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二年目!
いざ!カラオケへ!
しおりを挟む俺は鼻歌を歌いながらソファに寝転がり、メダカ専門雑誌を読んでいた
「あの~なんで、この人たちは人の歌を歌って採点してるんですか?」
と死神がテレビ番組のカラオケ大会を指差す
俺は「あぁ~歌が上手いかをカラオケで競い合うんだよ。まあ音痴な奴は音痴だけどな、中にはモノマネしたり、自分色に染めて歌う人もいる」
死神はテレビを見つめ「へぇ~(・ω・)なんか楽しそうですね」
俺はソファから起き上がり
「だったらカラオケに行ってみるか?」
死神はワクワクしながら
「いざ!カラオケへ~!」
弟も合流してカラオケに向かう。
「よお!弟よ!久々だよな!二人でカラオケは!」
「そうだね(^∇^)」
死神は何を歌うかを本で必死に探している「ん~これもいいですけど、これもいいな~」
俺は普通にミスチル、ゆずとか歌うんだけど、弟が音痴であることを完全に忘れていた。
「お~れ~は~ジャイアン!ホゲ~(^∇^)」死神と俺は引きつった顔で弟が歌い終わるのを待っていた
死神の番が回り画面にタイトルが出る「津軽海峡冬景色」!
俺と弟は飲んでいたジュースを吹いてしまった
ま、まさか死神がこれを知ってるなんて!?
「ああ、津軽海峡冬景色~♬」
やけに上手い笑笑
死神は右手を握り拳にして津軽海峡冬景色を歌い上げる
「す、スゲー!上手いじゃん!」
そして死神が設定した採点では…
「上手いから得点高いんじゃない?」
得点は~ドーン!エラー。採点出来ませんでした。
…。…。…。
「あれ?」
「なんで?」
「ありゃ?」
俺はもう一回、歌ってごらんと促す
死神は頷き違う曲を入れる
「川の流れのように」
再び俺と弟はジュースを吹いてしまった「選曲が凄いな笑笑」
「ああ~川の流れのように~♬」
死神は自分の能力なのか美空ひばりの声で「川の流れのように」を全力で歌い上げるが!?
得点は~ドーン!エラー採点出来ませんでした。
「なんでー!!」
死神は部屋の片隅に体育座りして落ち込んでいた。
死神があることに気付く
「あ、もしかして実体化しても声は機械には拾えないとか?」
死神はより一層落ち込んでいた
「まさか美空ひばりにそっくりな歌声が聴けるなんてなーなかなかないよな!弟よ!」
「そうですよ!テレビでしか聴いたことない!」
なんとか死神を慰める
「死神の声は確かにスピーカーから聞こえたよな?」
「うん」
死神が持っていた機械を見ると
採点機能は故障しております。って書いてあるじゃねーか!
死神はそれを見て笑顔になる
「な、なんだービックリしましたよー(≧∇≦)」死神はそれからマイクを離さないこと3時間…
「お~れ~は~ジャアイアン!ほげ~♬」ってお前もなんで急に音痴になるんだよってツッコミを入れたりした。
帰り際に会計をしようとなんかやけに明るい部屋を横切ろうとした時だった。そこにはメタボな腹を揺らしながら歌うキューピッグがいた。
キューピッグはこちらに気付き
「あーー!死神さんに死に損ないの人ー!」
俺はカチンときて
「んだと!このメタボ天使がー!」
後半へ続く。
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