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【ミキちゃんちのインキュバス2!(第95話)】「ミキちゃん&黒猫アランのミッション・ニャンポッシブル!! 決死のナベシマ大作成(後編)」
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K県Y市近郊の閑静な住宅街にある守屋司法書士事務所、戸建て内居住部。
「それでね、ナベシマ……」
「ぶにゃお、ぶにゃにゃ(そうかそうか、あっ、そこ……たまらんのう)」
淫魔黒猫のアランとの楽しい昼餉を終え、守屋家のカースト頂点として歓迎のグルーミングをしてやろうとしたものの、ジャストタイミングで抱き上げられてしまった女帝ナベシマ。
何故かニンゲン昼食後にハイレグ気味な競泳水着に着替えていたミキちゃんは足元をちょこちょこ歩き回る黒猫アランに気を付けつつ、魔力母性フエロモン&快楽マッサージで半液体化してしまったナベシマを仰向け抱っこしたまま実家内を歩き回る。
「だからね、私……」
「ぶにゃお、にゃお……にゃ?(そうか、そうか……ん?)」
ナベシマを抱えたまま白いツルツルした壁の部屋に入り、後ろ手で障子戸を閉めるミキちゃん。
それとほぼ同時にナベシマの鼻を刺激する嫌な臭いと水の気配……。
「ぶにゃあああああ!? しゃああああ!!」
ここは問答無用で自分の全身に水をかけてびしょ濡れにして不快な臭いを全身に塗り込んだ上に再度水責め。
とどめに下男と下女&鼻たれ小僧に長時間全身を押さえつけられブォブォ鳴きながら熱い風を浴びせられる拷問部屋だ。
それに気づいてしまったナベシマはすぐにミキちゃんの腕を抜け出し、全身の毛を逆立てて部屋の角で威嚇する。
「ナベシマ、大丈夫よ……椅麗にしてあげるだけだから、ねっ。お水はお友達だよ?」
お父さんとお母さんにお風呂が大っ嫌いなナベシマをシャンプー出来ないかと相談され、キアラちゃんの魔力ツボマッサージで一時的に怪人マタタビ女にしてもらったとは言え流石に気づかれたか。
制御不能な猛獣と化したナベシマを前に腕も足もノーガードな素肌丸出しのピチピチ競泳水着姿のミキちゃんは困ってしまう。
「あらあん、まんまあ? みゃあお、みゃおん?」
そんな中、ミキちゃんの足に顔をすりつけて甘え鳴きながら何かを訴え始める黒猫アラン。
「……あら、アラン君もキレイキレイしたいの?」
「あらあん!!」
明確な意思表示と共に立ち上がったアランは片膝立ちで座る水着ミキちゃんの生足に白い手を乗せておねだり鳴きし始める。
「……しょうがないわねえ、じゃあ今日はアランちゃんを締麗にしましょうね。
はい、シャワシャワですよお」
「あらあああん……」
自主的にイカ耳状態になり、オッドアイをしっかり閉じた状態で生ぬるいシャワーを全身にかけてもらい、気持ちよさそうに目を細めるアラン。
「次は猫シャンプーですよ、アランちゃん。お目めは閉じてまちゅか?」
「みゃお!!」
そのまま床に座って足を閉じ、そこにアランを乗せたミキちゃんは猫シャンプーを手に取り泡立ててからアランの体や四肢をもみ洗い開始。
「ぶにや……」
濡れてぺしゃんこになった毛のせいでオッドアイ以外が全く別の生き物と化しているアランをじっと見つめるナベシマ。
だがミキちゃんのゴッドハンド(※猫限定)で全身を泡マッサージしてもらう気持ちよさそうな表情に幾ばくかの嫉妬を覚え始める。
「はい、じゃあ流しますよ……しゃわわわわあ」
「あらあああん」
すっかりリラックスした表情でミキちゃんの足の間に収まり、へそ天ポーズを取るアラン。
目をしっかりと閉じてイカ耳にして水ガード態勢にはいっているのを確かめたミキちゃんはぬるま湯シャワーでアランの全身を流し始める。
「はい、よく出来ましたねアランちゃん。あったかいお包みですよ……」
「にゃああああん……」
濡れアランを足から一度下ろして風呂場の物干しに準備しておいたふわふわのバスタオルを取ったミキちゃん。
足の上に広げたそれ上に抱き上げたアランを仰向けに下ろしたミキちゃんは優しく包み、濡れた体を温める。
「はい、じゃあアランちゃんは……」
「ぶにゃ、ぶにやお」
お風呂場の外でスタンバイしていた美佐子さんにお包みアランを渡すミキちゃん。
その後ろから鳴きかけるのは神妙な面持ちのナベシマだ。
「あら、どうしたの? ナベシマもシャンプーしてもらいたいのかしら?」
「……ぶにゃん」
お風呂の濡れた床に前足を揃えて座ったまま、少し怯えながらもYESと答える水嫌いなナベシマ。
「あらあら、じゃあシャワシャワしますからねぇ……お耳ごめんね」
「ぶにゃ」
先刻のアランのように自主的に耳をペタンとイカ耳にして目を閉じるナベシマ。
その行動に攻撃意思および反撃・抵抗意思がない事を察したミキちゃんはシャワーヘッドをそっと頭上に掲げる……
「アラン君。はい、どうぞ!!
「あらぁん!! あらぁん!!」
「ナベシマもごほうびのちゅるちゅるですよ!!」
「ぶにゃぉ、にゃおん」
猫たちのお気に入りな守屋家、畳の間。
パパさんが事前に用意しておいたバスタオル上に寝そべり、体に風よけバスタオルを乗せてもらった生乾きのアランとナベシマは競泳水着ミキちゃんと美佐子ママが差し出す猫おやつをペロペロと上機嫌で舐める。
(アランは人間の姿の時、ミキと会話できるんだろ?)
(はい、もちろんです!!)
ちゅるちゅるタイムを楽しみつつテレパシーで会話する2匹の猫。
(じゃあ今度帰ったら伝えておいとくれ!! あたしゃ水が大嫌いだがミキのシャワシャワならいつでもOKさってね!!)
(……わかりました、ナベシマさん!!)
今回は安全のため猫に化けたキアラと姉さんには来てもらわなかったが2人によい結果報告はできそうだ。
アランは安堵しつつミキちゃんが差し出すちゅるちゅるを味わうのであった。
【FIN】
「それでね、ナベシマ……」
「ぶにゃお、ぶにゃにゃ(そうかそうか、あっ、そこ……たまらんのう)」
淫魔黒猫のアランとの楽しい昼餉を終え、守屋家のカースト頂点として歓迎のグルーミングをしてやろうとしたものの、ジャストタイミングで抱き上げられてしまった女帝ナベシマ。
何故かニンゲン昼食後にハイレグ気味な競泳水着に着替えていたミキちゃんは足元をちょこちょこ歩き回る黒猫アランに気を付けつつ、魔力母性フエロモン&快楽マッサージで半液体化してしまったナベシマを仰向け抱っこしたまま実家内を歩き回る。
「だからね、私……」
「ぶにゃお、にゃお……にゃ?(そうか、そうか……ん?)」
ナベシマを抱えたまま白いツルツルした壁の部屋に入り、後ろ手で障子戸を閉めるミキちゃん。
それとほぼ同時にナベシマの鼻を刺激する嫌な臭いと水の気配……。
「ぶにゃあああああ!? しゃああああ!!」
ここは問答無用で自分の全身に水をかけてびしょ濡れにして不快な臭いを全身に塗り込んだ上に再度水責め。
とどめに下男と下女&鼻たれ小僧に長時間全身を押さえつけられブォブォ鳴きながら熱い風を浴びせられる拷問部屋だ。
それに気づいてしまったナベシマはすぐにミキちゃんの腕を抜け出し、全身の毛を逆立てて部屋の角で威嚇する。
「ナベシマ、大丈夫よ……椅麗にしてあげるだけだから、ねっ。お水はお友達だよ?」
お父さんとお母さんにお風呂が大っ嫌いなナベシマをシャンプー出来ないかと相談され、キアラちゃんの魔力ツボマッサージで一時的に怪人マタタビ女にしてもらったとは言え流石に気づかれたか。
制御不能な猛獣と化したナベシマを前に腕も足もノーガードな素肌丸出しのピチピチ競泳水着姿のミキちゃんは困ってしまう。
「あらあん、まんまあ? みゃあお、みゃおん?」
そんな中、ミキちゃんの足に顔をすりつけて甘え鳴きながら何かを訴え始める黒猫アラン。
「……あら、アラン君もキレイキレイしたいの?」
「あらあん!!」
明確な意思表示と共に立ち上がったアランは片膝立ちで座る水着ミキちゃんの生足に白い手を乗せておねだり鳴きし始める。
「……しょうがないわねえ、じゃあ今日はアランちゃんを締麗にしましょうね。
はい、シャワシャワですよお」
「あらあああん……」
自主的にイカ耳状態になり、オッドアイをしっかり閉じた状態で生ぬるいシャワーを全身にかけてもらい、気持ちよさそうに目を細めるアラン。
「次は猫シャンプーですよ、アランちゃん。お目めは閉じてまちゅか?」
「みゃお!!」
そのまま床に座って足を閉じ、そこにアランを乗せたミキちゃんは猫シャンプーを手に取り泡立ててからアランの体や四肢をもみ洗い開始。
「ぶにや……」
濡れてぺしゃんこになった毛のせいでオッドアイ以外が全く別の生き物と化しているアランをじっと見つめるナベシマ。
だがミキちゃんのゴッドハンド(※猫限定)で全身を泡マッサージしてもらう気持ちよさそうな表情に幾ばくかの嫉妬を覚え始める。
「はい、じゃあ流しますよ……しゃわわわわあ」
「あらあああん」
すっかりリラックスした表情でミキちゃんの足の間に収まり、へそ天ポーズを取るアラン。
目をしっかりと閉じてイカ耳にして水ガード態勢にはいっているのを確かめたミキちゃんはぬるま湯シャワーでアランの全身を流し始める。
「はい、よく出来ましたねアランちゃん。あったかいお包みですよ……」
「にゃああああん……」
濡れアランを足から一度下ろして風呂場の物干しに準備しておいたふわふわのバスタオルを取ったミキちゃん。
足の上に広げたそれ上に抱き上げたアランを仰向けに下ろしたミキちゃんは優しく包み、濡れた体を温める。
「はい、じゃあアランちゃんは……」
「ぶにゃ、ぶにやお」
お風呂場の外でスタンバイしていた美佐子さんにお包みアランを渡すミキちゃん。
その後ろから鳴きかけるのは神妙な面持ちのナベシマだ。
「あら、どうしたの? ナベシマもシャンプーしてもらいたいのかしら?」
「……ぶにゃん」
お風呂の濡れた床に前足を揃えて座ったまま、少し怯えながらもYESと答える水嫌いなナベシマ。
「あらあら、じゃあシャワシャワしますからねぇ……お耳ごめんね」
「ぶにゃ」
先刻のアランのように自主的に耳をペタンとイカ耳にして目を閉じるナベシマ。
その行動に攻撃意思および反撃・抵抗意思がない事を察したミキちゃんはシャワーヘッドをそっと頭上に掲げる……
「アラン君。はい、どうぞ!!
「あらぁん!! あらぁん!!」
「ナベシマもごほうびのちゅるちゅるですよ!!」
「ぶにゃぉ、にゃおん」
猫たちのお気に入りな守屋家、畳の間。
パパさんが事前に用意しておいたバスタオル上に寝そべり、体に風よけバスタオルを乗せてもらった生乾きのアランとナベシマは競泳水着ミキちゃんと美佐子ママが差し出す猫おやつをペロペロと上機嫌で舐める。
(アランは人間の姿の時、ミキと会話できるんだろ?)
(はい、もちろんです!!)
ちゅるちゅるタイムを楽しみつつテレパシーで会話する2匹の猫。
(じゃあ今度帰ったら伝えておいとくれ!! あたしゃ水が大嫌いだがミキのシャワシャワならいつでもOKさってね!!)
(……わかりました、ナベシマさん!!)
今回は安全のため猫に化けたキアラと姉さんには来てもらわなかったが2人によい結果報告はできそうだ。
アランは安堵しつつミキちゃんが差し出すちゅるちゅるを味わうのであった。
【FIN】
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