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「ネコがこれだけ多いと猫カフェとして展開できそうだけど。」

糞も結構多い。
ただ幸いか皆集まって貯めるようにしていた。

「でも処理面倒だよな。
 あ、でもミリオタには売れるかもしれないし、少し貯めて保管しておくか。」

硝酸カリウムが糞から生成されやすいのは有名な話だし、ヨモギか何か植えておくとより便利かもしれない。
ミリオタ曰く、信長が火縄銃を戦によく使えたのは火薬の確保をできていたからとかも言ってたし、その際、ヨモギ使うと火薬を造りやすいと話していた。

「プラモ作りてえな。
 でもここは異世界だし万能粒子とかねえかな。」

某万能粒子理論は異世界だと魔力理論で解決しがちなのでそういうのないかなと思って調べていた。
有り余るダンジョンポイントがあるだけで心に余裕が生まれている。

「熱エネルギーを蓄積する鉱石、コイツをコクピットに入れられれば人型ロボットを作成できるか?」

後はプログラムを構成しなければ。

最初はC言語で構成して、後々は01か、もしくはもっと複合的なプログラムを作り出す。

「SRプログラムを造れるか。
 いや、俺ならやれる。」

半分中二病な砂漠のダンジョン担当の御流碁 砂手はプログラミングと金属加工技術を学ぶために工業高校に来ていた。
彼の頭の中には数千二渡るゲームのプログラムとその無駄をそぎ落とすための理論が頭の中に入っている。

「とりまコンピューターパーツ関係に詳しそうな鷹に必要な素材をヨモギと取引でないか聞くとして、大河にはこの世界の人間がダンジョンに対してどんな認識を持っているのか聞かないといけないな。」

今ダンジョンに人が最も入る確率が高いのが大河であり、入っていると確信できる土地においてある。

「人間とネコだと人間の方がまだ多そうだけど、俺のダンジョンはやっと生活できそうだってことはわかったしな。」

ネコが住みやすい環境をどんどん作りながら自分は自立型兵器の作成を続ける。
ダンジョンのモンスターを住まわせる維持費と自分で作る兵器に対する維持費。どちらを天秤にかけるかが今後の防衛に大きくかかわってくると見られた。

「ゴーレムか、これにいくらかのプログラムを書き込めるか確認しないとな。」

「”gggg”」

召喚したゴーレムはとても耳障りな音を鳴らしながらゆっくりと身体を起こした。
人型の眼が赤く光るポピュラーなゴーレムと言える。

「なんかヤダ。
 よし、とっと書き換えるか。」

数時間後、戦争を変えたあの量産機の中の量産機が姿を現した。

「後は機動性のテストだな。
 外は立派だがバックパックになるモノがないし、完全地上戦方になるな。
 なら連邦軍の旧型の方が良かったか?」

砂漠のダンジョンは今日はまだ平和だった。
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