僕とあなたの地獄-しあわせ-

第4章 同甘共苦

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｢はぁはぁ、っはぁ･･･はぁ･･･｣

翌日の夜の事だった。
前回の、時期が1週間ズレた発情期からちょうど3ヶ月後だった今日、ズレた時期が元に戻ることなくやって来た発情期。
ただ、さすがに時間はちゃんと夜中に戻っていた。
おかげで前回のように日中外で、というような事態にはならずに済んでいる。

だけど、なにかおかしい。
さっき抑制剤を飲んだのに全然効かない。
｢ゔゔ･･･｣

もっと薬を、飲めば･･･。
一回一錠と決まっている抑制剤を、残りの10錠全て飲んでしまった。
副作用はあまりないと言っても人それぞれだし、しかも個数を大幅にオーバーしている。
そのため、何が起こるか分からない。
特効薬は前回使ってから色々あって取りに行くのを忘れていたから切らしていて、もうこれに頼るしかなかった。

どくん。

｢っかはぁ、んあぁっ｣
おかしい。
薬が効かないだけじゃない。
悪化してる。
身体の奥から熱が溢れてきて腹の奥が疼いて仕方ない。

ふと、静先輩の顔が頭をよぎった。
その瞬間、全身の血がぶわっと沸騰したかのように熱くなって暴れ出した。

嘘だ嘘だ。
今すぐ静先輩に触れたい。
キスして僕の全てを静先輩のものにされたい。
なんで、こんな時にっ。

こんな汚い身体、静先輩に触らせたくない。

現実を突きつけられて、そう思ったばかりなのに。
だから絶対、絶対、会っちゃいけないのに。

でも、でも、静先輩っ。
静先輩、静先輩。

身体は静先輩を求めて、でも心はそれを受け入れられなくて。
辛くて辛くて涙が出てくる。
｢ごめんなさい･･･静先輩｣

我慢にも限界がある。
自身は勃ちすぎて痛みを訴え始めていた。
そこにゆるりと手を伸ばし触れてみる。

｢んあっ｣

少し触れるだけでべったり付く先走り。
感度も上がっていて、頭の中を電気が走る感覚。
｢静先輩、たす･･･けてっ、あぁん･･･んん･･･ぁいたぃ｣

中を突かれる気持ち良さを知っている身体は前だけじゃ足りなくて、のろのろとその奥に指を這わせる。
そこは既にぱっくりと口を開いて蜜を垂らしていた。