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第二十一章 道を歩む
VS二龍
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俺はサシオンから受け取った長剣を握り締め、パスティスを睨み、構える。
パティは要に黄金の宝石光る白銀の鉄扇をバスクへ向ける。
それを受けて、パスティスは両腕を伸ばし構えを取り、バスクは魔導杖に魔力を注ぎ込み始めた。
俺は二人に話しかける。
「そっちの神輿と、俺たちの神輿。どっちが王に相応しいか、勝負と行こうか。パスティス、バスク」
「ほぉ、我ら六龍とやり合えると?」
「面白い冗談だね」
パティは寒風吹鳴する平原には見合わぬ一筋の汗を落とす。
「六龍? 戦いの前に笑わせないでくれます。守護すべき相手に刃を向けた逆賊でしょう!」
パティの挑発に、バスクは無言で魔力を高める。
俺は剣柄をしっかりと握り、パティへ一言声を掛けた。
「バスクは任せた。俺はパスティスを潰す!」
「ええ、任されましたわっ!」
パティは瞬時に魔力を高め、クラス4の炎の呪文、ミカハヤノをバスクに放った。
バスクも同じくミカハヤノを放つ。
二つの巨炎は二人の間でぶつかり、地面が怯える衝撃を生んだ。
パティは悠然と構え、バスクを見据える
「さすがは女神の装具。やりますわね」
「それはこっちのセリフだよ。良い魔道具を手にしているとはいえ、あれほどの魔法を瞬時に操れるなんて」
「努力を重ねましたから……もう、あのような悔しい思いをしないために!」
パティの脳裏には黒騎士の影が過ぎったのだろうか。
シュラク村で見せた、苦悶の表情を浮かばせる。
だけどすぐに、戦いに臨む一人の戦士へと表情を戻す。
「では、行きますわよ。六龍、蒼の死神バスク!」
「ええ、いつでもどうぞ。美しき雛鳥、パティスリー=ピール=フィナンシェ」
二人は巨大な魔力を操り、空と大地が震える戦いを続ける。
俺はそれを見ながら、ティラに声を掛けた。
「こわっ。ティラ、後ろに下がってろ」
「うむ、頼んだぞ」
「任せときなって」
俺はサバランさんのように、ピッと指先をティラに振るう。
そして、前に立つパスティスへ体を向けた。
「俺たちもやり合おうかね」
「フンッ、随分と落ち着いているな」
「パスティス……あんたは強い。単純な実力なら俺よりも上。以前だったら、ビビッて取り乱していただろうよ。でも、俺はもっと恐ろしい存在を知っている。あんたからは黒騎士ほどの恐怖を感じない」
「ぬっ」
「そして、トーラスイディオムよりもな」
「時の龍か。王都近くに奇妙な力を感じていたが、神龍だったとは……まさか、お前が退けたのか?」
「だとしたら?」
俺は剣を両手で握り締め、パスティスに闘気をぶつける。
それに応え、彼も両腕に力を乗せた。
「楽しみだっ!」
パスティスが大地を蹴り上げた瞬間、俺の目の前に現れた。
豪腕が音を切り、顔に迫る。
それを紙一重でかわし、剣で彼の顔を突いた。
パスティスもまた、それを紙一重でかわす。
俺たちは後ろに飛び退き、距離を取る。
二つの頬に、血が流れ落ちる……。
「いつぅ。ったく、乙女の顔に何してくれるんだよ?」
「フフ、乙女? 毒婦の間違いでは?」
「ひっで……だけど、今のでわかった」
「なにをだ?」
「決して、届かない相手じゃないって」
「フンッ、婦人の戯言は、いつの世も男には理解できぬ」
「婦人……う~ん、それにはめっちゃ反論したい」
「ん?」
「ま、いいや。続けよっか」
俺は魔力を高め、全身を黄金の光で包む。
急激な力の高まりに、パスティスは唸り声を上げた。
「ぬぅぅ、これはっ」
「さぁ、始めよう。とことんなっ」
俺は左手にクラス4の雷撃呪文、タケヅチカライを宿し放つ。
黄金に染まる高純度の魔力から放たれた魔法は、本来の威力を遥かに超える。
その力にパスティスは目を見開く。
僅かに生まれる隙。
俺は雷撃魔法の後ろにぴたりとつき、それを盾として踏み込み剣で襲いかかった。
だが、パスティスは冷静に雷撃を躱し、剣をも躱す。
虚しく空を切る魔法と剣。
無防備となった俺にパスティスはカウンターを仕掛ける。
彼は左足でしっかりと大地を踏みしめ軸を作り、巨石を彷彿とさせる太い右足をぶつけてきた。
右足は魔力を帯び、力は大きな渦を生む。
俺は渦を見つめる。
(渦……魔力であれ、肉体の力であれ、そこには流れがある!)
渦巻く力の奔流――だけど、流れ把握すれば受け流すなど、俺なら容易い!
力の流れを読みきり、左手のみで右足を上へと弾く。
「なにっ!?」
驚愕するパスティス。
バランスを崩した彼の懐に飛び込み、一閃。
「クッ、させるかっ!」
彼は剛腕で剣の腹を叩き、捻じ伏せる。
その衝撃で俺の右手に痺れが走る。
「チッ、いたた。今の欲しかったなぁ」
「貴様、いま何を?」
「何って、あんたの力の流れを読み切って、受け流しただけだよ」
「なっ!? 貴様は剣や魔法のみだけではなく、武をも修めているのか?」
「武? う~ん、授業で柔道やった程度だけど。ま、いろいろ組み合わせて何とかなってるみたい感じかな」
「じゅうどう……? 聞かぬ武術だが、少なくとも全く知らぬわけではないというわけか。そして、その武術。それはどうやら、肉体の力を極限に高めるジョウハク国の武術とは違う、静をもって動を鎮める武術のようだな」
「え? よくわかんないけど、柔よく剛を制すみたいな?」
「フフ、所違えど、行きつく先は二つ。動か静か……フンッ、面白い。武の切れといい、不可思議な魔法の威力といい、ここからは本気を出すとしよう!」
パスティスが身に纏う女神の黒き装具から、白き気焔が立ち昇る。
気焔は全身の筋肉を充足させ、彼の身体を一回り大きく変化させる。
「……行くぞっ、ヤツハ。黒騎士とトーラスイディオムに見せた力っ、この六龍パスティスに見せてみよっ!!」
パティは要に黄金の宝石光る白銀の鉄扇をバスクへ向ける。
それを受けて、パスティスは両腕を伸ばし構えを取り、バスクは魔導杖に魔力を注ぎ込み始めた。
俺は二人に話しかける。
「そっちの神輿と、俺たちの神輿。どっちが王に相応しいか、勝負と行こうか。パスティス、バスク」
「ほぉ、我ら六龍とやり合えると?」
「面白い冗談だね」
パティは寒風吹鳴する平原には見合わぬ一筋の汗を落とす。
「六龍? 戦いの前に笑わせないでくれます。守護すべき相手に刃を向けた逆賊でしょう!」
パティの挑発に、バスクは無言で魔力を高める。
俺は剣柄をしっかりと握り、パティへ一言声を掛けた。
「バスクは任せた。俺はパスティスを潰す!」
「ええ、任されましたわっ!」
パティは瞬時に魔力を高め、クラス4の炎の呪文、ミカハヤノをバスクに放った。
バスクも同じくミカハヤノを放つ。
二つの巨炎は二人の間でぶつかり、地面が怯える衝撃を生んだ。
パティは悠然と構え、バスクを見据える
「さすがは女神の装具。やりますわね」
「それはこっちのセリフだよ。良い魔道具を手にしているとはいえ、あれほどの魔法を瞬時に操れるなんて」
「努力を重ねましたから……もう、あのような悔しい思いをしないために!」
パティの脳裏には黒騎士の影が過ぎったのだろうか。
シュラク村で見せた、苦悶の表情を浮かばせる。
だけどすぐに、戦いに臨む一人の戦士へと表情を戻す。
「では、行きますわよ。六龍、蒼の死神バスク!」
「ええ、いつでもどうぞ。美しき雛鳥、パティスリー=ピール=フィナンシェ」
二人は巨大な魔力を操り、空と大地が震える戦いを続ける。
俺はそれを見ながら、ティラに声を掛けた。
「こわっ。ティラ、後ろに下がってろ」
「うむ、頼んだぞ」
「任せときなって」
俺はサバランさんのように、ピッと指先をティラに振るう。
そして、前に立つパスティスへ体を向けた。
「俺たちもやり合おうかね」
「フンッ、随分と落ち着いているな」
「パスティス……あんたは強い。単純な実力なら俺よりも上。以前だったら、ビビッて取り乱していただろうよ。でも、俺はもっと恐ろしい存在を知っている。あんたからは黒騎士ほどの恐怖を感じない」
「ぬっ」
「そして、トーラスイディオムよりもな」
「時の龍か。王都近くに奇妙な力を感じていたが、神龍だったとは……まさか、お前が退けたのか?」
「だとしたら?」
俺は剣を両手で握り締め、パスティスに闘気をぶつける。
それに応え、彼も両腕に力を乗せた。
「楽しみだっ!」
パスティスが大地を蹴り上げた瞬間、俺の目の前に現れた。
豪腕が音を切り、顔に迫る。
それを紙一重でかわし、剣で彼の顔を突いた。
パスティスもまた、それを紙一重でかわす。
俺たちは後ろに飛び退き、距離を取る。
二つの頬に、血が流れ落ちる……。
「いつぅ。ったく、乙女の顔に何してくれるんだよ?」
「フフ、乙女? 毒婦の間違いでは?」
「ひっで……だけど、今のでわかった」
「なにをだ?」
「決して、届かない相手じゃないって」
「フンッ、婦人の戯言は、いつの世も男には理解できぬ」
「婦人……う~ん、それにはめっちゃ反論したい」
「ん?」
「ま、いいや。続けよっか」
俺は魔力を高め、全身を黄金の光で包む。
急激な力の高まりに、パスティスは唸り声を上げた。
「ぬぅぅ、これはっ」
「さぁ、始めよう。とことんなっ」
俺は左手にクラス4の雷撃呪文、タケヅチカライを宿し放つ。
黄金に染まる高純度の魔力から放たれた魔法は、本来の威力を遥かに超える。
その力にパスティスは目を見開く。
僅かに生まれる隙。
俺は雷撃魔法の後ろにぴたりとつき、それを盾として踏み込み剣で襲いかかった。
だが、パスティスは冷静に雷撃を躱し、剣をも躱す。
虚しく空を切る魔法と剣。
無防備となった俺にパスティスはカウンターを仕掛ける。
彼は左足でしっかりと大地を踏みしめ軸を作り、巨石を彷彿とさせる太い右足をぶつけてきた。
右足は魔力を帯び、力は大きな渦を生む。
俺は渦を見つめる。
(渦……魔力であれ、肉体の力であれ、そこには流れがある!)
渦巻く力の奔流――だけど、流れ把握すれば受け流すなど、俺なら容易い!
力の流れを読みきり、左手のみで右足を上へと弾く。
「なにっ!?」
驚愕するパスティス。
バランスを崩した彼の懐に飛び込み、一閃。
「クッ、させるかっ!」
彼は剛腕で剣の腹を叩き、捻じ伏せる。
その衝撃で俺の右手に痺れが走る。
「チッ、いたた。今の欲しかったなぁ」
「貴様、いま何を?」
「何って、あんたの力の流れを読み切って、受け流しただけだよ」
「なっ!? 貴様は剣や魔法のみだけではなく、武をも修めているのか?」
「武? う~ん、授業で柔道やった程度だけど。ま、いろいろ組み合わせて何とかなってるみたい感じかな」
「じゅうどう……? 聞かぬ武術だが、少なくとも全く知らぬわけではないというわけか。そして、その武術。それはどうやら、肉体の力を極限に高めるジョウハク国の武術とは違う、静をもって動を鎮める武術のようだな」
「え? よくわかんないけど、柔よく剛を制すみたいな?」
「フフ、所違えど、行きつく先は二つ。動か静か……フンッ、面白い。武の切れといい、不可思議な魔法の威力といい、ここからは本気を出すとしよう!」
パスティスが身に纏う女神の黒き装具から、白き気焔が立ち昇る。
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