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頭なでなでは甘え
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「ふぁぁあああぁ」
大きなあくびとともに柊 流花は目を覚ました。時間は午前5:30、普段と比べるとかなり早起きだ。たまにある、とてもきれいに目覚めてすっきりしたときの感じだ。
一階からはかすかに物音が聞こえてくる。
(おねーちゃん、もうおきてるんだ)
流花は一階から流れてくるおいしそうな匂いにつられて部屋を出た。
案の定、姉の桃花は今日のお弁当と朝ごはんの準備をしているところだった。毎日誰よりも早く起きて誰よりも仕事をこなす、本当にできた姉だと流花は心から思う。
「おねーちゃん!おはよ」
「おはよう、今日は早いね」
「うん、なんかぱっと目が覚めてね…あれ?」
流花はいつもの光景と何か違うことに気づく。お弁当用のおかずがやたら多いし、何よりお弁当箱が3つ用意されているのだ。
「おねーちゃん、今日は三人分なんだ。おとーさんの分?」
「あぁこれね。これは同じクラスの人に作ってるの」
「同じクラスの人!!!」
「流花、朝から声大きいよ」
「あ、ごめん、え?でもほらだってさ」
流花は姉の言葉に驚きを隠せなかった。なにせ同世代の友人の影すら見せなかった姉が、同じクラスの人のためにお弁当を作っているのだ。当然妹としてはあるひとつの可能性を疑わざるを得ない。
「おねーちゃん、その人ってさ。男子?女子?」
「…男子」
「!ふふっ」
にぃいっと口の端を伸ばして、なにやらニヤニヤする妹に若干引き気味の桃花。
「流花、すごい顔してるわよ」
「いいじゃん!だってさぁ~ついにおねーちゃんにも彼氏かぁ~おねーちゃん美人だもんね!」
「彼氏!?ちがうよ流花、彼氏なんかじゃ…」
否定する桃花だが流花はまるで聞く耳を持たない。
「いいっていいて!私の少女マンガ読み漁ってたのもそういうことだったのね。おねーちゃんその辺の知識はぜんぜんだもんね」
「あれは流花が勝手においてったんじゃ…」
「いいな~、私も彼氏ほしいな~。そしたら頭なでなでしてもらったりして…きゃっ♡」
「だから違うって・・・」
もはや無駄だとわかりつつも否定し続ける桃花だが、妹の一言にふと引っかかる。
「その、頭なでなでってなに?」
「やだなおねーちゃん、彼に目いっぱい甘やかしてもらうのに頭なでなでははずせないじゃん!」
びしっと姉を指差し流花は高らかに宣言する。
「いい、おねーちゃん!頭なでられるのが嫌いな女子なんていないんだよ!至高なの、ソフトでれでれの究極なの!」
「んー、頭…なでなで、ね」
後半は言っている意味がさっぱりだったが、『頭なでなで』という言葉が妙に引っかかるヒイラギさんだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キーンコーンカーンコーン
(午前の授業が終わった)
ヒイラギさんはお弁当を持って屋上へと向かう。エイトに声をかけてから言ってもいいのだが、エイトからの『誰にも秘密にすること』という条件のため、各々で屋上へと向かいそこで落ち合うことにしてる。
(でもなんでこんなことするんだろう…)
回りくどい方法をとるのは他でもないヒイラギさん本人が原因なのだが、本人が知る由はない。周りが自分に向ける視線こそわかっているものの、それがもたらす影響についてはまるで気にしたことがなかったのだ。
屋上にはカギがかかっているため、一足先についてカギを開ける。ほどなくしてエイトがやってきて、二人は屋上のベンチへと腰掛ける。
「はい、口に合うといいけど…」
「すごいな、菓子パン以外のお昼なんていつ以来だろ…ありがと」
(家族以外に食べてもらうの初めてだから、なんだか緊張するな)
まずは自分の分に手を付けず、エイトが食べるのを待つ。
さっそくエイトはいくつかあるおかずの一つを取り口へと運ぶ。
「!?うまい、うちの親よりうまいよ」
「ほんと?ふふっ、よかった」
ヒイラギさんに安堵の表情が漏れる。
(自分の料理を人に食べてもらえるのって、何だか嬉しいな)
そんなヒイラギさんの脳裏に、ふと今朝の妹の言葉がよぎった。
『いい、おねーちゃん!頭なでられるのが嫌いな女子なんていないんだよ!』
(頭なでなで…してもらったら今よりもっと嬉しいのかな…)
「…ヒイラギさん?」
どうやらボーとしていたようだ。エイトの呼び声にようやく気付いたヒイラギさんは一瞬で我に返った。
「えっ!ごめん、考え事しちゃってた」
「めずらしいね、ヒイラギさんがボーとするなんて」
ここ最近でエイトもようやく心を開き始めたようだ。最初のころはまともに顔も見てくれなかったが、今では普通に会話ができている。単なる仕事仲間とは言え、お互い少しづつ前進できているようだ。
「うん、ちょっとね。それで、どうしたの?」
「5月の球技大会だけど、そろそろ種目の案を決める学級委員会があるだろ?うちのクラスの代表案ってことで何か決めとかないとって思ってさ。今日の放課後空いてたらどうかな」
「そうだね、そろそろ話し合いをしておこうか。それじゃ放課後に少し打ち合わせをしましょう」
今朝の出来事が尾を引きつつも、放課後に約束をしてを昼休みを終えるヒイラギさんだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「テニスは…参加人数が少ないから団体戦に向いてないな。バレーボールは9人制なら大勢でできるけど初心者と経験者で実力に差が…大丈夫?ヒイラギさん」
「あっ、ごめんなさい!あの…どこまで話したっけ」
(なんか今日のヒイラギさんは変だな…)
普段のヒイラギさんなら作業中にボーとすることなどまずないのだが、今日は一日を通して何だか上の空だ。さすがのエイトもらしからぬ様子に違和感を覚える。
「ヒイラギさん、何だか一日中ボーとしてるし、もしかして体調が悪かったり?なんなら話し合いなんて明日でもいいし…」
「あ、ちがうの。そうじゃないんだけど…」
少し困ったように考えた後、何やら覚悟を決めた様子のヒイラギさん。
「大槻君、私の頭を撫でてみてくれないかしら」
「はい?」
(何を言ってるんだこの人は)
自分の問いに対する返答が斜め上過ぎて、間を開けるまでもなく聞き返す。
というかここの所ヒイラギさんの変化球に対しいちいち動揺するというワンパターンばかりだったせいか耐性がついてきた部分もある。
エイトの反応にもしかしてやっちゃったか?と苦い顔をするヒイラギさん。
「あ、ごめんね。急すぎたよね。私が言いたいのは、よく親が子供にやるような頭に手を当てて…」
「いや、それはわかってるよヒイラギさん」
だめだこのひとわかってねぇ!と、ヒイラギさんの言葉をさえぎるエイト。
(たぶんこれこないだとやつのときと同じだ…。いったいどんな漫画読んでんだかわかんないけど、そういうのお願いしてするものじゃないから!といっても、真っ向から断ってもなぁ)
すこし悩んだエイトだが、ここで妙案を思いつく。
「そうだよ!いいかいヒイラギさん。ヒイラギさんが言う親が子供に頭をなでてもらう時はどういうときか知ってるかな」
「どういう時?そうね、ほめてもらう時かしらね」
かかった!エイトはここぞとばかりに押し倒す!
「そう、そのとおりだよ。つまり頭をなでてあげるという行為はタダでするものじゃない、時と場合に応じてするからこそ価値があるもので、お願いしたからといってその都度してもらってちゃあ価値も下がるってもんさ!」
正直後半部分は自分でも何をいってるかよくわからなかったが、どうやらヒイラギさんには効果バツグンのようだ。確かに、とエイトの言葉に完全に説得されている。
(フッ、勝った。今回は完全勝利だ)
何の勝負かわからないが勝利を確信した刹那、エイトの背筋に悪寒が走る!
(うっ、何だこの名状しがたいいやな予感は…)
「じゃあさ、大槻君」
ヒイラギさんの顔は決してあきらめた顔などではなかった。
「来月の球技大会で優勝できたら、褒めてくれるかな?」
「んなっ!!!!」
(しまった、その手があったか!!)
先ほどの完全処理はどこへやら、一気に敗北ムードへと一転する。
(この俺がハイスペックなヒイラギさんを褒める状況など一瞬とて無いと思っての勝負だったが、球技大会!個人戦でないが明確に優勝という成果が得られる球技大会となれば話は別ッ!!!)
「ね?褒めてくれるよね?」
(何だよチクショウ!かわいいなチクショウ!)
「うん、そうだね。もちろんだよ」
自分であぁ言った手前、ここで断るすべなど無い。
「うん!それじゃうちの球技大会の案をまとめよっか!」
「あはは…そだね」
一気にやる気になるヒイラギさんと、一気にやる気が無くなるエイト。
この人には絶対かなわねぇ…そう思い知らされた一日となった。
大きなあくびとともに柊 流花は目を覚ました。時間は午前5:30、普段と比べるとかなり早起きだ。たまにある、とてもきれいに目覚めてすっきりしたときの感じだ。
一階からはかすかに物音が聞こえてくる。
(おねーちゃん、もうおきてるんだ)
流花は一階から流れてくるおいしそうな匂いにつられて部屋を出た。
案の定、姉の桃花は今日のお弁当と朝ごはんの準備をしているところだった。毎日誰よりも早く起きて誰よりも仕事をこなす、本当にできた姉だと流花は心から思う。
「おねーちゃん!おはよ」
「おはよう、今日は早いね」
「うん、なんかぱっと目が覚めてね…あれ?」
流花はいつもの光景と何か違うことに気づく。お弁当用のおかずがやたら多いし、何よりお弁当箱が3つ用意されているのだ。
「おねーちゃん、今日は三人分なんだ。おとーさんの分?」
「あぁこれね。これは同じクラスの人に作ってるの」
「同じクラスの人!!!」
「流花、朝から声大きいよ」
「あ、ごめん、え?でもほらだってさ」
流花は姉の言葉に驚きを隠せなかった。なにせ同世代の友人の影すら見せなかった姉が、同じクラスの人のためにお弁当を作っているのだ。当然妹としてはあるひとつの可能性を疑わざるを得ない。
「おねーちゃん、その人ってさ。男子?女子?」
「…男子」
「!ふふっ」
にぃいっと口の端を伸ばして、なにやらニヤニヤする妹に若干引き気味の桃花。
「流花、すごい顔してるわよ」
「いいじゃん!だってさぁ~ついにおねーちゃんにも彼氏かぁ~おねーちゃん美人だもんね!」
「彼氏!?ちがうよ流花、彼氏なんかじゃ…」
否定する桃花だが流花はまるで聞く耳を持たない。
「いいっていいて!私の少女マンガ読み漁ってたのもそういうことだったのね。おねーちゃんその辺の知識はぜんぜんだもんね」
「あれは流花が勝手においてったんじゃ…」
「いいな~、私も彼氏ほしいな~。そしたら頭なでなでしてもらったりして…きゃっ♡」
「だから違うって・・・」
もはや無駄だとわかりつつも否定し続ける桃花だが、妹の一言にふと引っかかる。
「その、頭なでなでってなに?」
「やだなおねーちゃん、彼に目いっぱい甘やかしてもらうのに頭なでなでははずせないじゃん!」
びしっと姉を指差し流花は高らかに宣言する。
「いい、おねーちゃん!頭なでられるのが嫌いな女子なんていないんだよ!至高なの、ソフトでれでれの究極なの!」
「んー、頭…なでなで、ね」
後半は言っている意味がさっぱりだったが、『頭なでなで』という言葉が妙に引っかかるヒイラギさんだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キーンコーンカーンコーン
(午前の授業が終わった)
ヒイラギさんはお弁当を持って屋上へと向かう。エイトに声をかけてから言ってもいいのだが、エイトからの『誰にも秘密にすること』という条件のため、各々で屋上へと向かいそこで落ち合うことにしてる。
(でもなんでこんなことするんだろう…)
回りくどい方法をとるのは他でもないヒイラギさん本人が原因なのだが、本人が知る由はない。周りが自分に向ける視線こそわかっているものの、それがもたらす影響についてはまるで気にしたことがなかったのだ。
屋上にはカギがかかっているため、一足先についてカギを開ける。ほどなくしてエイトがやってきて、二人は屋上のベンチへと腰掛ける。
「はい、口に合うといいけど…」
「すごいな、菓子パン以外のお昼なんていつ以来だろ…ありがと」
(家族以外に食べてもらうの初めてだから、なんだか緊張するな)
まずは自分の分に手を付けず、エイトが食べるのを待つ。
さっそくエイトはいくつかあるおかずの一つを取り口へと運ぶ。
「!?うまい、うちの親よりうまいよ」
「ほんと?ふふっ、よかった」
ヒイラギさんに安堵の表情が漏れる。
(自分の料理を人に食べてもらえるのって、何だか嬉しいな)
そんなヒイラギさんの脳裏に、ふと今朝の妹の言葉がよぎった。
『いい、おねーちゃん!頭なでられるのが嫌いな女子なんていないんだよ!』
(頭なでなで…してもらったら今よりもっと嬉しいのかな…)
「…ヒイラギさん?」
どうやらボーとしていたようだ。エイトの呼び声にようやく気付いたヒイラギさんは一瞬で我に返った。
「えっ!ごめん、考え事しちゃってた」
「めずらしいね、ヒイラギさんがボーとするなんて」
ここ最近でエイトもようやく心を開き始めたようだ。最初のころはまともに顔も見てくれなかったが、今では普通に会話ができている。単なる仕事仲間とは言え、お互い少しづつ前進できているようだ。
「うん、ちょっとね。それで、どうしたの?」
「5月の球技大会だけど、そろそろ種目の案を決める学級委員会があるだろ?うちのクラスの代表案ってことで何か決めとかないとって思ってさ。今日の放課後空いてたらどうかな」
「そうだね、そろそろ話し合いをしておこうか。それじゃ放課後に少し打ち合わせをしましょう」
今朝の出来事が尾を引きつつも、放課後に約束をしてを昼休みを終えるヒイラギさんだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「テニスは…参加人数が少ないから団体戦に向いてないな。バレーボールは9人制なら大勢でできるけど初心者と経験者で実力に差が…大丈夫?ヒイラギさん」
「あっ、ごめんなさい!あの…どこまで話したっけ」
(なんか今日のヒイラギさんは変だな…)
普段のヒイラギさんなら作業中にボーとすることなどまずないのだが、今日は一日を通して何だか上の空だ。さすがのエイトもらしからぬ様子に違和感を覚える。
「ヒイラギさん、何だか一日中ボーとしてるし、もしかして体調が悪かったり?なんなら話し合いなんて明日でもいいし…」
「あ、ちがうの。そうじゃないんだけど…」
少し困ったように考えた後、何やら覚悟を決めた様子のヒイラギさん。
「大槻君、私の頭を撫でてみてくれないかしら」
「はい?」
(何を言ってるんだこの人は)
自分の問いに対する返答が斜め上過ぎて、間を開けるまでもなく聞き返す。
というかここの所ヒイラギさんの変化球に対しいちいち動揺するというワンパターンばかりだったせいか耐性がついてきた部分もある。
エイトの反応にもしかしてやっちゃったか?と苦い顔をするヒイラギさん。
「あ、ごめんね。急すぎたよね。私が言いたいのは、よく親が子供にやるような頭に手を当てて…」
「いや、それはわかってるよヒイラギさん」
だめだこのひとわかってねぇ!と、ヒイラギさんの言葉をさえぎるエイト。
(たぶんこれこないだとやつのときと同じだ…。いったいどんな漫画読んでんだかわかんないけど、そういうのお願いしてするものじゃないから!といっても、真っ向から断ってもなぁ)
すこし悩んだエイトだが、ここで妙案を思いつく。
「そうだよ!いいかいヒイラギさん。ヒイラギさんが言う親が子供に頭をなでてもらう時はどういうときか知ってるかな」
「どういう時?そうね、ほめてもらう時かしらね」
かかった!エイトはここぞとばかりに押し倒す!
「そう、そのとおりだよ。つまり頭をなでてあげるという行為はタダでするものじゃない、時と場合に応じてするからこそ価値があるもので、お願いしたからといってその都度してもらってちゃあ価値も下がるってもんさ!」
正直後半部分は自分でも何をいってるかよくわからなかったが、どうやらヒイラギさんには効果バツグンのようだ。確かに、とエイトの言葉に完全に説得されている。
(フッ、勝った。今回は完全勝利だ)
何の勝負かわからないが勝利を確信した刹那、エイトの背筋に悪寒が走る!
(うっ、何だこの名状しがたいいやな予感は…)
「じゃあさ、大槻君」
ヒイラギさんの顔は決してあきらめた顔などではなかった。
「来月の球技大会で優勝できたら、褒めてくれるかな?」
「んなっ!!!!」
(しまった、その手があったか!!)
先ほどの完全処理はどこへやら、一気に敗北ムードへと一転する。
(この俺がハイスペックなヒイラギさんを褒める状況など一瞬とて無いと思っての勝負だったが、球技大会!個人戦でないが明確に優勝という成果が得られる球技大会となれば話は別ッ!!!)
「ね?褒めてくれるよね?」
(何だよチクショウ!かわいいなチクショウ!)
「うん、そうだね。もちろんだよ」
自分であぁ言った手前、ここで断るすべなど無い。
「うん!それじゃうちの球技大会の案をまとめよっか!」
「あはは…そだね」
一気にやる気になるヒイラギさんと、一気にやる気が無くなるエイト。
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