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魔法のある世界で
39.疑惑のラーラ姫02
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その日も、お父様は、遺跡の奥の危険な場所にまで調査に行くらしく、お留守番になってしまったので私は不本意ながらも仕方ないと諦めてまた侍女ズと共に王城にある庭園に来ていた。
置いて行かれる事は不本意だったけれど、いかんせん自分の三歳と言う年齢を考えたらそれも致し方のない事だと『中身大人』の私は納得した。
お父様との”ワクワク遺跡探検”はもう少し大きくなるまで我慢する事にする。
しかし、お父様は遺跡調査とか、隠居後の道楽かと思っていたが結構ちゃんとお仕事しているのだと感心しちゃったりなんかもした。
自分が行かないと転移能力者は希少だし調査も滞るところが多くあるのだと言うのだ。
私は私で大好きな植物、お花や木を愛でながらこの星の植物の生態系の観察など…。
…と、言っても似ていてもやっぱり以前の地球とは違う植物の知識がある訳もなく、今のところは、ひたすら見て楽しむのみなのだが、これはこれで楽しい。
その内、何か種から育ててみようと思う。
手で触れると縮んでしまうオジギ草のような葉っぱや、見たこともないようなシースルー半透明の花びらの花や、薔薇のように幾重にも花びらがあるものもある。
この庭園にある植物の種類はとても豊富で、時間によって違う花が咲くのも面白かった。
「「「姫様は、本当にお花が大好きですねぇ~」」」と侍女ズが言う。
「お花だけじゃないにょよ!大きなも葉っぱも可愛い実も大好きなにょ!」そう言いながら、私が花を眺めていると、行く先で何やら大きな木を植えているおじいさんと若者に出会った。
一緒にいる若者は、そのおじいさんに付き添って木を植えるのを手伝っているようだ。
その木はなにか、葉がきらきらと日に透けて小さな綺麗な虹色の光を輝かせていた。
まるで葉っぱがプリズムのように日の光を屈折させて赤や緑や黄色の淡い光を弾きだしているようである。
三人の侍女ズは、一瞬、警戒したような表情をしたが、ここは王の城の庭である。
怪しい者がそうそう入れる筈もないと判断したようで特におじいさんに話しかけようとする私を止めはしなかった。
「おじいしゃん、何を植えてらっしゃるのですか?」
「おや、これはこれは、可愛らしいお嬢様ですな?これは虹彩樹と申しまして、お祝い事があるときに記念に植えられる樹なのですじゃ」
「へぇぇ?何かお祝い事があったのですか?」
「この国の王様に妹姫さまがいらっしゃった事がわかり、そのお祝いにと王室よりご注文いただいた記念樹でございますよ」と横にいた優しそうな若者が、そう言った。
「ええっ?じゃあ、これは、わたちの為の記念樹なのでちゅか?」
「「「まぁ」」」侍女ズも知らなかったようで驚きの声をあげた。
「なんと、ではお嬢様がラーラ姫さまでしたか。これはこれは!」とおじいさんと、若者は私にひれ伏してきた。
「やめてくだしゃいなの!私のようなちびっこに、頭なんて下げないでくだしゃい!」
私は慌ててそう言うとおじいさんの頭をあげさせようと肩に手をかけた。
すると何故かおじいさんは、物凄くびっくりしたような顔をした。
「なんと、姫様、わたしのような汚い老人にお手を触れるなど」
「?なんで?おじいしゃん汚くないよ?」
「いや、泥もついておりますれば」
「ああ、泥んこって事?樹を植えてくれてるんだもの土くらいつくのは、あたりまえでしゅよね?そっちのお兄しゃんも頭をあげてほしいでしゅ!」
「え?でも」とその若者は私の顔を見たあと侍女ズに窺うような眼差しをむけた。
すると三人の中で一番のお姉さん気質のドレンが、にっこりと笑って、おじいさんと若者に答えた。
「お二人とも大丈夫ですよ?ラーラ姫様は、身分や身なりで人を判断する中途半端なお貴族様とは訳が違います!それこそ神殿の奥で清らかにお育ちになった姫様ですから、誰かを下に見たりすることのない奇跡のような姫君なのですわ!」と、何やらドヤ顔で、おじいさんと若者に言い放ちミーファとソラはうんうんと頷いた。
「ドレンしゃん、素敵にいいすぎでしゅ!わたちは、ちびっこでお仕事もしてないのでしゅから、皆の方が偉いのが当たり前なのでしゅ!」
私は何か恥ずかしくなってそう言うとまたまた三人の侍女ズが凄まじい勢いで振り返り言い返してきた。
「「「まぁ!姫様!それは違いますわ!」」」
「姫様は先王陛下の娘で国王陛下の妹姫で私達のご主人様なのですから!」とミーファが言うドレンとソラもうんうんと頷く。
本当にこの三人は三つ子かと思うくらい、息ぴったりである。
しかし、ここは、譲れない!毎日私のようなちびっこのお世話を嫌な顔一つせずしてくれる侍女ズのほうが偉いにきまってるじゃないか!
「ちがうにょっ!お給料払ってるのはお父様なんだからドレン達のご主人たまは、おとうしゃまでわたちじゃないの!わたちは、まだちびっこで無駄飯食いのごくつぶしなにょよ!」と言うと三人がいきなり泣きそうな目で私を一斉に見た。
「え?」
「「「姫様っ!一体誰が幼い姫様にそんな事をっ!」」」
三人は同時に叫んでうるうるしている。
「お育ちになった神殿の者がそんな事を???」
「信じられないっ!姫様の事を無駄飯食いとかごくつぶしだなんてっ!」
「え~…っと」
確かに以前(前世)地球にいた頃の私の記憶では、あの未認可の天才児育成センターでは、研究が出来てなんぼ?みたいなトコがあり、研究で成果を上げられるようになるまでは言われてたしなぁ?と思う。
実際、あの尊敬する『食堂のおばちゃん』も言っていた。
「働かざるもの食うべからず!」と!
「ええぅとね?はたらかざるもの、くうべからず!なのでしゅからわたしは、おとうしゃまや皆にお世話になってるのでしゅから、皆に感謝しゅるのが、ただしいのでしゅ!」
「「「姫様っ!姫様が一番尊いですわっ!」」」
「だから、ちがゆってば!」
と、そんな永遠に続きそうな誰が偉いという論争にポカーンという表情でみているおじいさんと若者はただただ、驚いていた。
置いて行かれる事は不本意だったけれど、いかんせん自分の三歳と言う年齢を考えたらそれも致し方のない事だと『中身大人』の私は納得した。
お父様との”ワクワク遺跡探検”はもう少し大きくなるまで我慢する事にする。
しかし、お父様は遺跡調査とか、隠居後の道楽かと思っていたが結構ちゃんとお仕事しているのだと感心しちゃったりなんかもした。
自分が行かないと転移能力者は希少だし調査も滞るところが多くあるのだと言うのだ。
私は私で大好きな植物、お花や木を愛でながらこの星の植物の生態系の観察など…。
…と、言っても似ていてもやっぱり以前の地球とは違う植物の知識がある訳もなく、今のところは、ひたすら見て楽しむのみなのだが、これはこれで楽しい。
その内、何か種から育ててみようと思う。
手で触れると縮んでしまうオジギ草のような葉っぱや、見たこともないようなシースルー半透明の花びらの花や、薔薇のように幾重にも花びらがあるものもある。
この庭園にある植物の種類はとても豊富で、時間によって違う花が咲くのも面白かった。
「「「姫様は、本当にお花が大好きですねぇ~」」」と侍女ズが言う。
「お花だけじゃないにょよ!大きなも葉っぱも可愛い実も大好きなにょ!」そう言いながら、私が花を眺めていると、行く先で何やら大きな木を植えているおじいさんと若者に出会った。
一緒にいる若者は、そのおじいさんに付き添って木を植えるのを手伝っているようだ。
その木はなにか、葉がきらきらと日に透けて小さな綺麗な虹色の光を輝かせていた。
まるで葉っぱがプリズムのように日の光を屈折させて赤や緑や黄色の淡い光を弾きだしているようである。
三人の侍女ズは、一瞬、警戒したような表情をしたが、ここは王の城の庭である。
怪しい者がそうそう入れる筈もないと判断したようで特におじいさんに話しかけようとする私を止めはしなかった。
「おじいしゃん、何を植えてらっしゃるのですか?」
「おや、これはこれは、可愛らしいお嬢様ですな?これは虹彩樹と申しまして、お祝い事があるときに記念に植えられる樹なのですじゃ」
「へぇぇ?何かお祝い事があったのですか?」
「この国の王様に妹姫さまがいらっしゃった事がわかり、そのお祝いにと王室よりご注文いただいた記念樹でございますよ」と横にいた優しそうな若者が、そう言った。
「ええっ?じゃあ、これは、わたちの為の記念樹なのでちゅか?」
「「「まぁ」」」侍女ズも知らなかったようで驚きの声をあげた。
「なんと、ではお嬢様がラーラ姫さまでしたか。これはこれは!」とおじいさんと、若者は私にひれ伏してきた。
「やめてくだしゃいなの!私のようなちびっこに、頭なんて下げないでくだしゃい!」
私は慌ててそう言うとおじいさんの頭をあげさせようと肩に手をかけた。
すると何故かおじいさんは、物凄くびっくりしたような顔をした。
「なんと、姫様、わたしのような汚い老人にお手を触れるなど」
「?なんで?おじいしゃん汚くないよ?」
「いや、泥もついておりますれば」
「ああ、泥んこって事?樹を植えてくれてるんだもの土くらいつくのは、あたりまえでしゅよね?そっちのお兄しゃんも頭をあげてほしいでしゅ!」
「え?でも」とその若者は私の顔を見たあと侍女ズに窺うような眼差しをむけた。
すると三人の中で一番のお姉さん気質のドレンが、にっこりと笑って、おじいさんと若者に答えた。
「お二人とも大丈夫ですよ?ラーラ姫様は、身分や身なりで人を判断する中途半端なお貴族様とは訳が違います!それこそ神殿の奥で清らかにお育ちになった姫様ですから、誰かを下に見たりすることのない奇跡のような姫君なのですわ!」と、何やらドヤ顔で、おじいさんと若者に言い放ちミーファとソラはうんうんと頷いた。
「ドレンしゃん、素敵にいいすぎでしゅ!わたちは、ちびっこでお仕事もしてないのでしゅから、皆の方が偉いのが当たり前なのでしゅ!」
私は何か恥ずかしくなってそう言うとまたまた三人の侍女ズが凄まじい勢いで振り返り言い返してきた。
「「「まぁ!姫様!それは違いますわ!」」」
「姫様は先王陛下の娘で国王陛下の妹姫で私達のご主人様なのですから!」とミーファが言うドレンとソラもうんうんと頷く。
本当にこの三人は三つ子かと思うくらい、息ぴったりである。
しかし、ここは、譲れない!毎日私のようなちびっこのお世話を嫌な顔一つせずしてくれる侍女ズのほうが偉いにきまってるじゃないか!
「ちがうにょっ!お給料払ってるのはお父様なんだからドレン達のご主人たまは、おとうしゃまでわたちじゃないの!わたちは、まだちびっこで無駄飯食いのごくつぶしなにょよ!」と言うと三人がいきなり泣きそうな目で私を一斉に見た。
「え?」
「「「姫様っ!一体誰が幼い姫様にそんな事をっ!」」」
三人は同時に叫んでうるうるしている。
「お育ちになった神殿の者がそんな事を???」
「信じられないっ!姫様の事を無駄飯食いとかごくつぶしだなんてっ!」
「え~…っと」
確かに以前(前世)地球にいた頃の私の記憶では、あの未認可の天才児育成センターでは、研究が出来てなんぼ?みたいなトコがあり、研究で成果を上げられるようになるまでは言われてたしなぁ?と思う。
実際、あの尊敬する『食堂のおばちゃん』も言っていた。
「働かざるもの食うべからず!」と!
「ええぅとね?はたらかざるもの、くうべからず!なのでしゅからわたしは、おとうしゃまや皆にお世話になってるのでしゅから、皆に感謝しゅるのが、ただしいのでしゅ!」
「「「姫様っ!姫様が一番尊いですわっ!」」」
「だから、ちがゆってば!」
と、そんな永遠に続きそうな誰が偉いという論争にポカーンという表情でみているおじいさんと若者はただただ、驚いていた。
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