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初めての依頼
不穏な影
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クラインは一人、拠点の近くにある湖を目指して歩いていた。頭上には一羽のカラスが飛んでいる。
キースが場所を教えてくれるけど、一人の時はどうしたらいいんだろう。
そんなことを考えつつ、頭上のカラスを追って歩き続ける。
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・
遡ること約1時間
「さぁ、仕事だよ“グルー”」
キースの手の印が動いて形となる。サッと飛び出た影は宙を舞った後キースの肩に落ち着いた。真っ黒なカラスがそこにはいた。
あれがキースの使い魔…。普段から黒い服ばかりだが使い魔も黒いのか。
ちなみに、使い魔の印は1週間もすれば馴染んできて、見えないように隠すこともできるらしい。もちろん呼び出す時は消したままでは呼べないので、依頼中は出しっ放しにしておくわけだ。
「クライン君の動向はグルーを使って見守ることができる。空から目的地に誘導するから、この子について動くといい」
「空を飛べる使い魔、便利ですね」
フィリィは飛べないだろうな、などと考えるクライン。
「いざとなったら転移の魔術でかけつけるから安心してね。普通の転移魔術は恐ろしく魔力を喰うけど、グルーをターゲットにした転移だったらそこまで消費しないしね」
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・
見えてきた…。
目の前に湖が見えてくる。
なかなか大きい湖で、対岸は目を凝らさなくては見えないほどだ。
スッと水辺に目をやると、何やら大きいトカゲがひとまとまりに固まっているではないか。
あれがアルマンダーか。やたらトゲトゲしているが、本当に刃が通るのだろうか。
そこそこ近づいているが、まるで襲ってくる様子がない。
「眠っているのかな?日向ぼっことか?」
足元にあった石ころを投げてみる。
ぺしっ
当たったアルマンダーがこっちを見た。
その瞬間ほかのアルマンダーも一斉にこちらをみる。その光景にギョッとするクライン。
確か魔物全集では一匹襲えば全部飛びかかってくるだの書いてあったな。
これだけがっちり固まられていると、一匹だけどうこうってのは無理そうだ。
「オルタ」
地面にゲートを起動する。取り出す武器はそうだな…。
ズッと出てきたのは槍の持ち手の部分だ。それを引き出して構える。
アルマンダーはこちらを警戒しているのか、目を離さない。
このままではお互い固まったままだ。
クラインは一番近くにいたアルマンダーに向けて槍の両刃で切りつけてみる。
ギャリギャリっと擦れる音。やはり鱗は硬すぎて貫けない。
次の瞬間バラバラっと固まりが崩れて数十匹のアルマンダーが走り寄ってきた!
若干の気持ち悪さを覚えつつ、応戦するクライン。
狙うは首回りの一際大きな棘の付け根だ。
しかしこう何匹も一斉に襲われてはたまったものではない。一番近いアルマンダーに槍の先の部分を乗せると……
「うりゃあ!」
ブォンと振り回す。
あまりに間抜けな格好で空を舞うアルマンダー。その間にも次々とほかのアルマンダーが向かってくる。
「ほっ!やぁ!」
一見するとブンブン振り回しているようだが、槍の中心を持ち、柄の部分と刃の部分をアルマンダーの顎や腹にうまく当てて次々とアルマンダーをぶん投げていく。ボチャン!ボチャン!と湖の中に投げ入れられる。
ようやく数が減った…。本格的に狩っていこう。
イングで槍をしまい、オルタで次は刃渡りが長めのナイフを取り出した。
これくらいのサイズだったらナイフの方が正確に捌ける。
まずは一番近いアルマンダーをねらう。
仲間が湖に放り投げられ恐れをなしたのか、逃げようとするアルマンダー。その尻尾をクラインは足で踏みつけた。
もう一方の足で体を押さえつけ…
スンっ!
一瞬で棘の根元、鱗で覆われていない首のつなぎ目をかっ捌いた。
塵になって消えていくが、そこには何も残っていない。
くそっハズレか!
ぽんぽん投げていたアルマンダーが湖から這い出てきた。
こうなりゃ片っ端から捌いてやる!!
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・
「はぁ …はぁ…必要なのっていくつだったっけな」
いくら倒しただろうか。クラインの周りには30は超えるであろう素材が落ちている。目的の鱗以外にも色々ドロップしたようだ。
「“フィリィ”、キースに繋いでくれるかい?」
クラインは手の印に話しかける。
「キース、聞こえますか」
『うん、聞こえているし見えているよ。随分たくさん倒したね』
「はい、これだけあれば目標は達成しているでしょう。次はどこに向かえばいいでしょうか」
『次はリバイソンの生息地だね。またグルーについて行ってくれるかな』
「わかりました。そのあとは一度拠点に戻りますね」
連絡を終えるとクラインはゲートを開いて素材を入れていく。入れるたびにゲートの穴が狭くなっていく。
この魔道具は収納できる容量に応じてゲートが小さくなるようだ。
武器が4つ入るところを今回は3つにしているのでまだ入る余地はある。
さて、グルーについていこう。
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・
拠点ではキースがグルーの視界を共有しつつ、様子を伺っていた。
アルマンダーくらいだったら簡単に倒せてしまうな…リバイソンだってそんなに苦労はしないだろう。ヴェロウルフは多少苦戦するかもしれないが…。
いや、本来であればCクラスの魔物だって苦労はしない筈だ。クライン君にはその実力がある。だけど彼には…自信がないんだ。
田舎で育った彼には魔物を退治たり、人を相手に戦った経験がない。そんなかな猟犬の牙の仲間入りをしてしまって僕らと差を感じてしまっている。本当は僕らの誰よりも強くなる素質と才能があるんだけどね。学習能力の高さはその一端だろう。
今回の依頼で自信をつけてくれるといいんだけど …。
次の瞬間
キースとグルーの視界の共有が解け、一瞬視界が暗転する。
!?何が起こった!
「グルー!クライン君に繋ぐんだ!」
「クライン君!何かおかしい!」
『キース?どうしたんですか!?』
「グルーとの共有が解けたんだ、おそらく何かにグルーはやられてしまった!周りを確認して見てくれな
『キュオォオオォォォオ!』」
!?
なんだ今の咆哮は!?まずい、向こうで何かが起こっている!!
キースが場所を教えてくれるけど、一人の時はどうしたらいいんだろう。
そんなことを考えつつ、頭上のカラスを追って歩き続ける。
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遡ること約1時間
「さぁ、仕事だよ“グルー”」
キースの手の印が動いて形となる。サッと飛び出た影は宙を舞った後キースの肩に落ち着いた。真っ黒なカラスがそこにはいた。
あれがキースの使い魔…。普段から黒い服ばかりだが使い魔も黒いのか。
ちなみに、使い魔の印は1週間もすれば馴染んできて、見えないように隠すこともできるらしい。もちろん呼び出す時は消したままでは呼べないので、依頼中は出しっ放しにしておくわけだ。
「クライン君の動向はグルーを使って見守ることができる。空から目的地に誘導するから、この子について動くといい」
「空を飛べる使い魔、便利ですね」
フィリィは飛べないだろうな、などと考えるクライン。
「いざとなったら転移の魔術でかけつけるから安心してね。普通の転移魔術は恐ろしく魔力を喰うけど、グルーをターゲットにした転移だったらそこまで消費しないしね」
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見えてきた…。
目の前に湖が見えてくる。
なかなか大きい湖で、対岸は目を凝らさなくては見えないほどだ。
スッと水辺に目をやると、何やら大きいトカゲがひとまとまりに固まっているではないか。
あれがアルマンダーか。やたらトゲトゲしているが、本当に刃が通るのだろうか。
そこそこ近づいているが、まるで襲ってくる様子がない。
「眠っているのかな?日向ぼっことか?」
足元にあった石ころを投げてみる。
ぺしっ
当たったアルマンダーがこっちを見た。
その瞬間ほかのアルマンダーも一斉にこちらをみる。その光景にギョッとするクライン。
確か魔物全集では一匹襲えば全部飛びかかってくるだの書いてあったな。
これだけがっちり固まられていると、一匹だけどうこうってのは無理そうだ。
「オルタ」
地面にゲートを起動する。取り出す武器はそうだな…。
ズッと出てきたのは槍の持ち手の部分だ。それを引き出して構える。
アルマンダーはこちらを警戒しているのか、目を離さない。
このままではお互い固まったままだ。
クラインは一番近くにいたアルマンダーに向けて槍の両刃で切りつけてみる。
ギャリギャリっと擦れる音。やはり鱗は硬すぎて貫けない。
次の瞬間バラバラっと固まりが崩れて数十匹のアルマンダーが走り寄ってきた!
若干の気持ち悪さを覚えつつ、応戦するクライン。
狙うは首回りの一際大きな棘の付け根だ。
しかしこう何匹も一斉に襲われてはたまったものではない。一番近いアルマンダーに槍の先の部分を乗せると……
「うりゃあ!」
ブォンと振り回す。
あまりに間抜けな格好で空を舞うアルマンダー。その間にも次々とほかのアルマンダーが向かってくる。
「ほっ!やぁ!」
一見するとブンブン振り回しているようだが、槍の中心を持ち、柄の部分と刃の部分をアルマンダーの顎や腹にうまく当てて次々とアルマンダーをぶん投げていく。ボチャン!ボチャン!と湖の中に投げ入れられる。
ようやく数が減った…。本格的に狩っていこう。
イングで槍をしまい、オルタで次は刃渡りが長めのナイフを取り出した。
これくらいのサイズだったらナイフの方が正確に捌ける。
まずは一番近いアルマンダーをねらう。
仲間が湖に放り投げられ恐れをなしたのか、逃げようとするアルマンダー。その尻尾をクラインは足で踏みつけた。
もう一方の足で体を押さえつけ…
スンっ!
一瞬で棘の根元、鱗で覆われていない首のつなぎ目をかっ捌いた。
塵になって消えていくが、そこには何も残っていない。
くそっハズレか!
ぽんぽん投げていたアルマンダーが湖から這い出てきた。
こうなりゃ片っ端から捌いてやる!!
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・
「はぁ …はぁ…必要なのっていくつだったっけな」
いくら倒しただろうか。クラインの周りには30は超えるであろう素材が落ちている。目的の鱗以外にも色々ドロップしたようだ。
「“フィリィ”、キースに繋いでくれるかい?」
クラインは手の印に話しかける。
「キース、聞こえますか」
『うん、聞こえているし見えているよ。随分たくさん倒したね』
「はい、これだけあれば目標は達成しているでしょう。次はどこに向かえばいいでしょうか」
『次はリバイソンの生息地だね。またグルーについて行ってくれるかな』
「わかりました。そのあとは一度拠点に戻りますね」
連絡を終えるとクラインはゲートを開いて素材を入れていく。入れるたびにゲートの穴が狭くなっていく。
この魔道具は収納できる容量に応じてゲートが小さくなるようだ。
武器が4つ入るところを今回は3つにしているのでまだ入る余地はある。
さて、グルーについていこう。
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・
拠点ではキースがグルーの視界を共有しつつ、様子を伺っていた。
アルマンダーくらいだったら簡単に倒せてしまうな…リバイソンだってそんなに苦労はしないだろう。ヴェロウルフは多少苦戦するかもしれないが…。
いや、本来であればCクラスの魔物だって苦労はしない筈だ。クライン君にはその実力がある。だけど彼には…自信がないんだ。
田舎で育った彼には魔物を退治たり、人を相手に戦った経験がない。そんなかな猟犬の牙の仲間入りをしてしまって僕らと差を感じてしまっている。本当は僕らの誰よりも強くなる素質と才能があるんだけどね。学習能力の高さはその一端だろう。
今回の依頼で自信をつけてくれるといいんだけど …。
次の瞬間
キースとグルーの視界の共有が解け、一瞬視界が暗転する。
!?何が起こった!
「グルー!クライン君に繋ぐんだ!」
「クライン君!何かおかしい!」
『キース?どうしたんですか!?』
「グルーとの共有が解けたんだ、おそらく何かにグルーはやられてしまった!周りを確認して見てくれな
『キュオォオオォォォオ!』」
!?
なんだ今の咆哮は!?まずい、向こうで何かが起こっている!!
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