざわざ回復させてたまるかっての。ったく、互いに制御の頂に立つ者同士の戦いはめんどいねぇ~。だったら……」
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