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第二章:『決闘、冒険者ギルド!! 聖魔王子VS女暗殺者!』
【第10話】
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~冒険者ギルド建物裏~
「『神速』と一騎打ちだなんてあの男、死ぬぞ……」
「惜しまれつつも第一線を去った凄腕冒険者のリィナちゃんが自ら手合わせだなんて……どういう事だ? 他のギルド試験官共はどうしたんだ?」
「あの男、何か変だな……オレ、ああ言うのなんか聞いた事あるぞ? なんだったかな?」
元凄腕冒険者であるのみならず、グラマーでセクシーなクール美女として大人気受付嬢だったリィナがギルド試験官代理として登録希望者の加入試験を行うと聞きつけた冒険者達はギルド裏にある簡易円形闘技場に大集結。
密の極みとばかりにぎゅうぎゅう詰めに観客席に座った彼・彼女らは謎の男ローランを衆人環視しつつワクワクでリィナの登場を待つ。
「お待たせしました、ローラン様。本日はよろしくお願いいたします」
「ウォォォォゥ!!」
「来たぁぁぁぁ!!」
「まさかのガチ戦闘装束かよ!! 最高だぜ!!」
「リィナお姉さまぁぁぁん!!」
「きれぃぃぃ!!」
光を吸い取る黒染めのなめし革で作られた首から下を全て覆うピチピチ戦闘装束に身を包んだリィナは実戦用ではない木製とは言え両足と腰のナイフベルトに大小数本のナイフを装備。
(『鑑識の奇跡』)
正装の秘書ではなく黒衣の女戦士としてローランの前に現れたリィナの美しさすら感じる隙の無い殺気に溢れた佇まいにローランは静かに『鑑識の奇跡』を発動させる。
『リィナ・シャドウバイト
種族:人間
性別:女
体術戦士/暗殺者
推定戦闘能カレベル:48』
故郷と比べて魔力濃度が桁違いに低い人間界で戦闘能カレベルが落ちているのは明らかな事に加え、先刻収集した野次馬冒険者とは比較にならないそのレベル数値を知ったローラン。
普段の秘書官服ではお目にかかれないピチピチ衣装のナイスバディに目が釘付けの野次馬冒険者とは裏腹にその脅威度を推し量ったローランはすぐに木剣を構える。
「者共、しずまれぇい!!」
そんな簡易円形闘技場に降りて来た2メートル近くあるスキンヘッドの大男は大声で観客を黙らせつつリィナとローランを見やる。
「俺はギルド長より審判を任されたギルド試験官、 ドラムだ。これより2人にルールを説明する」
ドラム試験官は低い声で話し出す。
「双方共に相当以上の実力者であるが故に、今回はお互いに一番安全であろうスリーダウン形式で行う。お互いに相手のマウントを取り、3戦中2回先取した方を勝者とする物だが異議は無いな?」
「分かりました、 ドラム試験官」
「異議ありません」
「よしっ、ではこれより剣士ローランのギルド加入試験を執り行う!! 双方構えよ! !」
ローランは下ろしていた木剣を中段に構え、リィナは腰を低くしたまま木製ナイフを抜く。
「ビシィィッ!!」
次の瞬間、空気を切り裂くような音と共に一足跳びに距離を詰めたリィナ。
相手の実力が未知数であるが故にリィナは敵の機動力を低下させるべく初手で足を狙う。
「ぐぅっ!!」
その速度に対処しきれず、右足に蹴りを入れられたローランは顔を歪める。
隙あらば一本取ると決めていたリィナはすぐにしなやかな動きで足を絡めて転ばせ、剣を持った右手を後ろ手に取り押さえてマウントフイニッシュを決める。
「リィナ試験官代理、 1本!!」
「ひゅー!!リィナちゃん見事だぜぇ!!」
デスクワークでの数年のブランクを全く感じさせぬ華麗なまでの瞬殺っぷりに大歓声が上がる。
「者共、しずまれえい!! これより2戦目を始める、双方構えよ!!」
ドラム試験官の声に静まり返った簡易円形闘技場で2人は再び構える。
(なるほど、武術指導をいただいた猫科獣人族に近いモーションと戦法だが『神速』と呼ばれるだけはあるな。僕も『瞬足の奇跡』を使えば彼女の加速度を追い越すことなど一瞬で出来てしまうが……それでは彼女の面目丸つぶれだろうし、そのファンであろう観戦中の冒険者達からも嫌われてしまうだろう)
人間界での人間族との初手合わせ……一撃を喰らってみて相手はかなりの猛者だと分かったとは言え、殺らなくては殺られる巨大魔物とは勝手が違う普通の人間。魔界の聖魔王子としての力を隠しつつ実力を証明し、冒険者ギルドのアイドルたるリィナさんを立てるようなみっともなくない勝ち方をローランは模索する。
「ローランさん、あなた今の……わざと食らいましたね?」
「えっ、なんのことですか?」
「先ほど、貴方の視線は明らかに私の動きを把握追跡出来ていましたよ? その上……弁慶の泣き所を狙った蹴りも認識しながらあえて上に交わそうとしませんでしたね?」
(おいおい、そうなのか?)
(リィナちゃん、何を言いだしてるんだ?)
リィナの指摘にぎわつく観客席。
「失礼ながらもしローランさんが『滅びし王国の平野』に巣くう巨大魔物を倒した半魔族だと言うのなら魔力による肉体強化や固有能力の1つや2つはお持ちのはずです……それを見せてもらえませんか? でないと私がこんな恥ずかしい恰好をして衆人環視の中試験官代理を引き受けた意味がありません」
(あの装備が恥ずかしいって自覚あったんだ……)
観客席の冒険者達はクール美女・リィナの意外な一面に胸がトゥクゥンとする。
「それは極力隠しておきたかったのですが、もうばらされてしまってはしょうがないですね…… リィナさん、恨まないでくださいよ」
ローランは木剣で突きの構えを取る。
『神速の奇跡』
【第11話に続く】
「『神速』と一騎打ちだなんてあの男、死ぬぞ……」
「惜しまれつつも第一線を去った凄腕冒険者のリィナちゃんが自ら手合わせだなんて……どういう事だ? 他のギルド試験官共はどうしたんだ?」
「あの男、何か変だな……オレ、ああ言うのなんか聞いた事あるぞ? なんだったかな?」
元凄腕冒険者であるのみならず、グラマーでセクシーなクール美女として大人気受付嬢だったリィナがギルド試験官代理として登録希望者の加入試験を行うと聞きつけた冒険者達はギルド裏にある簡易円形闘技場に大集結。
密の極みとばかりにぎゅうぎゅう詰めに観客席に座った彼・彼女らは謎の男ローランを衆人環視しつつワクワクでリィナの登場を待つ。
「お待たせしました、ローラン様。本日はよろしくお願いいたします」
「ウォォォォゥ!!」
「来たぁぁぁぁ!!」
「まさかのガチ戦闘装束かよ!! 最高だぜ!!」
「リィナお姉さまぁぁぁん!!」
「きれぃぃぃ!!」
光を吸い取る黒染めのなめし革で作られた首から下を全て覆うピチピチ戦闘装束に身を包んだリィナは実戦用ではない木製とは言え両足と腰のナイフベルトに大小数本のナイフを装備。
(『鑑識の奇跡』)
正装の秘書ではなく黒衣の女戦士としてローランの前に現れたリィナの美しさすら感じる隙の無い殺気に溢れた佇まいにローランは静かに『鑑識の奇跡』を発動させる。
『リィナ・シャドウバイト
種族:人間
性別:女
体術戦士/暗殺者
推定戦闘能カレベル:48』
故郷と比べて魔力濃度が桁違いに低い人間界で戦闘能カレベルが落ちているのは明らかな事に加え、先刻収集した野次馬冒険者とは比較にならないそのレベル数値を知ったローラン。
普段の秘書官服ではお目にかかれないピチピチ衣装のナイスバディに目が釘付けの野次馬冒険者とは裏腹にその脅威度を推し量ったローランはすぐに木剣を構える。
「者共、しずまれぇい!!」
そんな簡易円形闘技場に降りて来た2メートル近くあるスキンヘッドの大男は大声で観客を黙らせつつリィナとローランを見やる。
「俺はギルド長より審判を任されたギルド試験官、 ドラムだ。これより2人にルールを説明する」
ドラム試験官は低い声で話し出す。
「双方共に相当以上の実力者であるが故に、今回はお互いに一番安全であろうスリーダウン形式で行う。お互いに相手のマウントを取り、3戦中2回先取した方を勝者とする物だが異議は無いな?」
「分かりました、 ドラム試験官」
「異議ありません」
「よしっ、ではこれより剣士ローランのギルド加入試験を執り行う!! 双方構えよ! !」
ローランは下ろしていた木剣を中段に構え、リィナは腰を低くしたまま木製ナイフを抜く。
「ビシィィッ!!」
次の瞬間、空気を切り裂くような音と共に一足跳びに距離を詰めたリィナ。
相手の実力が未知数であるが故にリィナは敵の機動力を低下させるべく初手で足を狙う。
「ぐぅっ!!」
その速度に対処しきれず、右足に蹴りを入れられたローランは顔を歪める。
隙あらば一本取ると決めていたリィナはすぐにしなやかな動きで足を絡めて転ばせ、剣を持った右手を後ろ手に取り押さえてマウントフイニッシュを決める。
「リィナ試験官代理、 1本!!」
「ひゅー!!リィナちゃん見事だぜぇ!!」
デスクワークでの数年のブランクを全く感じさせぬ華麗なまでの瞬殺っぷりに大歓声が上がる。
「者共、しずまれえい!! これより2戦目を始める、双方構えよ!!」
ドラム試験官の声に静まり返った簡易円形闘技場で2人は再び構える。
(なるほど、武術指導をいただいた猫科獣人族に近いモーションと戦法だが『神速』と呼ばれるだけはあるな。僕も『瞬足の奇跡』を使えば彼女の加速度を追い越すことなど一瞬で出来てしまうが……それでは彼女の面目丸つぶれだろうし、そのファンであろう観戦中の冒険者達からも嫌われてしまうだろう)
人間界での人間族との初手合わせ……一撃を喰らってみて相手はかなりの猛者だと分かったとは言え、殺らなくては殺られる巨大魔物とは勝手が違う普通の人間。魔界の聖魔王子としての力を隠しつつ実力を証明し、冒険者ギルドのアイドルたるリィナさんを立てるようなみっともなくない勝ち方をローランは模索する。
「ローランさん、あなた今の……わざと食らいましたね?」
「えっ、なんのことですか?」
「先ほど、貴方の視線は明らかに私の動きを把握追跡出来ていましたよ? その上……弁慶の泣き所を狙った蹴りも認識しながらあえて上に交わそうとしませんでしたね?」
(おいおい、そうなのか?)
(リィナちゃん、何を言いだしてるんだ?)
リィナの指摘にぎわつく観客席。
「失礼ながらもしローランさんが『滅びし王国の平野』に巣くう巨大魔物を倒した半魔族だと言うのなら魔力による肉体強化や固有能力の1つや2つはお持ちのはずです……それを見せてもらえませんか? でないと私がこんな恥ずかしい恰好をして衆人環視の中試験官代理を引き受けた意味がありません」
(あの装備が恥ずかしいって自覚あったんだ……)
観客席の冒険者達はクール美女・リィナの意外な一面に胸がトゥクゥンとする。
「それは極力隠しておきたかったのですが、もうばらされてしまってはしょうがないですね…… リィナさん、恨まないでくださいよ」
ローランは木剣で突きの構えを取る。
『神速の奇跡』
【第11話に続く】
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