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動き出した影
誤算に次ぐ誤算
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「よし、行くとするか」
すっかり暗くなり、空には綺麗な月が顔を出している。人狼日和というやつだ。
作戦がまとまった三人は早速今夜実行するべく動き始める。
「馬が興奮するといけない、アルパクイルへは徒歩で向かうのがいいじゃろう」
「ダン、退魔の付与をした弾丸はちゃんと持っていますよね」
問題ない、とダンは銃を出してみせる。
「もう一度作戦を確認するぞ。人狼に遭遇したらまず俺の弾丸で人狼を弱らせる。退魔の加護のおかげでしばらくは回復力を抑えられるはずだ。俺が中距離から射撃、雲仙の爺さんはこっちの射線を確保しつつ近接攻撃をしてもらう。リーファは俺たち二人の援護だ」
「作戦というほどしっかりしたものではありませんが…。わかっていますわ」
問題はもう一つある。敵は人狼だけではないという点だ。
「呪術師は直接戦闘の術を持たない。妨害してくるとしたら魔物を使役して襲わせるのがいいところだな」
「囲まれたりしたら面倒だから、いかに勝負を速攻で決めるか、が鍵になるわけじゃな」
「よほどの準備をしなければ強力な魔物の使役は叶いませんから、今夜の奇襲は人狼さえ叩けばこちらのものですわ」
月夜が照らす夜道を歩いていく。
嵐の前の静けさというのは、このことだろうか。
今は風に揺れる木々の音しか聞こえてこない。
「そろそろ着くぞ」
アルパクイルの村が見えてきた。
実はアルパクイルの村に人狼がまだいるのかという点に関しては何の確証もなくここまできたわけだが、どうやらいらぬ心配だったようだ。
「みてみぃ、人狼が突っ立っておるぞ」
月明かりの下、大きな体の獣が二足で立っている。こちらのことを認識しているようだ。爛々と輝く二つの目をこちらに向けている。
「わたくしたちがここにくるのを知っていて待っていたのかしら。それとも偶然でしょうか」
「村のど真ん中に突っ立ってんだぜ?間違いなく前者だろう。俺たちの行動は感づかれていたってわけだ!」
その時、あたりからガサガサと音を立てて何かが近づいてくる。
リーファが眉間にしわを寄せる。
苦虫を噛み潰したような顔だ。
「何か邪悪なものを感じますわ。実に冒涜的で胸糞悪いこの感じは…」
「アンデット…ですわね」
数十体はいるであろうか、動く屍に取り囲まれてしまった。
「なるほどのぉ、すでに死んでいるから殺せない。一体じゃ大したことないが数が集まれば厄介じゃ。人狼狩りは一筋縄じゃいなくなるな」
「さて、どうしましょうかダン」
チッと舌打ちするダン。
まんまと罠にはまっちまったな。癪に触るぜ!
「雲仙の爺さん、悪いがサポートなしだ。リーファ、アンデットどもを頼む。人狼に近づけさせるな!俺と雲仙で人狼を叩く!」
「ウオォォオオオォォォォ!」
猛々しい咆哮が響き渡る。
やつも臨戦態勢に入った。腹括るしかねぇ!
「ᚲᚨᚷᛖ ᚾᚨᚱᚢ ᛗᛟᚾᛟ ᛋᛁᚾ ᚾᚣᚢ ᚹᛟᚲ ᛁᚾᛉᚢ」
リーファが奇蹟を放つ。リーファを中心に光の輪が広がっていく。
「ガァァアアぁ…」
光の輪に触れたアンデットたちは後方へ吹き飛ばされた。だが人狼には効果がないようだ。
「最悪ですわ…このアンデットたち、この村にあった死体と同じ数ですね。見たところ焼け跡が残っていますし、間違いないでしょう」
「呪術師はあの時あの場にいたってことか!そりゃ奇襲もばれているわけだ」
人狼が向かってくる。無駄話をしている暇はないようだ。
「よし、行ってくれ!雲仙!」
ガァン!ガァン!
数発発砲するダン。初弾はかわされたが、かわすことを予想して発砲した三発は的中する。
「ウオォォォオォ!」
どうやら効いているようだ。
ダンの攻撃がヒットしたことを確認した雲仙は、稲妻のごとく素早い動きで人狼に近づくと刀に手をかけた…
と人狼が認識した時には、すでに斬り付けられた後だった。
「グゥウウゥウ、ガァ!」
人狼もタダではやられない。近くの雲仙にバッと向き直り、鋭い爪の生えた太い腕を振り上げる。
タァン!
すかさず銃で援護するダン。
その隙に雲仙が一旦離脱する。
「フゥウゥ、フゥウゥゥ!」
雲仙が斬り付けた傷跡を確認する。若干塞がってはいるが、本来のスピードの半分といったところだ。
「雲仙!回復力が落ちている、成功だ!畳み掛けるぞ!!」
「グアァァアアァア!」
人狼はターゲットをダンに変更したようだ。理性をなくした人狼にしては頭が切れている。間違いない、呪術師はこの近くにいて人狼に指示を与えている。
ガァン、ガァン!
銃で応戦しつつ距離を置くダン。
すかさず背後から迫る雲仙。今度は人狼の足の腱を斬りつける。
「グゥウウゥウ!」
堪らず地に崩れる人狼。機動力は削いだ、とどめと行くか。
ダンは地に伏せる人狼に静かに銃口を向ける。
「ダン、横に飛べ!」
!?
雲仙の声にとっさに横に飛ぶ。地面を転がり距離を取ると、即座に態勢を建て直す。
何が起こった!?
ダンが辺りを確認する。
するとどうだ、さっきまで地に伏せていた人狼が立ち上がっているではないか。
「どういうことだ!銃弾は効いてただろ、もう回復したってか!」
「違うわ!よく見てみろ、そいつは2匹目の人狼じゃ!」
何!?
そう、人狼は2匹いたのだ。村人のうちの一人とは別の人狼を呪術師は用意していたようだ。もともと使役していたのだろうか。
おいおい、こいつは完全に誤算だぜ。
流石に人狼2匹を相手にするのはリーファのサポートも無しに不可能だ。
一旦引き下がるか?いや、アンデットどもの包囲網を抜けつつ人狼二匹から逃げ切るのは難しい。
「まじぃな、大ピンチだぜ」
最初にいた人狼にも傷を回復されてしまったようだ。雲仙とダンは二匹の人狼に挟まれてしまった。
「リーファ!援護できるか!」
「この数のアンデットを相手にしながらじゃ厳しいですわ!」
畜生、今からでもシリエに許可を…!
その時だった。
二つの人影がアンデットを吹っ飛ばして包囲網の中に飛び込んできた。
その影は一方の人狼に飛びかかり、刃物で斬りつける!
「グォォォッォ!」
一瞬の出来事の驚き、思わず後方へ距離を取る人狼。
聞き慣れた声がこちらへ飛んでくる。
「ダン、リーファと…あなたが雲仙ですね。シリエの指令で助太刀に来ました!」
「人狼が二匹とは聞いていないですが、私たち二人が加わればどうということはありませんね」
武器を携え現れたのは、他でもない猟犬の牙の仲間、アリスとクラインだった。
「アリス、クライン!…助かったぜ、貸しができたな。こりゃ嬉しい方の誤算だぜ!」
雲仙もリーファもフーッと胸をなでおろす。
「マスターが気を利かせてくれたおかげで、なんとか状況が打破できそうじゃな…寿命が縮まったわい」
「形勢は逆転、反撃させていただきますわ!」
すっかり暗くなり、空には綺麗な月が顔を出している。人狼日和というやつだ。
作戦がまとまった三人は早速今夜実行するべく動き始める。
「馬が興奮するといけない、アルパクイルへは徒歩で向かうのがいいじゃろう」
「ダン、退魔の付与をした弾丸はちゃんと持っていますよね」
問題ない、とダンは銃を出してみせる。
「もう一度作戦を確認するぞ。人狼に遭遇したらまず俺の弾丸で人狼を弱らせる。退魔の加護のおかげでしばらくは回復力を抑えられるはずだ。俺が中距離から射撃、雲仙の爺さんはこっちの射線を確保しつつ近接攻撃をしてもらう。リーファは俺たち二人の援護だ」
「作戦というほどしっかりしたものではありませんが…。わかっていますわ」
問題はもう一つある。敵は人狼だけではないという点だ。
「呪術師は直接戦闘の術を持たない。妨害してくるとしたら魔物を使役して襲わせるのがいいところだな」
「囲まれたりしたら面倒だから、いかに勝負を速攻で決めるか、が鍵になるわけじゃな」
「よほどの準備をしなければ強力な魔物の使役は叶いませんから、今夜の奇襲は人狼さえ叩けばこちらのものですわ」
月夜が照らす夜道を歩いていく。
嵐の前の静けさというのは、このことだろうか。
今は風に揺れる木々の音しか聞こえてこない。
「そろそろ着くぞ」
アルパクイルの村が見えてきた。
実はアルパクイルの村に人狼がまだいるのかという点に関しては何の確証もなくここまできたわけだが、どうやらいらぬ心配だったようだ。
「みてみぃ、人狼が突っ立っておるぞ」
月明かりの下、大きな体の獣が二足で立っている。こちらのことを認識しているようだ。爛々と輝く二つの目をこちらに向けている。
「わたくしたちがここにくるのを知っていて待っていたのかしら。それとも偶然でしょうか」
「村のど真ん中に突っ立ってんだぜ?間違いなく前者だろう。俺たちの行動は感づかれていたってわけだ!」
その時、あたりからガサガサと音を立てて何かが近づいてくる。
リーファが眉間にしわを寄せる。
苦虫を噛み潰したような顔だ。
「何か邪悪なものを感じますわ。実に冒涜的で胸糞悪いこの感じは…」
「アンデット…ですわね」
数十体はいるであろうか、動く屍に取り囲まれてしまった。
「なるほどのぉ、すでに死んでいるから殺せない。一体じゃ大したことないが数が集まれば厄介じゃ。人狼狩りは一筋縄じゃいなくなるな」
「さて、どうしましょうかダン」
チッと舌打ちするダン。
まんまと罠にはまっちまったな。癪に触るぜ!
「雲仙の爺さん、悪いがサポートなしだ。リーファ、アンデットどもを頼む。人狼に近づけさせるな!俺と雲仙で人狼を叩く!」
「ウオォォオオオォォォォ!」
猛々しい咆哮が響き渡る。
やつも臨戦態勢に入った。腹括るしかねぇ!
「ᚲᚨᚷᛖ ᚾᚨᚱᚢ ᛗᛟᚾᛟ ᛋᛁᚾ ᚾᚣᚢ ᚹᛟᚲ ᛁᚾᛉᚢ」
リーファが奇蹟を放つ。リーファを中心に光の輪が広がっていく。
「ガァァアアぁ…」
光の輪に触れたアンデットたちは後方へ吹き飛ばされた。だが人狼には効果がないようだ。
「最悪ですわ…このアンデットたち、この村にあった死体と同じ数ですね。見たところ焼け跡が残っていますし、間違いないでしょう」
「呪術師はあの時あの場にいたってことか!そりゃ奇襲もばれているわけだ」
人狼が向かってくる。無駄話をしている暇はないようだ。
「よし、行ってくれ!雲仙!」
ガァン!ガァン!
数発発砲するダン。初弾はかわされたが、かわすことを予想して発砲した三発は的中する。
「ウオォォォオォ!」
どうやら効いているようだ。
ダンの攻撃がヒットしたことを確認した雲仙は、稲妻のごとく素早い動きで人狼に近づくと刀に手をかけた…
と人狼が認識した時には、すでに斬り付けられた後だった。
「グゥウウゥウ、ガァ!」
人狼もタダではやられない。近くの雲仙にバッと向き直り、鋭い爪の生えた太い腕を振り上げる。
タァン!
すかさず銃で援護するダン。
その隙に雲仙が一旦離脱する。
「フゥウゥ、フゥウゥゥ!」
雲仙が斬り付けた傷跡を確認する。若干塞がってはいるが、本来のスピードの半分といったところだ。
「雲仙!回復力が落ちている、成功だ!畳み掛けるぞ!!」
「グアァァアアァア!」
人狼はターゲットをダンに変更したようだ。理性をなくした人狼にしては頭が切れている。間違いない、呪術師はこの近くにいて人狼に指示を与えている。
ガァン、ガァン!
銃で応戦しつつ距離を置くダン。
すかさず背後から迫る雲仙。今度は人狼の足の腱を斬りつける。
「グゥウウゥウ!」
堪らず地に崩れる人狼。機動力は削いだ、とどめと行くか。
ダンは地に伏せる人狼に静かに銃口を向ける。
「ダン、横に飛べ!」
!?
雲仙の声にとっさに横に飛ぶ。地面を転がり距離を取ると、即座に態勢を建て直す。
何が起こった!?
ダンが辺りを確認する。
するとどうだ、さっきまで地に伏せていた人狼が立ち上がっているではないか。
「どういうことだ!銃弾は効いてただろ、もう回復したってか!」
「違うわ!よく見てみろ、そいつは2匹目の人狼じゃ!」
何!?
そう、人狼は2匹いたのだ。村人のうちの一人とは別の人狼を呪術師は用意していたようだ。もともと使役していたのだろうか。
おいおい、こいつは完全に誤算だぜ。
流石に人狼2匹を相手にするのはリーファのサポートも無しに不可能だ。
一旦引き下がるか?いや、アンデットどもの包囲網を抜けつつ人狼二匹から逃げ切るのは難しい。
「まじぃな、大ピンチだぜ」
最初にいた人狼にも傷を回復されてしまったようだ。雲仙とダンは二匹の人狼に挟まれてしまった。
「リーファ!援護できるか!」
「この数のアンデットを相手にしながらじゃ厳しいですわ!」
畜生、今からでもシリエに許可を…!
その時だった。
二つの人影がアンデットを吹っ飛ばして包囲網の中に飛び込んできた。
その影は一方の人狼に飛びかかり、刃物で斬りつける!
「グォォォッォ!」
一瞬の出来事の驚き、思わず後方へ距離を取る人狼。
聞き慣れた声がこちらへ飛んでくる。
「ダン、リーファと…あなたが雲仙ですね。シリエの指令で助太刀に来ました!」
「人狼が二匹とは聞いていないですが、私たち二人が加わればどうということはありませんね」
武器を携え現れたのは、他でもない猟犬の牙の仲間、アリスとクラインだった。
「アリス、クライン!…助かったぜ、貸しができたな。こりゃ嬉しい方の誤算だぜ!」
雲仙もリーファもフーッと胸をなでおろす。
「マスターが気を利かせてくれたおかげで、なんとか状況が打破できそうじゃな…寿命が縮まったわい」
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