満員電車

舐めないで

　おじさんは器用に下着から私のペニスを露出させた。
　満員電車で勃起した性器を露出しているという状況に興奮してしまう。誰かに見られたら社会的に死んでしまうというのに。
　周囲に気付かれないように、なんでもないプリをしつつ下を見る。陰茎の先端に光る雫が滲んできていた。
　おじさんが唇を開いたのが見えた。咥えるつもりらしい。

（嫌だ！）

　慌てて腰を引こうとしたのに、再び揺れた電車のせいで、思い切り奥まで突っ込んでしまった。

「っぁ……」

　先端から蜜がとろりと溢れる感覚。カウパー液が溢れているのだ。おじさんは当然のような顔をして飲み込む。喉が締まって気持ちいい。

（そ、うだ……引き抜けば）

　まだ間に合う。そう思って、あまり刺激しないようにゆっくりと引き抜いていく。が、電車の揺れに耐えきれず、再び最奥まで挿入してしまった。少し精液が出てしまったかもしれない。