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【ミキちゃんちのインキュバス2!(第67話)】「恋はチョコレートのように!? ミキちゃんのバレンタイン・チョコフォンデュ・パーティー!!」
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都内S区某所にあるマンション408号室、18:50分頃。
「アランさん、このカードは6ですか? 9ですか?」
そこに集まってちゃぶ台を囲みUNOに興じるのは茶摘、アラン、老魔界刑事ラビオ&相棒の烏魔、神狐族のギンコさん、ウーパーミール配送員のおじさんに擬態した死神リッパー族・割木鎌雄と言う6人の男達だ。
「これはここに棒があるから6ですね」
アランは初めて遊ぶハイカラなゲームを前に緊張気味な神狐族の青年・ギンコのカードを確認しつつ答える。
「ううん……じゃあパスです」
「よっしやあ!! 9の3枚出しキター!! 俺ウノじゃん、やりぃ!!」
「色チェンジはお許しください、魔界刑事さん!!」
あと10分のラストゲームだからこそかUNOで盛り上がる男達。
そんな中、各々のスマホがビービー鳴る。
「キアラからチャットだ……『お待たせしましたわ、どうぞ508号室にいらしてください!!』だってさ」
「僕はミキさんからです『アラン君、待たせてごめんね。上がって来ていいわよ ミキ』」
「私はイザベラさんからです『ダーリンリカモン』」
「私は妻からですね『鎌雄さん、準備出来ましたからどうぞ』」
「ワシと烏魔は守屋殿からじゃ、皆と同じくもう来て良いとの事じゃな」
「ミキさんからのチャットメッセージ…… ミキさんからのチャットメッセージ、でへヘヘヘ」
「帰ってこんか、この馬鹿者!!」
守屋美紀・通称ミキちゃん&魔界・天界人レディー達による秘密の週末ホームパーティーに招待されていて、入場許可チャットアプリを読み合わせ確認した6人は508号室に向かう。
「茶摘さんに皆様、お待たせですわ!!」
「うおっ、これは……斬新じゃないか!!」
金髪をショートボブにしておでこに一角ヘアバンド、虎柄胸巻き&腰巻き&ニーソックスと言うセクシー鬼ガールで茶摘を出迎えるキアラ。
「そうか、この前の3日は春分の日……だからアンジェラお嬢さんのコスプレはそう言う事なんだな!!」
「ちがいましてよ、烏魔さん!! 今度の14日はバレンタインですのよ……おばばさんから頂いたミニチョコフォンデュでスイーツナイトですわ!!」
セクシー鬼ガールキアラは恥ずかしドヤ顔のまま固まってしまったチンピラ魔界刑事以外の5人をリビングヘご案内。
ちゃぶ台中央に置かれてとうとうとチョコレートを噴き上げ続けるミニチョコフォンデュ機器と一ロサイズに切って串に刺されたバナナやキウイ、オレンジと言った果物やキューブ食パンにマシュマロ。
そしてお揃いの鬼角ヘアバンドでそれを囲む美グラマーお姉さまのミキちゃん、サキュバスクイーンのイザベラお姉さま、美スレンダーボディでさらさら銀髪ロングヘアな戦乙女・割木乙女さん。
(おそらく自主的コスプレな鬼っ娘キアラに合わせて)春分の日と一部ちゃんぼんなのはさておき、甘いチョコレートの香りと見目麗しき美女達……夢か現かハーレムかと疑わぎるをえないような非現実的な光景に6人は思わず昇天しかけるが、各々の席に着く。
それからしばらくして……
「はい、ギンコさん。あーん」
チョコフォンデュバナナを隣のギンコさんに差し出すイザベラさん。
「ありがとう、イザベラさん。 美味しい……じゃあ僕も、はいっ!!」
「ありがとう、ギンコさん!! あむあむ……美味しいわ!!」
ギンコさんから返されたチョコフォンデュバナナをほおばり恍惚の笑みを浮かべるイザベラさん。
「私もどうぞですわ、茶摘さん!!」
「あっ、ありがとう……うん、美味しいね。じゃあキアラはどれがいい?」
「私はパンがいいですわ!!」
自身のために茶摘がチョコに浸すパンをわくわくの目で見るキアラ。
(イザベラさんとギンコさんはとにかく茶摘君まで……私はどうすればいいのかしら?)
宴もたけなわとなり、恋のイベントらしく(?)各々のパートナーとの食べさせっこが始まってしまうチョコフォンデュパーティー。
そんな中でマシュマロ串を持ってしまったミキちゃんは隣のアランに目をやる。
「アランくんも……欲しい?」
「はいっ!!」
同じくマシュマロ串を持ってわくわくの笑顔を見せるアラン。
「そうよね、うふふ……!!」
アランのはじけんばかりの笑顔に癒されたミキちゃんは食べさせっこ用のマシュマロをチョコに浸すのであった。
【FIN】
「アランさん、このカードは6ですか? 9ですか?」
そこに集まってちゃぶ台を囲みUNOに興じるのは茶摘、アラン、老魔界刑事ラビオ&相棒の烏魔、神狐族のギンコさん、ウーパーミール配送員のおじさんに擬態した死神リッパー族・割木鎌雄と言う6人の男達だ。
「これはここに棒があるから6ですね」
アランは初めて遊ぶハイカラなゲームを前に緊張気味な神狐族の青年・ギンコのカードを確認しつつ答える。
「ううん……じゃあパスです」
「よっしやあ!! 9の3枚出しキター!! 俺ウノじゃん、やりぃ!!」
「色チェンジはお許しください、魔界刑事さん!!」
あと10分のラストゲームだからこそかUNOで盛り上がる男達。
そんな中、各々のスマホがビービー鳴る。
「キアラからチャットだ……『お待たせしましたわ、どうぞ508号室にいらしてください!!』だってさ」
「僕はミキさんからです『アラン君、待たせてごめんね。上がって来ていいわよ ミキ』」
「私はイザベラさんからです『ダーリンリカモン』」
「私は妻からですね『鎌雄さん、準備出来ましたからどうぞ』」
「ワシと烏魔は守屋殿からじゃ、皆と同じくもう来て良いとの事じゃな」
「ミキさんからのチャットメッセージ…… ミキさんからのチャットメッセージ、でへヘヘヘ」
「帰ってこんか、この馬鹿者!!」
守屋美紀・通称ミキちゃん&魔界・天界人レディー達による秘密の週末ホームパーティーに招待されていて、入場許可チャットアプリを読み合わせ確認した6人は508号室に向かう。
「茶摘さんに皆様、お待たせですわ!!」
「うおっ、これは……斬新じゃないか!!」
金髪をショートボブにしておでこに一角ヘアバンド、虎柄胸巻き&腰巻き&ニーソックスと言うセクシー鬼ガールで茶摘を出迎えるキアラ。
「そうか、この前の3日は春分の日……だからアンジェラお嬢さんのコスプレはそう言う事なんだな!!」
「ちがいましてよ、烏魔さん!! 今度の14日はバレンタインですのよ……おばばさんから頂いたミニチョコフォンデュでスイーツナイトですわ!!」
セクシー鬼ガールキアラは恥ずかしドヤ顔のまま固まってしまったチンピラ魔界刑事以外の5人をリビングヘご案内。
ちゃぶ台中央に置かれてとうとうとチョコレートを噴き上げ続けるミニチョコフォンデュ機器と一ロサイズに切って串に刺されたバナナやキウイ、オレンジと言った果物やキューブ食パンにマシュマロ。
そしてお揃いの鬼角ヘアバンドでそれを囲む美グラマーお姉さまのミキちゃん、サキュバスクイーンのイザベラお姉さま、美スレンダーボディでさらさら銀髪ロングヘアな戦乙女・割木乙女さん。
(おそらく自主的コスプレな鬼っ娘キアラに合わせて)春分の日と一部ちゃんぼんなのはさておき、甘いチョコレートの香りと見目麗しき美女達……夢か現かハーレムかと疑わぎるをえないような非現実的な光景に6人は思わず昇天しかけるが、各々の席に着く。
それからしばらくして……
「はい、ギンコさん。あーん」
チョコフォンデュバナナを隣のギンコさんに差し出すイザベラさん。
「ありがとう、イザベラさん。 美味しい……じゃあ僕も、はいっ!!」
「ありがとう、ギンコさん!! あむあむ……美味しいわ!!」
ギンコさんから返されたチョコフォンデュバナナをほおばり恍惚の笑みを浮かべるイザベラさん。
「私もどうぞですわ、茶摘さん!!」
「あっ、ありがとう……うん、美味しいね。じゃあキアラはどれがいい?」
「私はパンがいいですわ!!」
自身のために茶摘がチョコに浸すパンをわくわくの目で見るキアラ。
(イザベラさんとギンコさんはとにかく茶摘君まで……私はどうすればいいのかしら?)
宴もたけなわとなり、恋のイベントらしく(?)各々のパートナーとの食べさせっこが始まってしまうチョコフォンデュパーティー。
そんな中でマシュマロ串を持ってしまったミキちゃんは隣のアランに目をやる。
「アランくんも……欲しい?」
「はいっ!!」
同じくマシュマロ串を持ってわくわくの笑顔を見せるアラン。
「そうよね、うふふ……!!」
アランのはじけんばかりの笑顔に癒されたミキちゃんは食べさせっこ用のマシュマロをチョコに浸すのであった。
【FIN】
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