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【第五章:エデン第五区画/特殊物理学研究ラボ】
【第68話】
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『ならしょうがねえブウ……オメェをちゃっちゃとブッ潰してアニキと博士を助けに行くブウ』
そう言いながら左手で牽制攻撃を続けつつ右手を上に上げたピッグマンは白布で包まれた謎の棒先端を掴み、何かのスイッチをON。
次の瞬間、重低音と共に駆動開始した何かによる震動が周囲の空気を揺さぶり始めた何かを前に多少のダメージは覚悟で距離を取ろうとしたヨウリキセン。
『ピッグハンマー!!』
だがピッグマンはその動きを察知してすぐに巨大な左手でヨウリキセンの腕を掴み止め、背負っていた何かを振りかぶるように叩きつける。
『ひえっ……』
かつてエデン第二区画上位管理者・コクフウカイが作り出したミュータントアニマルの最高傑作スーパーミュータントアニマルの腕に武器として組み込まれていた超巨大ドリル。
それに持ち手となる頑強な長柄を付けただけのシンプルの極みなピッグマン専用兵器・ピッグハンマーが数センチと言う紙一重で外れて無傷だったヨウリキセンは金属製の床に突き刺さってもなおクレーターを作りながら金属を削り節にしながら撤き散らす様に青ざめる。
『ブゴォオ!!』
『ぐああああ!!』
そのまま力任せにドリル部分を引き抜いたハンマーを一気に横に振り抜くピッグマン。
轟音を立てる削破ドリルの直撃は無かったものの、横腹に熱を帯びた巨鉄塊を叩きこむ一撃をノーガードで食らったヨウリキセンはそのまま床をバウンドローリングして吹っ飛んでいく。
『弟達よ!!』
体に巻いていたコウキンジョウを短刀&ワイヤーで物理的に封じられて拳の戦いに追い込まれたロクリキセンに一手間違えればメタル削り節orぺちゃんこのくず鉄スクラップ化不可避なデスマッチに追い込まれたヨウリキセン。
「ヴォルト!!」
『モンキーロッド!!』
『ぐぬうっ!!』
三兄弟の長兄として2人を助けに行こうにも遠距離から二丁拳銃をバンバン撃ってくるサン博士と至近距離を維持しつつしなやかで頑強な特殊合金製のモンキーロッドをビシビシと打ち込んでくるモンキーマンの連携攻撃に苦戦中のコリキセン。
このまま無様に三兄弟そろって敗北しようものならエデン内戦闘用アンドロイドでも上位管理者かそれに準ずる―部にしか搭載されていない特殊物理兵器対応電子頭脳にデータ移行と言う形でリベンジマッチの機会を与えて下さったミクラ・ブレイン様とジェイン様。
さらには特殊物理学研究ラボ警備部隊として取り立ててくださった上位管理者アンドロイド・キンカク&ギンカク様に申し訳が立たない上に武人としてこの上ない屈辱。
最悪この身が壊れようと自身の専用武器たるシチセイケンさえ再チャージ完了し、それを振るう腕さえ残っていれば奴らに一矢報いれる、コリキセンはシチセイケンの柄に刻まれた青く光る七つの星をチラ見しつつ2対1のバトルを耐える。
『コウキンジョウ、バショウセン、シチセイケン……わずかとはいえすべてが特殊物理兵器として実用化可能な期待値を出せているわ』
同時刻、エデン第五区画、特殊物理学研究ラボ中央監視室。
蜘妹メイドアンドロイドのジェインは同施設内でサン博士と丁々発止の激闘を繰り広げる特殊物理兵器試用アンドロイド、サンリキセンの映像には目もくれず手元のノートパソコン画面に表示される様々なグラフや数値、プログラムメッセージが絶え間なく表示され続ける画面を注視している。
『特殊物理兵器そのものは問題なしではあるけど……その使い手となる特殊物理兵器対応電子頭脳にインストールしたのが下級戦闘用アンドロイドのモノじゃ色々な意味でダメみたいね。 戦闘連携強化プログラム・サンミイッタイに期待しすぎたわ』
ジェインはため息をつきながらノートパソコンのデータをどこかに転送する。
『まあこの問題はコウガイジのデータをコピーしてインストールすればいいわけだし、どうせあのボディそのものが処分予定の試作品だったわけだから特殊物理兵器の実戦データが取れただけでもOKとしましょ!!
主様、最後のアレはどうします?』
何もない天井を見上げながらどこかでこのデータを受信し、独り言を含め自身の言葉を全て聞いているであろうミクラ・ブレインに尋ねるジェイン。
『テッセン、この度は大儀であった。
sandaisan.physics_battle_programの実用実験の件は我が引き継ぐ、そなたはSYK-060に戻るが良い』
『ありがたきお言葉でございます、主様。では私はこれにて失礼いたします。』
天井に敬礼してからノートパソコンを机上に置いたジェインの眼から光が消えると同時に人型アンドロイドの上半身はだらりと前屈。
蜘妹の下半身を持つ特殊人型アンドロイドは魂を持たぬ無機物として完全機能停止する。
【MMS 第69話につづく】
そう言いながら左手で牽制攻撃を続けつつ右手を上に上げたピッグマンは白布で包まれた謎の棒先端を掴み、何かのスイッチをON。
次の瞬間、重低音と共に駆動開始した何かによる震動が周囲の空気を揺さぶり始めた何かを前に多少のダメージは覚悟で距離を取ろうとしたヨウリキセン。
『ピッグハンマー!!』
だがピッグマンはその動きを察知してすぐに巨大な左手でヨウリキセンの腕を掴み止め、背負っていた何かを振りかぶるように叩きつける。
『ひえっ……』
かつてエデン第二区画上位管理者・コクフウカイが作り出したミュータントアニマルの最高傑作スーパーミュータントアニマルの腕に武器として組み込まれていた超巨大ドリル。
それに持ち手となる頑強な長柄を付けただけのシンプルの極みなピッグマン専用兵器・ピッグハンマーが数センチと言う紙一重で外れて無傷だったヨウリキセンは金属製の床に突き刺さってもなおクレーターを作りながら金属を削り節にしながら撤き散らす様に青ざめる。
『ブゴォオ!!』
『ぐああああ!!』
そのまま力任せにドリル部分を引き抜いたハンマーを一気に横に振り抜くピッグマン。
轟音を立てる削破ドリルの直撃は無かったものの、横腹に熱を帯びた巨鉄塊を叩きこむ一撃をノーガードで食らったヨウリキセンはそのまま床をバウンドローリングして吹っ飛んでいく。
『弟達よ!!』
体に巻いていたコウキンジョウを短刀&ワイヤーで物理的に封じられて拳の戦いに追い込まれたロクリキセンに一手間違えればメタル削り節orぺちゃんこのくず鉄スクラップ化不可避なデスマッチに追い込まれたヨウリキセン。
「ヴォルト!!」
『モンキーロッド!!』
『ぐぬうっ!!』
三兄弟の長兄として2人を助けに行こうにも遠距離から二丁拳銃をバンバン撃ってくるサン博士と至近距離を維持しつつしなやかで頑強な特殊合金製のモンキーロッドをビシビシと打ち込んでくるモンキーマンの連携攻撃に苦戦中のコリキセン。
このまま無様に三兄弟そろって敗北しようものならエデン内戦闘用アンドロイドでも上位管理者かそれに準ずる―部にしか搭載されていない特殊物理兵器対応電子頭脳にデータ移行と言う形でリベンジマッチの機会を与えて下さったミクラ・ブレイン様とジェイン様。
さらには特殊物理学研究ラボ警備部隊として取り立ててくださった上位管理者アンドロイド・キンカク&ギンカク様に申し訳が立たない上に武人としてこの上ない屈辱。
最悪この身が壊れようと自身の専用武器たるシチセイケンさえ再チャージ完了し、それを振るう腕さえ残っていれば奴らに一矢報いれる、コリキセンはシチセイケンの柄に刻まれた青く光る七つの星をチラ見しつつ2対1のバトルを耐える。
『コウキンジョウ、バショウセン、シチセイケン……わずかとはいえすべてが特殊物理兵器として実用化可能な期待値を出せているわ』
同時刻、エデン第五区画、特殊物理学研究ラボ中央監視室。
蜘妹メイドアンドロイドのジェインは同施設内でサン博士と丁々発止の激闘を繰り広げる特殊物理兵器試用アンドロイド、サンリキセンの映像には目もくれず手元のノートパソコン画面に表示される様々なグラフや数値、プログラムメッセージが絶え間なく表示され続ける画面を注視している。
『特殊物理兵器そのものは問題なしではあるけど……その使い手となる特殊物理兵器対応電子頭脳にインストールしたのが下級戦闘用アンドロイドのモノじゃ色々な意味でダメみたいね。 戦闘連携強化プログラム・サンミイッタイに期待しすぎたわ』
ジェインはため息をつきながらノートパソコンのデータをどこかに転送する。
『まあこの問題はコウガイジのデータをコピーしてインストールすればいいわけだし、どうせあのボディそのものが処分予定の試作品だったわけだから特殊物理兵器の実戦データが取れただけでもOKとしましょ!!
主様、最後のアレはどうします?』
何もない天井を見上げながらどこかでこのデータを受信し、独り言を含め自身の言葉を全て聞いているであろうミクラ・ブレインに尋ねるジェイン。
『テッセン、この度は大儀であった。
sandaisan.physics_battle_programの実用実験の件は我が引き継ぐ、そなたはSYK-060に戻るが良い』
『ありがたきお言葉でございます、主様。では私はこれにて失礼いたします。』
天井に敬礼してからノートパソコンを机上に置いたジェインの眼から光が消えると同時に人型アンドロイドの上半身はだらりと前屈。
蜘妹の下半身を持つ特殊人型アンドロイドは魂を持たぬ無機物として完全機能停止する。
【MMS 第69話につづく】
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