240 / 286
第二十七章 女神コトア
いきなり想定外
しおりを挟む
笠鷺がアクタへ訪れた。
その姿を見て、私は頭を抱える。
「なんでこの子ッ、女の子の姿をしてるんだよ~!?」
今まで色んな世界から無を経由し笠鷺が訪れた。
だけど、一度たりとも女の姿で訪れたことはない。
「もう、地蔵菩薩は気づかなかったのかなっ?」
少年もとい少女を睨みつける。
すると、彼女の中に眠る前世の魂が激しい輝きを見せていた。
「あれのせいで、性別を勘違いしたとか? そっか、記憶に触れる力を与えたことで、早速彼女が主張を……」
私とドリアードが与えた力で、妲己なる人物が現れるのは計画の内だった。
「でも、こうも早く現れるなんて。どうしよう、計画の第一歩が想定外なんて……」
多くの情報を積み重ね、人のように予測する力を手に入れたつもりだった。
だけど、人の行動は想像の斜め上を平気で歩く。
「しょうがない。このままでも計画を続行できるかどうか確認しよっと」
私は急ぎ、監視者たちに気づかれないように注意を払いつつ、見ていい範囲で様々な場面を見つめる。
「…………トーラスイディオムを動かせば、何とか近藤ちゃんの場面を生み出せそう。その代わり、サダの出番は無しになるかな。アプフェルちゃん、ごめんね。最強の魔導士になれる予定だったのに」
いきなり計画が狂ったけど修正すれば可能とわかり、そのまま続行することに決めた。
私は監視者たちの目とサシオンの目を誤魔化しつつ、サダを使い、道を作っていく。
途中でサシオンはなんとなく私の企みに気づいたみたい。
だけど、何も言ってこない。
地上から戻った彼は地下深くで結界を補修しているはずの私の本体を守護しつつ、無言で立ち続けている。
その様子をこっそりと、もう一人の小さな私が見つめる。
彼は私をチラリと見て、小さく息を漏らし、視線を何もない場所へ移した。
「なに、いまの? サシオンも何か企んでるっぽい感じが……」
サシオンは人だけど、神と同等に先を見る力に長けている。
それは予知というものではなく、今の私のように情報を積み重ね未来を覗く力。
「うぬぬっ、こればっかりはサシオンの方が上回ってるからなぁ。サシオンめ、私とは違う何かを見てるな!」
彼が邪魔をしないところを見ると、これから先、彼にとって都合の良い展開が待ってるように思える。
残念だけど、監視者たちの目を誤魔化すことと笠鷺の行動予測で手一杯の私には、サシオンが見ているものを見る余裕はない。
「ま、いっか。邪魔されないだけ良しとしよっと。だからといって、楽になるわけじゃないけどねぇ」
サシオンは見逃してくれてるようだけど、監視者たちの目は厳しく、なかなか思うように動けない。
「もっと、笠鷺にヒントを与えたいんだけど、無理っぽい。このままだとあの子は気づかないまま終える……もう少し、様子を見てみよう」
笠鷺は仲間と出会い、情を育み、剣や魔法の腕を磨いていく。
そして、英雄祭で近藤ちゃんと出会う。
「よっしっ。ここまでは予定通り。さ~て、次はサダの出番だね」
彼を使い、黒騎士と笠鷺を引き合わせる。
そこで近藤ちゃんの死を目の当たりにした彼は、後悔を恐れるようになった。
「うん、今後笠鷺はウードの力を借りることに躊躇いを見せない。よしよし。近藤ちゃん、ご苦労様。お礼に私の遊び相手に任命してあげるねっ」
近藤ちゃんを私の部屋に呼んだ。
彼ならサシオンより弱いからゲームが成立すると思ったけど……クッ、ここでも想定外。
「また負けた~!! なんでそんなに甲羅とバナナの扱い方が上手いのっ!?」
「はは、すみません。勝ってばっかりで」
「ムキ~!」
「ちょっと、いたたた、いたたたたた」
腹いせに腕の関節を決めてやった。
――まぁ、紆余曲折はあったけど今のところ順調。
エクレルちゃんが教会に相談しかけたのはちょっと危なかったけど。
でも、それ自体を私の計画へ即座に組み込んだ。
もう~、自分の才能が怖いっ!
と、浮かれていたのも束の間、とんでもない事態が起こる。
「どうして、どうして、ここでアプフェルちゃんが無に落ちるの!?」
亜空間転送魔法を行っている最中、アプフェルちゃんが線から足を踏み外して無に落ちちゃった……。
「もしかして、当初の予定ではアプフェルちゃんは重要な役目を負っていたから? その名残がこんなことに? もうっ、私のバカバカバカ。神なのに詰めが甘すぎるっ。やっぱり、人間みたいに予測して行動するのは限界があるよ!」
これは完全に想定外の出来事。
つまり、これから何が起こるのかわからなくなったということ。
このままだと計画が破綻する。
私は急いで、修正に走る。
そこに重ねて想定外が起きる。
「え!?」
アプフェルちゃんを救う存在が現れた。
その存在はアプフェルちゃんを救い、自分が管轄する場所へ送り届けた。
「どうして……もしかして、気になっていたってこと? ずっと見張ってた?」
一度、関わった出来事。
だから、見過ごせなかったみたい。
「ふ~ん、有の存在の割には人に対して優しいんだから。もっとも、私もその思いを利用したんだけどね。だけど、知らないよ。さすがに今のは監視者たちの目に止まったはず。罰を受けるだろうなぁ……あっ」
朧げに、先の場面が見える。
それはまだ、計画の続行が可能だという証。
「そっか。ここからそう繋げばいいんだ。しかし、アプフェルちゃんはどう転んでも大変だねぇ。当初の予定ではサダと笠鷺の戦いに巻き込まれて……最後にはサダの心を救う役目だったんだけど」
アプフェルちゃんは計画の要だった。
彼女は空間魔法を巧みに操り、地球からサダの家族を引き連れて、サダの心を救う役目を負っていた。
「どちらにしろ、辛い役目を背負うことになるんだ。アプフェルちゃんの命が終えたらMVPをあげないと……さて、これからは」
場面を飛ぶ。
私はリーベンで、笠鷺と深い関係にある者を使いメッセージを送る。
このメッセージにはかな~り、頭を悩ませた。
まず、監視者たちの目があるから、長時間の接触はできない。
その間に、言葉という未発達な伝達手段で、必要最低限の情報を伝えなければならない。
「もう、テレパシーが使えたらなぁ。使ったら、監視者たちにバレるだろうし……。何とか、メッセージを凝縮してっと。どんな風に声を掛けようかなぁ」
――パターン1・厳かに。
「我が名は女神コトア。笠鷺燎よ。汝に~~」
これはダメだ。私っぽくないし、余計な言い回しで無駄に時間を食う。
――パターン2・いつもの私。
「やっほ~、燎ちゃん。今日は君に伝えたことがあって来ちゃったっ」
これもダメだ。さすがに威厳が無さ過ぎて、私を女神だと認識してくれないかも。
色々と悩んだ結果、最も面白みのない無難な言葉に落ち着いた。
『引き出しの知識は脳の中だけで留まらない。アクタと繋がり、先にある無の全てに繋がっている。そしてそれは、君の魂だけに宿る力。想像は創造を紡ぎ、情報を手繰り…………ばーか』
ちょっと、堅苦しかったかな?
つい、悪口まで言っちゃったし。それに――
「半端なメッセージ。これじゃ足らない。全然足らない。もっと、ちゃんとしたヒントをあげたいけど、あまり私の意志を強く見せると監視者たちに見つかるし。もう~もどかしいっ」
場面をお茶をしていた部屋に戻す。
笠鷺はウードに敗れ、無に落ちた。
「というわけで、ここまでつながるわけだけど……これ以上の場面を見れない。いよいよ監視者たちに見つかっちゃう。とりあえず、場面の統合を図って私を繋げないと」
多くの場面に存在する私たちの記憶を統合する。
これにより、ここまで起きてきたことで意外な出来事は一切なくなり、全ては私の知る範囲のものとなった。
「……ここから先は、笠鷺任せ。私の予想が当たれば、あの子は届くはず。それでも届かないなら監視者たちの目を無視してでも、直接教えてあげないと。そして、おそらくそれは、最後の最後の瞬間……ふふ」
笑いが漏れ出る。
それは神である私が、不完全な言葉を使っているから。
「はず、おそらく……神にあるまじき言葉。でも、仕方ないよね。今の私は人の真似事してるんだから……さてと、どうしよ? こっそり、見に行こうかな」
無へ移動する。
そこにあるのは笠鷺燎の存在だけ……。
「私は見ることしかできない。でも、大丈夫っ。心強い味方が君の魂に刻まれているんだからね!」
その姿を見て、私は頭を抱える。
「なんでこの子ッ、女の子の姿をしてるんだよ~!?」
今まで色んな世界から無を経由し笠鷺が訪れた。
だけど、一度たりとも女の姿で訪れたことはない。
「もう、地蔵菩薩は気づかなかったのかなっ?」
少年もとい少女を睨みつける。
すると、彼女の中に眠る前世の魂が激しい輝きを見せていた。
「あれのせいで、性別を勘違いしたとか? そっか、記憶に触れる力を与えたことで、早速彼女が主張を……」
私とドリアードが与えた力で、妲己なる人物が現れるのは計画の内だった。
「でも、こうも早く現れるなんて。どうしよう、計画の第一歩が想定外なんて……」
多くの情報を積み重ね、人のように予測する力を手に入れたつもりだった。
だけど、人の行動は想像の斜め上を平気で歩く。
「しょうがない。このままでも計画を続行できるかどうか確認しよっと」
私は急ぎ、監視者たちに気づかれないように注意を払いつつ、見ていい範囲で様々な場面を見つめる。
「…………トーラスイディオムを動かせば、何とか近藤ちゃんの場面を生み出せそう。その代わり、サダの出番は無しになるかな。アプフェルちゃん、ごめんね。最強の魔導士になれる予定だったのに」
いきなり計画が狂ったけど修正すれば可能とわかり、そのまま続行することに決めた。
私は監視者たちの目とサシオンの目を誤魔化しつつ、サダを使い、道を作っていく。
途中でサシオンはなんとなく私の企みに気づいたみたい。
だけど、何も言ってこない。
地上から戻った彼は地下深くで結界を補修しているはずの私の本体を守護しつつ、無言で立ち続けている。
その様子をこっそりと、もう一人の小さな私が見つめる。
彼は私をチラリと見て、小さく息を漏らし、視線を何もない場所へ移した。
「なに、いまの? サシオンも何か企んでるっぽい感じが……」
サシオンは人だけど、神と同等に先を見る力に長けている。
それは予知というものではなく、今の私のように情報を積み重ね未来を覗く力。
「うぬぬっ、こればっかりはサシオンの方が上回ってるからなぁ。サシオンめ、私とは違う何かを見てるな!」
彼が邪魔をしないところを見ると、これから先、彼にとって都合の良い展開が待ってるように思える。
残念だけど、監視者たちの目を誤魔化すことと笠鷺の行動予測で手一杯の私には、サシオンが見ているものを見る余裕はない。
「ま、いっか。邪魔されないだけ良しとしよっと。だからといって、楽になるわけじゃないけどねぇ」
サシオンは見逃してくれてるようだけど、監視者たちの目は厳しく、なかなか思うように動けない。
「もっと、笠鷺にヒントを与えたいんだけど、無理っぽい。このままだとあの子は気づかないまま終える……もう少し、様子を見てみよう」
笠鷺は仲間と出会い、情を育み、剣や魔法の腕を磨いていく。
そして、英雄祭で近藤ちゃんと出会う。
「よっしっ。ここまでは予定通り。さ~て、次はサダの出番だね」
彼を使い、黒騎士と笠鷺を引き合わせる。
そこで近藤ちゃんの死を目の当たりにした彼は、後悔を恐れるようになった。
「うん、今後笠鷺はウードの力を借りることに躊躇いを見せない。よしよし。近藤ちゃん、ご苦労様。お礼に私の遊び相手に任命してあげるねっ」
近藤ちゃんを私の部屋に呼んだ。
彼ならサシオンより弱いからゲームが成立すると思ったけど……クッ、ここでも想定外。
「また負けた~!! なんでそんなに甲羅とバナナの扱い方が上手いのっ!?」
「はは、すみません。勝ってばっかりで」
「ムキ~!」
「ちょっと、いたたた、いたたたたた」
腹いせに腕の関節を決めてやった。
――まぁ、紆余曲折はあったけど今のところ順調。
エクレルちゃんが教会に相談しかけたのはちょっと危なかったけど。
でも、それ自体を私の計画へ即座に組み込んだ。
もう~、自分の才能が怖いっ!
と、浮かれていたのも束の間、とんでもない事態が起こる。
「どうして、どうして、ここでアプフェルちゃんが無に落ちるの!?」
亜空間転送魔法を行っている最中、アプフェルちゃんが線から足を踏み外して無に落ちちゃった……。
「もしかして、当初の予定ではアプフェルちゃんは重要な役目を負っていたから? その名残がこんなことに? もうっ、私のバカバカバカ。神なのに詰めが甘すぎるっ。やっぱり、人間みたいに予測して行動するのは限界があるよ!」
これは完全に想定外の出来事。
つまり、これから何が起こるのかわからなくなったということ。
このままだと計画が破綻する。
私は急いで、修正に走る。
そこに重ねて想定外が起きる。
「え!?」
アプフェルちゃんを救う存在が現れた。
その存在はアプフェルちゃんを救い、自分が管轄する場所へ送り届けた。
「どうして……もしかして、気になっていたってこと? ずっと見張ってた?」
一度、関わった出来事。
だから、見過ごせなかったみたい。
「ふ~ん、有の存在の割には人に対して優しいんだから。もっとも、私もその思いを利用したんだけどね。だけど、知らないよ。さすがに今のは監視者たちの目に止まったはず。罰を受けるだろうなぁ……あっ」
朧げに、先の場面が見える。
それはまだ、計画の続行が可能だという証。
「そっか。ここからそう繋げばいいんだ。しかし、アプフェルちゃんはどう転んでも大変だねぇ。当初の予定ではサダと笠鷺の戦いに巻き込まれて……最後にはサダの心を救う役目だったんだけど」
アプフェルちゃんは計画の要だった。
彼女は空間魔法を巧みに操り、地球からサダの家族を引き連れて、サダの心を救う役目を負っていた。
「どちらにしろ、辛い役目を背負うことになるんだ。アプフェルちゃんの命が終えたらMVPをあげないと……さて、これからは」
場面を飛ぶ。
私はリーベンで、笠鷺と深い関係にある者を使いメッセージを送る。
このメッセージにはかな~り、頭を悩ませた。
まず、監視者たちの目があるから、長時間の接触はできない。
その間に、言葉という未発達な伝達手段で、必要最低限の情報を伝えなければならない。
「もう、テレパシーが使えたらなぁ。使ったら、監視者たちにバレるだろうし……。何とか、メッセージを凝縮してっと。どんな風に声を掛けようかなぁ」
――パターン1・厳かに。
「我が名は女神コトア。笠鷺燎よ。汝に~~」
これはダメだ。私っぽくないし、余計な言い回しで無駄に時間を食う。
――パターン2・いつもの私。
「やっほ~、燎ちゃん。今日は君に伝えたことがあって来ちゃったっ」
これもダメだ。さすがに威厳が無さ過ぎて、私を女神だと認識してくれないかも。
色々と悩んだ結果、最も面白みのない無難な言葉に落ち着いた。
『引き出しの知識は脳の中だけで留まらない。アクタと繋がり、先にある無の全てに繋がっている。そしてそれは、君の魂だけに宿る力。想像は創造を紡ぎ、情報を手繰り…………ばーか』
ちょっと、堅苦しかったかな?
つい、悪口まで言っちゃったし。それに――
「半端なメッセージ。これじゃ足らない。全然足らない。もっと、ちゃんとしたヒントをあげたいけど、あまり私の意志を強く見せると監視者たちに見つかるし。もう~もどかしいっ」
場面をお茶をしていた部屋に戻す。
笠鷺はウードに敗れ、無に落ちた。
「というわけで、ここまでつながるわけだけど……これ以上の場面を見れない。いよいよ監視者たちに見つかっちゃう。とりあえず、場面の統合を図って私を繋げないと」
多くの場面に存在する私たちの記憶を統合する。
これにより、ここまで起きてきたことで意外な出来事は一切なくなり、全ては私の知る範囲のものとなった。
「……ここから先は、笠鷺任せ。私の予想が当たれば、あの子は届くはず。それでも届かないなら監視者たちの目を無視してでも、直接教えてあげないと。そして、おそらくそれは、最後の最後の瞬間……ふふ」
笑いが漏れ出る。
それは神である私が、不完全な言葉を使っているから。
「はず、おそらく……神にあるまじき言葉。でも、仕方ないよね。今の私は人の真似事してるんだから……さてと、どうしよ? こっそり、見に行こうかな」
無へ移動する。
そこにあるのは笠鷺燎の存在だけ……。
「私は見ることしかできない。でも、大丈夫っ。心強い味方が君の魂に刻まれているんだからね!」
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる