11 / 31
リラは俺の嫁
しおりを挟む
砦じゅうを巡ったハイネスがやっとリラを見つけた時には、既に手遅れだった。
リラはお茶の入ったワゴンを押して、応接室の扉を開けたところだった。
突然お客様が来たらしいと聞いたので、リラはメイドとしてお茶を出さねばと思ったのだ。お茶出しはメイドの使命だ。というかここの騎士も兵士もティーカップの存在を知らないだろう。お客様にお茶を出すときはカップにソーサー、ティースプーンにミルク、オプションが沢山あるのだ。だいたいリラ以外の淹れたお茶はクソ不味い。皆がお茶でなく井戸水を直飲みしていたのは、水が好きだからではなく、お茶が不味いからなのだ。わざわざ手間をかけて不味い水にするくらいならそのままの水を飲めば良い。真理である。
お茶菓子は予備にいつも隠し持っているクッキーがある。どこに隠しているかはリラしか知らない。これはうっかり居残りさせられたり何かで、週に一度のお楽しみのお菓子を食べ損ねた領兵に渡すための予備だ。食いっぱぐれたらこの世の終わりみたいな嘆きをするので、必ず用意している。大人の男がクッキーひとつでぐずる姿は見ていられない。
そんなわけで応接室に踏み込んだリラは、こちらを向いて青い顔をしている領主の細かいハンドサインがわからず、楚々としてお茶の支度をはじめた。
客人はメイドに構わず会話をしている。身分の高い人なのだろう、護衛が四人もついてソファの後ろに立っている。聞いたことがある声だな、とはちょっと思ったが、茶葉がちゃんと開く時間を測るほうがリラには重要だった。蒸らし時間を測り終えて、お茶を綺麗に磨いたティーカップに注ぐと、お茶のいい香りが漂った。ゴールデンリング。合格だ。満足のいく出来である。
「……ですから、こちらは国境を侵すつもりはないのです。探し人を見つけ次第、すみやかに撤収することを誓いましょう」
「この数ヶ月、幾度となく境界を越えてきた貴国の言葉とは思えませんが」
今日の領主はすこぶる機嫌が悪いなあと背中で声を聞きながらリラは思った。声の低さはリラが聞いたこともないほどだ。多分眉間の皺も山脈級だろう。相手のお客様はよくチビらずに話をしている。もしかして勇者かもしれない。
勇者はどんな顔をしているのか。
興味本位でお茶を出しながら、ほんの少しだけ客の顔を覗き見た。つもりだった。何故か最接近したタイミングでメガネ越しに目が合ってしまった。
「リヴィアディラ!」
かつてリラがそう呼ばれていたこともあったと思い出したのは、配膳を終えてワゴンを片付けて退室しようとした時だった。素で勇者の声かけを無視していたことになる。仕方なかった。ずっとリラと呼ばれていて、今更そんな名前が自分のことだと本気で忘れていたのだ。
やっと自分の名を呼ばれたのかと気がついたリラは、退室寸前で勇者に向き直って小首を傾げる。
「どちら様でしょうか?」
リラの顔をみて口をぱくぱくさせているのはかつてリラを追放した王家の第二王子、クリオスフィート殿下。金色の髪と緑の瞳が相変わらずキラキラしている。だがリラはいくら勇者が王子でキラキラしていようが、かつて濡れ衣を着せられたことを許したわけではない。だいたいリラはここではメイドである。主を差し置いて急に声をかけるなど領主に対して無礼ではないか。そういえば後ろに立っている護衛は近衛だ。被服部屋にいたときに袖の刺繍をしたことがある。襟もやった。肩賞も。そして国境でリラを斬って川に落としたのも。顔は覚えていないが。興味がなかったので。
クリオスフィート第二王子は立ち上がると、リラの方につかつかと歩み寄ってその腕を掴んだ。
「生きて……おまえは……」
怒りというか憎しみというか、至近距離でたちの悪い感情を浴びせられて、掴まれたリラの腕がびくりと跳ねる。容赦なく掴まれた腕はギリギリと痛んだ。キラキラが台無しである。王子からキラキラを抜いたらただの勇者だ。
「彼女に触れないでいただこうか」
地の底から響く低音とともに領主がリラとクリオスフィート王子の間に割り入った。目の前に岩の壁が生えたようだ。視界が一気に暗くなる。
流石の勇者も、リラから手を離した。
ひんやりとした冷気を放つような威圧感。なのにリラは何故か安堵していた。
「貴殿はご存知ないかも知れないが、これは私が探していた女です! 罪人は裁かなくてはならない。こちらに渡してもらおう」
クリオスフィート王子の怒声などケインのそれに比べれば子犬の戯れ声でしかない。
「人違いでしょう」
可聴領域ギリギリの低音で、唸るように領主が言う。
「彼女は私の妻です」
冷たかった部屋の空気が、ぱっと凍ったようだった。
間抜けな声を出さなかったリラを誰か褒めるべきだと思う。扉の向こうで踏み込むタイミングをはかっていたハイネスは、声を出さずに爆笑していた。
そろそろと薄氷を踏み抜かぬように、出来るだけ気配を消してリラは扉を開けて退室した。
扉の側でハイネスがこっそりと、あとは任せてと片目を瞑り、リラの背を押した。目尻には笑いすぎて涙が滲んでいた。
第二王子一行を押し返したあとの砦は、領主の結婚祝いの歓喜で覆われた。
リラはお茶の入ったワゴンを押して、応接室の扉を開けたところだった。
突然お客様が来たらしいと聞いたので、リラはメイドとしてお茶を出さねばと思ったのだ。お茶出しはメイドの使命だ。というかここの騎士も兵士もティーカップの存在を知らないだろう。お客様にお茶を出すときはカップにソーサー、ティースプーンにミルク、オプションが沢山あるのだ。だいたいリラ以外の淹れたお茶はクソ不味い。皆がお茶でなく井戸水を直飲みしていたのは、水が好きだからではなく、お茶が不味いからなのだ。わざわざ手間をかけて不味い水にするくらいならそのままの水を飲めば良い。真理である。
お茶菓子は予備にいつも隠し持っているクッキーがある。どこに隠しているかはリラしか知らない。これはうっかり居残りさせられたり何かで、週に一度のお楽しみのお菓子を食べ損ねた領兵に渡すための予備だ。食いっぱぐれたらこの世の終わりみたいな嘆きをするので、必ず用意している。大人の男がクッキーひとつでぐずる姿は見ていられない。
そんなわけで応接室に踏み込んだリラは、こちらを向いて青い顔をしている領主の細かいハンドサインがわからず、楚々としてお茶の支度をはじめた。
客人はメイドに構わず会話をしている。身分の高い人なのだろう、護衛が四人もついてソファの後ろに立っている。聞いたことがある声だな、とはちょっと思ったが、茶葉がちゃんと開く時間を測るほうがリラには重要だった。蒸らし時間を測り終えて、お茶を綺麗に磨いたティーカップに注ぐと、お茶のいい香りが漂った。ゴールデンリング。合格だ。満足のいく出来である。
「……ですから、こちらは国境を侵すつもりはないのです。探し人を見つけ次第、すみやかに撤収することを誓いましょう」
「この数ヶ月、幾度となく境界を越えてきた貴国の言葉とは思えませんが」
今日の領主はすこぶる機嫌が悪いなあと背中で声を聞きながらリラは思った。声の低さはリラが聞いたこともないほどだ。多分眉間の皺も山脈級だろう。相手のお客様はよくチビらずに話をしている。もしかして勇者かもしれない。
勇者はどんな顔をしているのか。
興味本位でお茶を出しながら、ほんの少しだけ客の顔を覗き見た。つもりだった。何故か最接近したタイミングでメガネ越しに目が合ってしまった。
「リヴィアディラ!」
かつてリラがそう呼ばれていたこともあったと思い出したのは、配膳を終えてワゴンを片付けて退室しようとした時だった。素で勇者の声かけを無視していたことになる。仕方なかった。ずっとリラと呼ばれていて、今更そんな名前が自分のことだと本気で忘れていたのだ。
やっと自分の名を呼ばれたのかと気がついたリラは、退室寸前で勇者に向き直って小首を傾げる。
「どちら様でしょうか?」
リラの顔をみて口をぱくぱくさせているのはかつてリラを追放した王家の第二王子、クリオスフィート殿下。金色の髪と緑の瞳が相変わらずキラキラしている。だがリラはいくら勇者が王子でキラキラしていようが、かつて濡れ衣を着せられたことを許したわけではない。だいたいリラはここではメイドである。主を差し置いて急に声をかけるなど領主に対して無礼ではないか。そういえば後ろに立っている護衛は近衛だ。被服部屋にいたときに袖の刺繍をしたことがある。襟もやった。肩賞も。そして国境でリラを斬って川に落としたのも。顔は覚えていないが。興味がなかったので。
クリオスフィート第二王子は立ち上がると、リラの方につかつかと歩み寄ってその腕を掴んだ。
「生きて……おまえは……」
怒りというか憎しみというか、至近距離でたちの悪い感情を浴びせられて、掴まれたリラの腕がびくりと跳ねる。容赦なく掴まれた腕はギリギリと痛んだ。キラキラが台無しである。王子からキラキラを抜いたらただの勇者だ。
「彼女に触れないでいただこうか」
地の底から響く低音とともに領主がリラとクリオスフィート王子の間に割り入った。目の前に岩の壁が生えたようだ。視界が一気に暗くなる。
流石の勇者も、リラから手を離した。
ひんやりとした冷気を放つような威圧感。なのにリラは何故か安堵していた。
「貴殿はご存知ないかも知れないが、これは私が探していた女です! 罪人は裁かなくてはならない。こちらに渡してもらおう」
クリオスフィート王子の怒声などケインのそれに比べれば子犬の戯れ声でしかない。
「人違いでしょう」
可聴領域ギリギリの低音で、唸るように領主が言う。
「彼女は私の妻です」
冷たかった部屋の空気が、ぱっと凍ったようだった。
間抜けな声を出さなかったリラを誰か褒めるべきだと思う。扉の向こうで踏み込むタイミングをはかっていたハイネスは、声を出さずに爆笑していた。
そろそろと薄氷を踏み抜かぬように、出来るだけ気配を消してリラは扉を開けて退室した。
扉の側でハイネスがこっそりと、あとは任せてと片目を瞑り、リラの背を押した。目尻には笑いすぎて涙が滲んでいた。
第二王子一行を押し返したあとの砦は、領主の結婚祝いの歓喜で覆われた。
10
お気に入りに追加
230
あなたにおすすめの小説
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
呪いを受けて醜くなっても、婚約者は変わらず愛してくれました
しろねこ。
恋愛
婚約者が倒れた。
そんな連絡を受け、ティタンは急いで彼女の元へと向かう。
そこで見たのはあれほどまでに美しかった彼女の変わり果てた姿だ。
全身包帯で覆われ、顔も見えない。
所々見える皮膚は赤や黒といった色をしている。
「なぜこのようなことに…」
愛する人のこのような姿にティタンはただただ悲しむばかりだ。
同名キャラで複数の話を書いています。
作品により立場や地位、性格が多少変わっていますので、アナザーワールド的に読んで頂ければありがたいです。
この作品は少し古く、設定がまだ凝り固まって無い頃のものです。
皆ちょっと性格違いますが、これもこれでいいかなと載せてみます。
短めの話なのですが、重めな愛です。
お楽しみいただければと思います。
小説家になろうさん、カクヨムさんでもアップしてます!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
美形王子様が私を離してくれません!?虐げられた伯爵令嬢が前世の知識を使ってみんなを幸せにしようとしたら、溺愛の沼に嵌りました
葵 遥菜
恋愛
道端で急に前世を思い出した私はアイリーン・グレン。
前世は両親を亡くして児童養護施設で育った。だから、今世はたとえ伯爵家の本邸から距離のある「離れ」に住んでいても、両親が揃っていて、綺麗なお姉様もいてとっても幸せ!
だけど……そのぬりかべ、もとい厚化粧はなんですか? せっかくの美貌が台無しです。前世美容部員の名にかけて、そのぬりかべ、破壊させていただきます!
「女の子たちが幸せに笑ってくれるのが私の一番の幸せなの!」
ーーすると、家族が円満になっちゃった!? 美形王子様が迫ってきた!?
私はただ、この世界のすべての女性を幸せにしたかっただけなのにーー!
※約六万字で完結するので、長編というより中編です。
※他サイトにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる