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【第六章:強襲!! 上位管理者アンドロイド・コウガイジ!!】
【第99話】
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「セイテンタイセイ停止!! セイテンタイセィ停止せよ!!」
「モンキーマンさん!!」
コウガイジの制御下にあった量産型アンドロイドソルジャー達が機能停止したのを確認し、吊るされたエル字型鉄棒から脱出したサン博士とそれを肩で支えて立たせるソルジャー・マツモト。
サン博士はセイテンタイセイOSを自立起動させて狂戦士とイヒしたモンキーマンを止めようと必死で停止コードを音声認証させようとからからの喉で叫ぶ。
「エージェント様、このままではモンキーマンさんが……!!」
セイテンタイセイOSと言うプログラムは戦闘用人型アンドロイドに急激な出力上昇と言うボディ負荷をかけ続け、大破停止するまで破壊行為を続けてしまう代物であるが故にかつてエデンのアンドロイド研究者により封じられたと言う事実を聞いていたマツモト。
「わかっている、だが……どうすればアイツが止まるんだ!? 私にもわからない!!」
サン博士の声による音声認証停止コード 『セイテンタイセイ停止!!』 を受け付けず、理論上駆動限界時間が経過した場合にすべてのシステムを強制シャットダウンさせる『安全装置(リミッター)』 もおそらく機能していない。
遠目にも大破状態なコウガイジの頭を掴んで持ちあげ、執拗なまでに腹パンを食らわせ続ける相方を前に打つ手なしとなったサン博士は顔を押さえてしまう。
「……エージェント、申し訳ございません!!」
そんな中、電子ロック手伽と足伽で拘東されているサン博士を鉄棒にもたれかけて立たせたソルジャー・マツモト。
「マツモト!?」
「命令違反は承知です!! 処罰はあとからいくらでも受けます!!」
「やっ、やめろバカ!!」
サン博士をしり目に手足につけられた伽に構う事無く走り出したマツモト。
二足歩行でよろめき転び、どうにか四足歩行に移行した彼女はそのまま犬のように走ってモンキーマンとコウガイジの所まで駆け出す。
(俺もここまでか……)
セイテンタイセイの剛腕に殴られ続け、ボディだけ自己修復システムでもどうしようもないレベルに完全大破したコウガイジ。
もはや痛覚センサーも機能していない状態でかろうじて動いていた戦闘用人工知能で現状観察していたコウガイジは諦めの境地に入り始める。
(まあ、S YK-000に遺されていたセイテンタイセイの力をここまで引き出せた時点で主様が命じた俺の役目は果たせているだろう。
あとは……サン・フトウとこいつらの問題だ……)
『ウゴォォォォォ!!』
(あっ、これトドメになるわ)
動力系統からのエネルギー供給低下により止まりつつある戦闘用人工知能でそんなことを考えていたコウガイジのボディをスーパーモンキーパンチでぶち破ろうと溜めるセイテンタイセイ。
命の残り時間数秒……のその時だった。
「モンキーマンさん、もうやめて!!」
『ガッ!?』
『マツモトちゃん!?』
滑り込むように四つん這いのままセイテンタイセイの足にすがりつく少女。
「セイテンタイセイさん、聞こえていますよね!? 私はレジスタンス軍第35部隊、ソルジャーのマツモトです!! 私はまだコウガイジさんに言えてない事があるんです!! だからその手を離して攻撃をやめてください!!」
『……』
「それにモンキーマンさんのお体も限界のはずなんです!! エージェント様も私もコマンダー達も貴方が壊れてしまったら本当に悲しみます……私が言うのもなんですが、命大事にでお願いします!!」
『……』
『マツモトちゃん……そいつは破壊兵器だ!! 人の情の類は通じない、逃げるんだ!!』
無謀な乱入者であるマツモトの伽を慌てて遠隔電子ロック解除し、逃げるように命じるコウガイジ。
「いやです!! 私、御二方のため絶対に逃げません!!」
『……』
『くそっ……サンマイカ!!』
このままでは非力な少女であるマツモトが次の攻撃ターゲットとなってしまう。
最悪の事態を回避すべくコウガイジは残り少ない力でサンマイカを起動させ、セイテンタイセイの気を引こうとする。
【MMS 第100話につづく】
「モンキーマンさん!!」
コウガイジの制御下にあった量産型アンドロイドソルジャー達が機能停止したのを確認し、吊るされたエル字型鉄棒から脱出したサン博士とそれを肩で支えて立たせるソルジャー・マツモト。
サン博士はセイテンタイセイOSを自立起動させて狂戦士とイヒしたモンキーマンを止めようと必死で停止コードを音声認証させようとからからの喉で叫ぶ。
「エージェント様、このままではモンキーマンさんが……!!」
セイテンタイセイOSと言うプログラムは戦闘用人型アンドロイドに急激な出力上昇と言うボディ負荷をかけ続け、大破停止するまで破壊行為を続けてしまう代物であるが故にかつてエデンのアンドロイド研究者により封じられたと言う事実を聞いていたマツモト。
「わかっている、だが……どうすればアイツが止まるんだ!? 私にもわからない!!」
サン博士の声による音声認証停止コード 『セイテンタイセイ停止!!』 を受け付けず、理論上駆動限界時間が経過した場合にすべてのシステムを強制シャットダウンさせる『安全装置(リミッター)』 もおそらく機能していない。
遠目にも大破状態なコウガイジの頭を掴んで持ちあげ、執拗なまでに腹パンを食らわせ続ける相方を前に打つ手なしとなったサン博士は顔を押さえてしまう。
「……エージェント、申し訳ございません!!」
そんな中、電子ロック手伽と足伽で拘東されているサン博士を鉄棒にもたれかけて立たせたソルジャー・マツモト。
「マツモト!?」
「命令違反は承知です!! 処罰はあとからいくらでも受けます!!」
「やっ、やめろバカ!!」
サン博士をしり目に手足につけられた伽に構う事無く走り出したマツモト。
二足歩行でよろめき転び、どうにか四足歩行に移行した彼女はそのまま犬のように走ってモンキーマンとコウガイジの所まで駆け出す。
(俺もここまでか……)
セイテンタイセイの剛腕に殴られ続け、ボディだけ自己修復システムでもどうしようもないレベルに完全大破したコウガイジ。
もはや痛覚センサーも機能していない状態でかろうじて動いていた戦闘用人工知能で現状観察していたコウガイジは諦めの境地に入り始める。
(まあ、S YK-000に遺されていたセイテンタイセイの力をここまで引き出せた時点で主様が命じた俺の役目は果たせているだろう。
あとは……サン・フトウとこいつらの問題だ……)
『ウゴォォォォォ!!』
(あっ、これトドメになるわ)
動力系統からのエネルギー供給低下により止まりつつある戦闘用人工知能でそんなことを考えていたコウガイジのボディをスーパーモンキーパンチでぶち破ろうと溜めるセイテンタイセイ。
命の残り時間数秒……のその時だった。
「モンキーマンさん、もうやめて!!」
『ガッ!?』
『マツモトちゃん!?』
滑り込むように四つん這いのままセイテンタイセイの足にすがりつく少女。
「セイテンタイセイさん、聞こえていますよね!? 私はレジスタンス軍第35部隊、ソルジャーのマツモトです!! 私はまだコウガイジさんに言えてない事があるんです!! だからその手を離して攻撃をやめてください!!」
『……』
「それにモンキーマンさんのお体も限界のはずなんです!! エージェント様も私もコマンダー達も貴方が壊れてしまったら本当に悲しみます……私が言うのもなんですが、命大事にでお願いします!!」
『……』
『マツモトちゃん……そいつは破壊兵器だ!! 人の情の類は通じない、逃げるんだ!!』
無謀な乱入者であるマツモトの伽を慌てて遠隔電子ロック解除し、逃げるように命じるコウガイジ。
「いやです!! 私、御二方のため絶対に逃げません!!」
『……』
『くそっ……サンマイカ!!』
このままでは非力な少女であるマツモトが次の攻撃ターゲットとなってしまう。
最悪の事態を回避すべくコウガイジは残り少ない力でサンマイカを起動させ、セイテンタイセイの気を引こうとする。
【MMS 第100話につづく】
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