ヒトのクリスマス

スライム道

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サンタは寝巻きを着ている

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「ふうおいそこの人間さんや今は聖夜だ。少し飲もうや良い酒がある。」

「ドワーフよかたじけない。」

「何よ人間にだけなの!」

「すまんすまんアールブも来なさい。」

ここはほんの数時間前まで戦場だった場所

人間、ドワーフ、アールブがそれぞれ戦い血を流していたとは思えない雰囲気。

「そういや人間さん子供はいるのかい?」

「ああ、居るさまだ5歳の子だよ。祈りの意味も解っていない年頃さドワーフは?」

「儂のはもう独り立ちしておってな。今は相棒の鹿とプレゼントを渡しておるさ。」

「へえ人間とドワーフはそんなふうに祝うのね。」

「アールブは何か特別な祝いをしないのか?」

「私達は人間に混じって子供を攫っちゃうもの。これは祝うとは言わないしあまり良い慣習じゃあないからね。」

申し訳なさそうな態度を取るアールブ

「一応帰してはくれるけど母親には言えないことだったな。」

「アレ人間はもしかして攫われちゃった?」

「なんじゃあ面白い話せ人間。」

「何でもねえって。」

顔を赤くして酒を煽る人間。

聖夜は3人の怪物をヒトに変えた。
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