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魔法のある世界で
56.悩めるラーラ
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何ソレ何ソレ何ソレ~ッ!
「アリエナイデショーッ!」私は叫びまくった。
真夜中の私(日本語)の叫びは、お父様やサラさんたちには、まるで助けを乞う悲鳴にでも聞こえたのだろう。
血相を変えて、皆が飛び込んできた。
「ラーラ!どうしたんだっ!」
「ラーラ様っ!どうしましたっ!」
二人とも何と闘うきでいたのか手に剣を持って入ってきた。
そんな慌てた二人をみた瞬間、今が夜中で皆に心配をかけてしまったと感じた私は慌ててタマチャンとの通信を切り皆に言い訳した。
「こっ…怖い夢を見たのでしゅ!ご、ごめんなしゃい!」
お父様が、魔法で部屋の明かりを灯した。
部屋の中が昼間のように明るくなると、わたしの顔を見たお父様とサラさんは驚きの表情をみせた。
「ラーラ!真っ青じゃないか!」「本当に!そんなに怖い夢をみたのですか?」
「ごっ、ごめんなしゃい…」私が謝ると二人はぶんぶんと首を横に降った。
「ラーラ!何を遠慮しているのだ!お前は私の娘なんだぞ!」
「そうですよ!ラーラ様、謝る必要なんか何もないのです!もっと大人に甘えていいのですよ!」
お父様とサラさんの、そんな優しい言葉に私は、さらに狼狽えた。
食堂のおばちゃんにも、よく『もっと甘える事を覚えな!』と叱られていたが、辛い時の甘え方なんてよく分からない。
私は更に困惑して、ついまた謝る。
「ご、ごめんなしゃ…」
ごめんなさい…と、そう言いかけた時、お父様が私の小さな体を抱きしめた。
「謝らなくていい!ラーラは、何も悪い事などしてない!」
サラさんは、横でこくこくと涙目で頷いている。
そして気づけば、お父様とサラさんの後ろには、爺も目頭を押さえながら立っていた。
いつも間に…と、思った。
気遣うような目でこちらを静かに見ている。
「私は皆をおこしてしまいました。こんな真夜中に…だから…やっぱり、悪いのでしゅ」
そう言う私に大人達三人は(かく言う私も中身は大人だけど)また何とも言えないような切ない表情をした。
お父様は私をぎゅうっと抱きしめた。
「ラーラ、そんなのは気にしなくていい。怖い夢を見たというなら眠るまでついててやるから…」
「わっ!私も側におりますわっ!」
「爺も、おりますぞっ!」
三人が三人ともそう言う。
そして目を爛々とさせながら、もっと甘えろと言ってくる。
それはもう真剣に!
ふと、思う。
これは、あれか!
これもまた、タマチャンのせいか?と思い至った。
それとも、この星の生命の誕生の時の…。
そうか…この星の生きとし生けるものの生命の種になった私の体…細胞…から生まれた人類は無意識の内に私と言う存在に惹かれている…?
タマチャンのこれまでの人類への関与のせいもあるのかもしれない。
いや、あるだろう!何故か確信してしまう!
この世界を管理しているタマチャンは冷静に考えてこの世界の神である。
そんな事に今さら…本当に今さら気づいた愚かな私は、自分でもどんどん血の気が引いてくる。
ロイス博士は何故、自分が”卵”に乗らなかったのか…。
何故、私なんかを生き残らせたのか…。
考えても分からない事は考えないようにしてきたけれど…。
どんどん顔色の悪くなる私にお父様が、慌てだした。
「どうしたんだ!ラーラ!黙り込んで!ああっ、ますます顔色がっ!爺っ!すぐに医者をっ!」
そう言ったお父様の言葉に、はっと自分を取り戻した私は、お父様に言った。
「おとうしゃま、ごめ…ううん、大丈びです!皆が皆いたら、かえって眠れましぇん」
「「「そ、そんな」」」三人の大人たちが表情を曇らせた。
「でも、其方が心配だ!」とお父様が言うとサラさんや爺も頷く。
「じ…じゃあ、おとうしゃまだけ…いてくだしゃい…」私はそう言った。
「「「えっ!」」」
すると、お父様はぱあっと顔をほころばせた。
「いいとも、ラーラが眠るまで側にいよう。何なら本でも読もうか?」
相変わらず、怖そうな外見とのギャップがたまらなく魅力的なお父様である。(困った。可愛い)
反面、サラさんと爺は、一瞬、あからさまに恨めしそうな顔になったが、そこはそれ、雇われる側、渋々ながらも、私とお父様の会話の邪魔をしないよう空気を読んで、そっと私の部屋を後にした。
本当に人間の出来た良い護衛騎士と爺だった。
お父様と二人きりになり私はふとお父様の明日のスケジュールが気になった。
「おとうしゃま、明日はお仕事おやしゅみでしゅか?」
「ん?いや、明日は南の遺跡に行く予定だな」
「だったら、わたしの事はいいでしゅから寝ないとでしゅ」
「おまえは、また…子供はそんな事、気にしなくていいんだぞ?」
(ホントの子供ならね…)と心の中で思う私は、おし黙った。
前世では子供の頃こそ我儘や口答えは決して許されなかったものである。
私は単純に明日も仕事のお父様が寝不足なのは良くないだろうと思った。
だから、こう言ったのだ。
「だったら、おとうしゃま、一緒にねてくだちゃい!」この時の私に不純な動機は一切ないと誓おう!
そう私が言うとお父様はちょっとびっくりしたような顔をして、その後、この世の幸せを独り占めしたかのような顔になった。
どきんっ!
私の胸が急に跳ね上がった。
不整脈である!
なんて表情するのよ!お父様ってば!
ただでさえ、ギャップ萌えが激しいのにっっ!
やだっ!何コレ!そう思った。
この感情!これはヤバい!ヤバいやつだ!
私の脳内でエマージェンシーコールが鳴り響く!
見た目四十代(貫禄ありすぎ!)のお父様は実はまだ三十六歳だ!爺や侍女ズが言っていた。
中身で言うなら三十二歳の私からみたら、恋愛対象として好きになるのにも問題ないが、現在の三歳の外見から言うとその歳の差三十三歳!かなり無理がある!
絶対、無理だろう!
この世界で初めての恋が、いきなりアウトだなんて切なすぎる!しかも義理とはいえ父親だなんて!
ダメにダメ出しだ!
タマチャンの事も気になる!世界が私の為にあるって何!
今は亡きロイス博士の想いも気になる!まずは、そこからだっ!
そして、気づいてしまったお父様への、この想いも!
そんな想いに到底、眠れないと思っていたのに三歳の身体は本当に単純で素直である。
お父様にまるで宝物のように抱っこされてポンポンと背中を撫でられると、驚くほどあっさり眠りについてしまったのだった。
そして翌日、お父様が仕事に出たあと、私は、心配する爺やサラさん、侍女ズをも拒否して食事もとらずに部屋に閉じこもったのだった。
そして心の中で叫んだ。
『皆、ごめん!本当にごめんだけど、少し考える時間がほしいのよぉ~!』
「アリエナイデショーッ!」私は叫びまくった。
真夜中の私(日本語)の叫びは、お父様やサラさんたちには、まるで助けを乞う悲鳴にでも聞こえたのだろう。
血相を変えて、皆が飛び込んできた。
「ラーラ!どうしたんだっ!」
「ラーラ様っ!どうしましたっ!」
二人とも何と闘うきでいたのか手に剣を持って入ってきた。
そんな慌てた二人をみた瞬間、今が夜中で皆に心配をかけてしまったと感じた私は慌ててタマチャンとの通信を切り皆に言い訳した。
「こっ…怖い夢を見たのでしゅ!ご、ごめんなしゃい!」
お父様が、魔法で部屋の明かりを灯した。
部屋の中が昼間のように明るくなると、わたしの顔を見たお父様とサラさんは驚きの表情をみせた。
「ラーラ!真っ青じゃないか!」「本当に!そんなに怖い夢をみたのですか?」
「ごっ、ごめんなしゃい…」私が謝ると二人はぶんぶんと首を横に降った。
「ラーラ!何を遠慮しているのだ!お前は私の娘なんだぞ!」
「そうですよ!ラーラ様、謝る必要なんか何もないのです!もっと大人に甘えていいのですよ!」
お父様とサラさんの、そんな優しい言葉に私は、さらに狼狽えた。
食堂のおばちゃんにも、よく『もっと甘える事を覚えな!』と叱られていたが、辛い時の甘え方なんてよく分からない。
私は更に困惑して、ついまた謝る。
「ご、ごめんなしゃ…」
ごめんなさい…と、そう言いかけた時、お父様が私の小さな体を抱きしめた。
「謝らなくていい!ラーラは、何も悪い事などしてない!」
サラさんは、横でこくこくと涙目で頷いている。
そして気づけば、お父様とサラさんの後ろには、爺も目頭を押さえながら立っていた。
いつも間に…と、思った。
気遣うような目でこちらを静かに見ている。
「私は皆をおこしてしまいました。こんな真夜中に…だから…やっぱり、悪いのでしゅ」
そう言う私に大人達三人は(かく言う私も中身は大人だけど)また何とも言えないような切ない表情をした。
お父様は私をぎゅうっと抱きしめた。
「ラーラ、そんなのは気にしなくていい。怖い夢を見たというなら眠るまでついててやるから…」
「わっ!私も側におりますわっ!」
「爺も、おりますぞっ!」
三人が三人ともそう言う。
そして目を爛々とさせながら、もっと甘えろと言ってくる。
それはもう真剣に!
ふと、思う。
これは、あれか!
これもまた、タマチャンのせいか?と思い至った。
それとも、この星の生命の誕生の時の…。
そうか…この星の生きとし生けるものの生命の種になった私の体…細胞…から生まれた人類は無意識の内に私と言う存在に惹かれている…?
タマチャンのこれまでの人類への関与のせいもあるのかもしれない。
いや、あるだろう!何故か確信してしまう!
この世界を管理しているタマチャンは冷静に考えてこの世界の神である。
そんな事に今さら…本当に今さら気づいた愚かな私は、自分でもどんどん血の気が引いてくる。
ロイス博士は何故、自分が”卵”に乗らなかったのか…。
何故、私なんかを生き残らせたのか…。
考えても分からない事は考えないようにしてきたけれど…。
どんどん顔色の悪くなる私にお父様が、慌てだした。
「どうしたんだ!ラーラ!黙り込んで!ああっ、ますます顔色がっ!爺っ!すぐに医者をっ!」
そう言ったお父様の言葉に、はっと自分を取り戻した私は、お父様に言った。
「おとうしゃま、ごめ…ううん、大丈びです!皆が皆いたら、かえって眠れましぇん」
「「「そ、そんな」」」三人の大人たちが表情を曇らせた。
「でも、其方が心配だ!」とお父様が言うとサラさんや爺も頷く。
「じ…じゃあ、おとうしゃまだけ…いてくだしゃい…」私はそう言った。
「「「えっ!」」」
すると、お父様はぱあっと顔をほころばせた。
「いいとも、ラーラが眠るまで側にいよう。何なら本でも読もうか?」
相変わらず、怖そうな外見とのギャップがたまらなく魅力的なお父様である。(困った。可愛い)
反面、サラさんと爺は、一瞬、あからさまに恨めしそうな顔になったが、そこはそれ、雇われる側、渋々ながらも、私とお父様の会話の邪魔をしないよう空気を読んで、そっと私の部屋を後にした。
本当に人間の出来た良い護衛騎士と爺だった。
お父様と二人きりになり私はふとお父様の明日のスケジュールが気になった。
「おとうしゃま、明日はお仕事おやしゅみでしゅか?」
「ん?いや、明日は南の遺跡に行く予定だな」
「だったら、わたしの事はいいでしゅから寝ないとでしゅ」
「おまえは、また…子供はそんな事、気にしなくていいんだぞ?」
(ホントの子供ならね…)と心の中で思う私は、おし黙った。
前世では子供の頃こそ我儘や口答えは決して許されなかったものである。
私は単純に明日も仕事のお父様が寝不足なのは良くないだろうと思った。
だから、こう言ったのだ。
「だったら、おとうしゃま、一緒にねてくだちゃい!」この時の私に不純な動機は一切ないと誓おう!
そう私が言うとお父様はちょっとびっくりしたような顔をして、その後、この世の幸せを独り占めしたかのような顔になった。
どきんっ!
私の胸が急に跳ね上がった。
不整脈である!
なんて表情するのよ!お父様ってば!
ただでさえ、ギャップ萌えが激しいのにっっ!
やだっ!何コレ!そう思った。
この感情!これはヤバい!ヤバいやつだ!
私の脳内でエマージェンシーコールが鳴り響く!
見た目四十代(貫禄ありすぎ!)のお父様は実はまだ三十六歳だ!爺や侍女ズが言っていた。
中身で言うなら三十二歳の私からみたら、恋愛対象として好きになるのにも問題ないが、現在の三歳の外見から言うとその歳の差三十三歳!かなり無理がある!
絶対、無理だろう!
この世界で初めての恋が、いきなりアウトだなんて切なすぎる!しかも義理とはいえ父親だなんて!
ダメにダメ出しだ!
タマチャンの事も気になる!世界が私の為にあるって何!
今は亡きロイス博士の想いも気になる!まずは、そこからだっ!
そして、気づいてしまったお父様への、この想いも!
そんな想いに到底、眠れないと思っていたのに三歳の身体は本当に単純で素直である。
お父様にまるで宝物のように抱っこされてポンポンと背中を撫でられると、驚くほどあっさり眠りについてしまったのだった。
そして翌日、お父様が仕事に出たあと、私は、心配する爺やサラさん、侍女ズをも拒否して食事もとらずに部屋に閉じこもったのだった。
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